夜盲症のための「夢の眼鏡」HOYA MW10 HiKARI


すでにご存知の方も多いと思いますが、私(野村謙介)は生まれつきの目の病気「網膜色素変性症」という進行性で治療法のない病気の患者です。
中途失明者の中で2番目に多いのがこの病気です。
「夜盲」という暗いところでものを見ることができない症状と、「視野狭窄」という視野が欠けていく症状が進行します。
IPS細胞や遺伝子治療で世界中の眼科医が治療方法を研究し続けていますが、治療の開始はおそらく10年以上先になります。その間に多くの患者が失明します。
夜盲に苦しむ私たちの為に眼鏡メーカー「HOYA」が何年もの歳月と様々な臨床を繰り替えしてできた「デバイス」がこのMW10です。商品名は「HiKARI」まさに光です。開発の初期からメーカーの方に患者として意見を求められ、機械好きな私が言えるいろいろなお願いも聴いてもらって完成しました。
皆さんの周りであまり見かけない、聞いたことのない病名かも知れませんが、世界に150万人以上、日本だけで3万人(実際には5万人以上いると言われています)の患者がいるのをこの機会に知っていただければ嬉しく思います。
11月1日に全国での販売がスタートし、メディアにも公開されました。
その動画が上の映像です。
スタートから5分50秒辺りから私のリサイタル時の演奏風景と、コメントがありますので、ぜひご覧になって、多くの方にこの「夢の眼鏡」の完成と病気のことをお知らせ頂けることを願っています。

第23回小さな音楽会を終えて


生徒さんによる演奏は「人に聴かせるため」のものではなく、自分の練習を振り返り課題を見つけるためのものです。いってみれば「自分のための教材つくり」です。今回も、多くの生徒さんが日頃の成果を発表しました。
今回はその記録の方法にこだわり、演奏者が聞いている音と客席で聞こえる音を同時に録音し、それを映像に合成しました。
より鮮明に録音することで「演奏の荒」が浮き彫りになりますが、CDなどと違い、ましてや先ほど書いたように「人に聞かせるためではなく自分の教材」として小さな音、繊細な音色をCDの音質で記録しました。
記念品でもありますが、むしろ「復習の材料」なのでぜひ聞き返してみてください。
アップした動画は画質も圧縮したものですし音も悪いのですが、BD(一人分・兄弟の分ならDVDで)はハイビジョン(HD)とPCM(CD音質)で記録されています。
多くのことを自分の演奏を何回も見返すことで見つけてください。
「誰がうまい」と比較しても全く無意味です。みんな環境や条件が違うのです。
自分の演奏の良い面があります。課題もあります。
それを見つけることが何よりも大切なことなのです。
ぜひお申し込みください。

発表会伴奏合わせ日程

第23回小さな音楽会の伴奏(ピアノ)との合わせ(リハーサル)は以下の日程で駅前教室で実施します。
おくむら すみこ 野平 1/14 日 10:00
すずき まり 野平 1/14 日 10:00
おぶき なお 野平 1/14 日 10:30
おぶき なな 兒玉 1/14 日 10:30
たかはし あゆと 兒玉 1/14 日 11:00
たかはし そうた 浩子 1/14 日 11:00
たけだ そら 野平 1/14 日 11:30
みそお ゆうと 野平 1/14 日 11:30
かさむら たくや 兒玉 1/14 日 12:00
きじま よりこ 野平 1/14 日 12:30
かない あやね 野平 1/14 日 12:30
まちなか みさき 兒玉 1/14 日 13:00
おぎた きょうこ 兒玉 1/14 日 13:00
ひぐち ひろと 浩子 1/14 日 13:30
いぬかい ゆかり 兒玉 1/14 日 13:30
いまむら はるか 兒玉 1/14 日 14:00
いまむら ほのか 兒玉 1/14 日 14:00
おおざわ とおる 浩子 1/14 日 15:30
くどう みお 浩子 1/14 日 19:00
おかだ あゆな 浩子 1/20 土 13:00
すずき はるひ 浩子 1/20 土 13:00
すずき りさ 浩子 1/20 土 13:30


各自お間違いの内容に、お越しください。

発表会の記録

10月21日に実施する教室の発表会。
今回も多くの生徒さんが積極的に演奏を発表します。
アマチュアの演奏をお互いに聞きあうことが目的です。
なによりも、自分がステージで演奏する緊張感と達成感を楽しんでもらいたいと願っています。
失敗することを恐れていては楽しむことはできません。
失敗しないように練習することが、悔いを残さない演奏のための唯一の方法です。
演奏後、自分の演奏を冷静に見返すことも大切な上達方法です。
「失敗したから聞きたく(観たく)ない」という気持ちはよくわかりますが、
冷静に見返してみると、思ったよりもいい音が出せていたり、
普段うまく弾けなかったところが「お!弾けてる!」と思わず拍手したくなることもあります。

私(謙介)の師匠門下生の発表会で、師匠のこだわり「録音」がありました。
銀座ヤマハホール。師匠が録音機材をお持ちになります。
生徒一人一人に渡すためのカセットテープと、保存用のマスター録音カセット。
マイクは「ショップス」という超マニアックなステレオペアマイク。
リハーサルはマイクの微妙な高さと向きを決めるための「録音リハーサル」でした。
当時「そこまでこらなくても」と思ったのは正直な気持ちでした。
40年以上たって、今聞き返すと、師匠のこだわりの意味が伝わってきました。
「音だけ録音すればよい」のなら、スマホで十分です。
今回、ハイビジョンビデオにより「演奏者の耳で聞いた音に近い音」で録音してみます。
昔と違い、デジタルでの録音が主流なので、マイク選びも難しくなりました。
師匠の発表会で一緒に録音していたプロのレコーディング技師の方にも相談しました。
必要な機材も新たに調達し、みなさんの演奏を「精密に」録音します。
お楽しみに!

発表会「第23回小さな音楽会」の申し込み

久しぶりの投稿です。
練習の成果を舞台で演奏する「発表会」、今回で23回目になります。
10月21日(日)午後1時から、もみじホールで行われます。
申し込みの締め切りは9/30(日)です。
伴奏の先生との合わせは、10月14日(日)と10月20日(土)いずれも午前10時から午後2時までの間。場所は駅前教室になります。
みなさんのお申し込みをお待ちしています。
野村謙介

中高生の音楽部活動


この映像は2003年3月にみなとみらいホールで撮影しました。
1985年学校開設時から私が勤務し作り上げた150名の日本でも最大級のオーケストラの演奏会です。
週に一度だけの合奏。その他の日は各自の予定に合わせて自己責任で合奏までに練習。中学生の下校時間は5時30分。高校生でも6時。中高一貫の学校で、始めて楽器を手にした子供たちがその年に演奏会に出るための指導は、中2の生徒。中2は中3が教える。最終的に高校2年生が全体の責任を負います。
この映像は演奏会のアンコールとそれに弾き続く高校2年生の引退セレモニーの風景。さらにエンドロールが続きます。見ていて涙がこみあげてくるのは「演出」を超えた子供たちの素直な達成感です。それを追いかける後輩たちの涙も純粋なものです。技術レベルも「週に一度の合奏」でここまでできます。私には十分だと思います。コンクールに背中を向け、ひたすら「自分たちの演奏」をする子供たち。「歴史は守るもじゃない。全員で常に創るものだ」と教えてきました。それで十分だと思っています。
ブラック部活のように「必死に練習」するより、子供の素直な心に沿って練習することを切に願っています。

夏休みの練習

お子さんにとって待望の夏休み。
…のはずですが、今年は猛暑でそうもいかないようです。
学校のプール解放も中止。夏祭りも中止。外で遊びたくても熱中症が心配。
そんなわけで楽器の練習に時間を使って見ては?
普段できない練習も時間をかければできるようになります。
子供の上達には、なによりも時間が必要です。
エアコンの聞いた部屋で練習できるのはうらやましい!
テレビよりゲームより楽しい時間になると思います。
「自由研究」のテーマにヴァイオリン練習、ピアノ亜練習を選んでみてはいかがでしょう?
真夏に楽器の練習ができる現代です。昔は「扇風機」があればラッキーでした。
音が「ぶるるるるるるる」って震えるのが楽しかった記憶があります。
夏休みの宿題と一緒に「楽器の練習」を生活の一部にして欲しいと思います。

メリーミュージック
野村謙介

究極のアンサンブル

ベルリンフィルハーモニーオーケストラのチェロメンバーによるコンサート「ベルリンフィル12人のチェリスト」を聴きにサントリーホールへ。
2年に一度ほどの来日公演を毎回楽しみにしている私たちです。
ご存知の方も多いかと思いますが、ベルリンフィルは世界最高峰の演奏技術と長い歴史を持つオーケストラです。運営を団員自らが行うことも特筆すべきことです。現在は、サイモン・ラトルという指揮者が指揮をしています。昔はあの、カラヤンが指揮者でした。そのベルリンフィルのチェロメンバーが単独で演奏会を開くようになって40年以上経ちます。日本では1973年に初めての演奏会を行いました。
多くの動画やCDが世界に広がっていますが、オリジナルのアレンジによるクラシック、ジャズ、映画音楽、タンゴなど多彩なレパートリーを持ちます。
一人一人の演奏技術は、考えれば当たり前ですが「世界一の技術」です。
その一人一人の演奏技術を12人で一つの音楽に仕上げます。
通常、ソリストが集まってアンサンブルをした場合の演奏会が多く行われます。それはそれで素晴らしく、聴きごたえのある演奏です。
また、このベルリンフィル12人のチェリスト以外にも、世界中のオーケストラで団員によるアンサンブル演奏会が行われています。

ではこの12人の演奏の何が?私たちの心を動かすのでしょう?
とても簡単には言い尽くせませんが、あえて一言で言うなら「伝統と人間性」だと感じます。
長い歴史を持つアンサンブルです。メンバーも変わっていきます。演奏会場や時代の音楽も変わります。その中で毎年、あるいは毎日、メンバー同士のオーケストラ「チェロパート」としての活動を伝承しています。チェリストたちの演奏会も同じことです。彼らが演奏会を開き、またそのための練習をするときには「ベルリンフィルは合奏できない」つまり演奏会も練習も成り立ちません。そのことを、他のメンバーが納得したうえで彼らは演奏を継続しています。これも伝統です。そして、オーケストラメンバー、チェリスト一人一人の「人間性」が問われます。
プロのオーケストラ。しかも世界トップのオーケストラです。聴衆の期待も世界一です。その期待に応えるための「企画」は前述したとおり、自主運営だからこそできるものだと思います。メンバー全員がお互いを認めなければ絶対にこの企画は成り立たないはずです。
チェリストたちの演奏会を聴いていて思うこと。

「誰も犠牲にならず全員が主役」だと感じます。
もちろん、12人が演奏していて指揮者はいません。扇形に配置された演奏位置で、お互いが全員を見ることができる配置です。
とは言え、歴然と「トップ」がいます。全プログラムの中で、次期トップがトップの席で演奏する曲もあります。これが次世代のアンサンブルへの伝承なのです。そのトップが曲の中で「休み」になっている時間もあります。
オリジナルのアレンジは曲によって、12人全員がおそらく全員違う音を出す瞬間もあるように聞こえ、ある時は12人が4つ、6つのパートに分かれていることもあります。その時々に全員が自分の楽譜だけでなく、隣のメンバー、さらにその隣…全員が何をしているのかを把握しています。そうでなければできない演奏です。
これは想像ですが、練習の段階で12人「以外」のメンバーの助言があるはずです。「バランス」を指摘する「13人目のメンバー」です。
聴いていて「絶対!ヴァイオリニストがどこかに隠れて弾いている」と感じる瞬間、「バンドネオン奏者が隠れている」「トランペットが」「打楽器が」そんな音色の多彩さは個人の演奏技術の高さだけではなく「バランス」を完全に把握しているからできる技だと思います。
プログラムはどの曲も短く、最後のアンコールまで「飽きない」演出です。
そのすべてのプログラムが綿密に計算されたバランスで演奏されます。
時には心憎い演出もあります。うまい!だけではなく、楽しい・すごい・悲しい・不思議という人間の感情が自然に湧いてきます。
彼らの人間性が音に現れます。舞台上で、聴衆に対して礼を重んじる姿勢も感動的です。おざなりな「挨拶」はしません。世界一の演奏者なのに「おごり」がまったくありません。むしろ「謙虚さ」を感じます。すごいことです。

この演奏を聴くと、アンサンブルってなに?と改めて考えさせられます。
私の勝手な評価をさせてもらえれば
「彼らの目指す演奏は音楽の神に近づくこと」
彼らの演奏は世界無二のものです。比べるものはありません。
その演奏を生で聞くことができる幸せを感じています。

メリーミュージック 野村謙介

音楽教室ってなに?

以前も書いたことがありますが、このテーマは時代とともに変化する答えを持っています。
メリーミュージックも小さいながら音楽教室の一つです。
そこに通ってくる生徒さんの一人一人が、違った目的を持っています。
私たち「教える側」はその生徒さんの目的を達成することをお手伝いして、代金を頂いています。生徒さんは「お客様」であると言えます。

そのお客様と私たちの間にある「契約」はなんでしょうか?

音楽を楽しむために通ってくる生徒さんにとって、「楽しくないレッスン」「楽しくない練習」が必要だと私たちが考えることがあります。
一見矛盾したことのようですが、楽しむ内容によるのです。
音楽を「演奏して楽しむ」ために通われているのですから、演奏できるようにレッスンをするのですが、生徒さんが今までやったことのない練習をしてもらい、知らなかった技術と知識を学んでもらうことが、必要不可欠なのです。
その必要不可欠なことを私たちが教えていくとき、生徒さんが納得してくれないとレッスンは成り立ちません。
ほとんどの生徒さん、そしてそのご家族は、その必要性を理解してくれます。しかし…
中には「楽しいだけで十分」「難しいことはやりたくない」「そのために、お金を払っている」という気持ちを感じてしまう生徒さん、ご家族もいらっしゃるのが現実です。
「そんな生徒なんているの?」と思われるかもしれませんが。
これは、私たち教える側にはどうすることもできない「生徒さんのリクエスト」なのです。先ほど書いた通り「契約」があってレッスンをしています。
その中身はレッスン代金やレッスン時間に関することがほとんどです。
音楽教室を「私立の高校」に例えて考えてみます。
生徒自らの意思で受験し、授業内容、規則に納得して入学します。
その学校で規則に反することをしたり、授業内容についていけなければ、生徒が辞めさせられても納得しなければならない「契約」があります。
音楽教室に置き換えると、生徒さんは「弾けるようになりたくてレッスンを受ける」場合と「ただ楽器に触って音を出したいだけ」という生徒さんがいる、あるいは「それでも構わない」教室と、「弾けるようになる努力をする人だけを受け入れる」教室があると思います。
この違いはものすごく大きな差です。
つまり、私たちが何を生徒さんにレッスンをするのかという根本に関わることなのです。
「上手に弾けなくても」というのはあくまで上達のプロセスであり、生徒さんの主観と私たち教える側の評価は違います。そのギャップを埋めながら時間をかけて生徒さんの技術を向上させるのが私たちの仕事です。
一方で「楽しければいい」という生徒さんを拒まない、または「拒めない」教室の場合、私たちはなにを教えれば良いのでしょうか?極論すれば「何も教えなくても音は出せる」とすれば、生徒さんが楽器を使って音を出しているのを「聴いているだけ」でレッスン代金を受け取ることになります。

多くの音楽教室が生徒さんを募集することに躍起になります。それは経営上、当たり前のことです。私立の高校でもそうであるように。
生徒さんのどんなリクエストにも応えるのが良いのでしょうか?
契約の段階、つまり教室の方針として「上達する意思のある生徒さんだけを募集」するのが良いのでしょうか?
人、それぞれに音楽の楽しみ方は違います。聞くだけでも楽しめます。
楽器を上手に弾けなくても、音が出せるだけでも楽しめます。
「グレード」「クラス」などで、内容を区分けする教室もあります。
それでもクラスやグレードとは関係なく、上記のような「生徒さんが求めるもの」が変わることもあり得るのが事実です。レッスン当初は「音を出すだけで十分」で始めたものの、面白くなって上達を目指す方もいます。その逆に、はじめは高い目標を持っていても、途中で挫折してしまい「もう十分」と辞めてしまう生徒さんもいます。そのひとりひとりの生徒さんに、日々レッスンをするのが私たち音楽教室で教える教師です。

誰が正しいのでもなく、どれが素晴らしいとは誰にも言えません。
だからこそ、私たちは「一人でも多くの方に演奏技術を高めることで、さらに多くの楽しみを体感してもらいたい」と願うしかないのです。
時代が変わって、「お金を払ったから好きにやらせろ」という人も増えるでしょう。そうなれば、音楽教室で教える先生はいなくなってしまいます。
私たちと生徒さんの「師弟関係」があってこそ!のレッスンだと思っています。

メリーミュージック 野村謙介

音楽大学オーケストラ演奏会で

私が桐朋学園大学を卒業したのが1984年です。
「大昔の人」と言われて否定できない年齢になりました(笑)
先日、おそらく何十年ぶり(?)という位久しぶりに、音楽大学のオーケストラ演奏会を聴きに行きました。
大学の敷地の中に、立派なホールを持っている時点で驚きます。
ご存知のように私の母校「桐朋学園大学」にはホールがありません。
世界に名だたる演奏家を輩出した大学なのに、ホールがない!
私の在学していたころ、オーケストラの定期演奏会は「都市センターホール」でした。ごくまれに(数年に1度)国内に演奏旅行に行った記憶があります。
先日の定期演奏会を聴いた第一印象は、「あれ?こんな程度?」というちょっと残念なものでした。
期待過多…と言えばそれまでなんですが、演奏している学生(卒業生も多い)の個々の演奏技術が物足りないのか、それとも演奏会への意思が弱いのか?
9倍まで拡大できるウエラブルを使って見ていて、演奏者一人一人の演奏を見て確認できました。中には明らかに「音楽を理解している動き」の人もいました。一方でただ、弾いているだけの人がたくさん。これは、「見た目」の問題ですが肝心の「音」についても、管楽器・打楽器のソロは正直に言って、一般大学のオーケストラと比較してもお粗末な印象でした。ピアノコンチェルトの独奏者も、大きなミスは感じなかったものの「音大生」という印象は受けませんでした。
辛口!な感想ばかり書いてしまいましたが、ごめんなさい。
「昔はよかった」と言うつもりは毛頭ありません。
逆に「今はこんなもんだよ」と言われれば受け入れるしかありません。
老婆心で言えば、学生の音楽への情熱を感じられなかった原因を考える必要があると思いました。
「学生を一でも多く集める」
「入試のレベルを下げ、学生が入りやすくする」
「集めた学生が楽に卒業できるようにする」
「大学の知名度を上げるために知名度の高い音楽家を招く」
「校舎や施設(構内ホール)を整える」

このルーティンで学校法人は間違いなく運営できるでしょう。
ただ、学生の「質」が置き去りにされている気がします。
入試の敷居を下げることには異論はありません。
問題は、入学後「学ばなければ卒業できない」「学ばないと意味がないと感じられる」内容が伴っていない気がします。
学生それぞれの専攻によって「学ぶべきこと」は大学が決めることです。
学ぶべきことを学生に一任するのは正しいとは思えません。何が必要なのかを知らないのが学生なのですから。
そして、楽器を専攻する学生に対し卒業後「プロとして」通用する技術能力、知識を学ばせることを大学がしなければ、一般大学と何も変わらないと思うのは私だけでしょうか?
「趣味として」楽器を演奏するのであれば音楽大学で学ぶ必要はないと思うのは偏屈でしょうか?私は趣味の演奏を指導して生活しています。だからこそ、音楽大学では「専門的な指導」をしてほしいのですが。

誰でも入れて、誰でも出られる音楽大学

これが現代の音楽大学の「普通の姿」なのだとしたら、とても悲しい気持ちです。
もちろん、学生の中には本気で学び、プロを目指し、卒業後も研鑽を積んでいる人がいます。その人たちとの交流もあります。すべての音大生が「怠けている」とは言いません。「怠けていても指導しない音楽大学」に対しての意見です。
多くの音大指導者がお友達にいらっしゃるので申し訳なく思っています。
「音大は音楽を学ぶ大学」であってほしい!だけです。
メリーミュージック 野村謙介

ブラック部活に物申す

以前にも書きましたが、教室の生徒さんたちの中にも部活動に生活の大半を「拘束されている」中学生・高校生がいます。
部活動が楽しいものであることは大変喜ばしいことです。
多くの人が中学、高校時代に部活動で思い出を作り今も当時の友人と交友があります。人生の「財産」でもあります。
ただ!その部活動が「生徒の生活にまで影響する」ことには私自身、違和感があります。学校の教育活動の一部であるからということもありますが、子供の健全な成長の妨げにさえなっている場合があります。はっきり言えば「有害な活動」だと思います。程度問題です。だからこそ「どこまで」という線引きが重要なのです。そして、内容が最も大切です。
音楽家の立場から見て、多くの「音楽系部活動」の内容が「非音楽」だと感じています。私の友人、知人が専門知識と技術を持ったうえで、部活動の指導に当たっています。彼らの指導は「プロを育てる指導との違い」を知っているから、アマチュアに求めるものしか生徒に求めていないはずです。練習方法の中にはプロになるための練習と共通する一面もあります。
「どんな練習に、どのくらいの時間をかけると、どのくらいの効果があるか」を経験で知っている音楽家。そして肝心の「効果」を判断できるのが音楽家です。
「何が上手で何が下手なのか」さえわからずに、やみくもに時間をかけるだけの指導は、音楽を作れないだけではなく、生徒が間違った練習で間違った成果を体感し「これが音楽だ」と勘違いしてしまう結果を招きます。
「気持ち悪い動き」「意味のない動き」「音楽と関係のない動き」
さらには「演奏に必要のない筋肉トレーニング」「間違った演奏方法で繰り返す間違った練習」すべては、生徒の音楽的な可能性を壊します。
正しい練習方法、正しい評価があって、初めて「練習の意味」が生まれます。
ただ音を出し、悪質な練習を繰り返し、休む時間さえ奪い取る。
生徒個人の生活を無視し、生徒同士が「拘束しあう」ことさえ知らない顧問もいます。
顧問自身が「休むなら演奏会に出さない」と脅迫するどんでもない人間もいます。
保護者の皆さん、そして教員の方々。
部活の音楽はアマチュアの音楽です。
だかたと言って音楽を知らない人間が指導しても音楽は生まれません。
演奏に必要な技術を知らない人間が指導しても演奏はうまくなりません。
「部活でうまくなる」のは「うまくできる専門の指導者がいる場合」だけです。
音を出し続けることが練習ではありません。
休まずに練習してうまくなることは、絶対にありえません。
本当に楽器を上手に演奏したければ「専門の先生に習う」以外に方法はありません。
楽しいのは良いことです。しかし「休めない」部活は間違いです。
子供の時期こそ、家庭で過ごす時間、学校外で過ごす時間が大切なのです。
部活だけで学校生活を終わらせるのは、顧問の傲慢です。
その子供たちを黙ってみている大人は「無責任」です。
楽しそうだから。休むと演奏会に出られずかわいそうだから。
本当に楽しい部活は生活に支障をきたしません。
ぜひ、子供たちの部活に大人として、毅然とした態度で伝えてほしい。
「あなたの学校の部活は、本当に学校の授業のひとつなの?」
「なぜ学校が休みの日に部活があるの?」
「部活だけで学校生活を終えてもなにも後には残らないんだよ」
ぜひ、子供の為に「ブラック部活」から子供を守ってください。
一人の音楽家として心からお願いします。

新規の生徒さん

4月に入ってから新しい生徒さんの中に成人の方が多くいらっしゃいます。
初めて楽器を習う方もいらっしゃいます。
「前からやってみたかった」という理由がとても多く、ヴァイオリンへの興味は小さい時からお持ちの方が多いことを実感します。

大人になってから、あるいは長いブランクの後で再スタートする方にとって、どんな先生がどんなレッスンをするのかなぁ?と言う不安がありますよね?
習い事を大人になってから始める「勇気」に同じ大人として敬服します。
「いまさら…」とか「子供からじゃないと弾けない…」と思いつつ、教室に連絡をくださる方の決断は素晴らしいと思います。
その勇気と決断にお応えするべく、大人のレッスンは「一人一人の生徒さんの気持ちに沿って」そして「上達を実感できる内容」「理論的なレッスン」を心掛け、日常の多忙な生活に楽器を練習する「楽しみ」をプラスしていただけるように気を配っています。
音楽に年齢制限はありません。
スタート時期は上達とは関係ありません
大人にしかできない練習方法があります。
夢を実現するのが大人の楽しみです。
ぜひ、あなたも楽器を始めてみてください。
多忙な皆様に合わせ、夜9時まで、好きな日時を予約できる音楽教室は、
メリーミュージックだけです。

発表会を終えて

第22回の小さな音楽会が終わりました。
毎回のことながら、生徒さんの成長に驚かされました。
練習すればするほど、自分の演奏の「小さなミス」に気が付きます。
本番ともなれば、いつもよりも、たくさん失敗するのが当たり前です。
でも、そのミスが聞いている人に分かるようなミスなのかどうかは、別の問題です。誰が聞いても「あれ?」と思うことがあるとすれば、例えば舞台で違う方向を向いて弾いちゃった!とか、お辞儀するのを忘れちゃった!その程度です。
音を外した!とか弓を間違えた!ビブラートかけそこなった!
これ、本人と先生にしか気づかないことです。
「小さなミスに気づけたことが進歩した証」なのです。
失敗しなければ成長しないことは、いろいろな職業の方がおっしゃることです。私もそう思います。
どうすれば、自分の失敗を克服できるかを考え続けることが「練習」です。
もちろん、人の演奏を聴いて学ぶことも大切です。冷静に自分との違いを探すこと、そして真似してみることも練習方法の一つです。
なにはともあれ、演奏したみなさま、お疲れさまでした。

メリーミュージック 野村謙介

新年度スタート

桜の花びらが舞い散る4月です。
メリーミュージックの生徒さんたちにも「新学期」らしい出来事が。
幼稚園から高校生まで、多くの生徒さんが新しい年度に入りました。
中学校に入学する生徒さんが今年はとても多く、それぞれの思いを胸に新しい学校に通い始める準備を楽しんでいます。
小学生もちょっと前まで「いかにも!」だったおこちゃま(笑)が、すっかりお姉さん、お兄ちゃんになっていきます。
大人の生徒さんにとっても、新年度は何かと忙しい時期。加えて「花粉症」
お気の毒です。

子供の成長は楽器を弾いている姿からも感じられます。
本人が気づくわけでもないのですが、こんなことが。
・集中力を持続できる時間が伸びる。
・私たち「先生」の話を聴く気持ちと態度がそなわる。
・表現したいことが増えてくる。
そのほかにもたくさん!あるのですが、時にヴァイオリンの場合、「先生の真似をしたい」気持ちが芽生えます。これ、教える側にはうれしいと同時に、どきっとします(笑)
私はレッスンでできるだけ、生徒さんの横で一緒にヴァイオリンを弾くようにしています。そんなレッスン中に「じーーーーーー」っと私の左手を瞬きもせずに子供が見ていたら「びぶらーとってどうやるのかなぁ…」なのです。
その目の先で「わかりやすく」ヴィブラートをかけて子供の弾いている曲を弾きます。こどもの好奇心と観察力、集中力が一気に高くなる瞬間です。
理屈や言葉ではなく「感覚」として真似をしてみたくなるのが、一番大切です。

少し大きくなった生徒さんたちの成長は「音楽を演奏する」感情が起きてくることです。
ただ音を出す。楽譜を弾く。間違えずに弾く。ことから、「何かを感じる」音楽への変化も言葉で教えられません。
音楽を演奏することで、本当にたくさんの感覚が研ぎ澄まされ、我慢すること、達成すること、もっとうまくなることを繰り返す中で、音楽以外の能力も高められます。
「楽器を習えば勉強ができるようになる」ことはあっても
「勉強ができるから楽器が弾ける」わけではないのです。
勉強に限らず、日常生活でもメリハリのある生活が生まれます。
新しい生活に音楽を!

メリーミュージック
野村謙介

好奇心と音楽

大人になると子供のころような「好奇心」が薄れていくことが多い…むしろ好奇心が薄れいていることに気づかないことが多いかも知れません。
音楽に限ったことではありませんが、日常生活中に小さな疑問を持ったり、興味を持ったりすることが、とても大切だと思っています。
考える以前に「感じる」ことが好奇心だと思います。好奇心は考えてから感じるものではないからです。
何気ないことでも、逆に自分が本気で取り組んでいることでも、その好奇心の有無(ゆうむではなく「うむ」と読みましょう笑)が変化や成長のカギになると思います。
自分の音楽への好奇心を失うことを「飽きる」と言ってもよいでしょう。
壁に突き当たって、行き詰った時にも好奇心のアンテナを伸ばすと、新しいアプローチができたりします。

昨日は生け花…と言ってしまって良いのかわかりませんが、
花と空間の不思議な世界を体験しました。
生まれて初めて「生け花」というものを実際に感じた日でした。
私自身が好奇心がなければ、なにも感じないのはもちろんですが、
その空間を作り出している「先生」がとても素敵な方でした。
短い時間でしたが先生とお話を交わさせていただいて、不思議なくらい「若さ」を感じたのは先生の好奇心が子供のように旺盛に感じたからかもしれません。
創造力、独創性は努力の上にある「好奇心」の結晶に思えます。

そして、今日のレッスンで自作の「エレキギター」を見せてくれた中学生男子生徒。
彼もまた、好奇心の旺盛な少年です。「レゴ」少年です(笑)その少年が作ろうとするものは、純粋に「おもしろい」ものを作っています。
ヴァイオリンを作ろうと思ったら、大きくと重くなってしまうと話す彼に、私の好奇心もメラメラ(爆笑)

何かを創りたければ、そのもの以外に好奇心を持つことが大切です。
「どうなってるのかな」
「どうやるのかな}
「多分…」
そこから時間をかけて考えていけば、きっと自分の知らなかった自分の能力に出会えると思っています。

野村謙介

オーケストラで演奏する

一人で楽器を演奏するのも楽しいです。
二人で一緒に演奏するとまた、違った楽しさを感じると同時に、ひとりで弾く時と違う難しさを感じます。
さらに大人数になると、二人で弾く時とはまた違った楽しさと難しさを感じます。
オーケストラのメンバーとして演奏する経験は、とても貴重な経験です。
プロのオーケストラは「個人もプロ」です。一人で演奏出来て当たり前の人たちの集まりです。それでも難しいのです。
指揮者の要求に応えるために、個人とそれぞれの楽器やパートで合奏までに練習します。しかも限られた時間と回数の中で。その練習の成果を指揮者が評価しさらに要求を出す繰り返しです。

アマチュアオーケストラは「趣味の演奏家」の集まりです。
ひとりで楽器を弾くことも、まだ未熟なのが当たり前です。
その人がみんなで一緒に演奏することを「無理」「不可能」という人もたくさんいます。
合奏するための演奏技術は、一人で演奏する技術に加えて身に着けるものですが、ひとりで演奏する技術を身に着ける「目標」として合奏できる技術の習得を目指すことを私は「メリーオーケストラ」で実現しています。
メリーオーケストラだけではなく、過去の学校部活動指導の経験の中で実践してきました。
誤解を避けるために書きますが、現在多くの学校で行われている「毎日必ず参加しなければならない部活」とは全く違います。実際、私の部活指導は、
合奏は週に一度。全員が参加するのは合奏。その他の日は、各自の生活計画を最優先し、拘束はしない。自己責任で練習するという部活でオーケストラを指導してきました。

話を戻しますが、合奏するために必要な個人の技術を、個人が練習するときに
「なにを練習し、だれが評価するのか」が重要です。

メリーオーケストラには各楽器の指導者と指揮者(私)が常に合奏の指導を行っています。
指揮者の要求する技術を身に着けるための具体的なことを、各楽器の講師がメンバーに指導します。
どこまでできれば?
これも指揮者の指導責任です。
すべての人が違う環境で暮らしています。
技術も楽器も違います。
だからこそ、求める水準を指揮者が全員に伝えるのが合奏です。
一人一人の演奏技術を合奏に参加できる高さに引き上げるために、
厳しい言葉をはっきり伝えます。あいまいな言葉にすると人によって、とらえ方が変わってしまいます。

「練習したのに評価が低い」「できるようにならない」

その不満や不安はオーケストラで演奏する人なら、アマチュアでもプロでも感じることなのです。それを承知で指揮者は要求します。それぞれの努力を一人ずつ評価するのではなく「オーケストラとして」評価していくことが指揮者の仕事です。

自転車の補助輪を外して乗れるようになるまでの涙を覚えていますか?
転んで、倒れて、その時一緒にいてくれた家族が、もしも「もうやめていいよ」と言ってしまったら、乗れないで終わってしまったはずです。
「もっと前を見て」「怖がらないで」「力を抜いて」と言いながら、荷台を押して子供と一緒に汗を流した経験はありませんか?
「できなくてかわいそうだから同調する」だけでは、できるようにならないのです。
出来るようになった時に、子供と一緒に喜べるから「心を鬼にして」頑張らせるのが「親心」だと思います。

オーケストラは楽しいけれど難しい
難しいから楽しい
それがわかるまで、負けずに頑張ってほしいといつも願っています。

メリーオーケストラ代表
野村謙介

メリーオーケストラ定期演奏会を終えて

今年で16年。毎年2回の定期演奏会を一度も欠かさず続け、33回目の定期演奏会が2月4日に終わりました。
70名の演奏者がステージに集まり、同じ音楽を作り上げることは、楽器を演奏する中で最も規模の大きな演奏になります。
オーケストラで演奏するために必要な技術と、ひとりで楽器を演奏するために必要な技術について考えてみます。

もちろん、順序で言えば「個人の技術」→「合奏の技術」です。
一つの楽器をひとりで好き勝手に演奏するだけでも難しいものですよね。
いい音で、正しい音の高さで演奏する。
そして決められた音符と休符の長さで演奏し、音の大きさを変えられること。
それだけの事が出来るようになるのに、何年も何十年もかかります。
これが「ひとりで演奏する個人の技術」なのですが…
これをマスターしてから「一緒に演奏する=オーケストラの一員として演奏する」ことに進むとなると、ほとんどの方は途中でドロップアウトしてしまいますし、「これが出来たらオーケストラに入れる」という基準は

ありません!!

アマチュアオーケストラでオーディションを行うことに、強い疑問を感じます。
プロのオーケストラの場合、演奏しようとする曲を、プロの演奏として自分たちが決めた水準以上の技術を持った人だけを集めます。
これは正しいことだと思います。
一方でアマチュアオーケストラの場合は、メンバー個人の問題より、合奏する「演奏者」が趣味で演奏を楽しむ人の集まりなのです。
メンバー個人の技術力に差があることを認めないのは、間違っていると私は思っています。
「そうはいっても、サードポジションができなければ交響曲は弾けないだろう」と言い切る人がいますが、これもアマチュアオーケストラとして考えれば間違っています。
現にメリーオーケストラにはサードポジションでまだ弾けないヴァイオリンのメンバーが何人もいます。構わないのです。
その子供たちやメンバーだけを特別に扱っているのではありません。
「できないから出来るようにがんばる」のが趣味の世界です。
「できて当たり前」がプロの世界です。
5歳のちびっこヴァイオリニストが、9曲のプログラムすべてに「すべて」参加しました。
弾けない音もたくさんありました。それでも、最後まで楽譜を目で追いかけ、ほかのメンバーと一緒に弾ける場所の弾ける音だけを弾きました。
その子供が次回の演奏会で、もう少し多くの音を弾けます。
さらに次の演奏会、次の演奏会と経験を重ねる中で、やがてすべての音を演奏できるようになるのが「成長」なのです。
今現在、できることだけで線を引いてしまい「あなたはできるから一緒に」と弾けない人を排除するのがアマチュアオーケストラのオーディションです。82歳の元ちびっこヴァイオリニストもメリーオーケストラにいます。
その方にとって、練習に来ること、本番に出ることは体力的にとても厳しいことです。
その方が生き生きと演奏している姿に純粋に感動しました。
その方の演奏技術が問題でしょうか?その方だけを特別扱いしていません。
メリーオーケストラは全員が特別なのですから。
一緒に演奏するための技術は、一緒に演奏してみないと必要な技術、自分に足りない技術がわかりません。
だからこそ、初めてのオーケストラで学ぶことが大切なのです。
出来ないことをできるようになるまで、個人一人一人が練習して、また合奏に参加することの繰り返し。一人で練習しなければ合奏だけで弾けるようにはなりません。「アマチュアだから」という言葉はこの面では言ってはいけません。自分がオーケストラで楽しみたいのなら、合奏の前に一人で練習することが「必要」なのです。その量や内容はみんな、違います。でも、

「合奏までに練習する気持ち」を持つことが一番大切です。

メリーオーケストラ代表
野村謙介

アマチュアオーケストラのすすめ

日本中にたくさんのアマチュアオーケストラがあります。
私が立ち上げて、特定非営利活動法人(NPO法人)として認定してもらい活動を続けている「メリーオーケストラ」もアマチュアオーケストラです。

NPO法人
よく聞く言葉ですが、実はあまり実態は知られていません。
国がその団体(法人)に認めた活動を行うのがNPO法人です。
メリーオーケストラの場合は「青少年の健全な育成」と「音楽の普及」という二つの目的を達成するために「月に一度のワークショップ(公開練習)」と年に2回の「定期演奏会」さらに「施設等への訪問演奏」を行います。
その他に目的を達成するための活動が許されています。
一般のアマチュアオーケストラと違い、活動の内容、社員(メンバー)、収支や財産の提出が義務付けられています。もちろん、定例社員総会や必要にも応じて理事会も開き、その議事録も必要になります。
運営の費用は、社員(メンバー)からの会費、賛助会員(メンバーでなくてよい賛同者)からの賛助会費です。これも設立時に作成し提出し認められた「定款」に書き込まれます。演奏会の入場料をいただいても構いません。ただし、広告収入は「その他の事業」となるので課税対象となり、多すぎれば問題となります。
理事を含む役員は「役員報酬」を定款で定めれば受け取ることができます。
ただしこれは法人の課税対象となります。
また、音楽で生計を立てている人への謝礼を支払うと、これも課税対象となります。
もちろん、メンバー(社員)が報酬を受け取ることはできません。
つまりプロの演奏家たちが集まってNPO法人オーケストラを作って給料をもらって生活することは「不可能」なのです。

その手間の多さは、普通のアマチュアオーケストラと比較してかなりの量になります。
では、そこまでしてNPO法人にするメリットは?
ずばり。「団体の透明性を高め、活動に賛同してくれる方を募る。」ことです。だからと言って、助成金があるわけでもなく、優先的にホールが確保できるわけでもありません。
長い時間をかけ、多くの市民に活動の趣旨を理解してもらい、その人数を増やすことがメリーオーケストラの活動趣旨なのです。

アマチュアオーケストラですから、プロのオーケストラのような演奏は出来ませんし、もとより目指していません。
演奏技術を高めることはとても重要なことです。
ただ、何のために演奏技術を向上させるのか?という焦点が、メリーオーケストラのの場合は、先述の二つの目的なので、言い換えれば「演奏技術を高めること」が第一の目的ではないのです。
私のリサイタルと同様に、ひとりでも多くの方がコンサートで「楽しかった」と思いながら、笑顔で帰られるコンサートを目指していますので、難しい曲は避けています。
難しいというのは「聞いていてよくわからない」つまり、普段あまり音楽を聴かない方でも、親しみを持てる「難しくない」という意味です。
どんな曲でも演奏は「難しい」のです。
それはプロであれ、アマチュアであれ同じことです。
どんなに短い曲でも、どんなに楽譜の簡単な曲でも、良い演奏をしようとすれば「難しい」のです。
ましてや、趣味で演奏を楽しんでいる人にとって、楽譜が難しければ演奏を楽しむ以前に、ストレスになってしまします。
賛否両論ありますが、アマチュアオーケストラが大曲を演奏することに、私は無理を感じています。
メリーオーケストラには4歳の子供から80代の方までが会員として活動しています。
その多くのメンバーが初心者です。つまり、楽譜が難しくなればなるほど、参加できる人が減ってしまいます。
入会のためのオーディションを行うアマチュアオーケストラがたくさんあります。
技術を高め、難しい楽譜を演奏し、完成度を高め、クラシックファンの期待に応えようとするならそれも「あり」です。
演奏技術の高い人だけを集めるのなら、最終的にはプロのオーケストラが一番うまいのです。
アマチュアの割にはうまい。
という評価は私個人としては「意味がない」と思っています。
アマチュアの演奏には、他の演奏と比較する必要性がないのです。
どこそこのアマチュアオーケストラより上手に弾けるなんて話を聞くと
「何がしたいのかなあ?}と疑問に思います。

演奏者たち一人一人が音楽を楽しめること。
その演奏をコンサートで見て聞いた人たちが純粋に感動できること。
その活動を継続すること。

それが私にとってアマチュアオーケストラのあるべき姿です。
メリーオーケストラは活動を始めて16年目です。
今回の演奏会(第33回)には、私の母校である桐朋学園で学んだ人が
私を含めなんと13名。他の音楽大学を卒業した人も6名。現役の音大生が3名。みんな交通費だけで参加してくださっています。本当にありがたいことです。
その方たちと一緒に4歳のちびっこも席を並べて演奏します。
9曲のプログラムの中には、ドボルザークのチェロコンチェルトやベートーヴェンのロマンスがあるかと思えば、小学生が歌い、オーケストラが伴奏する曲があり、荒城の月があり、オペラ座の怪人があり、ビッグバンドのメドレーがあり…。
音楽のジャンルという垣根を超え、演奏技術や経歴の垣根を超え、年齢の垣根もなくし、どんな人が聞いても楽しめるコンサートを開き続けるアマチュアオーケストラ。

もうすぐ演奏会です。

メリーオーケストラ
理事長・指揮者
野村謙介

音楽大学に通う人に

音楽大学に通う若い人たちに思うことを書きます。
時代が変わっても、音楽を学ぶ気持ちに変わりはないはずです。
「プロ(職業音楽家)」を目指すのか、純粋に「音楽を学びたい」のか。
私たちの学生時代(30年以上前)にも、卒業後の進路としてプロを目指していない人も中にはいた「かも」知れません。それはそれで間違ってはいません。
音楽を学ぶことは、今も昔も音楽大学に通わなくてもできることです。
また、通いたくても経済的な理由で進学できなかった人も多いことも変わりません。
音楽大学に入学するための事前の努力は、入学後に学ぶための「土台」となります。
その土台をスタート地点とすれば、入学後の一日一日が延々と続く「学ぶ」時間です。学ぶことは「練習と授業」だけではありません。日々の生活そのものから、自分に必要な何かを学び取れる人は、人間として、音楽家として成長し続けます。

「自分はどこを目指すのか?」
せっかく努力して音楽大学に入っても、自分の目標を見つけられなければ、時間は無情なほどに早く過ぎていきます。
私自身は演奏が専門ですので「演奏家」について書きますが、おそらく作曲や音楽学でも同様のことが言えると思っています。

目指す演奏が自分の師匠にあるはずです。
レッスンで自分に演奏を教えてくださる先生(師匠)の演奏を目標にするのは当たり前のことだと私は思ってます。むしろ、そうでないなら習う意味はないと考えます。
その師匠が仮にいわゆる「演奏家」ではない場合も考えられますが、優れた演奏家が優れた指導者であるとは限らないことは言うまでもありません。
一方で優れた指導者が優れた演奏家であるとも限らないと思います。
ただ後者の場合、指導者が弟子を上手にすることが「うまい」のであって、弟子の立場から見れば、師匠の求める演奏、指導の内容を忠実に練習し、師匠の要求に応えていくことが「目標」であるわけです。
いずれの場合も、弟子が師匠から学び取ることは容易なこと、安直なものではありません。教える側からすれば「もっと!」「まだまだ!」と思ってもそれが弟子に伝わらず、歯がゆい思いをしていることも多いのです。
音楽大学で学ぶ人にとって、自分の演奏技術を認識するのは、師匠からの言葉以外には、他の学生との比較になります。もう一つ、重要なのは自分で自分の技術を評価することです。その3つのバランスが一番大切です。
師匠の言葉、他の学生との比較、自己評価。
偏りがちなのは、2番目の他の学生との比較です。成績や順位。これはとても大切な評価ポイントですが、あくまでも「その時いる人との比較」ですから、むしろ流動的な評価です。学校の中、学年の中での評価です。一喜一憂する必要はないのです。
自己評価を客観的にできるようになるための学生生活です。
自分に足りない技術と知識を常に発見しようとする姿勢は、ともすると「後ろ向き」と思いがちですが、上達したいのなら自分の欠点を長所に変える覚悟がなければ無理でしょう。
自分の長所を見つけるのは自分ではなく、師匠です。
自分の欠点は師匠からの指摘と、もう一人の自分からの指摘です。
もう一人の自分を常に持つことこそが「客観的な練習」です。
友人との競争より、もう一人の自分からの指摘に負けないことが重要です。
若いからできることをしてほしいと思います。
そしてやがて、自分が経験と年齢を重ねたときに、若い時の記憶がどれほど重要だったのかを知ることになります。後悔してもどうにもならないのが、若い時に苦労することを避けた「甘え」なのです。

若い音楽家のみなさん。
どうか夢を諦めないで大きな目標を見据えてください。
これからの音楽世界を作るのは、若い人たちなのですから。

野村謙介

デュオリサイタルを終えて



今回で10日目となった私(野村謙介)と浩子先生とのリサイタルが1月6日に無事終わりました。
12月24日のもみじホールでのリサイタルと、アンコール以外のプログラムは同じものですが、全く違った音響、雰囲気、ピアノ(ベヒシュタインとベーゼンドルファー)での演奏。両方の演奏会に来ていただいた方に、その違いを堪能していただけたと思います。

私たち、プロの演奏家が演奏する場合、アマチュアの方と違った責任があります。
それは単にお客様から入場料をいただくか否かという問題だけではありません。
アマチュアの演奏家(オーケストラを含め)が演奏をして入場料を取るのも今や当たり前の時代です。
最も大きな違いは、お客様の期待に応える責任です。
もちろんアマチュアの演奏会でもお客様は期待してきます。
ですが、プロの演奏家が開くコンサートには、違った期待があります。
そして、プロである以上、どんな状況であってもお客様を満足させる演奏技術、会場のセッティングなどが求められます。
そんな重荷を練習で克服するのがプロだと思っています。

今回の演奏会で私がつけているサングラスのようなもの、これは実はただのサングラスではありません。

HOYAという光学メーカーが開発した夜盲症(暗いところでものを見ることができない症状)の患者のための特殊な機械なのです。

MW10という商品名になりますが、まもなく国内で発売が始まります。
今回着用しているのは、その試作機です。HOYAの協力を得てステージから暗い客席のお客様の姿を見ることができました。今までには味わえなかった感動です。

演奏とは直接かかわりのないことですが、私のような目の病気(網膜色素変性症
)を持つ人でも、音楽家を目指せる時代になったことを皆様に知っていただくことも大切なことだと思っています。
また、今後街中でこの眼鏡をして白い杖を突いている人を見かけたら、
「半盲」の人なんだなと気づいてあげてください。完全に光を感じられれない人を「全盲」といいます。私は少し見えてはいるものの、白い杖を突く必要のある「視覚障害」なのですが、なかなか街中で理解してもらえません。
白い杖を突きながら、スマホや携帯を捜査している姿を見ると「このひと、偽物の障碍者もどき?」という冷たい視線を感じます。

そして、この機械が私たち夜盲症の患者にとって「補装具」として認定されるまでに皆様のご理解とお力が必要です。厚労省と自治体が障碍者の補装具としてこの機械を認めてくれないと全額を私たちが負担することになります。
貴重な税金を使って一人の患者の生活を少し改善するだけのこと…。
でもその少しのことが私たちの生きがいになるのです。
見えなかった夜の道が見える。
一緒に歩く家族の見ている夜の道、暗いお店の中、映画館、コンサート会場の客席で「同じものが見える」感動。

ぜひ、皆様のご理解をお願いいたします。

最後に、演奏会を応援してくださったすべての方々と、ご来場くださったお客様に心からお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

野村謙介

弓の毛を張り替えること

弦楽器奏者にとって「弓の毛の張替え」は弦の借り換えと同様、いつ変えようかな¨と迷うことの一つです。
馬のしっぽの毛ですから、弾かずにいたとしても時間とともに劣化します。
人間の髪の毛を考えればよくわかりますが、カットしたり、抜け落ちた髪の毛は弾力がなくなり、細くなっていきます。馬のしっぽの毛も同じです。
古くなると、弾力がなくなり、細くなります。表面の凸凹は残っていたとしても、新しい毛の柔らかさは失われます。
使わなくても、せても1年に1度は張り替えてもらいたいと思っています。
その張り替える職人さんの「技術」は演奏家にわかりにくいものですが、
技術と経験が足りない職人さんが張り替えた場合との違いは、明らかにあります。
弓の木の弾力を見極め、すべての毛を均等な間隔(幅)で揃え、その時の乾燥や湿度と、弓の長さを考えて、緩めたときに、毛だけでなく弓の木(スティック)も完全に休める状態に長さを決める¨。
さらに、くさびを正確に削り、抜けない。でも次に張り替える時に外せる大きさにする。
なさに「職人芸」だと思います。

毛の良しあしも大切ですが、私の経験で言えば「職人の技術」の方が重要です。

私は中学生の時から「毛替えは目の前で職人さんがしてくれるもの」だと思ってきました。自分の大切な弓を目の前で触ってくれるので、なにも心配がありません。その意味で、主治医「櫻井樹一氏」は私が楽器、弓のすべてを任せられる唯一の職人さんです。

張り方の好みや、楽器調整の好み、職人さんとの相性は大切ですが、ヴァイオリンンの主治医を見つけることがなによりも大切なことです。

みなさんも、信頼できる職人さんを探しましょう。
難しければ「信頼できる師匠」に紹介してもらいましょう。

野村謙介

ガット弦?ナイロン弦?

今や大変多くの種類のヴァイオリン弦が手に入ります。
ネット上のブログなどを見ていると「ガット弦は調弦が狂いやすい」とか
「安定しない」などの
ガット弦<ナイロン弦
という個人の好みを目にします。あくまでも、その人の主観的な感覚なので
理論的な話とは違っています。

経験をもとに私の見解を。

ガット弦は良い音色が長く楽しめて、音色の幅も広いが、
少し高いことと、音色のコントロールに微細な技術を必要とする。

つまり、言い換えるとナイロン弦は、弾きやすく、少し安いが、良い音の出る寿命が短く、音色の変化量が少ない。

ブログで目にする「ガット弦は安定しない」というのは、実は弦を張ってから、常に少しずつ伸びている状況が長く(私の経験では3~4か月間)
その間の調弦が、当たり前ですが毎回必要です。
楽器を出すたびに調弦をする、あるいは、曲を弾くたびに調弦をするのが
私たちプロにとっては、何も特別なことではなく、むしろ当たり前で面倒だと感じることは一度もありません。

他方、ナイロン弦は弦が伸び切るまでに約1~2週間。この期間はとても素晴らしい音色と音量を楽しめます。
最もポピュラーなナイロン弦は、トマステーク社のドミナントでしょうね。
この弦のいい音が楽しめる「賞味期間」は、ずばり2週間です。
ある日を境に、突然、弦の余韻が極端に減衰します。解放弦で弦をはじいてみると、それまでの余韻と明らかに違う音になっているのですが、
多くのアマチュアヴァイオリニストはその余韻の違いに気づきません。
そして、この賞味期間を過ぎる(弦が伸び切った状態)と、
弦が切れるまで音色が変わりません。加えて調弦もほとんど、必要なくなります。

この状態を「安定した」というのは、はっきり言ってしまいますが
「寿命が切れてしまっただけ」なのです。

ガット弦は先ほど述べたように、3~4か月間、伸び続けます。
その間の音色は、少しずつですが劣化していきます。
ただ、
ナイロン弦よりもはるかに長い期間、良い音色を楽しめます。
さらに、音色の変化量、これは以前の投稿、「弓を操る」をご参照ください。
指、手首、肘、肩、首、背中の筋肉をコントロールして、
様々な音色を楽しみたいのなら、

アマチュアの方にもガット弦をお勧めします。

最後に、「ガット弦は切れやすい」という方がいらっしゃいますが、
調弦していて切るのは「アマチュア」だからです。
ガット弦が切れやすいのではなく、調弦がうまくできないから、切ってしまう可能性が増えるだけで、ガット弦がナイロン弦より切れやすいというのは

「間違い」です。

ぜひ、一度ガット弦をお試しあれ!!

野村謙介

私の個性的な「眼」

網膜色素変性症という治療法のない眼の病気です。
進行性の病気で原因も不明。多くの場合、失明に至ります。
その進行の速さや内容は人によって大きく違います。
日本だけでも約3万人の患者がいる「難病指定」の病気です。

私の場合、3歳ごろに夜盲の症状があって両親が気付き、この病名だとわかりました。
進行が遅かったので、20代までは夜盲症状以外、日常生活に支障がなかったので車の運転も、教員生活にも困ることはありませんでした。

45歳を過ぎたころから、視野の狭窄(見えない部分がどこかきまっていません)と夜盲の症状が進みました。
10年前は普通の大きさの楽譜を見ながら演奏することもできました。
次第に楽譜が見えずらくなり、A3サイズの紙横向きに数段の楽譜を拡大し、暗譜しながら弾くようになり、今はそれも辛くなり、21インチのタブレットに楽譜をアクロバットファイルにしたものを好きなだけ(笑)大きくして、覚えては弾く、覚えては弾くの繰り返しです。

そんな生活ですから、夜、駅前教室でレッスンが終わって、外に出る時は白い杖を持っています。
白い杖を持っていると「全盲」、つまりまったく光を感じられれない人だと思われるので、電話をしようと携帯を出したりすると「にせもの?」という目で見られてしまいます。「半盲」という言葉があります。私が今そうです。見えるものもあるが、見えないものが多い。
視覚障害1種2級の手帳も持っています。でも人から見て、どのくらい見えないのかはわからないのが現実です。

ステージが暗転するときややステージ袖。
私には「真っ暗闇」の世界で、光っている電球「だけ」が見えます。
そんな病気なのです。

その夜盲の私が幼いころから「夢」だったのが「夜見えるメガネ」
魔法のような世界、あったらいいな、ドラえもんに近い夢でした。

とうとう、できました。

メディカルウエラブルというメガネの形をしたカラーで透明な有機LEDディスプレイに高感度カメラの映像を映し出す道具。

12月に発売予定でしたが、さらに改良を加えるため、来年1月に量産のモデルを手にします。その前に、最新のプロトタイプ(試作品)をリサイタルまでにお借りすることになりました。

「0.5ルクスの明るさで歩くことができる」というお話。
この明るさは「月夜で街灯のない道の明るさ」だそうです。
私には街灯がどんなにあっても「街灯」だけしか見えませんが、このウエラブルを付けると真昼のように見えます。

まだ、厚労省が「補装具」として認めてくれないので全額負担です。
開発にかかった費用、高感度カメラの価格などを考えると40万円は高くないのです。むしろ、私たちの「目」がこの値段で買えるのなら。

楽譜はどうやっても見えないのは同じですから、少しでも見える間に、少しでも多くの曲を暗譜したいと思っています。

リサイタルで演奏する16曲。頭に書き込みました。
舞台から客席の皆様の顔が見えませんでした。暗いので。
今度のリサイタルでは皆様の表情が見えます。
気持ちよくお昼寝している方の表情や、喜んで腐っている方の表情が見える。
夢のようです。
リサイタルのステージに、似つかわしくないサングラスをして登場します。
そんなヴァイオリニスト、世界で今は一人です。楽しんで下さい。

野村謙介

師匠と弟子の関係

だいぶ前にも書いた記憶がありますが、今回は時代とともに変わる師弟関係について考えます。
先生と呼ばれる職業には、幼稚園や学校の教師、お医者さんがあります。
議員を「先生」と呼ぶ人もいますが私には違和感があります。

師匠と呼ばれる人の「職業」は様々です。落語家、舞踏家、いわゆる芸人なども思いつきます。
相撲部屋の「親方」は師匠なのかな?と迷ったりします。「親代わり」という意味合いでの親方という呼称なのでしょうね。大工さんにも親方っていますね。

さて、音楽の世界で「師匠」と呼ばれる人と、その「弟子」に当たる人の関係を考えます。
本来、師匠は弟子に「頼まれて」芸や技を教え、伝えるものだと思います。
師匠が「私の弟子になってください」と頼む光景は想像しにくいですよね。
自分がヴァイオリンを学ぼうと思い、技術を向上させたいと思ったとき、
あなたなら「誰に」技術を教えてもらいたいですか?
「誰でもよい」とは思わないのではありませんか?
「あのヴァイオリニストに習いたい」と思うのが「芸の世界」だと私は思っています。もちろん、例外もあります。私もその一人です。

両親がなんの予備知識もなく「有名だから」という理由だけで、私の師匠のお宅の門をたたきました。私はその先生(師匠)のお名前も存じ上げませんでした。それが私と久保田良作先生(師匠)との出会いです。
こんなことってあるんですね。案外多いのかもしれませんが。

話を戻して、自分の意志で師匠を選べる年齢であれば、自分で師匠に弟子入りをするのが礼儀だと思います。それが「芸事の常識」だと思います。

落語の世界で弟子入りし、「内弟子」として家の用事を手伝いながら住み込みで師匠の芸を「いつか教えてもらえる日」を待つ世界があります。
とても分かりやすい「師弟関係」です。
その師弟関係にも言葉にしない「契約」があると思います。
つまり、どんな師弟関係にも、「信頼」という契約がなければ、お互いに不幸な結果につながるのです。

音楽大学で学生にレッスンをする「教員」は、大学という組織の一員です。
その大学と先生の「契約」がまず、存在します。内容は様々ですよね。
その先生が教える学生は、先生と「師弟関係」と言えるのでしょうか?
これはすべての学生と先生に言えることですが、「大学の一員」という契約と、先生と生徒という関係が「師匠と弟子」という関係か否かという問題があると私は思います。

「権利と責任」は学生にも教員にもあります。その意味では「公平」な関係です。
一方で「師弟関係」は明らかに師匠が「上の立場」なのです。そういう契約なのです。弟子は師匠に逆らえません。どうしても我慢や納得が出来なければ、「破門」されるしか方法はありません。もちろん、師匠が常識的に考えて、許されないことを弟子にしたのならそれは別の問題ですが、多くの場合は、弟子が「耐える」のが芸事の世界だと思います。

大学生に話を戻すと、学生も先生も「お互いを選ぶ」権利を持っています。多少の制約はありますが、師弟関係の場合とは違います。大学という組織が決めたルールでお互いが巡り合います。

自分の望まない先生・自分の望まない生徒に巡り合ってしまった場合を考えます。
どちらも「不幸」です。ですが、それは大学が決めたルールの中で巡り合ったことなのでどちらも諦めるしかありません。
つまり、大学の場合は「師弟関係」としてお互いの信頼関係が成り立つか否かは、後になってからしかわからないということなのです。

学校を離れ、私的な立場で師匠を探し、門下として弟子入りするならば、師匠が「もう教えることはない」というまでは、弟子であるべきだと私は信じています。
弟子の立場で「もう習うことはない」と師匠の門下を離れ、違う師匠のもとに弟子入りするのは、個人的に嫌いなのです。はっきり書いてしまいましたが、自分自身が久保田良作先生という師匠に弟子入りして以来、他の先生に習いたいと思ったことがないので、正直に書きました。気分を害されたらすみません。

現代は信頼よりも契約が優先する時代です。要するに「気持ち」よりも「紙切れ」が大切だということなのです。
心のない演奏は音楽ではありません。
音楽を習うということは技術を習うのではなく、師匠の心を覗き見る努力をすることだと私は思っています。

野村謙介

レッスンを受けましょう!

レッスンをしている立場の私が書くと営業っぽく感じますが、
私たちプロの演奏家も、元をただせば「一人の生徒」でした。
レッスンで先生に習うことと、自学自習することの違いはなんでしょう?

ネットや書籍、教本を見るだけでも、楽器の音は出せます。曲も弾けます。
ならばレッスンを受ける必要なんてないように感じますね。
動画を見てプロの演奏技術を真似することも「できそう」に思えますね。

レッスンを受けて初めてわかることがあります。

それは、自分の演奏技術の問題点を見つけてもらえることです。
プロの真似をしたくても、どうすれば出来るのかわからないだけではありません。
自分の癖を指摘してもらいながら、自分の演奏を先生に聞いてもらう、
これだけは、独学では解決できません。

生徒さんの演奏技術を見極めて、生徒さんの出したい音、弾きたい曲を確かめながら、自宅での練習方法を伝え、次のレッスンで確認し、新しい課題を生徒さんに提示するのが私たち指導者の役割です。

指導者である私たちに求められるのは、技術とレッスン経験です。

どんなに演奏技術が高い(演奏が上手な)指導者でも、指導(レッスン)の経験が浅いと生徒さんに的確なレッスンはできません。
素晴らしい演奏家が素晴らしい指導者とは限りません。
レッスンを受ける先生を選ぶことは、とても難しいことです。
自分にあった先生であるか?はレッスンを受けてみなければわかりません。
同じ先生からレッスンを受けたからと言って、だれもが同じように上手になるとも限りません。生徒さんひとりひとり、違った環境があり、個性があるからです。
「才能の差」ではありません。どんな上手な演奏家でも違った個性があるのです。生徒さんから見れば、どんなプロもうまく見え、どんな先生も上手に演奏できるように見えます。その一人一人が異なった環境で育っているのです。みんな先生に習ってきたのです。

レッスンで指摘されたことを素直に受け止め、出来る限り自分で練習しましょう。
そしてまたレッスンを受けて、自分の練習内容が良かったのか、あるいは何が不足していたのかをまた、レッスンで教えてもらうのです。

習うだけではうまくなりません。

習ったことをできるように努力し続けることが一番大切です。

レッスンを受けることで、自分の練習の成果を確かめてもらい、これからの練習の課題を教えてもらえるのが、独学とは違う点なのです。

ぜひ、レッスンを受けてみてください。
きっと、自分ができなかったことの「理由」と出来るようになるための「道順」を教えてもらえるはずです。

野村謙介

練習の成果

「頑張って練習したのに‥‥」

以前にも書きましたが、「出来るようになった感覚が少しでもなければ練習したことにならない」と私は思っています。
その続きですが、今日の練習の成果を感じて楽器をしまって、次の日に同じ場所を弾いてみたら、昨日の練習の成果を感じられないという経験はありませんか?
練習の成果を例えるなら「薄い紙の積み重ね」です。

練習のたびに感じられる成果は、間違いなく「上達の成果」なのです。
まず、そのことに自信と確信を持つことが何よりも大切です。
そうでないと、「練習してもうまくならないのは、才能がないからだ」と思い込んでしまうからです。どんな上手に弾ける人でも、自分の演奏技術に不満があるものです。それを「自分だけ下手なんだ」と思ってしまったら、だれも演奏なんてできないですよね?

どうすれば、薄い紙の積み重ねを実感できるのか?

簡単に言えば、重ねる紙の枚数を増やすこと。そして、一枚の紙の厚みを少しでも増やすことです。

繰り返さなければ身体は自然に動きません。
「勝手に動いてしまう」のとは違います。
自分の思った通りに身体を動かせるようになるまでに必要な時間(紙の枚数)は、皆さんが思っているよりもずっと、ずっと多くの時間、多くの枚数が必要なのです。
どんな技術でも、考えなくても出来るようになるまでに時間がかかることは大人なら経験で知っていますよね?失敗を重ね、それでも繰り返すしかありません。
楽器の練習でも全く同じです。すぐに出来るようになることなど、ないと思えば良いのです。すぐに出来ないから、楽器の練習は面白いのです。

子供にレッスンをするときに「簡単にできちゃうゲームってつまらないよね?」そんな話をします。難しいから面白い。それがわかるまで、時間をかけるのも大切です。難しいから、いつまでもできないから「やめる」のは簡単です。それを乗り越えることこそが「練習」であり、乗り越えて見えてくるものが「練習の成果」なのだと、私は思っています。

野村謙介

左手と右手の分離

多くの生徒さんに見受けられる現象ですが、
片方の手の力を抜くと、もう一方の手の力も抜ける。
同じことは、力を入れる時にも起こります。
例えば、弦を指板まできちんと押し付ける左手の力を入れようとすると、弓を持つ右手にも無意識に力が入ってしまい、コントロールできなくなる。
また、違う例では、左手の指の形を崩すないように意識をすると、右手の指も無意識に硬直する。
右手の力を抜くと、左指の押さえ方が弱くなる。
初めてビブラートをかけようとすると、右手が勝手にダウンアップで動いてしまう。
そんな「無意識な連動」は人間にとって、ある意味では自然な運動です。
ただ、意識しなくてもできるようになると、それぞれの運動は独立します。
お箸を右手で持ち、左手が同じように動くことはないでしょう。
車の運転をしていても、両手が同時に動くことはないはずです。

なれない運動をすると連動する。

初めてドラムセットを両手両足を使って、それぞれの手足が「違うリズム」を演奏しようとすると、すべての手足が同じ動きをしてしまうものです。
私たちの脳から出る「命令」がそれぞれの筋肉を動かします。
「動かそう」と思えば思うほど、強い命令が他の手足にも出てしまいます。
慣れてくると、強く思わなくても、片手だけ、片足だけを動かしたり、走ったり、飛び跳ねたりできるようになります。

ヴァイオリンを演奏するときに、それぞれの手、指、腕、肩、背中を意識しながら「一つの運動」をすることから始めます。

例えば、左手の形、押さえ方だけを意識して修正したければ、右手に弓を持たず、ピチカートで弦をはじく練習も有効です。
右手の動きだけを確認したければ、左手は使わず解放弦で練習することがおすすめです。

二つの運動(右手と左手)を同時に練習するとき、同時に二つのことに集中することは、

不可能です。

ただ、注意することを「短い言葉」にして次々に違うことを注意することはできます。
コンピューターの「演算速度」に近いものです。同時に二つのことを考えるのではなく、短い周期でいくつかの「注意」を繰り返す方法です。

例えば「右手」「左手」「肩」「頭」「腰」「場所」「角度」「音程」「圧力」などの単語と、集中するべき運動を関連付けます。
一つの運動に長い時間、注意が行ってしまうと、他の運動がどんどん崩れます。そうならないように、短い言葉で注意を繰り返します。
「指」という単語で左手の指の押さえ方を直そうとし、
「小指」という単語で右手の小指を丸くしているかに集中する。
この二つの単語を交互に思いながら(必要なら声に出してみるとよいでしょう)曲を弾きます。
「頭」という言葉で頭の位置、重心を修正し、
「角度」で弓の直角を確認する。この二つを繰り返すのもひとつの方法。

要するに、何も考えないでも二つ以上のことがコントロールできるようになるまで、「口うるさく注意を繰り返す」ことです。

ひとつのことだけでもできません。

必ず生徒さんは答えます。
そうです。その一つひとつの難しさを知ったうえで、同時にいくつものことを無意識に、ある時は連動させ、あるときは独立させ、動かすのが「楽器の演奏」です。だからこそ、慣れが必要です。なれるまで、何日でも、何か月でも、何年でも時間をかけて繰り返しましょう。

「右手と左手はね。男と女と一緒なんだよ。わかる?」

大学生の時、久保田良作先生にレッスン中に言われた言葉です。
「????」当時、なんのことなのか、どんなジョークなのかさえわかりませんでした。
このネタは、子供には使えず、大人の生徒さんに使えば「セクハラ」になりますので、「格言」として私の中にしまっておきます。

というわけで今回はここまで。

野村謙介

弓を操る(最終回‥肘~肩)

ボウイングについての考察。
最後は、いわゆる「腕」の使い方について。

肘から手首までの前腕、肘から肩の関節までの上腕。そして、上腕を動かす、首と背中、主に肩甲骨周りの筋肉までを「腕」と考えます。
特に腕の付け根はどこ?と生徒に聞くと「肩」と答える人が多いのですが
実は肩の周りの筋肉も腕を動かすための筋肉です。

指から始めた話ですので、手首の次は肘の関節と前腕の使い方。
前回書いたように、掌を回転させる運動は前腕の回転です。
右肘の骨を反対の左手でつかみ、右手の掌を上、下に回転させてみてください。
肘の骨が動かないようにしても、掌が回せます。掌の回転は、弓の傾斜を変えられます。どの弦を弾くか。また、弦に圧力を加える仕事もできます。弓を弦から離すこともできます。
この前腕の回転運動に加え、肘の曲げ伸ばしの運動がダウン、アップの運動の主役になります。

弓先を使うとき、肘が伸びます。同時に手首の関節を左方向に曲げることで、弦と弓の毛の直角を保つ意識を持ちます。手首を上下方向に安直に曲げないで、出来るだけ掌と弓のスティックを平行に保つことを久保田先生は指導してくださいました。小指をスティックから出来るだけ離さないためにもこの手首の運動は重唱であることは前回書きました。

肘を直角に曲げたときに、手の指の形が一番「ニュートラル」の状態に出来ます。肘から右手の4本の指(親指以外)の第2関節までが「市間の板」のようになります。

肘の高さは‥

このニュートラルの状態で、肩から肘、肘から指の第2関節までが「1枚の板」の状態になるイメージで移弦します。この運動は「上腕」を上げ下げする運動です。肘を高くしすぎると手首と掌が下がりすぎ、腕の重さを弓に転化できません。下げすぎても同じように無理な力を使わないと腕の重さを利用できません。
肘の上下は弓中央から弓元にかけての「元半弓」でも利用します。
中央から弓元に移動するにつれ、肘を「上げる(身体から離す)」
元から中央に移動するにつれ、上がった肘を「下げる(身体に近づける)」
この運動は常に均一に動かすことが重要で、動きにムラがあると弓の圧力に大きな変化が起こり、弓がバウンドする原因になります。

肘は身体(お腹・胸の全面)より、常に「前方」に維持します。
この位置が前後に動くと弓を弦に対し直角に動かすことが困難になります。
身体の真横から誰かに見てもらい、ダウン、アップで肘が前後に動いていないか確認してもらうのが一番わかりやすい練習方法です。
肘(上腕)の上下運動は背中の筋肉を意識します。大切なことは

肘(上腕)は高くしても肩は上げない!

ことです。肩を首の方向(頭の方向)に引き寄せると方の関節が上方に上がります。首の筋肉に不要な力が入るうえ、自由な運動を妨げます。

常に肩を一番下げた状態で、肘(上腕)を上下に動かす練習が必要です。

弾く弦によって、弓の傾斜が変わり、肘の高さが変わります。さらに、元半弓を使うときはそこからさらに上方に上がります。

この複雑な運動は自分の眼で確認することは不可能です。
鏡を見ても、真横からの視点、真上からの視点はありません。

弓の動きを確認するうえで、最も大切なことは「音を聞く」ことです。
直角が崩れたときの音色、肘が高すぎたり低すぎたときの音色、移弦の際の雑音がないか。ダウンからアップ、アップからダウンになる瞬間の音色。

すべては音に現れますから、その音の特徴を聞き分ける集中力が必要です。
小さい子供に教える時は、実際に指、手首、肘、上腕に手を添えてあげることが最善の方法だと思います。大人の場合、弾きながら自分の身体の各部位を意識する練習が大切です。

長々と書きました。

言葉にすると、難しいですが、実際にボウイングすることはもっと難しいものです。

久保田先生の門下は、ボウイングが美しいと私は思っています。

美しいボウイングこそ、美しい音色を出す根源だと思っています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

メリーミュージック代表
野村謙介

弓を操る(その弐‥手首編)

前回の指に引き続き、ボウイングの考え方です。
手首の関節は、掌を真下に向けた状態で左右と上下に動かせます。
左右に動かす自由度は上下に比べて少ないものです。左右と言っても実は「弧」描く円運動です。この運動をそのままボウイングに使うと、弓も直線的には動きません。弦と弓の毛が直角に接していることが、摩擦を最大限に引き出して良い音を出す基本ですから、この円運動はある意味で要注意です。

上下の運動は、肘から手首までの部分「前腕」を水平にしたとき、
脱力すると掌の重さで掌が下がります。掌(手の甲)を水平にすると前腕と手の甲が一直線(平ら)になります。さらに曲げると掌が少し上がり前を向く形になります。

ここで手首の関節だと勘違いしていることを一つ。
掌を前腕に対して。左右に回転させる動きは、手首の関節の動きではなく、前腕の回転運動によるものです。
例えていうと、ドアのノブを左右に回すときの運動です。手首を見てみるとわかりますが、親指側と小指側に骨があり、手首だけを回転させることは物理的に無理です。つまり、掌の回転(掌を上にしたり下に向けたりする運動)は手首の運動ではありません。

久保田先生は、この手首の上下の動きについて、
「前腕と手の甲を平らにする」ことを基準にするように指導されました。
時に弓の中央部‥右ひじが直角に曲げた時の弓の位置で、手の甲と前腕が曲がっていると怒られました。
弓元に来た時の手首の曲げ方については、後ほど「肘の使い方」で詳しく書きますが、多くのヴァイオリニストが手首を曲げ、弦と弓の直角を作るのに比べ、弓中央部の時の一直線の状態を保つように指導されました。

先弓に来た時、手首を安直に曲げ(へこませ)がちです。
先弓で弓の動き、圧力を自由にコントロールするために、手首の関節の「左右の動き」を使います。

弦と弓の毛を直角に保ちながら、手の甲を弓の傾斜(E線A線D線G線)と大きく変えないこと。

弓先で掌を安直に外側(身体に対し右側)に向けてしまうと、小指がスティックから遠くに離れてしまいます。この運動は「前腕の回転」です。手首の回転ではありません。具体的に例えます。

弓中央から弓先にダウンボウする場合です。
中央で一直線だった前腕と手の甲の「面の方向」を維持し、
弓先まで直角に肘を伸ばすとき、掌は身体から少しずつ前方に離れていきます。
その際に、手の甲(掌)の弓の毛との「面」を保ったまま、肘を伸ばします。
その時に、手首を前腕に対し左側に曲げます。窮屈な感覚、引っ張られる感覚があると思います。手首の左右運動が少ないほど、窮屈に感じます。でも、小指はスティックに乗せた状態を維持できます。
手首を上下に曲げ、前腕を左側(内側)に回転させると掌は、外(右方向)に向いてしまい、小指が何もできなくなります。

文字にすると複雑ですが、上腕と手の甲をできるだけ一直線にしたまま、ダウンで弓先まで伸ばし、小指をできる限り、弓から離さないことを意識します。

手首の柔軟性は上下運動より、左右の運動範囲を大きくできるようにすることが難しいのです。

指がついている掌(手の甲)の関節、その次の第二関節を耐雷にする。
「グー」をしたとき、手の甲と指が直角に近くなりますね。
「パー」をすると、手の甲と指先までが一直線になりますね。
「ひっかくぞ!」の手の指の曲げ方。手の甲と指の第二関節までを平らにする形です。
この形を保って弓を持つイメージ。難しいですが、久保田先生はこの形を毎回のレッスンで厳しく注意してくれていました。

実際に弓を動かす「肘(前腕)」と「肩から肘(上腕)」の動きはまた、次回。

弓を操る(その壱‥指編)

ヴァイオリンの音色を大きく左右する「運弓(ボウイング)」について。

演奏者それぞれに、弓の持ち方と腕の使い方は微妙に違います。
どの方法が正しいというお話ではありません。
弦をこすって音出す弓の毛。弓の毛を支え、指で持つためのスティック(弓本体)、弓の毛と弦との摩擦を作るための松脂(ロジン)
このシンプルな要素の弓を右手の指、掌、手首、手首から肘までの腕、肘から方の関節までの上腕、腕を支える首と背中の筋肉。それらを意識することはとても難しいことです。
当然のことですが、弓に触れているのは指ですが、指だけで弓を大きく動かすことは不可能です。ですが、指の関節の柔らかさと強さのバランスはとても重要です。
恩師久保田良作先生は弓の持ち方にこだわられました。
親指を曲げることは、力のかかる方向を考えれば曲げることが理にかなっています。
親指が、「てこ」の原理の一点になります。
弓の毛と弦が触れている部分も「一点」です。
そして、弓の毛と弦の摩擦を増やすためにかける「圧力」は、人差し指が、もう一つの点となります。
実は薬指も人差し指ほどの力はありませんが、圧力をかけることができます。
毛箱に薬指の腹を付け、スティックに対して上方(親指の力の方向と同じ向き)に引き上げることで、弱い圧力をかけることができます。
小指は「丸くする」ことを久保田先生は厳しく指導してくださいました。
人によって小指をほとんど使わない演奏方法や、小指を伸ばしたままの演奏方法も見受けられます。これが「悪い」とは思いません。
小指を丸くすることの意味の一つは、力の方向性です。
簡単に言えば、人差し指が圧力をかける役割をするのに対し、小指は圧力を弱める役割をします。これが、圧力を弱める時の「一点」になります。
親指との距離が長いほど、少ない力で圧力を弱くできるのは、てこの原理です。
圧力を弱くする必要なんてあるのか?と思う生徒さんもいるでしょうが、弓の重さ(約60グラム)を少し弱くしたり、弓を持ち上げてダウンを連続したりするときに、親指より外側(スクリューのある側)に力点がなければなりません。
薬指は先ほど「圧力をかける役割の補助」ができると書きましたが、実は真逆に「圧力を弱める役割の補助」もできます。小指の補助的な仕事です。
それらの指をすべて柔軟、かつ瞬発的な運動が出来るように意識し、関節と筋肉(腱)を動かします。
弓先になれば、小指が届きにくくなります。それでも、完全に離してしまわないことを久保田先生に習いました。これも必要な技術です。
そして弓元で小指と親指で圧力と弓の方向をコントロールすることがとても大切です。

弓をダウン、アップで動かすときに指を「必要以上に動かさない」こと。

実は私は学生時代、「関節を動かしてはいけない」と思い込んでいました。
実際には、指の関節と筋肉のコントロールで、より微細な弓の速度と圧力をコントロールできることを、リハビリを始めてから感じました。
ただし必要最低限!で。
手首から始まり、背中の筋肉に至るまでの使い方については、次の機会に!

お読みいただき、ありがとうございました。
野村謙介

私にとってデュオリサイタルは‥

音楽のレッスンを受ける生徒さんにとって、楽器を弾く目的は様々です。
私(野村謙介)の演奏への思いをつづってみます。

音楽高校、音楽大学で専門家になるための基礎知識を学び、多くの仲間からの刺激を受けました。
大学生時代の演奏アルバイトも、演奏家として必要なスキルを学ぶ機会でした。
大学を卒業して、演奏家ではなく「学校の先生」として20年間、授業と会議、事務仕事と部活(オーケストラ)指導にに没頭し、ヴァイオリンを練習する時間も気力もありませんでした。
退職し、音楽を教えて楽器を販売する生活に変わりました。
20年間のブランク。自分の演奏技術を見直すゆとりは、教室を開いた当時には感じなかったのが現実です。
浩子(以後先生を省略します)と「リサイタルを開こう」と話し、自分の演奏技術を振り返ったとき、初めて楽器を練習していなかった20年という長い時間を思い知りました

それからの10年。

中学1年生から大学を卒業するまでの時間、不出来な生徒(私)に根気強く演奏の技術を惜しげなく教えてくださった久保田良作先生の声を思い続けています。
ヴァイオリンを演奏する「技術」は一人で黙々と練習することで、ある程度は習得できます。もちろん、そのレベルは練習の内容と時間で大きく変わります。
浩子と一緒に演奏することは、私にとって特別なものなのです。
先ほど書いたように、学生時代にも多くの人から演奏の刺激を受けていましたが、その刺激とは少し違う感覚です。

自分の過去と現在と未来

大げさに思われるかもしれませんが、人それぞれに今日まで生きてきた歩みがあるわけです。
人との出会いと別れ。
記憶に鮮明に残る体験。
今現在、抱えている不安。
明日、来年‥の自分。

浩子とデュオリサイタルに向けて練習するとき、楽器を練習している自分が、すべての過去につながっていることを感じます。
ヴァイオリンと心から向き合える時間が、どれほど貴重な時間であるかを感じます。
人様に聞いて頂ける演奏技術ではない‥と思い込んでしまえばそれまでです。生徒たちに自分が言っている言葉「舞台では自分が一番です」なのですが、練習の時は真逆に「へたくそ!」と自分に苛立ちます。
それでも!一緒に演奏してくれる大切な人と、自分の好きな音楽だけを練習できることは、至福の時間なのです。
演奏することに幸福感を感じられるのは、演奏家への神様からのご褒美です。
そのご褒美は浩子という「女神」が持ってきてくれたのだと思うのです。

ここまで読んで「けっ!いい年してうすきみわるっ!」と思われた方には、もうしわけございません。
最後までお読みいただき、ありがwとうございます。

メリーミュージック
野村謙介

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ある生徒さんのレッスン記録

教室にはたくさんの生徒さんが通ってくれています。
今年の9月で13期目を終え、14年目に入ったメリーミュージックです。
登録している生徒さんの数、713名。すべての生徒さんの個人カルテが保存されています。
すべての生徒さんが私たちの大切なお弟子さんです。

そんな中のおひとりを。
K君。現在高校1年生男子。1回目のレッスンは2005年11月9日金曜日11時から。当時4才でした。

おとなしく、素直な生徒というのが第一印象でした。毎週、欠かさずレッスンに通ってくるうちに、彼の個性がはっきりしてきました。
コツコツと毎日練習してくる几帳面な子供。ただ、姿勢を維持することが苦手でした。
貸し出していた分数ヴァイオリンはことごとく指板が削れるくらいに練習していました。
手に汗をかく体質で、その汗がとても酸性が強いようで弦がすぐにさびてしまうのも特徴でした。
コツコツコツコツ‥少しずつ上達し、やがて大まかな教本を終えたところで、本格的な基礎教本を使い始めました。
小学校高学年になり、毎日塾に通う日々の中、それでも毎日練習を欠かしませんでした。
受験が間近になり、一時的にレッスンをお休みしたときも、「絶対にやめませんから」というお母さんの言葉が忘れられません。
中学受験で志望校すべてに合格し、国立の中学校へ進学。すぐにレッスンが再開されました。
当時、歌うことが恥ずかしかったのか、表現が平面的でした。
練習曲集が大好き!という男子。次第に自分の考えや感情を言葉にするようになり、レッスンが一段と楽しくなってきました。
そして、とうとう私の身長を越えていまいました。(男子生徒が私より高くなると「破門」というルールがあります)
自分の好きな演奏、自分の弱い面、課題を的確に答えます。几帳面でありながら、はっきり「これは苦手」と線を引く強さもあります。
前回のレッスンで470回目でした。これもすごい数字ですが、私と彼の間に「師弟関係」がいつの間にかできていました。左手に関して言えば、もう教えることはほとんどありません。そのくらい上達してくれました。
将来はもっと数学の勉強をしたいと。音楽を趣味として、もっと上手になりたいという気持ちを持ち続けてくれています。
お母さんが毎回のレッスンに必ずついてこられます。私が師匠に「中学を卒業するまではお母さんもレッスンに来てください」と言われたことを彼とお母さんにお話ししたことも理由の一つのようです。
もちろん、彼一人でもレッスンに何の問題もありません。それでも、毎回教室でお母さんと待ち合わせをして学校からレッスンに来るK君は私の中では4歳の頃のかわいいちびっこのままです。

継続は力なり

まさに言葉通りです。どんな生徒さんにも個性があります。誰が一番‥ではなく、みんなが一番なのです。

これからも多くの生徒さんの成長を見守りたいと願っています。

野村謙介

練習の心得

「自分の好きな音で演奏できるようになりたい」
趣味として演奏を楽しむ方にも、仕事として演奏する私たちにも、共通の願いですね。
自分の好きな音が出せないという気持ちを、少し斜めから考えてみます。
そもそも「好きな音」は記憶に残っている外部から聞こえてきた音です。
自分の楽器を他の人が弾けば、全く違う音に聞こえます。
「先生が弾くと私の楽器もいい音がするんだけどなー」と幾度どなく生徒さんがおっしゃいます。

自分が楽器を構えて演奏しているときの音を冷静に聴くことが何よりも大切です。
どんな音が出ているのかを常に楽器に問いかけます。
少しだけ弾き方を変えて、また楽器の音に耳を澄まします。
楽器が「こんな音になるよ~」とあなたに答えてくれるはずです。

楽器を自分の技術でねじ伏せようとする人がたくさんいます。ちょっと楽器が可愛そうです。
力や技術で楽器より演奏する自分が「上」に立ってしまうと楽器はただの道具になってしまいます。

私たち演奏者自身の「筋肉」「関節」を自分自身がコントロールすることが一番難しいのです。

楽器を自分の身体の一部に感じるために、楽器と接する身体のどの部分もが、繊細な感覚を持っていなければ、楽器の響き、動きを感じ取ることができず、感じられなければコントロールすることもできないという、連鎖に陥ります。

楽器を構える前に、そして、音を出す前に、自分の身体の足先から頭のてっぺんまでのすべての部位を自分がコントロールできているか確かめてみましょう。

私の恩師、久保田良作先生の教えは「腰を安定させる」ことに大変厳しく、太ももに力を入れ、お尻の筋肉を内側に向かって力を入れ、つま先が少し浮くくらいのくるぶしに重心が来るように立ち、肩を下げ、あごを引き、頭を上に引っ張り上げる¨という「立ち方」にこだわったものでした。これはメニューインの指導書にも書かれていることです。

こうして立ちながら、楽器を構え、音を出すのはとても難しいことです。

音を出すことに神経が集中してしまいます。音に反応して体が硬くなります。

そうならないように、常に太ももと腹筋に力を集中することで、上半身の不要な力が抜けることが、やがて実感できるようになります。

姿勢は単にカッコよく見せるためにあるのではありません。自分の身体をコントロールするために大きな筋肉である太もも、足、おなかに力を集中し、首、上腕、手首、指の力を「必要最低限」に使うことが大切なのだと、この年になって感じるようになりました

話を戻し、自分の好きな音を感じられるようなるまでの道は、とても長いものです。言い換えれば、どんなに練習してもたどり着けない「見えない頂上」です。でも、だからと言って、諦めたらそこで終わりです。

かといってストレスだけを感じながら練習するのは意味がありません。

少しでも自分の好きな音を出すために、時間をかけて楽器と対話し続けること。

それこそが、楽器と仲良くなることの意味だと思います。

生徒の皆さんと同じように、私も日々自分の音を探し続けています。

頑張りましょう!

メリーミュージック

野村謙介

保育園コンサートの宝物


今年も保育園でのコンサートを実施しています。
先日のコンサートは60名程ほちびっこと近隣の方々に聞いて頂きました。
愛の挨拶、アニーローリー、リベルタンゴ、歌の翼に、ガブリエルのオーボエ、どんぐりコロコロ、大きな古時計、シネマパラダイス、チャルダッシュ、スペイン舞曲。1時間のコンサートを、子供たちはノリノリで楽しんでくれました。

演奏後、子供たちから写真の「手作り金メダル」を浩子先生と二人、授与されました!

何よりもうれしいプレゼントです。11月にはあと1回、12月には今年も「神奈川医療少年院」でのクリスマスコンサートが予定されています。

音楽の持つ不思議なやさしさで子供たちが安らいだひと時を過ごしてくれることがとても光栄です。

そして、12月24日のリサイタル、1月6日のリサイタルに向け、いよいよ準備の追い込みです。

野村謙介

2017弦楽器フェアに

2017fair
東京弦楽器フェア2017
元教え子君でクレモナで活動中の高橋修一くんと再会。テレビで見た窪田氏のビオラとバイオリンも味見(笑)
コメントありがとうございます!
保育園コンサートで疲れた背中の脂身(笑)追い打ちかけて背中は膏薬(ふるっ!)だらけ。
2010年の弦楽器フェアで陳さんと出会い今愛用しているビオラくんと出会い、その後縦型ケースの出品もありました。
今回、生徒さんの使う楽器のリサーチ目的と教え子君に会うために数年ぶりに行きました。
私が45年、使い続けている楽器の素晴らしさとこの楽器を迷うことなく私(の両親)に勧めた今は亡きバイオリン職人田中ひろし氏との出会いに感謝します。
自分の楽器が一番好き!と言い切れる自分に出逢えました。生徒さんに楽器店のオーナーとして紹介する立場です。結論から言えば一生のパートナーとなるバイオリンを選ぶ時、無理をしてでもオールドを手に入れるか、新作楽器から気に入った楽器を選ぶか?二つに一つだと言う結論。
オールドの信頼できる楽器は安くても一千万近い。それを考えると新作ですね。
弾き手で楽器の音色は変わるのです。自分にあった楽器を信頼できるバイオリン弾きと楽器店(職人)を見つけることができればあとは予算です。
現在で言えば150万前後が妥当な価格のようです(新作の場合)
でも高いよなー。(笑)

リサイタルチケット

12月24日(日)午後2時開演、もみじホール城山のリサイタルが近づいてきました。
クリスマスイブの午後、柔らかな音色でゆったりとしたひと時をお過ごしください。
小学生から高校生までは1000円。幼児は無料。大学生以上の方は1500円です。
難しい曲?長い曲?
いいえ。どんなお客様にも楽しんで頂けるプログラムを用意しています。
お申し込みは以下のフォームをご利用ください。

レッスンカレンダー表示について

教室のホームページに表示しています「レッスン予約状況カレンダー」の表示を少し変更しています。
「レッスン場所」「お名前の一部」「楽器名」です。
ご自分のレッスン日時や場所について、ご確認対抱けるようになりました。ぜひご活用ください。

教室ホームページ

夢の眼鏡発売ニュース


ニュースです。
「夜盲症」つまり薄暗いところでものを見ることができない病気です。
私の眼の病気「網膜色素変性症」はこの症状があります。
その苦しみから解放してくれる夢の眼鏡がついにできました。

この魔法のような眼鏡を開発し発売まで頑張ったのがHOYA
2017年12月に発売される予定です。まだ高額なうえに
医療器具として厚労省が認可してくれていないので
私たち障がい者の全額負担です。
一人でも多くの方にこの病気で苦しむ日本国内だけで
5万人以上の人のために知っていただければと思います。
YAHOOニュースでも取り上げられました。
こちらからどうぞ。

小さな音楽会終了


39組の熱演が終わりました。
幼稚園の子供から大人まで。音楽を演奏する楽しさを感じました。
誰かに聞かせることより、自分が満足する演奏を目指すアマチュア演奏家の演奏は
美術より本人の個性を感じるものです。

動画の演奏は高校生の演奏。同じ学年の二人が競い合わず、それぞれが楽しんで自分の好きな曲を好きなように弾いています。

誰でも音楽を楽しめます。それが自由であることの喜びです。

発表会に向けて

「人前で演奏する」ことが初めての生徒さんがたくさん、いらっしゃいます。

その生徒さんの中でも、大人の生徒さんの緊張は子供に比べてとても大きなものです。
初めての方に限らず、楽器を舞台で一人、演奏する経験はある意味で「不安」なものです。
不安と緊張が重なって、上手に弾ける自信がなくなるものです。
不安も緊張も、完全に失くしてしまうことはできません。むしろ普通のことです。
その不安と緊張を感じながら、どうしたら満足のいく演奏が出来るのでしょうか?

私たち演奏家が幼いころから舞台でいつも緊張せずに演奏していたわけではありません、
むしろ皆さんと同じように、舞台で「あがって」ガタガタ震えた経験を持っています。
その繰り返しをするうちに、様々なことに気が付きます。
「練習で緊張すること」
そうです。普段の練習で舞台で演奏する緊張感を持って弾くことが必要なのです。
練習で思うように弾けないのは、まだ練習が足りないから‥だけではありません。
たくさん時間をかけて練習すれば、出来るようになることは増えます。ただ、
舞台で弾いている自分をイメージしながら練習することが大切です。

さらに大人の場合、自分の演奏に満足できないので、不安がさらに強くなります。
そんな生徒さんにアドバイス。

「舞台では自分が主役。」
「聞いている人は失敗を気にしていない。」
「自分の弾けることだけ弾けばそれがすべて」

練習でうまく弾けない場所があれば、弾ける速さに遅くすればよいのです。
それでも難しければ、弾けるように楽譜を変えても良いのです。
音楽は「これが正しい」という正解はありません。
むしろ、大人の生徒さんは自分の演奏を客観的に聞けず、気持ちだけが空回りしているケースが多いのです。

私たち指導者が、正しい指導を、時間を十分にかけたとしても、
演奏する生徒さん自身が、自分の演奏に満足できるか?できないか?は
生徒さんにしか決められません。自分の演奏にだけ、集中することです。
どんなにたくさん人がいても、たとえ聴衆が一人でも、自分が満足できればそれでよいのです。

「それでもうまく弾ける気がしない!」という方へ。
舞台で演奏するのは、普段の自分とは違う人格の「別人」なのです。
自分の姿を自分の眼で見ることは人間にはできません。
自分の声を他人が聞いている状態で聞くことも人間にはできません。
自分が出している音が、どう人に聞こえているかは自分にはわかりません。
つまり、自分が「下手だ」と思っていても聞いている人が「下手だ」と思うことはないのです。
楽器を演奏する時は、主役になりきることです。おびえることはありません。

みなさんの演奏はみなさん自身のためだけにあるのです。
それがアマチュアの音楽の醍醐味なのです。

演奏することを楽しむ自分をイメージしながら練習してください。

野村謙介

恩師と40年ぶりの再会

20170902
私のページに書かせていただいている、恩師のおひとり安良岡ゆう先生と40年ぶりの再会を果たしました。

中学校3年生だった私に、ヴァイオリンで音楽を演奏することを「一から」「手取り足取り」教えてくださった恩師です。
もし、安良岡先生に出会わなければ、音楽の道に進むことはなかったはずです。今、私が使っているヴァイオリンを初めて弾いてもらったのも安良岡先生。入試のために必要な技術をすべて教えてくださったのも、音楽の作り方も、楽器の鳴らし方も、すべて習った気がします。

私が高校に入学する年に大学を卒業され、すぐにスイスに留学され、その後もヨーロッパを中心に演奏活動を続けられていたため、お会いする機会がありませんでした。

9月2日。高校生の生徒さんのレッスンを特別にしてくださったのですが、生徒より私が緊張しました。

レッスン後、自宅にお招きし昔話に花を咲かせました。
昔のまま、素敵で明るい先生。いつかまた、お会いする日までに、修行し直しです!

メリーオーケストラ定期演奏会終了


8月13日(日)NPO法人メリーオーケストラの第32回敵演奏会が終了しました。
来場者429名。演奏者約70名。客席とステージが一緒に音楽を心から楽しむ時間でした。
教室では生徒さん一人一人のレッスンを行っています。音楽を演奏する楽しさの一つが、他の人と一緒に同じ音楽を演奏することの充実感、達成会はまた違った楽しみです。
杜のホールは橋本に出来て16年。オープンの時から欠かさず年に2回の演奏会を開き続けています。

年齢制限もなく、もちろん技術レベルを問うこともありません。
オーケストラは吹奏楽より多くの楽器が同時に演奏します。
その多くの楽器と一緒に演奏することはオーケストラに入らないと体験できません。
多くの市民オーケストラが入団時にオーディションを行ったり、募集する楽器に制限があります。
メリーオーケストラでは演奏に参加できるすべての楽器の入会希望者をいつも受け入れています。
楽器を練習するのは一人一人の会員が自分で楽器を調達して行いますので、自分の楽器を持っていることが条件になりますが、全くの初心者でも教室で楽器を準備して練習する方法を学べば、あとはみんなと一緒に合奏することを目標に頑張れます。

上の動画をみると、「あんな難しい曲は弾けない!」と思われますが、絶対に大丈夫です。
これは入ってみないとご理解いただけないのですが、一人一人の演奏技術より、みんなで演奏して出てくる音が大切なのです。

ぜひ、楽器をもって次回2月4日の演奏会に向けての月一度の練習に遊びにいらしてください。練習予定は
メリーオーケストラホームページ

で来年の練習予定まで掲載されていますのでご覧ください。

メリーオーケストラ定期演奏会へ

来る8月13日(日)午後2時開演。橋本駅北口ミウィ7階、杜のホールはしもとで
NPO法人メリーオーケストラの第32回定期演奏会が開かれます。
年に2回の定期演奏会を欠かさず16年間、杜のホールで実施してきました。

今回は、ガーシュイン作曲「ラプソディインブルー」を始め、ビゼー作曲のカルメン組曲、クライスラー作曲「中国の太鼓」、現在東京で上演されているミュージカル「シカゴ」など、多彩なプログラムです。
中には「好きになった人」や「地上の星」など多くの方が聞きなじみのある曲、そして「ガブリエルのオーボエ」というモリコーネ作曲の映画音楽なども演奏します。

総勢70名ほどのアマチュア・プロ混合の大編成オーケストラです。

普段はオーケストラになじみのない方でも必ずお楽しみいただける上に、なんと

無料

赤ちゃん連れでも、もちろん小さなお子様連れでも遠慮なくお聞きいただけます。障がいのある方も大歓迎です。全席自由です。

メリーオーケストラとメリーミュージックは「兄弟」のような関係です。オーケストラのメンバーの中には、メリーミュージックの生徒さんもいれば、指導している先生もいます。「元」メリーミュージックの生徒さんもいれば、ぜ~んぜんメリーミュージックとはかかわりのない方もいます。中には生徒さんのご家族だけが参加している、なんていう人もたくさんいたり。

ヴァイオリン・・ヴィオラ・チェロ・コントラバスという弦楽器。
フルート・オーボエ・クラリネット・サックスの木管楽器。
ホルン・トランペット・トロンボーン・チューバという金管楽器
さらにはドラムセット・ティンパニ・シンバル・グロッケンシュピール・シロホンなどの打楽器

それらの楽器を小学生から80代の方まで、同じステージで演奏する姿は日本でもメリーオーケストラ以外には見られない光景です。

月に1度の練習だけで、毎年2回の定期演奏会を行うわけで、6回の練習で演奏会ということになります。初心者もプロも一緒に楽しみながら練習し演奏会を楽しんでいます。緊張はありますが、全員ができる限りの準備をしています。

どなたでも参加できます。楽器さえお持ちであればすぐにでも。
まだ、楽器がなくてもこれから始めれば来年の演奏会ではステージに一緒に演奏できるでしょう。

日本中に多くのオーケストラがある中で、私たちメリーオーケストラは「特定非営利活動法人」(NPO法人)のアマチュアオーケストラでs、これは日本にメリーオーケストラだけでした。現在はどこかで誕生しているかもしれませんが、それくらい珍しい存在でもあります。青少年の健全な育成・音楽の普及という二つの目的のためだけに活動し、活動による営利を求めません。運営はすべてガラス張りで公開されます。年に1度の総会も開き、毎年役所にすべての書類を提出します。要するに運営がとても大変なのです。

なのになぜ?この道を選んだのか。

一人でも多くの方に活動を理解していただくためです。

会員は月3千円の会費を納め、そのほかの資金は賛助会員の方々からの一口2千円の賛助会費で運営します。演奏会のときには、会員が演奏会費を支払ってホール代、印刷費、楽器運搬費用などをすべて自分たちで賄います。プログラムに広告を載せるアマチュアオーケストラが多いのですが、NPO法人ではそれができません。また、演奏会の入場料をお客様から頂くことは、定款上可能なのですが、そうすれば会場に見えるお客様が減少します。これは現実です。

プロの演奏者も実はみなさんノーギャランティで参加してくださっています。毎月の練習にはメリーミュージックの指導者が派遣されています。業務委託をしているのです。これも兄弟関係だからできることです。

真夏の一日を、涼しいホールで楽しく過ごしませんか?
みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げております。

メリーミュージック代表
メリーオーケストラ理事長・指揮者
野村謙介

小さな音楽会申込書

9月18日(月・敬老の日)午後1時から、もみじホールで行われる第21回小さな音楽会の
参加申込書が出来ました。提出は8月27日までにお願いします。
ダウンロードは

参加申込書

からどうぞ。

中学校弦楽オーケストラ指導

今年も茨城県の総和中学校ストリングオーケストラ部の指導に呼んでいただきました。

毎年恒例になっているこの出張指導は、20年中学校高校でオーケストラ指導をしていたころの経験と、その後のメリーミュージックでの指導経験を自分自身が確認するチャンスでもあります。

子供たちは、毎年入れ替わり、時には部員数が減ることも増えることもあります。
また、顧問教諭も異動することが宿命となります。私が伺い始めてから、3人目の顧問が指導の中心になっています。

そのアンサンブルは月に2度ほどのトレーナー指導と、ほぼ毎日の部活動で演奏会、ディズニーでの演奏など子供たちの発表の機会もきちんと認められています。ある意味で恵まれた環境です。

学校によっては、外部の指導者を招いてはいけない!ディズニー「なんか」で演奏することに教育的な意味はない!と言い切る三流の学校も「ありました」そんな学校は置いておいて‥

総和中学校の生徒たちに毎年違うことを伝えます。
今年は例年に比べ、伺った時期が早かったので、音の出し方、歌い方、それを表現する技術についてレクチャーしてきました。

腕の運動だけで楽器を弾いてしまう子供たちです。たった二つの音だけでも、弓が逆になると弾けないことに、本人たちが驚いていました。また、当たり前になんとなく弾いている旋律を「あたりまえでなく」弾いて見せました。その変化にも食い入るような眼で私を見ていました。

子供たちが何に向かって練習するのかをいつも問いかけます。
上手に弾くということが「間違えずに弾くこと」とは違うことを教えます。

また今年も新しい感動と課題をもらって帰ってきました。

子供の習い事を考える

私も含めて多くの大人たちが、子供の頃の「習い事」に感じていたことと、
現代の若い親世代が感じている「習い事」の間にはどうも、大きなギャップがあるようです。
今回は子供の習い事について考えてみます。

昔(今から40年ほど前)には、学校以外で子供が習うことと言えば「塾」「ピアノ」だった記憶があります。
そのほかにも、そろばんや、習字、剣道‥そのくらいしか近所には習えるところがありませんでした。そんな時代でした。

私の場合は、体が弱かったので両親が音楽「でも」と近所にヴァイオリンを教えてくれる先生を探して、親に連れられて通い始めました。当時、学校内でヴァイオリンを習っている子供は学年に一人はいませんでした。それくらい、珍しいことだったのだと思います。

決して裕福な家庭ではなかったのですが、私が習うことに両親は「やり始めたのだからやりなさい」というスタンスでした。練習嫌いな私は、毎日のように母親に「練習しなさい!」と叱られ、反抗すれば「お父さんに言うからね」‥実際、その夜には帰ってきた父親に「練習しないならやめろ!」と怒られる日々でした。それでもやめなかった私と、やめさせなかった両親。両親とも音楽に関してはまったくの未経験者でした。
昭和一桁生まれの両親ですから、時代から考えれば当然です。

子供は色々なことに興味を持ちながら育ちます。時にはスポーツに憧れ、時には友達が習っている「何か」に憧れます。興味を持つことはとても大切なことですし、とりあえずやらせてみたら‥という親の気持ちは理解できます。ただ、当時は「習い事」はそんなに簡単なことではなかったのが現実です。

さて、現代はどうでしょうか?

子供の興味は昔同様、あれもこれも面白そうに感じるのです。
さらに、探せば簡単に習える教室や先生を見つけられるのも昔と違うことです。
ダンス、スイミング、英会話‥習えることも昔とは比べ物にならないくらい多くなり
手軽に始められる時代になりました。
子供のやりたいことを応援する。

親として当然の気持ちです。現実には経済的理由や共働き、住宅環境などで、応援の気持ちだけで終わることもあります。これは昔もそうでした。

始めることは簡単。やめることも簡単な時代

多くの子供たちを教えていて感じるのは、子供本人の意思より、親の意志の弱さを感じることが増えたことです。
子育てはどんな親にとっても「初めて」の経験です。だからこそ、迷い、躊躇し、時には間違うものです。ただ、子供と親である自分が、共に育つ意識と、共に学ぶ気持ちがなければ、少なくとも習い事は実を結びません。

子供より親である自分の気持ちが優先し、無理やり習わせたり、無理やりやめさせたりする親を見ると、なんとも悲しい気持ちになります。
子供が習い事に興味を失うのは、ごく当たり前のことです。それが子供です。
始めたことを続けることの大切さと、やればできることを教えることが、子育てではないでしょうか?

どんなことでも、諦めずに頑張っていればできるようになる体験。
親が子供と一緒に学び、時には一緒に苦しみ、笑うことがどれほど大切なことなのか、親でなければ味わえない喜びだと思うのです。

すぐに出来るようになる習い事もあるかもしれません。
出来るようになった実感を感じにくい習い事もあります。音楽はその代表かもしれません。
まして、親が音楽の習い事をしたことがなければ、子供がうまくなっていることや、何に躓いているのかがわからないのは当たり前です。だからこそ、自分も子供と学び、子供を応援するのが親の務めだと思います。

習い始めて、すぐにやめてしまう親子が増えている現代。珍しいことではないのですが、教えていてとても空しい気持ちになります。

ヴァイオリンを習う、ピアノを習うのが、なにかのステイタスだと勘違いをしている親もいました。「うちの子はヴァイオリンを習っている」「だからヴァイオリンが弾ける」と子供の練習を聴くこともせず、レッスンでも無関心に携帯に没頭する親を見ると、どうして?うちの子は弾けるって言えるんだろう?と不思議に思ったこともあります。

お金を頂いてレッスンをしている私が、こんなことを書くと生徒さんが減っちゃうよ!と気を使ってくださる方もおられるでしょうが(笑)
子供たちの能力を信じて、親と一緒に音楽を楽しめる将来を見据えてレッスンをする以上
親の協力なしに子供の習い事は実を結ばないことを伝えたくて書きました。

メリーミュージック代表
野村謙介

演奏中の「集中力」

練習であっても、レッスンの時でも、発表会、演奏会でステージの上にいて演奏するときでも、「何を考えているのか?」ということがとても大切なことです。

今日はその「考え事」を考えます。
趣味で演奏している方に試してもらいたいのが「目を閉じて音を出す」体験です。

暗譜をして弾くという意味ではなく、むしろ無意識に見ている風景を消すことに目的があります。
楽譜を見なくても音は出せますよね。もちろん、楽器を構えて音を出す準備をするまでは目を開けてしっかり準備して良いのです。さぁ、音を出してみると、何かが違うはずです。

何気なく見ているもの

が、わかるはずです。楽譜や指、弓を見ないことで私たちの五感は鋭くなります。
聴覚、指先の感覚、あごや肩に伝わる振動‥いつもは見過ごしている感覚に気づくでしょうか。

音が出始めてから出終わるまで、常に集中していること。この連続が「音楽」になります。
何も考えないで、音楽に没頭し、まるで自己陶酔しているかのように見えるプロの演奏ですが、何も考えていないわけではなく、自分の出す音にすべての神経を集中しているのです。
ただ、集中するといっても、何に集中するのかが問題です。

楽譜を思い出すことに集中していては音は聞けません。
指使いやボーイングだけに気を取られ続けていても音は聞こえません。

「音を聞きながら、次にすべきことを考え、出した音に集中する」
その繰り返しです。音の中に、技術のすべてが含まれています。そんなに難しいことではありません。かすれていたり、つぶれていたり、ピッチが外れていたり、硬すぎたりといくらでも聞き取ることができます。

もう一つ大切なことは、考えるという感覚は、同時にに一つのことしか考えられないという現実です。一度に二つのことを同時に考えうることはできません。考えずに体を動かすことはできます。例えれば‥

車の運転(自転車の運転でも)を考えてみてください。
無意識にいろいろな操作を同時にしているはずですが、一つ一つを考えてはいません。
考えなくても体が動いているのです。
楽器を演奏するときも、同じように「できます」が「しない」のです。

少しでも短い時間、一瞬にあることに注意を払い、すぐに違うことに注意をむけます。
右手、左手
右手でも手、手首、肘、肩
左手は指、掌、手首、肘、肩
たくさんの「部分」がありますが、短い単語で注意する部分(体の部位)に注意が向けられます。

練習するとき、陥りやすい落とし穴。
一つのことに、こだわり過ぎることです。
例えば、左手首に注意を集中した「まま」でずっと弾き続けると、他のことは考えられないままで音を出し続けてしまうことになります。気が付いた時には、音も聞かず、左手首のことしか頭になくなっています。

音楽を感じることは、技術ではありません。感情です。
感情のない音楽は「音楽」ではない「音の羅列」にすぎません。
どんな音楽であれ、演奏する人の感情を、技術で音にするのです。
「こんな音を出したい」「こんな音色で弾きたい」「こんな音楽にしたい」
それを具体的に、どうすればできるのかが、技術ですから音を出すこと自体が「技術」なのです。
音は出せても音楽にならないのは、まず自分がどんな音を出したいのかというイメージがないからです。いくら音をつなげても、音楽にはなりません。
いくら練習しても、きれいな音が出ない‥思ったように指が動かない‥
時間をかけて、体が無意識に自分の出したい音を出せるようになるまで繰り返すしかありません。

目を閉じて、自分の音に集中できれば
きっと「目をつぶってもできる」ことの意味が分かるはずです。

お試しあれ。

メリーミュージック代表
野村謙介

ケースを選ぶポイント

ヴァイオリンケースを選ぶとき、どんなことに重点を置きますか?


私、野村謙介は「ケースマニア」を自称しております。あくまで自称ですので。


そもそも、ケースは何のために、いつ使いますか?


「楽器を持って移動するとき」「保管するとき」


雨の日、楽器をもって出かけるのは気を使います。大きな傘をさしても風が吹くとケースはびしょぬれ(涙)

雨に濡れたケースから、雨水が中に入る(染み込む)と楽器が濡れます。致命的です。

ケースそのものをカバーする「ケースカバー」が市販されています。最近の製品は、ケースを背負ってもカバーできるように作られています。ただ、



「たかい!」


一番安くて、かつ、かっこ悪い(ダメだけど)防水対策は「45リットルポリ袋」です。
もちろん、90リットルサイズでも。使い捨てるもよし。ゴミ袋として再利用するもよし。しかし、白色・黒色は街中でかなり!目立ちます。透明なものをお勧めします。


ケースカバーがない状態で、ケースが雨にぬれるとどのくらい、中に染み込むのか?

自分の楽器とケースで実験したくないですよね!わたしも当然。でも

やった人たちがいます。


実は私、ヴァイオリンケースを開発・製造・販売までしたことがありまして、その時の製造メーカーが各社のケースを新品で買い求め、ホースで水を30分かける!という過酷なテストを行いました。結果‥


どんな高いケースも中に水か染み込みます。


ただ、その量はケースによって大変な違いがありました。

どの製品が?

申し訳ありません。はっきり申せませんが。

「値段が一番高いケースがよいとは限らない」

ケースの主素材がカーボンであっても、FRPであっても、「開口部(咬合部)」「ヒンジ部」から水が入ります。ケース表面主素材が布地の場合、生地が撥水加工してあっても次第に水が染み込んでしまいます。


ファスナー(ジッパー)が防水と、うたわれていても、水が入ります。

結論。雨の日は、カバーをかけましょう。


ケース選びのポイントその2。

「堅牢性(丈夫さ)」です。


満員電車の中で、抱えて持っている楽器ケース。他の方の「じゃまなんだよっ!」という無言の圧力と視線に耐えたとしても、実際、人に押される圧力に耐えられないケースもあります。

昔のケースは木枠に布カバーをつけた構造でした。高いケースはとにかく丈夫でした。長いバス移動の際には足元に置いて足を載せていられたそうです(汚れを気にするとできません)


発泡スチロール素材のケースはあっさり潰れます。楽器を守れなければ「ケースではない」


次のポイントは「重さ」


軽くするためにはどうするか?

素材を軽くする&パーツを軽くする&余分なパーツをつけない


軽い素材は?「炭素繊維(カーボン)」です。が!

実はカーボン繊維は同じ厚さ、同じ面積だと他の樹脂素材(FRPなど)より重いのです!これホントです。


ただ、強いのです。FRPで、ある硬さ(強さ)を得るために必要な厚みを、カーボンではずーーーっと薄くて硬さが出せます。つまり


カーボンケースは本来強いケース


なのです。軽いケースと思い込むより本来丈夫なケースなのです。


重さはカタログ数値より、実際に手にしてみないと実感できません。

カタログにかけない、バランスとハンドルの形状、ケース全体の凹凸計上で重くも軽くも感じます。ケースを楽器店で選ぶとき、ぜひ、楽器・弓・小物を入れてみて、手にもって比べてください。必ず違いがあります。


色・かたち


これは好みなので、あえて触れません(笑)が、ケースを開けたときに、蓋(ふた)が完全に向こう側に開ききるタイプ(日本以外はこちらが主流)と、90度に開いたところでひもがストッパーになるタイプがあります。一長一短です。これもお好みで。

色のバリエーションが多いものと少ないものもありますね。これもお好み。





実は一番、気にしてほしいポイント


留め具の「開き、にくさ」・‥開きにくいほうがいいのです


知らない間に留め具が外れ、背中でケースのふたが開いていた!これ、私の経験です。

鍵がかかる留め具もあります。ダイヤル式なら問題ないですが、「鍵」を使って開けるタイプは、忘れたら壊すしかありません。

簡単に開けられる=あいてしまう!

ファスナー(チャック)式だったころには考えられない事故です。

カーボンなどの樹脂製ケースの場合、留め具に注目してください。


ちなみに私はヴィオラのケース(BAM)の留め具を改造して、フライトケースに使われるロータリー式に取り替えました。動画もございます。

改造ビオラケース

私の「お気に入りケース・トップ3」


第1位‥自分で開発したケース(すみなせん!生産販売終了していて入手は困難です)

第2位‥BAM社製ハイテックシリーズ


第3位‥フューメビアンカ(白川総業)


そんなところですね。あくまで、好みの問題ですが、

良いケースを持ちましょう!


メリーミュージック

野村謙介

弓を選ぶ

今回はヴァイオリンの弓について。


ヴァイオリンの音を出す仕組みを考えてみて下さい。

弦を弓の毛で「こすって」音が出ます。当たり前!と思いがちですがもう少し深く考えてみます。

弦を指ではじいて音出すピチカートをするとき、弦を横に引っ張って離した瞬間、弦は横に振動して音を出します。

強く引っ張れば大きいピチカート、弱く引っ張って離せば小さなピチカートの音がでます。


当たり前?


それでは弓の毛でこすって音を出すときには、どうでしょうか。



「どうしたら大きな音が出せる?」という問いに

「弓を速く動かす」「弓をたくさん使う」と答える生徒さん、特に中学生・高校生のオーケストラ部員が答えてくれます。


実は「強くこする」ことが正解です。


弓の毛と弦は摩擦で音が出ることは想像できますが、よく考えると少し「ん?」と思うことがありますよ。

弓でダウン(下げ弓)の状態で音を出すとき、弦は演奏者から見て右側に引っ張られ「続ける」ことになりますよね。あれ?ピチカートの話で弦が左右に振動して音が出ることは書きました。あれれれれ?


いつ、弦は左に戻り、また右に(ダウン方向)に引っ張られているのでしょう?


みなさんご承知のように、弓の毛の表面にある凸凹に、粘着質(粘り気)のある松脂の粉がつくことで、馬のしっぽの毛にある小さな凸凹が大きなネバネバした凸凹になって、弦に引っかかって音が出ます。


弓の毛に引っ掛けられて、ダウンなら右に引っ張られた弦は摩擦より大きな力で反対方向(ダウンの場合は左)に滑って戻ってまた引っ掛けられて、引っ張られて‥の繰り返しをしています。


つまり、弦の振動の上で弓の毛は常に細かく滑っていることになります。


大きな音で弾くと弦が大きく振動します。弓の毛も振動します。弓の毛を弓の両端で引っ張っている、弓の木(スティック)も振動しています。


このスティックの振動を弓を持っている右手の指で、感じられます。「え?」と思う方は、すぐに試してみてください。


弓の木は弦や、ヴァイオリン本体と違い、音を出しません。

が、弦を振動させる弓の毛を、支えるという、とても大切な仕事もしています。


ところで「良い弓」とはどんな弓でしょうか?


まれに「弓はとりあえず何でもいい」「楽器ほど重要ではない」と間違っている方がいます。

まさに「おおまちがい」なのです。弓は楽器本体とまったく同じ重要性を持っています。


弓の重さと長さには規定があります。というより、ヴァイオリンが今の形になってからも、しばらくの間、弓は形の変化がありました。現在の弓の「モデル」となったのが「トルテ」という作家の弓と「ペカット」という作家の弓です。現存する二人の作品は非常に少なく1000万円を超える価値があるともいわれます。

ヴァイオリンそのものより、修理できる部分が少なく、折れてしまうと復元は不可能で全損扱いとなります。



弓の重さの重心は、弓の木の真ん中‥ではないこともご存知ですよね?「え?」と思われたら、ご自分の弓でお試しください。真ん中よりはるかに「元」よりに重さの重心があります。


弓を持った時、軽く感じる弓と重く感じる弓があります。実際にはかりで計測すると全く同じ重さの弓でも!


それは弓の重さのバランスによるものです。先が重ければ重く感じます。先の重い弓は大きな音を出すのが楽です。弓先で大きな音を出すためには、右腕が伸びている状態で親指と人差し指で重さを加える(薬指を上に引き上げる力も少しは使えますが)ことが必要ですので、先が重たいとその点で有利です。


ただし、先が重いと素早い移弦が難しくなります。慣性の法則です。先が軽いほど、振り回されないことになります。
が、軽ければよいわけでもないのです。


そして、弓の弾力の強さがあります。「縦と横」の強さがあります。


弓を持って、左手に弓先を乗せ、弓の毛の方向に曲げようとするのが「たて」の力、

その90度方向(弦に乗せたときには前後方向)が「よこ」の力です。


一般に強い弓と言われるのは、縦方向、横方向に曲がりにくい、硬い木の弓を言います。


強い弓ほど良いでしょうか?


答えは「いいえ」なのです。


硬すぎると弓の毛の弾力と弦の弾力を、弓の木が感じられず、結果として演奏者の指への振動の伝達がなく、
「毛と弦の音」しかしなくなります。


柔らかすぎると、フォルテを出したいときに、弓中央で腰が砕けた状態になり、また横方向に弱いと音色の変化を出すことができなくなります。




「バランス」「強さ」のどちらともに演奏者の好みが大きく分かれます。

弾きやすさにも大きな違いがあります。弾く曲にもよります。


「音量が出せて、音色の変化量が大きく、扱いやすい弓」


はっきり言えばともて希少です。楽器を選ぶより難しい時代です。なぜならば


弓に使われるフェルナンブッコという種類の木が原生しているブラジルから、ワシントン条約によって、原木の形での輸出が禁止されたからです。弓の形をしていれば輸出も、日本からの輸入もできます。ブラジルで作られた弓‥ってあまり見ないですね。ありますけれど、数は少ないです。現在の弓は昔、手に入れた原木を大切に使って作られているか


代用の木


で作られています。そして「カーボンファイバー」が代用として使われる時代になりました。


残念ながら、木の振動の伝わり方までは現在のカーボン弓には求められません。


強さ、バランスは最高の弓と同じレベルのものを大量に、当たり外れなく作ることができるので

木の弓の「セカンドボウ」としてなら、大いに活用できます。また、代用の木でできた弓と同じ値段なら私はカーボンの弓をお勧めします。なぜなら、将来、自分の気に入った弓を手に出来たとき、代用の木で作られた弓は腰が抜けて使い物にならなくなっている可能性が「極めて高い」のです。カーボンは長く使えます。




いかがでしたでしょうか?

弓の重要性、少しは伝わったでしょうか?


ご質問などありましたら、お気軽にメールでお問い合わせください。


office@merry649.com


代表野村まで、どうぞ!みなさまのご感想などもお待ちしております。



メリーミュージック代表


野村謙介


趣味の楽器とプロの楽器

特にヴァイオリンは「高い」と思いますね。
もちろん、ピアノだって高いのですが、一番安いヴァイオリンと一番高いヴァイオリンの「差」が桁違いですね。

一番安いヴァイオリン、ケースまでセットで新品1万円以下で手に入ります。でも!これを「ヴァイオリン」と言えるのか?と真剣に問われれば「いいえ」と答えます。

ヴァイオリンがヴァイオリンとして認められる条件で一番大切なのは、使われている材料です。木材もニスも含め、本物のヴァイオリンというために「これを使って、こう作る」というセオリーがあります。それを無視して形と色だけ、マネをしたものは「レプリカ」と言えます。

そうはいっても、趣味で使う道具にどれだけお金を使えるでしょうか?人によって違いますが、少なくともその道具「楽器」でお金が得られるのでなければ、まさに「贅沢」かもしれません。中には、安く買って高く売って利益を得る「コレクター」と呼ばれる方もいますが、趣味で演奏する方とは楽器購入の目的が違います。

演奏して楽しみたい。でも自分が自由に使えるお金は、ここまで!でまず予算が決まります。その金額によって、手に出来る楽器を選ぶ際の選択肢が増えると考えてください。

先ほど述べたヴァイオリンとしての条件を満たしている楽器の中で、「音色」「音量」「造作の美しさ」が選ぶポイントになります。演奏技術によって出せる音色、音量は変わります。プロが演奏すると音色、音量をコントロールできます。趣味で初めて楽器を手にする方にはその技術はなくて当たり前です。ですが!

初心者だからこそ、楽器の持っている音色、音量が重要なのです。

「私にはもったいない」という言葉と「技術がないから差が出ない」という言葉。
一番良く耳にする言葉です。気持ちは理解できますが、間違っています。

趣味の方の「今の技術」を見極めて、その技術がこれから伸びていくことを計算に入れて、楽器を選定できるのは「プロ」です。つまり、純粋に楽器の良しあしだけでなく、その生徒さんの予算と技術、すべてを考えて少しでも趣味で楽しめる楽器を選ぶことが私たちプロの演奏家の仕事でもあります。

プロが使う楽器は同じヴァイオリンであっても、用途が違うと言えるでしょう。演奏するホール、地域、曲の編成など、様々な必要条件をクリアできる楽器でなければ、お客様に満足してもらえる演奏はできません。無理をしても楽器を買うのは、そうした必要に迫られてのことです。その結果として10億円を超える値段が楽器につきます。ありえないような金額ですが、これは「ビジネス」の世界の結果なので土地の値段が場所によって違うのと同じです。金額の根拠はないのです。10億円のヴァイオリンが10万円のヴァイオリンの‥えーっと1万倍?(間違っていたらごめんさない)いい音がするのか?大きい音がするのか?といえばそんなはずがありません。手間が1万倍違うわけでもありません。
「ほしいから買う」「買うために今の楽器を売る」の繰り返しも値段が上がる理由の一つです。古ければよい音が出る¨とは限りません。古ければ高い¨とも限りません。間違えてはいけません。古くてもダメなもの、さらに言えば「ヴァイオリンのレプリカ」だってあるのです。

趣味で楽器を選ぶなら、信頼できるプロの演奏家で楽器を選ぶ経験の豊富な人に選んでもらうのが最善策です。間違っても、お店で「あれ、ください」だけはやめましょう。

次回は「弓の選び方」について。

メリーミュージック代表
ヴァイオリニスト 野村謙介

趣味の楽器演奏

生徒さんが楽器を演奏することの楽しさを色々な補法で伝える仕事をしています。

趣味で楽器を演奏することは、プロの演奏家からみて、楽器演奏を楽しむ純粋さという意味でとても羨ましく思えることがあります。
なによりも演奏する方自身が自分の好きな音楽を好きな時に、好きなだけ演奏できることです。プロの場合は必ずしも自分の好きな曲だけを演奏できるとは限りません。また、聞いて頂く方から頂くお金で生活するのですから、プロである自分の演奏に満足していただけなければ生活できません。
時々生徒さんから「趣味なので上手にならなくてもいいんです」「プロを目指すわけではないので」という言葉をお聞きします。前者については、生徒さん自身の上達意欲があっての練習なので「言葉だけ」の意味だと思っていますが、もし本心でうまくならなくても良いと考えておられるならそれは間違いだと思います。プロのレベルを目指してほしいということとは全く違い、生徒さんの技術を自身が楽しめるように考えてのレッスンなのです。
後者「プロを目指すわけではない」という言葉の裏に、私たちの指導、アドヴァイスが生徒さんにとって難しく感じているときによく耳にします。
過去に学校で中学生高校生のオーケストラを指導しているときにも生徒たちが口にしていました。これは極めて当たり前のことですが、生徒さんにとってプロになるために必要な技術を習得する練習は「未知の世界」なので、もしかするとこの先生(私)がプロになるための練習を自分(生徒さん自身)に求めているのかと思ってしまうのです。
私たちはプロがプロになるための練習の厳しさを知っていることと、アマチュアの人が目指すものが違うことは、きちんと理解しています。
むしろ、学校などで指導する先生自身が音楽を趣味とするレベルである場合が殆どですので、どのくらい練習したらどの程度上達するのかを「知らない」状態で無謀な練習を生徒たちにさせていることの方が気にかかります。
話は少しそれますが「学校の部活動」で音楽を教える立場ならば、あくまて学校の授業の一部として限定することが前提です。このところ、部活指導者を教員以外に頼ることで、顧問教員の負担を軽減する¨という話題がありますが、これはどこか間違っています。
学校の活動です。生徒が主役です。生徒の日常生活を圧迫してまで活動するのは明らかに行き過ぎた活動です。私的な音楽団体やスポーツクラブなら、指導者が専門家で保護者が契約したうえで指導が行われますから学校の活動とはまったく違います。いつのまにか、混同してしまっているのです。
話を戻しますが、趣味の音楽は本来楽しいものです。練習することも楽しく感じられる指導が必要です。「上手になれば楽しい」ことを実感できることが大切です。練習しなければ上達しないので、楽しみも感じられません。レッスンで辛いのは、まったく練習ができない生徒さんに少しでも練習する楽しさと大切さを知ってもら「えない」時です。
プロを目指すのではないからこそ、自分の楽しさを実感できる練習をしてほしいと願っています。

弓の持ち方、弓の動かし方

連続の投稿になりますが、ヴァイオリンを弾いて自分の音に疑問や不満がある方は多いですよね。
難しい曲をパラパラといとも簡単に弾いているプロの演奏をまねたい気持ちはアマチュアに限らず、プロでも持つものです。
良い音を出したいといつも考え続けること。これは簡単なことではありませんが、一番大切なことです。
それでは、どうすればよい音が出せるのか?という疑問に突き当たります。
私の師匠は数多くの演奏家を育てた教育者であったと同時に素晴らしい演奏家でもいらっしゃいました。
その久保田良作先生が私たちに常におっしゃっていたことの一つが「弓の持ち方」と「右腕の動かし方」でした。
子供だった私自身、そのレッスンの中で「どうして?」という気持ちになっていたのも事実です。ただ先生のおっしゃることをできるようになるまで、ひたすら自宅で練習し、レッスンに伺い先生の判断をお聞きすることの繰り返しでした。
弓の持ち方について、少し書いてみます。
1力を余分に入れずに、形を崩さない。
2親指を掌に近づけた状態で弓に親指の指先を当てることで、小指と薬指の第1・第2関節を曲げることができ、掌に一番近い指の関節は、右手の甲と平らな状態にできる。
3可能な限り、弓先でも小指を伸ばさず、手の形を変えないことで素早く元の形に戻すことができる。
4弓の先半分は右ひじの曲げ伸ばし、元半分は右腕の上下運動を加えることで、手の方の変化を抑えることができる。
ほんの一部ですが、この4つのことを考えながら音を出すことはとても難しいことです。
常に一定の圧力と一定の速度で弓を動かし続けることが出来なければ、自分の思った音は出せません。
さらに、気が付かないうちに弓を強く持ってしまっています。特に親指は自分から見えない位置にあるため、無意識に強く持ってしまいます。そうすると、すべての指に反発する力が加わるため、弓を柔らかく持つことができません。
弓を持つ手が、車で言うならサスペンション、またはショックアブソーバーの役目を果たします。
弦と直接摩擦で擦れあう弓の毛も1本ずつはとても弱く細いのですが、演奏時に使う弓の毛の量を考えると大きな弾力性を持っています。
また、弓の木についても同じことが言えます。
アマチュアの方が「柔らかい」と評される弓の場合、弓中央部の剛性が足りない場合もあります。
また逆に「強くて多き音が出る」と言われる弓は、弾力が少なく重たい場合があります。
私の師匠は弓の張り方にも注意をされました。弱い張力、つまり張りすぎず弓の中央部の木と毛の距離を見極め、弓の木の弾力と弓の毛の弾力を感じられる、ちょうど良い張り具合を見極めることが大切なのです。
指も人差し指以外のすべての指がクッションの役目を果たすために、曲げられる状態を維持する形が大切です。
弓の持ち方を見れば、自分の同門を見つけられる¨と私は思っています。そのくらい、久保田良作先生の指導は徹底していました。私もできる限り、先生の教えを生徒さんに伝えたいと思い、日々レッスンをしています。
天国から厳しく優しい目で、「ちゃんとレッスンしなさい」と言われているようです。

美しい音を出すために

楽器で音を出すことと、音楽を演奏することはイコールではありません。
すべての楽器で演奏方法が違いますが、共通していることがあります。
そのひとつは、これから自分が出す音つまり「未来」を予想することです。
私たちが演奏する音楽も実際に音を出す楽器も、過去にさかのぼって作られたものです。
演奏技術を考える時に、大切なことはこれから自分がどんな音を出したいのかという「意識」なのです。
無意識に音を出してしまってから「音が汚い」「ピッチがおかしい」「拍とずれた」と反省していませんか?
すべての音を出す「前」が必ずあります。どんなに短い音符、休符にもその前の時間があります。
それが連続することで自分の意識した音が初めてでます。「そんなことをしていたら、どんどん遅くなる」と考える方もいるでしょうが、
遅くしないことも意識の一つです。

さらに、ヴァイオリンで美しい音を出すために必要な技術について。
私の師匠である故、久保田良作先生は「姿勢」と「手の形」についてとても熱心に私たち生徒にレッスンをしてくださいました。
すべての演奏技術は「体幹」から始まること。そして弦楽器の演奏技術の基本が「ボーイング」であることをどんな小さな生徒にも、プロになった演奏家にも同じようにレッスンをしておられました。
簡単に「こう持って、こう動かして」と文章にできるものではありません。すべての生徒の癖を含んだ個性を見極めてからの指導です。
久保田先生は幼児からプロまで、本当に多くの生徒をいつも抱えておられました。とても厳しいレッスンでしたが、楽しくもありました。
私がレッスンをさせて頂く今も、恩師久保田良作先生の御意思を伝えていきたいと思っています。

メリーオーケストラ演奏会

32thconcert
毎年の夏と冬に欠かさず定期演奏会を開き続け、15年。今回が32回目の定期演奏会となります。8月13日(日)午後2時開演、橋本駅北口ミウィ7階、杜のホールはしもと
いつものように、バラエティーに富んだプログラムです。
オーケストラと独奏ピアノによる「ラプソディー・イン・ブルー」をはじめ、多くの方がどこかで聞いたころのある曲を演奏します。
mた、毎回恒例になっている「指揮者体験コーナー」も実施します。
小さなおp子様、赤ちゃん連れでも一緒にお楽しみいただけます。障がいをお持ちの方でももちろん、大丈夫です。入場無料。当日、1時30分に開場しますので、お気軽にお越しください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

大人のグループレッスン

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今回の昭和生まれ割引グループレッスンは、ピアノのレッスンです。
昔、ピアノを習っていたことのあるお友達同士のお二人が浩子先生のレッスンで連弾を楽しんでいます。
大人なら誰にでも「昔やったことがある」という記憶がありますよね。
特に楽器を習ったことのある昭和世代の方はとても多いのですが、一方で仕事や家事、育児、そして介護という毎日を過ごすうちに、すっかり音楽から遠ざかってしまう方が多いのも事実です。
いまさら‥と思ってあきらめてしまうより、お友達と一緒に「楽しみ」として楽器を弾いてみましょう。昔と違った面白さが必ず実感できます。
楽器を弾くということが脳の活動にとって非常に有益であるt子は皆さんご存知の通りですが、人とのコミュニケーションも音楽を介するととても自然になります。言葉もいらず、遠慮もいらずお互いに知らなかった一面を発見できます。
ぜひ、1時間2500円で笑いと充実感に満ちたひと時をお過ごしください。
楽器はピアノでも、ヴァイオリンでも、チェロでも声楽(カラオケも)でも対応します。プロが楽しみを膨らませるレッスンをいたします。
ご予約は教室のホームページ、またはお電話042-771-5649メリーミュージックへお気軽にご連絡ください。月曜日が定休日です。

昭和生まれの方に特別価格レッスン!

平成の今、私を含め昭和生まれの「おとな」たちが、ますます元気で明るい毎日を過ごすために…
生まれは昭和 あわせて100歳 2千円!!
スペシャルサービスを始めます。まさしく「大人のための」特別割引です。
二人、または三人でのグループレッスン。楽器は二人(三人)とも同じ楽器。
二人(三人)ともに昭和生まれで、年齢の合計が100歳以上。
30分レッスンがお一人税込み2,000円。60分に延長しても2,500円という破格の代金。
ヴァイオリン、ピアノなど毎回自由な楽器を選べます。

火曜日から金曜日までの午前10時から午後5時までの時間帯限定です。
※ご注意
・当日のレッスンの変更(人数・時間・日にち・楽器の種類)はできません。
・レッスン代金は1回ごとの前払いです。予約時に人数分のお支払いをお願いいたします。
・他のコースとは違い、30日間の期間内での割引はありません。
・ヴァイオリン・ピアノのレッスンは、原宿南でも可能な場合もあります。
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レッスン空き状況が一目でわかります

教室のホームページで予約状況が、今までよりも詳細に確認できるようになりました。

こちらをクリックしてください。

楽器名(Vnはヴァイオリン、Pfはピアノ、Vcはチェロ、Vaはヴィオラ、Tpはトランペット、作曲、聴音など)

レッスン場所(駅前・原宿南)がどなたでもご覧になれます。

生徒さんがご自身のスケジュールと照らし合わせ、レッスンが可能な時間と場所がわかります。

カレンダーはレッスン時やフォーム、メールでレッスンの時間が決まるたびに入力し、すぐに表示されています。

お申込みの方法はホームページ上の
フォームからどうぞ。

なお、カレンダーには私たち講師が駅前教室と原宿南居室を移動する時間まではありませんので、ご了承ください。

ぜひ、ご活用ください。

小さな音楽会終了

2017年4月16日

38組の熱演でした。4歳のお子さんも、大人の方も、

お互いの演奏に心から拍手を送りあいました

お互いの演奏を聴きあうことを大切にしているので

自分の演奏直前まで客席でほかの人の演奏を聴き、

自分が弾き終わったら、そのまま客席に戻って次の人の演奏を聴きます。

楽屋や練習室で出番を待ち、自分の演奏だけ終わったら「はい、さようなら」という

よくあるアマチュア演奏会に私は疑問を持っています。

聴くことができない人に、自分の演奏を人に聞いてもらう資格はありません。

楽しむことと学ぶことの意味や、大人から始めても上達する真実

幼い子の上達には何よりも家庭の環境と家族の理解が不可欠であることもお話ししました。

子供も大人も、始めたばかりの人も長い期間、練習している人も

同じステージで一つのコンサートを作り上げたことを実感できたのではないかと思います。

次回は9月。敬老の日に行います。一人でも多くの方に、ご参加いただければと思っています。

小さな音楽会20のお知らせ

小さな音楽会20
4月16日(日)午後2時からもみじホール城山で教室の生徒さんによる発表会「小さな音楽会」を開催します。今回で20回目となるこの発表会、毎回、子供も大人も練習の成果を発表をします。伴奏合わせの日程も確認の上、みなさま奮ってご参加ください。

生徒さんレッスン後のお楽しみタイム


原宿南でのレッスンが終わると、にゃんこ「ぷりん」がトコトコ、2階から降りてきます。この生徒さんもヴァイオリンのレッスンが終わるとすぐに、ぷりんと和やかに遊んでくれます。ぷりんもこの男の子生徒さんが大好きなので、ご甘え放題です。床をモップのように引きずられても、お膝に乗せられても脱力!なのです。このスライドショー、お膝の上で生徒さんの顔に「さわってあげる~」と手を伸ばしているところです。もちろん、生徒さんもわかっていて、触らせてあげます。レッスン後の楽しみがあるのもメリーミュージックならではです。

デュオリサイタル9を終えて




今年も多くの方に支えられて無事にデュオリサイタルが終了しました。
私たちにとって音楽がどんなに大きな存在なのかを改めて知りました。
「良い演奏」があるとしたら、それはそれぞれの人にとって心の琴線に触れる音楽だと思います。
今回、お客様と一緒に音楽が私たちの心に溶けていくことを感じました。
演奏の技術は高いものではないと思います。私たちよりずっとずっと、演奏技術の高い方が日本中、世界中にいらっしゃいます。
精一杯の練習と準備をして一人でも多くの方の心に残る演奏をしたいと、私たちなりに努力しています。
私たちが今日まで音楽にたずさわって来られたのは、私たちの両親のおかげです。
そして、くじけそうになり、折れそうになった時、迷いあぐねたときに、背中を押してくれたのは皆様です。
演奏会に来てくださった方々からのアンケート用紙に書かれた一文字が私たちの演奏へのエネルギー源です。
聴いてくださった方の心に何かが触れたなら、とても光栄なことです。
難しい、長い曲をあえて避けている私たちのリサイタルには、音楽に興味のなかった方が「よかった」と思ってもらえればという願いがあります。
どうぞ、これからも私たちの演奏に勇気と力を与えてください。それがなんになる?のか誰にもわかりません。
でも、きっと誰かが笑顔になれるコンサートを開き続けていきたいと思います。

医療少年院でのクリスマスコンサート

今年で3年目となる神奈川医療少年院クリスマスコンサート無事終了しました。
今年も少年たちの歌声と笑顔をプレゼントされました。
医療少年院には15歳から20歳までの心に傷を持った少年たちが暮らしています。
私たちの演奏の前に教会の方の講話があります。子供たちは規律正しい背活を365日ここでしています。
お正月も少年院で過ごします。「初めてお正月を楽しみましたという子供の言葉がつらいです」と職員の方のお話をお聞きして私たちも胸が詰まります。
大人の身勝手さと社会のひずみが彼らの幸せな少年期を奪います。決して彼らが悪いのではないのです。大人が悪いのです。
11か月の生活を終えて自宅に帰る子供は全体の7割。そのほかの子供は自宅以外の「家」で保護観察を受けます。
今日のクリスマスコンサートのお話。
子供たちの中でもパニック障害をを起こすために、すぐ近くに体格の良い男性職員二名が立っていたのですが、
コンサート後に職員の方から伺うとその子供が終始、満面の笑顔だったことに驚かれたそうです。
コンサートでは私のトークを交え一時間、12曲を演奏しました。
その中で子供たちも一緒に歌ったのが、翼をください、ビリーヴ、糸。

 今、わたしの願い事が叶うならば 白い翼 つけてください

この大空に翼を広げ飛んでいきたいよ
例えば君が傷ついて 倒れそうになったときは
必ず僕が そばにいて 支えてあげるよ その肩を

なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ
夢 追いかけ走って ころんだ跡の ささくれ
逢うべき糸に 出逢えることを 人は仕合せと 呼びます

どの歌も子供たちが歌うと私たちの心に深く突き刺さります。
何気なく平穏に暮らしながら、不満、愚痴を並べる自分が恥ずかしくなります。

私たちが出来ることは、この子供たちと同じ苦しみ、悲しみをほかの子供たちに与えないこと。
そのために本来ならまず、社会を作る政治家や企業のトップの人間ができることをすべきですが、
彼らにはこの少年たちのことなんて「どうでもいいこと」なのです。選挙の票にもつながらない、お金にならないことはしません。
私たち普通の大人が目を向けることが必要です。お金で買えない幸せを彼らに与えたい。そう願っています。

デュオリサイタル9もみじホール終了

12月11日(日)たくさんのお客様にご来場いただきました。
私たちの昔からの友人、生徒さんとそのご家族、メリーオーケストラのメンバー、
さらに私たちの演奏を楽しんでくださるファンの方々に演奏を楽しんで頂きました。
この日、初めて私たちのリサイタルを聴いてくださった方々から、「こんなコンサートに来たかったの!」という光栄な感想を頂きました。
私たちのファンであり、生徒さんでもあった86歳の生徒さんにもご案内を差し上げていたので楽しみにしていました。
終演後、その生徒さんが11月に骨髄性のガンでお亡くなりになったと親族の方に伺って‥
あまりのショックに言葉をなくしました。お聞きすれば9月に病気が分かり、あえて治療はせず、自然に身を委ねて87歳になる直前に他界されたそうです。
私たちの演奏をCDで毎日、一日中聴いていてくださり、「謙介先生と浩子先生に出会えて本当に幸せです!」と
お会いするたび、メールをやり取りするたびに話してくださっていた生徒さん。
私の父と同じ年に生まれ、同じ年に他界されたことも心に刺さりました。
人はいつか自然に帰るものです。私自身、今はそのことを受けれ入れています。でも、
こうして自分の身の回りから知っている人たちと、二度と笑顔を交わせなくなってなってしまうと、人との繋がりが減っていく悲しさを感じます。
音楽に知らなかった人と引き合わせてもらい、その人と永遠の別れがあることも、演奏する人間の宿命なんですね。
一期一会。演奏会で出会う、すべての方々との絆を大切にしたいと思った演奏会でした。

私たちの演奏会は

毎年、年末と年始に開いている私(野村謙介)と妻、野村浩子だけでのコンサート。
普段、生徒の皆さんとレッスンで顔を合わせ、楽器を演奏する楽しさと上達のためのアドバイスをしている私たちが、ステージで「演奏家」として音楽を演奏する姿を、一人でも多くの生徒さんに診て頂ければと思っています。
生徒の皆さんは趣味で演奏を楽しんでおられます。私たちは職業音楽家、つまりプロの演奏家としてステージで演奏し、CDを作っています。皆さんと同じなのは、音楽を楽しんでいること。違うのはおそらく演奏に対するこだわりです。もちろん、私たちが楽器の演奏技術について長い期間、専門的な教育を受けたことも基礎的に誓っていますが、演奏技術は「何を表現できるか」ということにつきると思います。一つの音を出すときにどれだけのこだわりがあるのかを、生徒の皆さんに感じて頂ければと思います。難しい曲を難しそうに弾くのはある意味で簡単です。生徒の皆さんが練習すれば弾けそうな曲をどれだけ美しく、どれだけ華やかに、どれだけ情熱的に演奏できるか。そして、私たちの演奏を越えてください。教える私たちにとって一番うれしいことは、生徒の皆さんが私たちの演奏を越えてくれることなのです。「できない」と思ったらそこで上達は止まります。「できる」と思うことがすべてなのです。12月11日(日)午後2時。1月7日(土)午後5時。同じプログラムで違うホールで演奏します。是氏、どちらかだけでも、私たちの演奏会を見に来てください。皆さんの上達の一助になると信じています。以下にデュオリサイタルについて私の書いたページの文書を添付します。
私たちの演奏は決して特定の方にだけ楽しんでいただくコンサートではありません。
コンサートなんて‥
クラシックはどうも‥
CDやパソコンで聞けるから‥
忙しくて‥
誰もが考える当たり前のことだと思います。そんな方にこそ、私たちの演奏会に足を運んでいただければと願いながら、今年で9年目の二人だけの演奏会「デュオリサイタル」を開きます。

日々の生活は時代とともに変わります。私たちは昭和30年代に生まれた「アナログ世代」です。音楽を身近で聴くのは、30センチLPレコードかFMラジオ、カセットテープでした。
コンサートに行くのは特別なことでした。もとより、ホールが少なく、コンサートも今よりずっと少なかった時代です。クラシックに限らず、洋楽や映画音楽、歌謡曲も生活の中で特別なものでした。
今はパソコンやスマートフォンで好きな時に好きな音楽を映像も一緒に楽しめます。
音質も昔のレコードに比べ、雑音が少なく、人間に聞こえない音(音とは言えませんが)まで録音されています。ですが、私は昔のレコードの音がCDより好きです。オープンリールテープデッキで録音した音が好きです。レコードの針が落ちる音、パチッというノイズも、テープデッキの回転むらも、その音楽の音部として記憶しています。音が人間らしかった気がします。
私たちが演奏会を開く理由は、ひとりでも多くの方に、生活の中に音楽を楽しむゆとりを持っていただきたいという願いがあります。
音楽会に出向くのは時間も体力もお金も使います。「不便」です。
便利ならすべてが楽しいわけではないことを私たちは今こそ、考える時ではないでしょうか。
手間をかけるから楽しい。広い場所で聞くから美しい。日常と違う時間だから楽しい。
人間が作った木の楽器を、電気を使わずにホールに響かせた音を聞く非日常をお楽しみください。
私たちの演奏会では難しく、長く、記憶に残らない音楽は演奏しません。
皆様が初めて耳にする曲でも、それが心に残ってくださることを願いながら曲を選び、すべての音にこだわりを持って、楽器で言葉を奏でます。
小さなお子様でも、今までクラシックのコンサートに縁のなかった大人の方でも、もちろん、音楽が好きな方にも楽しんで頂けて、終演後の帰り道、メロディーを口ずさみながら帰っていただければと思っています

「クラシックの演奏会はもっと格調高く荘厳でなければ」と思われる方には申し訳ありません。
「ほかの人が知らない曲を聴きたい」というマニアの方にも申し訳ありません。
「子供や障がい者が客席にいる演奏会はいやだ」という方にも申し訳ありません。
そういう普通のクラシックコンサートもたくさんあります。私たちの演奏会は違います。
会場で皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
お申し込みは下のフォームをご利用ください。
12月11日(日)午後2時「もみじホール城山」のチケット代金は、大学生以上、おひとり1500円、小学生から高校生がおひとり1000円。幼児は無料です。
1月7日(土)午後5時「代々木上原ムジカーザ」のチケットをお求めになると、上記12月のもみじホールでの演奏会にもご入場いただけます。こちらはおひとり2500円、幼児は無料です。

チケットのお申し込みはチケット申し込みフォームからどうぞ!皆様のご来場を心からお待ちしております。

保育園コンサート2回終了

11月11日と今日17日の2回。町田市にある保育園2か所で園児それぞれ130人に音楽をお届けしてきました。
0歳児から5歳児までの子供たちは、本当に純粋に「音」を聴いて反応し、私たちの「動き」に反応します。
音楽だけ聞いてもらおうなんて都合のいい理屈は通用しません。
それぞれ10曲ほど、45分間のコンサートです。事前に曲を決める時から、子供の反応を予想します。
実際に子供たちの前に立って、紹介されこどもたちにご挨拶をするところから、子供の反応を観察します。
子供も私たちを観察しています。そのお互いの距離感が自然に近づくようにするのは、私たちの側です
どんぐりころころ、しあわせなら手をたたこう、やまのおんがくか
子供たちが歌える歌を一緒に演奏し、さらに距離感をなくします。
ハンガリー舞曲や中国の太鼓、チャールダッシュ。動きのある音楽に、子供たちが体で反応します。
白鳥、子守唄の静かな音楽で子供たちの気持ちを穏やかにします。
ただ演奏するだけならむしろ簡単です。自分が聞く側になって考えること。
言葉で言えば簡単ですが、実際に演奏しながらこちらが反応しなければ距離は開いたままです。
高齢者の施設、そして保育園とまさに人間の「生まれてから最期まで」に私と浩子先生の音楽がかかわった瞬間です。
そして来月は、リサイタル。気負わず、いつもと同じ気持ちで皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

介護施設でのボランティアコンサート

日曜日(11月6日)に国分寺の高齢者介護施設に伺ってコンサートを開かせていただきました。
いつものことですが、ピアノや電子ピアノのない施設での演奏時には、私たちが電子ピアノを持ち込みます。
今回はこの施設で生活している方の娘さんが私たちの旧友でしたので、そのご夫婦の車(普通の大きさのセダン)で私たちも一緒に乗せていただき、現地に行きました。
50人以上の方々が嬉しそうに音楽を聴いたり、一緒に歌ったりしてあっという間の一時間でした。
今回演奏したのは15曲。音楽を演奏し続けることはしません。「ひと」として当然のことですが、挨拶に始まり、聞いてくださる方と同じ目線で会話をします。
どんなに小さなリアクションでもそれに対応し、会話にしていくことが大切な技術です。
今回一番楽しかったリアクション
「あー、なんてすばらしい日なんでしょ!ただで!こんな演奏会がきけるなんて!」
一人の方が感動して嬉しそうな大きな声で言ってくださいました。その方のすぐ近くにいた施設長の女性がおどおどしながら笑っておられました。
「そう!ただなんですよ!」って私も大きな声で返します。このキャッチボールが他の方にも伝わって会場がだんだん一つになります。
演奏を楽しむゆとりを取り戻すことも、大切なリハビリだと思います。ひとりでも多くの方に私たちが音楽で出来る恩返しをすることが、私たちの使命だと感じています。もちろん、このことに報酬があれば、もっと多くの演奏家たちが
この活動に関れるのですが、現実には国も自治体もほとんど無関心なのが実情です。まして、介護施設に予算がないのもわかります。誰かが身を切ってやらなければ、音楽の持つ不思議な力を知ってもらうことはできません。
私たちの活動を快く思わない演奏家もいます。無償で音楽を演奏することが、プロとしての生活を脅かすというのが理由です。
必要な活動に必要な予算を立ててもらえる日が来るまで、私たちは誰になんと言われても、この活動を続けます。
みなさんのお近くで演奏のリクエストがあれば、遠慮なくご連絡ください。お待ちしています。

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リサイタルへの誘い

今年で9回目となる私たちだけで演奏する演奏会「デュオリサイタル」
そのコンサートへの思いをページにまとめてみました。日々、多くの演奏会が開かれテレビでもたくさんの音楽番組が放映されている昨今、私たちの演奏会が一般のクラシックコンサートと異なっている点を文字にしました。ぜひ、ご一読ください。
野村謙介・野村浩子デュオリサイタル

デュオリサイタル9のお知らせ

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今回で9回目となる私、野村謙介と妻、野村浩子による「デュオ・リサイタル9」のお知らせです。
今年は橋本でのコンサート会場をもみじホール城山にいたしました。
先日の発表会でも使用したホールです。以前の会場だった杜のホールと比較して、客席との距離も近くより、一体感を感じられます。
チケット料金も大人1500円、小学生から高校生は1000円。幼児は無料です。
障がいをお持ちの方や、ご高齢の方でもお聴きいただけます。
演奏プログラムは前回までと同様に親しみやすく、覚えやすい曲ばかりです。
1808年製作のヴァイオリンと2010年製作のヴィオラとベヒシュタインピアノで奏でる音色を心ゆくまでお楽しみください。
チケットはメリーミュージックで販売中です。042-771-5649までお気軽にお申し込みください。

小さな音楽会BD(ブルーレイディスク)販売のお知らせ

発表会の演奏を録画したBD(ブルーレイディスク)の編集ができました。
今回、運動会等の影響で演奏順が変わっていることもあり、一部順番がプログラムと変わっています。
演奏順1番から33番までの演奏を「子供の部」として1枚に収めました。
34番から45番と最後の講師「おまけ演奏」までを「大人の部」として1枚にしました。
大人の部には小学校6年生てつおくんの演奏が含まれています。
ご注文はメールかレッスン時にお願いいたします。

発表会を終えて

今回で19回目となったメリーミュージックの生徒さんによる「小さな音楽会」が無事に閉幕しました。
午後2時から午後7時まで、ほぼ休憩もなく小さな子供も大人の生徒さんも、練習の成果を舞台で披露しあい、お互いの演奏に拍手を送りました。
「誰が上手か?」という競争ではないのです。人それぞれ、環境も好みも違うのです。だから楽しいのです。
プロを目指す人たちの発表会やコンクールとは本質が違うのです。
私たち指導者の仕事は皆さんの演奏を陰で支えることなのです。もちろん、だれでも上手に演奏したいと思うものです。だからこそ
準備が大切なのです。
今回の発表会を終えて、私たち指導者の反省が浮かび上がりました。
伴奏との合わせ時間が不足していること。
生徒さんにとっては自分の出る発表会だけが基準になりますが、私たちは過去にたくさんの発表会を経験してきています。
回を重ねるごとに生徒さんの技術が間違いなく向上し、より完成度の高い演奏発表を目指せるようになってきました。
中にはピアノ伴奏との「合わせ」が難しい曲も増えてきました。独奏する生徒さんの技術と経験が不足する部分を補うために、今後の伴奏者との合わせについて次回から方針を修正したいと思います。
とはいえ、一番大切なのは生徒さんお日頃の練習です。どの練習を発表につなげることが、演奏する楽しさを実感することにもつながります。
今回も多くの刺激を生徒さんからもらいました。そして、感動もありました。生徒の皆さん、保護者の皆様、お疲れ様でした。

敬老コンサートボランティア

<我が家から歩いて1分ほど。本当にすぐ近くにある高齢者の方々がデイサービスを受ける施設があります。
これまでに何度もコンサートに伺い、自宅にも希望される方をお招きして演奏を楽しんでいただいています。
今日は「敬老コンサート」ということでお声をかけて頂きました。
何を演奏しようかなーと、浩子先生と相談しては発表会の準備で話がいつも途中で終わってしまい、
プログラムが決まったのが、つい数日前。
私たちの親世代ですから、おおよそどんな曲が懐かしいのか、想像できますが好みは人それぞれです。
クラシック好きもいれば、演歌の大好きな方も。今日は22名のお年寄りとスタッフの皆さんに演奏を届けますが、
一人でも多くの方が「知ってる!」だったり「初めて聞いたけどきれい!」なんて感想を持ってくださるようにと曲を選びました。
1.秋桜(昔)、山口百恵さんが歌っていたあの曲

2.野ばら(ウエルナーとシューベルトの聞き比べ)

3.月の砂漠

4.紅葉(もみじ) 

5.上を向いて歩こう

6. 川の流れのように

7.オールドリフレイン

8.美しきロスマリン

9.ゴッドファーザー愛のテーマ

10.ムーンリバー

11.太陽がいっぱい

12.オーラ・リー
(ラブミーテンダー)

13.マイ・ウェイ

さて、どんなアンコールを弾こうかな。
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レッスン申し込みフォーム

教室のホームページにも作りましたが、レッスンのお申し込みをスマホやパソコンからしてくださる方に朗報です。メールソフトでのお申込みボタンに加え(現在もあります)申し込みフォーム(書式)にお名前や希望の日時を記入し送信するものを加えました。ご活用ください。

幼稚園でのコンサート

先日、埼玉県岩槻市に浩子先生と二人で「幼稚園コンサート」で行ってきました。
我が家からバスで橋本駅、JR横浜線で八王子、中央線で西国分寺、武蔵野線「むさしの号」で大宮、東武アーバンパークラインで岩槻。
乗り換え乗り換え(笑)ですが1時間30分ほどの小旅行。ヴァイオリンとヴィオラとピアノの楽譜を二人でえっさかほいさか。
ちなみに、こんな時はヴァイオリンを最小最軽量のケースに入れて、ヴィオラのケースにヴァイオリンの弓も入れて移動します。
ヴァイオリンとヴィオラが両方入る「ダブルケース」もあるのですが、私の理想のケースが世界中にありません。
仕方なくこの方法で二つの楽器を持っての移動です。
さてコンサートは…。
園児50名ほどと、卒園した小学生も聞いてくれました。
家庭的な温かさが園庭にも建物にも先生方にも感じられました。
ホールにはグランドピアノ。聞けば桐朋からの払い下げとか。素晴らしい。
子供たちをホールでお迎えして、たくさんの曲を子供たちと一緒に楽しみました。
約1時間のコンサートでしたが、子供たちに少しでも記憶として残ってくれたらうれしいですね。
アンネ・モンテッソーリの教育理念に基づいた長い歴史を持つ幼稚園での経験は、
音楽を演奏するだけの感動とは別の体験学習をさせていただきました。
帰りには大宮でタイ・ランチを楽しんで相模原に戻りました。
この先は、デイサービスでの敬老コンサート。
保育園でのコンサートなどが予定されいます。楽しみです。

メリーオーケストラ演奏会終了



305名のお客様。65口の賛助会費。今回、30回という記念演奏会もすべての方と音楽を共有できました。次回の演奏会に向け、管楽器メンバーを大募集中です。一緒に演奏を楽しみましょう!

夏の入学試験終了!祝!

音楽大学のAO入試(アドミッションズ・オフィス入試は、出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法である。)が
一つ終わりました。
中学3年生からヴィオラを教え始めた女の子が今日、めでたく合格しました。
本人の努力が何よりも大きな勝因です。家族の理解と協力もとても大切でした。
私と浩子先生のレッスンが毎回60~90分。実技はもちろん、楽典、聴音で入試直前までレッスンを続けました。
本人の意思を本人に自覚させ、「自己責任」をいつも考えさせてきました。
中学生、高校生にとってやってみたいことは「山ほど」あります。部活や友人との遊びも。
自分で考え、責任は自分で負うこと。簡単に聞こえてとても大変なことです。
「頑張った」というだけでは評価されません。
頑張った結果として評価されるものが出るまで頑張るのが「練習」「努力」です。
合格したとはいえ、これからの毎日が次のステップへのスタートです。
「夢は叶えるためにある」
そう、思っています。

浴衣姿レッスン

橋本駅前では昨日から七夕祭りです。生徒さん、かわいい浴衣姿でレッスンです。下駄でペダル踏めない!でもペダル使わない曲でした。2016-08-06 17.22.55

メリーオーケストラ定期演奏会へ!

来る8月14日(日)午後2時開演。橋本駅北口ミウィ7階にある杜のホールはしもとで開催されます。十条無料で小さなお子様連れでもご入場いただけます。長い曲はありません。難しい曲もありません。小さなお子様から音楽愛好家まで誰もが聞いて楽しめるコンサートです。お子様の指揮者体験コーナーもあります。夏にぴったりのこんな曲も

夏なのにこんな曲も

皆様のご来場をお待ちしております。30thconcert

夏の定番

今年も夏の定番となった、茨城県古河市立総和中学校弦楽オーケストラのホールレッスンに行ってきました。
今から20年ほど前から縁があって伺っています。毎年1回だけの指導です。
初めて呼ばれたころから、顧問の教諭も変わり、当然メンバーも毎年変わっていきます。
それでも毎年お声をかけてもらえることは本当に光栄です。
私が伺う日に合わせて野木にある立派なホールをわざわざ借りて待っていてくれます。
年ごとに部員の人数も変動しますが、弦楽器だけのアンサンブルで常に60~100名のメンバーがいます。
公立中学校の普通の部活動です。技術水準はとても高く、高校生の演奏といっても誰も疑わないレベルです。
コンクールへの仕上げ練習として私が呼ばれているのですが、私はコンクール絶対主義ではないので、優勝することより大切なことを伝えています。
演奏する喜びや、聞いてくださる方がいて、支えてくれる大人がいて、何よりもこの部活を続けてきた自分たちの知らない先生や先輩たちがいるることを伝えています。
数年前から浩子先生とのミニコンサートも練習の休憩時間や、今年のように練習の前に行っています。
子供たちが演奏するステージで私のヴァイオリン・ビオラと浩子先生のピアノで、客席に座った生徒たちに
「響き」「空間」を感じてもらうのが狙いです。私はいざ知らず、浩子先生はこの短い時間のために
相模原からラッシュの京王線にもみくちゃにされながら、片道3時間の日帰り出張で申し訳ない気持ちも¨。
それでも野木の駅には生徒の保護者が車で待っていてくれて、私たちに気を使ってくれます。生徒を陰で支える力ですね。
部活のオーケストラ。思えば自分もその顧問だった時代がありましたが、遠い昔のようです。
離れてしまえば忘れられる存在になるのです。指導者が変われば、その指導者の下で活動するのですから当たり前といえば当たり前。
ただ!
先ほども書いたように、子供たちに先人の作ってくれた環境に感謝する気持ちを伝えずに、
今の環境だけにあぐらをかいた部活指導は間違っています。
伝統は作るものです。受け継いだ責任は果たすべきです。
先人に敬意を感じないならば、解散して新しくゼロから作り直すのが礼儀です。
こう書いていると、だんだんムカついてきました(笑)のでやめます。
総和中学校の指導を終えて、今年も夏のイベントが一つ終わったなぁと思うのでした。

意欲こそ上達の秘訣

この動画で演奏しているのは高校3年生の男子生徒さん。
彼は3年ほど前に私の教室でヴァイオリンを始め、昨年の4月からピアノを始めた「ごく普通」の男子です。
おとなしく穏やかな印象の彼は、ファミリーレストランのバックヤードでアルバイトを続け、1年がかりでヴァイオリンを購入しました。高校生になるまで楽譜も読めなかったのですが、自分の好きな曲を時間をかけて覚えて練習してきます。この意欲こそ、上達の秘訣とも言えますね。習った期間や能力など、関係ありません。彼の今の夢はヴァイオリン製作者になることだそうです。私も全面的に応援していくつもりです。


いよいよ夏休み!

多くの小学生たちが今日から夏休みですね。初日から雨模様の相模原。家庭で過ごす時間が少なくなった現代だからこそ、長期の休みには家族で過ごしてほしいと思うのですが、もちろん家庭ごとに環境が違うので難しいですよね。子供にとって「学校に行かない」ことを感じられるこの夏休み、ぜひ、一生の思い出に残る夏休みにしてあげてください。例えば「ヴァイオリンがすごく上手に弾けるようになった夏休み」なんていかがですか?今までと違う生活のリズムの中に、ヴァイオリンを練習する時間を組んでみるのはどうでしょう。上達を感じられれば必ず練習したくなります。子供にとって夏休みは一年に一度、義務教育で9回経験できる貴重な機関です。部活もほどほどにして、普段できないことに打ち込ませてあげてください。

ベルリン・フィル12人のチェロ奏者演奏会に。

日曜日、サントリーホールに行ってきました。
2年前にも同じコンサートを浩子先生と二人で楽しみました。
このベルリン・フィルの12人のチェロ奏者たちは、もちろん普段は世界中を飛び回るベルリン・フィルハーモニーのメンバーとして演奏しているいわゆる「オーケストラメンバー」です。
彼らの演奏を聴いていると理屈抜きに気持ち良いのです。
うまいとか、すごいとか、そんな表現が当てはまりません。
彼らにしかできない演奏を、長い歴史を引き継ぎながら、常に新しいことに挑んでいることも音楽に現れます。
まさに「音」が私の体に溶けていく感覚です。ホールの空間に漂う音。決して大きい音でもないのですが、どんな再生装置にも作れない空気の振動を感じます。
演奏の様子はYOUTUBEなどでも楽しめますが、会場で感じる音とは別のものです。当たり前ですが…。そんな演奏をする人が世界に存在し続けることが素晴らしいと思うのです。一人では決して実現できないことなのです。素晴らしいソリストは世界中にたくさんいます。また、素晴らしいオーケストラもたくさんあります。12人という人数だからできること。常に次世代を見据えて活動するからできること。彼らにしかできないことなのかもしれませんが、その一部だけでも自分が音楽を通してできることがあると、信じながら今日もお仕事しています。

素敵な生徒さんたち

先日、体験レッスンを受けて、即入会された男性の生徒さん。
職場の仲間5人で「これから始める趣味を持とう」という話になったそうで、
今までやったことのない楽器を10月末に職場で発表しようというとても素敵な目標を作ったそうです。
しかも、自分で楽器を決めるのではなく、お互いが「君は○○で▽▽の曲を弾く」とお互いに決めあうという
なんともこれまた素敵な話。入荷した生徒さんは、昔エレキベースを弾いていたことがあるそうで、でもそれとは関係なく
「ヴァイオリンで君をのせてを弾く」ことを勝手に決められたそうです。いいですねー。
そして、体験レッスンのその日、ヴァイオリンセットをご購入。ケースは赤。これまた似合ってしまう。
明るい話題のない日本で、こんな素敵な趣味の世界を広げる人たちに拍手です。
ぜひ、皆さんの職場でもこの「これから楽器を初めて発表しよう!」という提案をしてみませんか?
格好だけで中身の伴わない「オーケストラごっこ」に満足する謎の生徒さんもいましたが、
きちんと目標設定をして楽器の演奏を本当に楽しもうとする気持ちがあれば、きっと素晴らしい演奏ができます。

もう一つ、いいお話し。
教室で作曲を習っている若い男性の生徒さん。
とても個性的な生徒さんで、複雑な事情で文字を読むこと、書くことができません。
でも、自分のスマホで打ち込んだ曲が100曲以上。その曲を、完成させたいと教室を訪れてくれました。
担当してくれている野平くん(先生)が彼の心を解きほぐしながら、熱心にレッスンしてくれ、素晴らしい才能を発揮してくれています。
趣味で吹いているオカリナがとてつもなく素敵な演奏。
ピアノで曲を作る時も、先生が2小節前からもう一度弾いてと指示すると、頭の中の楽譜をきちんと2小節前に戻して即座に弾き始められます。
これってすごい能力です。ただ楽譜を暗譜しているわけでhなく、音楽を小節単位で頭の中に並べていることになります。
でも文字は読めない。人間の能力はすごいですね。彼を見ていると「自分は何ができるんだろう」と戒められる気持ちです。
音楽家になるための教育と経験にあぐらをかいているプロ。
もっと自分の能力に謙虚にならなきゃと思うのでした。

駅前教室でのヴァイオリンレッスン予約

普段、お電話やメールで次回のヴァイオリンレッスンをご予約頂いている生徒の皆様へ、私(野村謙介)の駅前教室でいつ、レッスンが出来るか、参考にして頂けるカレンダ-をホームページに公開しました。レッスン時に予約されるとこのカレンダーに入力して予約を管理しています。その内容を「予定あり」という言葉で伏せてありますが、私が駅前でレッスンできる日時がリアルタイムで表示されています。ただし、これはあくまでも「駅前教室で村謙介のレッスン」に限定した表示ですので、例えば同じ日時に原宿南教室で浩子先生がピアノレッスンをすることも可能ですし、私自身が原宿南でヴァイオリンレッスンをすることができる場合もあります。チェロやトランペットのレッスンもこのカレンダーで「予定あり」でも、レッスン可能な場合もあります。重ねて書きますが「駅前教室で野村謙介のヴァイオリンレッスン」についての空き状況を示したカレンダーです。カレンダーの下にあるoffice@merry649.comの文字をクリック、またはタップしていただくと、皆様のメールソフトが開き宛先や必要記入事項が自動的に表示されます。チェロやピアノのレッスンのお問い合わせにもご活用ください。ホームページ

子供に音楽の楽しさを体験してもらう

私が立ち上げて15年目のメリーオーケストラは、子供の健全な育成と音楽の普及を目的としたNPO法人です。毎回の演奏会で、来場した子供の中から実際にオーケストラを指揮する体験コーナーを企画しています。生まれて初めて指揮台に立って、自分の指揮に合わせて何十人もの人が一斉に楽器を演奏する子供たち。驚きと感動が一生の思い出になってくれることを願っています。数回前の演奏会での威風堂々を子供たちが指揮する様子です。

予約カードとチケットについて(お知らせとお願い)

生徒の皆様にお知らせ致します。
2016年6月よりチケット制を改めて、レッスン予約カードで、レッスンコースと回数を確認させていただくことに致します。従来と変わらず、レッスン予約カードは必ずお持ちください。

新たなサービスを開始します。
レッスン予約カードの、最後の欄の予約が埋まった場合、次の予約カードの最初のレッスンを、30分延長するサービスです。(ただし、ヴァイオリン・ピアノ・ヴィオラのレッスン延長に限ります)
サービス開始に伴い、従来の予約カードがすべて埋まったら、一回分無料レッスンサービス(10週年記念サービス)は終了させて頂きます。ご理解とご了承をお願い致します。

子供の学習能力と音楽との関わり

最近の研究で学習能力の高い子供たちが、幼いころにどのような習い事をしていたか?統計をとって分析した報告がありました。
一般の大学生と東京大学の学生を比較してみたところ、初めての習い事に「ピアノ」と答えた人の数(割合)が、
一般の学生=1に対し東大の学生=2.つまり、同じ人数の学生を比較すると、2倍の人数の人がピアノを最初に習ったということです。
東京大学の学生が「頭がいい」と言い切るつもりではありません。受験に必要な試験科目の学習能力について、東京大学合格者の能力が高いことは事実です。
なぜ、このような結果になるのかを分析した方もいます。
ピアノに限らず、楽器の演奏を幼い時に学ぶことで、右脳と左脳が刺激され、演奏する運動と記憶する脳の活動、さらに音を聞こうとする聴覚の発達と聞き分ける脳の働きなど、
様々な要因で楽器の演奏が幼児の運動能力と学習能力を高めているのです。
私が20年間にわたる、中学高校での教員経験でも、これは間違いないことでした。
全校生徒1200名ほどの男女共学、中高一貫普通科の学校でした。その全校生徒の中で、オーケストラを部活動として楽しんでいる生徒が、150名いました。
割合にすると12.5パーセントの生徒が楽器を毎日練習していたことになります。
その生徒たちの多くは、入学時の成績は平均的な数字でした。楽器を習ったことのある生徒もいましたが、半数ほどの生徒が楽器を弾くのは初めてという生徒たちでした。
毎日、自分で計画を立て自分の楽器を好きなだけ練習できる環境だけ整えました。
最近の部活動にみられる「毎日部活に縛られる」のとは違い、「日曜日以外、好きな時に練習できる」部活でした。
土曜日だけ、全員で合奏をすることに決めて、あとは個人で計画を立て練習していました。
それらの生徒たちの成績は、学年が上がるごとに上昇していきます。中高一貫の学校でしたので、高校受験もなく、4年目で高校生になります。「成績上位者」と「特待生」のほとんど全員がオーケストラを楽しむ生徒たちでした。
楽器を演奏することが、ただ音を出すだけで終わってしまうと、ここまでの結果は出なかったと思います。
子供たちが楽譜を読み、初めての楽器の扱いを覚え、楽譜の通りに演奏できるように自ら考え、他の生徒と励ましあい、音楽的な表現を私に求められながら、
最終的に楽譜を見ないで演奏できるレベルになったところで、大きなホールの舞台で2,000人ものお客様の前で演奏会を開く。
この繰り返しが教科の学習、さらには大学受験時にも能力を発揮していたのです。
東京大学、一橋大学、京都大学。他にも卒業生の中で最も難関大学への現役合格者が、ほとんどオーケストラの生徒でした。
音楽を習う、練習することを「楽器で音を出すこと」だけで終わらせてしまうと、学習能力は高まりません。楽譜を読み、間違えないように演奏し、指導者の要求に応えながら、さらに練習を重ねること。
ぜひ、ご自分のお子さん、お孫さんの将来のためにも、音楽を真剣に学ぶ環境を整えてあげてください。
私たちはその応援をしています。

ホームページ更新

教室のホームページを更新しました。
お子さんの能力を開発する
楽器の演奏は子供の学習能力を向上させます。事実、偏差値の高い学校ほど、音楽を習っている生徒が多く、音楽活動も盛んです。マスコミでも、よく取り上げられています。
先生や両親以外の大人から「教わる」ことは、自己抑制、コミュニケーション確立など
音楽以外にも多くのことを学べます。親にとって、かけがえのない大切な子供だからこそ、子供がいま、何を習うべきなのかを考えます。スイミング、英語、塾、ダンスなど、
我が子を思えばこそ、習わせたいことが次々に目に入り気になります。私どもの教室でも、多くのお子さんが習い事でパンクしてしまい、中途半端な結果になってしまうケースを目にします。
私、野村謙介は20年間、私立中学・高校の教諭としての経験と、その後10年以上のメリーミュージックでの音楽教育で700名に及ぶ生徒指導の経験を踏まえ、皆さんのお子様の能力開発に関して自信を持っています。障がいを持つお子さんも多く指導してきました。子供の能力は無限です。親の経験はお子さんの能力とは無関係です。どんなお子さんにも、それぞれ違った性格があります。個性を見抜くことが指導者の能力です。
少子化の現代、本当に必要な学習能力が問われています。多様化する社会の価値観の中で、優しくたくましく生きてほしいと願う親の一人として、お子さんの未来を共に考えて、教育活動を行っています。単に演奏技術を身につけさせる商業ベースの教室とは、コンセプトが違います。また、私自身の経験から音楽を学ぶことで得られた、数限りない財産を皆さんのお子さんと御家族にも、体感していただきたいと思います。

大人の趣味として
大人になってから楽器を演奏したいと思っても、実際に習ってまで弾けるようになりたいと思う方は少ないのが現実です。一方で、大人のための音楽教室に通う方が増え続けているのも社会現象です。
幼いころ、弾きたくても弾けなかった楽器がありませんか?
受験や引っ越しなどで、習っていた音楽をやめてしまったことはありませんか?
中学や高校の頃に、部活動で吹奏楽に打ち込んだ経験をお持ちではありませんか?
近頃、何かに没頭する楽しみが少なくなっていませんか?
ご自分だけの時間ができても以前のような運動が難しくなっていませんか?
クラシックは縁がない、敷居が高い、難しそうだとお考えではありませんか?
ヴァイオリンは特別高級で自分には無理だと思っていませんか?
私の両親は昭和一桁の生まれです。私自身、幼いころから両親が、仕事に追われ、家事に追われる姿を見てきました。また、長いボランティア経験で高齢者の方が音楽を心から楽しまれている姿を見続けています。もちろん、高齢者でなくても、音楽の楽しみ方は人それぞれです。そして、皆さんの人生と音楽との関わり方もみんな違います。それらを知っている私たちだから、大人の方に今こそ、楽器を弾く楽しさを味わっていただきたいのです。難しいと思われていることを簡単に、わかりやすくレッスンします。皆さんが弾いてみたいと思う音楽だけを教材にします。毎日練習しなくても、毎週レッスンに行かなくても構わないのです。もう後が短いからと、口にされる生徒さんがいらっしゃいます。今日を楽しむために楽器を弾いていただきたいのです。
自分の楽しみを自分で得られるのが大人の特権だと思いませんか?
思えば叶うのが夢です。夢をいつまでも見ていたいと私自身も思うから、ぜひ、皆さんの夢を叶えるお手伝いをさせてください。
受験を考える皆さんへ

音楽高校や音楽大学への進学を考えている皆さん。
その夢を叶えるられるのは、言うまでもなく皆さんの努力だけです。
もちろん、日々の練習を確認し的確なアドヴァイスをしてくれる指導者が必要です。
現在の皆さんの技術レベルを、他の受験生と比較できる技術と能力が指導者に求められます。根拠もなく「大丈夫でしょう」「上手」と言われても困りますよね。かといって、いつもいつもレッスンで怒られてばかりで、何をどうすれば、注意されたことや自分の癖を直せるのかが、わからないこともこともありますよね。私自身、中学3年で音楽高校受験を先生に勧められた一言でやる気になって、無我夢中でレッスンに通い、練習し、勉強して合格できた一人です。やる気にさせてくれる先生に出会わなければ、今の自分はありません。受験に必要なすべての技術と能力を、まとめて考えてくれる先生に出会えていますか?学校の勉強や楽しみを先生は理解してくれていますか?実技とそれ以外の聴音や楽典のレッスンで、貴重なあなたの時間を無駄にしていませんか?
私たちの受験指導は、皆さんが夢見る、将来の音楽家像をより、現実的なものに絞りながら、スタート地点である音楽の学校への受験を支援します。
受験までに残された時間と環境で、合格できる可能性は変わります。
今、皆さんのできることを確かめ、できないことを確かめることから始まります。
そのためには、一番難しい音楽の学校のレベルを知らなければ指導はできません。
受かりやすい音楽学校だから受けるのではなく、自分の夢を実現するための学校選びでなければ、受かっても意味はありません。音楽学校とは普通科の学校と違い、学ぶことを絞り込んだ学校なのです。そこで学ぶものは、音楽家になったときに、必要になる技術と知識であり、音楽学校の友達は、みんな自分と同じ夢を持つ、ライバルでもあるのです。同じ夢を持つ友人だから、共感できることが多いのです。その環境で学ぶために、まずは今日から努力することです。私たちは、皆さんの音楽人生を応援するために、持っているすべての知識と指導技術を使います。

生徒を教える先生方へ

個人や教室で音楽を教えておられる先生方へ。
大切な生徒さんの音楽高校、音楽大学合格のために必要な、技術向上をお手伝いさせてください。私の教室は京王線・横浜線・相模線の通る、相模原市「橋本駅」の駅前にあります。桐朋学園、昭和音大、国立音大、洗足音大、東京音大などへの合格者を輩出しています。それぞれの学校で合格に必要な技術と知識を生徒に学んでもらい、生徒の夢を叶えたいという気持ちは、先生方と共有できるものだと思っております。
少子化の進む現代、音楽家を夢見て、音楽の学校に進路を絞る生徒の絶対数は減少しています。また、学校も生徒、学生の確保と授業の質の向上のため、昔と違う受験方法が一般化しています。。新たな学部、学科、コースも増えています。生徒たちとそのご家族の喜びのために、一緒に指導しませんか?私たちのサポートで、生徒さんの合格実績を上げることが、先生方の指導実績にも直結すると考えています。
聴音・ソルフェージュ・楽典・副科実技など、様々な受験科目を支援できます。
土日・祝日も夜9時までレッスンしていますし、駅ビルの隣で、楽器店も兼ねておりますので、特に弦楽器の受験生にとっては重宝される存在かと思っております。
レッスン内容、代金も一人一人の生徒さんに対応して決めてまいります。もちろん、実技担当の先生との連携が第一ですので、その点もどうぞご安心ください。特定の学校の付属教室ではなく、どこの音楽学校受験にも対応しています。いつからでも構いませんので、お気軽に日本では例のない、音楽学校受験生指導協力についてお問い合わせください。

続けていなければ上達はない。

誰でもがんばれば上手になれることを、前回書いて大変多くの生徒さんから驚きの<声を聴きました。 今度は「続けていないとうまくならないよ!」ということなんです。やめてしまったら、絶対にうまくならないのです。ひとりの生徒さんの4年間の成長を動画にしました。 教室のホームページでお楽しみください

普通の少年

音楽家や演奏家は特殊な家庭で育った特別な才能を持った人だけだと思っておられませんか?
いえいえ!そんなこと、ないのです。
もちろん、音楽家の子供や、とても裕福な家庭の子供や、特別な環境で育った音楽家もいることはいますが、むしろ少数なのです。
ましてや才能なんて関係ないのです。
要するに家族と本人の努力があれば誰でも演奏家になるチャンスと可能性があるのです。その一つの例として、私、野村謙介の生い立ちをご覧ください。メリーミュージックに通う生徒さんと比べて、なんとやる気のない少年だったのか笑)普通の男の子がプロになるまでのノンフィクションストーリーをお読みください。野村謙介55年間の足あと
 http://www.nomuken.net/nomuken.html

趣味として楽しむ音楽だからこそ

音楽を演奏する楽しさを考えてみます。
演奏を職業として生活の糧にする人のことを「プロフェッショナル」とするならば、
そうではない、すべての人たちは「アマチュア」ということになります。
生徒さんたちが間違って思い込んでいることの一つに「演奏がじょうずならプロ」という
固定観念があります。これって、みなさんはどう、思われますか?
必ずしも当たっていないのが「演奏がうまい人=プロ」「うまくない人=アマチュア}という式です。
プロは自分がうまいと思っているだけでは仕事になりません。他人の評価が基準になる場合も多いですね。
一方、アマチュアは他人の評価より、自分の満足が優先しても構わないのです。
メリーミュージックにはプロを目指す人も通っています。実際にプロの演奏家が私たちのレッスンを受けにわざわざ、いらっしゃることもあります。
ほとんどの生徒さんは「アマチュア」です。アマチュアだから上手にならなくてもよい?そうでしょうか?
アマチュアの場合、自分の演奏が上手か、上手でないかの基準はどこにあるでしょう。
多くの生徒さんが自分の演奏がうまくないと思い込んでいます。さらに言えば、練習しても全然上達しないと感じています。
自分で上達したことが分かりやすい面と、わかりにくい面が演奏にはあります。
それこそが上達の過程なのです。自分の演奏に不満があるからこそ、頑張って上達するのです。
どこまで上達できるかは、結果として練習の質と量で決まります。頂上のない、山を登るのと似ています。
自分がいま、山のどの辺りにいるのかを、その山の少し高いところまで登ってきている私たちが教えてあげるのが教師の仕事です。
生徒さんが自分の目標を見失ってしまうことは私たち教える側にとって、一番つらいことです。
趣味で音楽を楽しむことこそ、本来の音楽の楽しみだと言うプロがほとんどです。
自分の好きな速度で練習し、好きな音楽を、好きなように演奏できるのはアマチュアの特権です。
だからこそ、あきらめないで上達の自覚が「今は」持てなくても練習を続けてほしいと願っています。

我が家のぷりん姫

トンキニーズという種類のにゃんこ女の子です。名前はひらがなで「ぷりん」
我が家の家族になって1年ちょっと。一昨年11月生まれの甘えん坊です。生徒さんともすぐに仲良しになる人なつっこさで、原宿南教室にレッスンに通われる生徒さんにとって「ぷりんと遊びに来たついでにレッスン」笑になりつつあります。この動画は普段、レッスンをしている1階ではなく、プライベートな2階で、ライオン(私たちはらいよんと呼んでいます)のかわいい人形を、狩の相手にしてトンネルで遊ぶぷりん。途中から、ネジネジの輪ゴムに興味が移ったぷりん。
毎日、このお姫様に癒されている私たちです。

メリーミュージックの特徴

ほかの教室からメリーミュージック変わられた理由は?
「決まった曜日にしか先生がいない」
「先生の経験が浅く、指導力に不満があった」
「月謝制で忙しい月にも返金はない」
「先生の一方的な選曲で自分の好きな曲はダメって」
「有名な楽器店の看板だけど先生がコロコロ変わってイヤ」
「月謝のほかに運営費など不明な支払いがある」
「通っても全然上達しなくて怒られてばかり…」
「楽譜を読めるようにならない」

そんな不満をお持ちの方、一度メリーミュージックのレッスンを
試しに受けてみてください。。きっと違いをご理解頂けます。
いつからでも、一度だけでも、みなさまのご期待に応えます。

新学期

相模原市緑区原宿南の自宅教室近くに、新しい住宅が増えています。
地域の方に音楽を楽しんで頂くために、特にピアノレッスンに重点を置いた大人のピアノレッスンと
お子さんのためのピアノレッスンを充実させていこうと考えています。
大人の場合、自宅で練習できる時間を確保することがとても難しい方がほとんどです。
むしろ、レッスンの時間中に弾けるようになったという実感を持っていただけるように、
レッスン時間を長めにして、ゆっくり楽しんで頂けるように考えています。
一方、お子様のピアノは自宅で練習する習慣と、成長する過程で変化する環境に左右されずに
継続することの大切さに重きを置いて、より高いレベルの演奏技術を目標にレッスンをしていきたいと思います。
「とりあえず」ピアノを習ったという子供を今まで多く目にしてきましたが、その人たちにとって
「習っただけ」で終わってしまったピアノは本人にとって、楽しみになっていません。
弾けるようになることが楽しくなるまでは、確かに止めたいと思うことが良くあります。
それを乗り越える力は子供の場合、家族の応援にあります。違う言い方をすれば、
「どんな子供にでもプロの演奏家になる可能性がある」のです。趣味で良いから…と最初から目標を下げ、
いつでも止められるような準備を親がしてしまうのは、子供にとって果たして良い事といえるでしょうか?
少なくとも学校では習えない楽器の技術を習い続けることで、本人や家族が知らないだけの高い技術に到達できることを
私たちは身をもって体験しています。つまり、私たち演奏家のほとんど全員が「普通の子供」で特別な能力が
あるわけでもなく、特殊な環境に育ったわけでもないのです。多くの友人が塾や予備校に行く中で、私たちはピアノや
ヴァイオリンを習い続け、練習し続けてきただけなのです。その事実を考えれば、お子さんの可能性を初めから
「ここまで」としてしまっては技術を伸ばす以前に挫折してしまいます。これは、ピアノやヴァイオリンに限ったことではないのですが、
事、楽器を習うという話になると何故か「趣味で」とハードルを下げてしまいがちなのです。
私たちは趣味で音楽を楽しんでもらえるようにするために、より高い技術を身につけてもらいたいと願っています。
音大受験生を指導しながら、一方で趣味の音楽を広める活動をしています。
それぞれの生徒さんが本当に演奏を楽しんで頂けるように、今後も試行錯誤を繰り返しながら教室を運営し
自らも研鑽を積んでいきたいと願っています。

発表会終了

2016年4月9日。無事に発表会「第18回小さな音楽会」が終了しました。全35プログラムとおまけの演奏も含め、全員が一生懸命演奏しました。今回、初めて利用したもみじホールですが、ベヒシュタインのピアノが明るい音色だったのが印象的でした。次回の発表会は9月。さらに多くの生徒さんたちが演奏を披露してくれると思います。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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効果的な練習って?

練習してもうまくならないから練習が面白くない。
こんな経験はありませんか?
練習ってなんでしょうか?
楽器を弾く。曲を弾く。練習曲や音階を弾く。
もちろん、ただ考えているだけでは練習とは言えません。
でも、自分の出している音と演奏している音楽に集中しなければ
むやみに時間が経って効果がありません。
まず、練習の目標となる音と音楽をしっかり準備することから始めましょう。
CDを聞くのも良い準備のひとつです。生の音楽会で聞いた音を思い出すのも良いですね。
そしてその準備ができたら、自分の出している音、演奏している音楽が、
自分の出したい音なのか?演奏したい音楽になっているのか?と常に集中しましょう。
そのとき大切なことは「バランス」です。
バランスとは二つ以上のことを同時に考えるときに、どれかに偏ってしまわないようにすることです。
性格によってすぐに妥協してしまうタイプの人と、逆に固執してしまいひとつのことにのめりこんでしまう人がいあmす。
自分がどちらのタイプか、考えてみるのも冷静な練習のために必要なことです。
集中力を持続させることが練習だとも言えます。
練習=楽器を弾くことではないのです。
常に冷静に、常に自分の音を観察し、常により高い理想に向かうこと。
みなさんも自分の練習について、もう一度見直してみましょう。

音楽と共に生きること


自分の演奏を誰かに聞いていただいて、自分が「嬉しい」「良かった」と感じるときはどんな時ですか?
私たちのように音楽を職業としている人間にとって対価として演奏料を頂けることは「当たり前」でしょうか?
演奏する前の段階で契約が成り立って演奏するかしないかを決めるのですから、何も問題はありません。
アマチュアの演奏会が有料の場合、お客様が支払われたお金の多くは演奏会を開くための費用、中でも会場使用料や印刷費、楽器運搬費などに支出されます。
演奏者の中にプロの演奏者がエキストラとしていた場合、その人への報酬もここから支出されることになります。
いずれにしても演奏してくれた人に「ありがとう」という気持ちを表すのが、良い演奏を聴いた人のマナーだと思います。
一方、演奏者はプロであれアマチュアであれ「ありがとう」と思ってもらえる演奏を目指すのがマナーだと思います。
私と浩子姫が「ボランティア演奏」を医療少年院、高齢者施設、保育園、小学校支援学級などでする場合、最初の依頼の段階から「無償演奏」をこちらから提案します。
先方が演奏後に交通費として、または演奏料として当初の「無償」でなくお支払を頂いたときは、受け取らせて頂きます。
実際、医療少年院での訪問演奏はこちらは一切報酬も交通費も不要とお伝えした上で、その予算があるならば、ピアノの調律費用にしてくださいとお願いし、実際調律をされています。
それでもさらに「国庫」から演奏料が会社に振り込まれます。零細企業自転車操業なので本当にありがたく頂いています。

でも!一番嬉しいのは(ここから本題。前書き長すぎ笑)
なにより嬉しいのは、医療少年院の子供たちや先日訪問演奏した近所のデイサービスの職員、利用者の方たちから送られてくる、私たちへの手書きの感謝メッセージです。
一文字一文字に書いてくださった人の「ありがとう」という気持ちが込められています。これ以上の報酬はないですね。
アマチュアオーケストラに限った話ではないですが、演奏する人たちの、演奏に対する責任感の欠如をこのところ感じています。
なんでも弾けば聞いてくれる人が楽しんでくれると勘違いしている人が増えてしまった背景に、それを受け入れる日本人の「懐の深さ」(←これ嫌味です笑)があると思います。
もっと演奏する側の音楽への思いが感じられるコンサートが増えることを祈りながら、来月の保育園演奏に向けて準備中なのであります。

教室の入口


生徒さんが駅前教室にこられるとき、エレベータ前においてある鉛鉱表示から流れる音楽と映像が時々変わっていることにお気づきですか?今日からしばらく、この動画が流れています。

第18回小さな音楽会(発表会)申込書

18回申込書
メリーミュージック生徒の皆さんによる発表会「小さな音楽会」の申込書ができました。
参加は強制ではありません。自分の練習してきた曲を舞台に立ち、人前で演奏すること目標を作り、ほかの生徒さんの演奏を聞くことで新たな目標を見つけられます。
毎回、一人の生徒さんでピアノとヴァイオリン、ヴァイオリンとチェロ、ヴァイオリンととヴィオラなど、いくつもの楽器を発表するのも当教室の特徴です。
どんなに短い曲でも、始めたばかりの生徒さんでも大丈夫です。「まだまだ」と思う気持ちは良くわかりますが、もっと上手になりたいと思う気持ちがあるならば、勇気を出して参加しましょう。
誰が一番上手かとか、自分はあの人より下手だとか「序列」は邪魔です。みんな、一人ずつが精一杯の演奏を披露するのが発表会です。
コンクールではありませんから、お互いが聞きあい、努力を讃え合う事がメリーの発表会です。
申込用紙はこちらからアクロバットファイルでダウンロードできますし、教室にも用意してあります。
当教室の生徒さんでなくても参加可能です。内容をお読み頂き、一人でも多くの方の参加をお待ちしています。

メリーオーケストラ会員募集


第30回定期演奏会(8月14日(日)開催)に向けて毎月1度の公開練習(京王線・横浜線・相模線橋本駅北口杜のホールはしもと多目的室)を行います。会員(演奏者)と賛助会員(支援者)を随時募集しております。
今回第30回の記念演奏会となります。初めて楽器を手にする初心者が幅広い世代の仲間と一緒に鴛鴦する喜びを実感できるように、プロの演奏者の指導を受けながら練習できます。プログラムは初心者でも演奏でき、日ごろオーケストラの演奏に関心のないお客様が聞いても飽きずに楽しめる曲を、ジャンルにこだわらないで演奏します。30回の予定演奏曲には、アイネクライネナハトムジークやパッフェルベルのカノン、バッハのG線上のアリアといったクラシックから、パイレーツオブカリビアン、アナと雪の女王、君をのせてなどの映画やアニメ音楽、また津軽海峡~冬景色~、川の流れのようになどの演歌まで、これ以上ないほ多彩なプログラムを予定しています。会員(演奏者)の会費は毎月3,000円。ほかに演奏会参加費用。賛助会員は一口2,000円となっています。練習予定はホームページ

に公開していますが、すべての練習に参加できなくても問題ありません。現在も6歳の幼児から80代の方までが、毎回、和気藹々とした雰囲気の中でそれぞれの会員が精一杯、練習しています。練習は公開しておりますのでお気軽の見学にお越し下さい。子供の健全な育成と音楽の普及を目的としたNPO法人メリーオーケストラに一人でも多くの方のご参加とご協力をお願い致します。

メリーオーケストラ第29回定期演奏会

今年で設立15年目となるNPO法人メリーオーケストラ。
初心者がオーケストラのメンバーとして音楽を楽しめたら…
子供たちが大人たちと一緒に音楽を演奏することで、豊かな感受性、人間性を持つことでできたら…
そんな願いをこめて2002年1月に産声を上げました。以来、年2回に定期演奏会と毎月1回の公開練習を途絶えることなく続けてきました。私一人の力は微々たるものです。支えてくれる大人たち、それに応えて成長していく子供たちがこのオーケストラを育ててきました。
子供だけの「ジュニアオーケストラ」でもなく、演奏技術の向上だけを目的としたオーケストラでもなく。音楽という文化・芸術には国境も年齢も性別も障がいも関係ありません。音楽を聴く楽しみ、演奏する楽しみを一人でも多くの人に広めていくことが私のライフワークだと、いつからか思うようになりました。ジャンルにこだわらない、常識にしばられない、可能性を信じて今日まで
やってきました。音楽に裾野があるとしたら、それは頂点よりも広く、薄いものかもしれません。
オーケストラの演奏会に期待するものが「芸術性」であるとする考えも良くわかります。
メリーオーケストラに毎回のように足を運んでくださるお客様は、演奏する人間の成長を楽しんでくださっているように思います。
学校の部活動と違い、卒業や引退がありません。仕事や進学、家庭の事情で一時、休会したり退会したりするメンバーは、いつでもいます。
その一方で新しく入ってくる人たちもいます。第1回の定期演奏会を開いたときから、私がいつも思うことは…
やめるのは簡単。続けることが何より大切で大変。だからこそ続けることに意味があるということです。
今回の演奏会でソリストを務めてくれる依田夏希さん。彼女は第1回の定期演奏会のとき、小学校5年生でした。初々しい演奏姿が今でも同じステージにいると思い出されます。その彼女が音楽大学を卒業し、結婚した今もこうしてメリーオーケストラに関わってくれていることが何よりも嬉しく誇らしいことです。ただ上手になったからという意味ではなく、次世代の子供たちに音楽の楽しさを伝える側になって私と一緒に活動してくれる彼女に心から感謝しています。メンバーの演奏技術は決して高くありません。それでも一人ひとりがそれおぞれの環境で精一杯練習して毎月集まってきます。年に2回の演奏会ですから、演奏会が終わった翌月からすぐに、次の演奏会の練習が始まります。6回から7回の合奏練習で演奏会を迎えることになるのはとても忙しいことです。それでも、このやり方がメリーのやり方なのです。一人でも多くのメンバーが負担を感じずに続けられる方法を模索し続け、どんな壁にぶつかっても、なんとかして乗り越えてきました。これからもずっと、続けていたいから、今回の演奏会が大切なのです。
一緒に演奏してみたいという方、またこのオーケストラを応援してくださる方(賛助会員)をいつも募集しています。
年齢、技術、地域に関係なく誰でも参加できるオーケストラが「NPO法人メリーオーケストラ」です。
ぜひ、会場で一緒に音楽をお楽しみ下さい。
1月31日(日)午後4時開演(午後6時終演予定)
橋本駅北口ミウィ7階「杜のホールはしもと」
入場無料・全席自由
小さなお子様でも、障がいをお持ちのお子様でも、車椅子でのご来場も大歓迎です。
チケットや整理券、事前申込みを必要ありません。開場は午後3時30分(賛助会員の方は3時20分)
皆様のご来場を心よりお待ちしています。

29thconcert

第18回小さな音楽会のお知らせ

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来る4月9日(土)疑義2時より相模原市もみじホールで教室の生徒さんたちによる発表会が行われます。今回で18回目と鳴るこの小さな音楽会は、初回からただ技術を競うのではなく、お互いの演奏を聴きあって自分の目標を見つけ、モチベーションを高めていくことを第一に考え、自分の演奏をするだけで帰ってしまうつまらない発表会ではありません。小さな子供も、練習時巻を確保できない社会人も、みんなが、「弾くこと・聴くこと」を音楽として楽しむ時間です。一般のお客様も自由にお聴きいただけます。今回、初めてもみじホールでの音楽会です。このホールにはベヒシュタインというドイツピアノの最高峰の楽器が設置されています。橋本駅からの距離がありますが、広大な無料駐車場があるので、送るまでのご来場も心配ありません。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなど一人の生徒さんがいくtもの楽器を演奏することもメリーミュージックならではです。また、毎回ご家族での共演も数多く、家族が共通の達成感を味わえる貴重な発表の場でもあります。今からでもこの発表会に参加できます。教室で生徒さんを教えておられる先生方。生徒さんの発表の機会としておすすめいただければと思います。

作曲・編曲・ボイストレーニングコーススタート!

新年より新しく作曲・編曲のレッスンとボイストレーニングのレッスンを開始します。
講師には桐朋学園大学作曲科を卒業され多方面で活躍されている野平龍一(のひらりゅういち)
先生をお迎えしました。優しい人柄と丁寧なレッスンで有名なアーティストですが
高校時代からの私たち二人の親友です。今回、快くメリーミュージックでのレッスンを
引き受けて下さいました。レッスンは基本60分のコースで駅前教室でのレッスンとなります。
アマチュアや健康目的の方でももちろん、プロを目指す方やプロの方にもレッスンをして頂けます。
メリーミュージックの新しいコース。コーラスを楽しんでいらっしゃる方にもお奨めです!
以下、野平先生のプロフィールです。

野平龍一 (NOHIRA Ryuichi)
 
1961年千葉県生まれ。
桐朋学園大学にて作曲理論を学ぶ。在学中、池内友次郎・原博・宍
戸睦郎諸氏に師事。また、フランスグルノーブル国立音楽院での留
学中M・オルスタイン、M・メルレ諸氏に師事。大学卒業後、数々
の企業ビデオの音楽製作等を担当しつつ作曲活動を始める。
 
 代表作に交響組曲「あけぼの~栃木へのいざない」「音楽物語~大中寺」「遠州音楽物語」等。
また、八景島シーパラダイスでの音楽製作や「三鷹市民体操」等、ジャンルを超えた音楽活動に積
極的に取り組み、 ポップス、ヒュージョン、ミュージカル等で有名アーティストとの 仕事も多
数。 
 細川ふみえ氏主演による「お話しミュージカル~百万回生きた猫」を作曲し十数回にわたり全
国を回る。また、音楽プロデューサー浅倉大介氏のCDレコーディングにアドバイザーとして参加。
ミュージカル、TMR-eアリーナツアー等、TV,ラジオ等各種メディアでの活動の傍ら、声
楽の伴奏や室内楽のピアニスト、ボイストレーナーとしても活動中。2003年マロニエフルートオー
ケストラによるCD「Season’s Collection」リリース。2006年より台湾、中国へ活動の場をひろ
げ、台湾では大学(音楽学部)の客員教授を務めている。
 
 日本各地・アジア諸国での音楽会や企業への楽曲提供、大学客員教授、ディナーショー構成編
曲、ピアニスト、ゴスペル集団チーフトレーナー、音大受験対策講師、有名アーティストボイスト
レーナー等、活動の幅は多岐に渡る。
 
【主な仕事履歴】
日本テレビ制作ドラマ「ハルモニア」で演奏指導及び演奏出演。
ニッポン放送主催西川貴教主演ミュージカル「リトルショップオブホラー」に参加。
辰巳琢郎、水前寺清子、加山雄三、各氏との対談および公演での楽曲提供および演奏参加。
栃木放送マロニエ音楽堂テーマ曲、RADIO BERRY〈FM栃木〉「風のシンフォニー」テーマ曲、
同番組に度々出演。2009年米国インディアナ州エバンスビル交響楽団へ楽曲提供及び演奏。
株式会社ワミレス「出会いと感謝の集い」に4年間シリーズにわたり音楽制作担当。
渡辺エンターテインメント TokyoJamCompanyミュージカル「まりあ」音楽担当
日本及び台湾での各演奏家、各楽団への楽曲提供及び共演。
岐阜市在住小川茂子氏主宰「桐の響きを楽しむ会」楽曲提供
沖縄うたのしま音楽工房への楽曲提供
浅倉大介ディナーショー(東京ベイヒルトン)構成編曲家
台北市財団法人交流協会での演奏及び楽曲提供
台湾中壢市聖徳基督学院音楽学部客員教授
ゴスペル集団「Free Souls」チーフトレーナー
音楽大学受験対策講師
その他個人レッスン

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ムジカーザでのリサイタル

第8回02.
ブログをご覧のみなさま。本年も宜しくお願い致します。
穏やかなお正月でした。今年は我が家にぷりんという新しい家族を迎えての初めてのお正月でした。
トンキニーズという種類の女の子にゃんこ。愛らしく優しく好奇心旺盛で誰にでも人懐っこく、
警戒心がほとんど感じられない猫に毎日癒されています。そのぷりんと三人で初詣にも参拝しました。
元旦から我が家ではピアノとヴァイオリン・ヴィオラの音が響いていました。9日のデュオリサイタルに向けて
仕上げの練習です。演奏者によってそれぞれですが、僕の場合は演奏会当日の本番までに自分の筋肉の緊張と
疲れを逆算して約10日前から徐々に仕上げていきます。これといって決まりはありません。むしろそれを決めてしまうと
そうでないとき…むしろいつも同じことが起こるはずが無いのです。しまった!と思ってしまうので、どうなっても大丈夫なように
気持ちを整えていきます。調子の良い・悪いも日によって様々ですから、本番直前が一番調子がよくなるようにします。
一種の自己暗示です。実際に若い頃、自己暗示のれトレーニングもしました。色々なやり方があるようです。人前で上がってしまう方や、
不安が先に立つ方は是非、試してみる価値があります。
ムジカーザという会場は収容が100名ちょっとの「サロン」です。大きなお部屋のような会場です。
指揮者の井上道義さんの私邸でもあり、音響にも優しいこだわりがあります。ピアノはスタインウェイトベーゼンドルファーが
選べます。浩子先生は毎回ベーゼンで演奏しています。12月に演奏したプログラムと同じ曲目を
12月にはスタインウェイで。ここではベーゼンドルファーで演奏します。ピアノの違い、空間の大きさの違い、
そして演奏者との距離の違い。全ての環境が眞逆です。12月にお聴き頂いたお客様には無料でこちらのコンサートをお聴きいただけます。
もちろん、こちらの会場だけでもお楽しみいただけます。当日券も少しご用意できます。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

メリーの年末



2015年12月。今年もリサイタルを終えてからレッスンの調整をしながら、
演奏のお届けものをしてきました。神奈川医療少年院でのクリスマスコンサート。
少年たちが今年も待っていてくれました。心に病と傷を持った純粋な子供たちに
たくさんの感動をもらい、もっと多くの事を学ばせてもらいました。
ただ楽器を弾くことが音楽ではないこと。上手に演奏しようとすることより、
歌いたい。演奏したいという「気持ち」の現れが音楽であること。
私たちが当たり前と思っていることが実はそうではないことも、学ばせてくれます。
そのボランティアクリスマスコンサートの夜、浩子先生と毎年恒例の「イルミネーションツァー」を
今年もよみうりランドで堪能しました。起伏のある園内、遊具もイルミネーションで夜空に浮かびます。
皆様もせひ!一度お出かけになってみてください。
そして、23日。私の両親がお世話になっている横浜の介護施設に、伺いクリスマスコンサートを
開かせてもらいました。80歳を越えた両親が穏やかに暮らしている姿をみると、こちらも
穏やかな気持ちになります。「介護施設」を悪いイメージ、暗いイメージで捉える方もおられますが
本人と家族が穏やかな毎日を過ごせることが一番幸せなのだと思います。「かわいそう」と
先入観で思い込むのはむしろ、思い上がりの心が無意識に働いているためだと思います。
自分に出来ることと出来ないことを冷静に考えたとき、介護の専門家に24時間、お世話してもらえる
施設に暮らせるならとても満ち足りた時間をすごせるものです。


アンコールに代えて、みんなで歌ってもらったきよしこの夜。
両親と一緒に暮らす「友人」たちの平穏なクリスマスを祈りながら帰ってきました。
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杜のホールリサイタル終了

8回
12月6日。無事に杜のホールでの演奏を終えました。高齢者の方や支援学級に通う子供とそのご家族、メリーオーケストラの賛助会員の方々、お手伝いいただいたメリーオーケストラメンバーに心からお礼を申し上げます。私たちの集客力ではこの525名収容のホールを満席にすることは残念ながらできませんでした。次回から、12月のリサイタルは会場を城山もみじホールに致します。駅からのアクセスはこの杜のホールが最高なのですが、身にあった大きさのホールに移ります。今回聞きに来てくださった方々に、またら年もお会いできるのを楽しみにしています。
1月9日の代々木上原ムジカーザでのリサイタルに向け、今回の反省も含めてさらに良い演奏ができるように頑張ります。

デュオリサイタル8受付について

前回、お知らせしましように、橋本でのコンサートには障害をお持ちのお子様とご家族、介護施設に暮らしている高齢者の方と介助の方を無料でご招待させていただいています。また、メリーオーケストラの賛助会員の皆様とそのご家族ご友人はお一人、1,000円でご入場頂けることにしています。通常のチケット代金をお支払頂けるお客様には、ムジカーザでのサロンリサイタル(1月9日土曜日・代々木上原ムジカーザ)にも同じチケットでお聴きいただけます。
受付は「一般」(チケットのお取り置きも含む)・「賛助会員」(メリーオーケストラ賛助会員)・「ご招待」の3箇所を儲けます。いずれも開場が13時30分(午後1時30分)ですので、その30分前の13時(午後1時)より受付を開始します。客席は全席自由席です。ただし、車椅子でお越しのお客様も通常のコンサートより多くいらっしゃるので、車椅子席とその周辺について、ご協力を頂くことがございます。
通常のチケット代金をお支払い頂くお客様に、不公平な印象をもたれてしまうかと思いますが、この演奏会が特別なことではなく、本来なら誰でも音楽を聴くことが出来ることをご理解いただければ幸いです。そして、今回ご招待させていただく方々がこれからは、自分たちも気後れしないで普通に音楽会を楽しもう!と思ってくだされば、どんなコンサートにでも足を運んでくださる未来につながると確信しています。
皆様に会場でお会いできるのを楽しみにしています。

デュオリサイタル8へのご理解(お願い)

私と妻の演奏会に、障害を持った子供たちと介助の必要なお年寄りを無料でご招待しています。地域の学校、高齢者支援施設に文書を出しています。
当然の事ですが、障害によっては感情が昂ぶると声を出す子供もいます。身体を動かさずにいられない子供もいます。高齢者の中には長時間、座っていられない方もいます。でも、音楽を楽しむ権利があります。それを受け入れるか排除するかは、主催者の気持ちだと思います。お客様の中には「静かに音楽を聴きたい」と思ってくださる方もいらっしゃるのはわかります。それもわかります。そういう演奏会があっても良いのです。
私の演奏会では、障害のある子供や高齢者にこそ、音楽を楽しんでもらいたいと思います。ですから、どうしてもその「声」や「動き」が気に入らないという方、理解できないという方には他の演奏会で楽しんで頂くことしかできません。お許し下さい。

第8回02.

体験レッスン増加中

涼しくなったこともあるのでしょうか?このところ、新規生徒さんの体験レッスンご予約が増加中です。3才のお子さんも含めて嬉しいことです。また、以前この教室に通われていた生徒さんのお子さんたちのレッスンも増加中です。「メリーミュージック2代目」生徒さんたちですね。
秋になると、新しいことにチャレンジしたくなる「気力」が増えます。
思い立ったら思い切って、メリーにご連絡下さい!

発表会終了

2015年9月23日。無事に40組の演奏は発表が終わりました。
今回初めて演奏した5才の男の子や、趣味で楽器の演奏を楽しんでいる大人まで
半年間の練習の成果を発表しあい、聞き合いました。
多くの音楽教室の発表会は「ただ弾くだけ」の形式で他の人の演奏は聴きもせずに
帰ってしまう人が多いのが現状です。本来の音楽会では失礼なことですし、
マナーに反することです。自分の演奏を聞いてもらう楽しさは、聞いてくれる人がいて
初めて感じられるものです。発表会という特殊な音楽会ではお互いが聴きあうことこそが
大切な刺激になるのです。演奏技術や曲の難易度に序列をつけないで聴くこと。
そして、子供の発表が終わったら家族がほめてあげること。わが子の一番のファンになること。
そんなお話をさせてもらいました。
実際、ヴァイオリンやピアノ、チェロ、フルートの演奏は難しいものです。
どんなに上手に聞こえる人の演奏でも、弾いている本人は満足していないのが普通です。
それでも、一人で家で練習するだけの繰り返しより、人の前で演奏し、同じ先生に習っている
他の生徒の演奏を聞くことが上達の鍵になると信じています。
次回は来年3月。この機会に発表会に挑戦してみませんか?
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2代目の生徒さんたち

つきほくん教室オープンから10年という年を寝て、習っている生徒さんのお子さんたちが
教室で新たにレッスンを受けてくれています。私たちにとって一番嬉しいことです。
音楽を学ぶのは一生の楽しみです。自分が親となったとき、自分の子供に
少しでも自分の知識や技術を伝えることができれば、子供にとっても幸せなことです。
技術的なことに止まらず、毛族が共通の楽しみとして音楽を愛好することは
コミュニケーション手段としても大切なことです。
写真の生徒さんは中学生で教室でフルサイズ(大人のサイズ)のヴァイオリンを
購入し嬉しそうに背負っているものです。
人と人の出会い、人と音楽との出会い、楽器との出会い。
出会いの場としてメリーミュージックは活動しています。

メリーミュージックの考え方

久しぶりの更新です。すみません。
教室の生徒さんによる発表会の準備に追われている毎日です。
9月23日(祝日)午後2時からサンエールさがみはらで
子供の部、大人の部の発表会「小さな音楽会」を開催します。
一口に音楽教室といっても様々です。
グループレッスンで楽しさを優先したレッスンをする教室もあれば
演奏家になるための教育を優先する教室もあります。
メリーミュージックは、どんな生徒さんの希望にもこたえることが出来る
「珍しい音楽教室」だと感じています。

演奏するために必要な知識や技術を生徒さんに教えるためには
教える側が音楽家になるための教育を受け、多くの生徒さんの個性を知り、
経験を積み重ねることが絶対条件です。
どんなにステキな雰囲気のおしゃれな教室でも、先生が未熟で意味がありません。
また、厳しいだけでは生徒さんの「やる気」を無くさせてしまうこともあります。
何よりも生徒さん一人ひとりの個性を見極めて、良いところを伸ばし、直すべきところを指摘し
根気強く指導することが出来なければ良い教室だとはいえません。
先生と生徒との人間関係が壊れてしまったらレッスンになりません。
お互いが尊重し合える師弟関係を作ることは簡単なことではありません。
まして、価値観の多様化している現代で「習う」ということの意味が
昔と変わってきているのも事実です。学校や日常生活でも同じ事を感じます。
音楽が人生を豊かにする実感を得られるのは音楽と接しているからなのです。
音楽の喜びを一人でも多くの人に体感してもらうためにメリーは頑張っています。
ぜひ一度、私たちのレッスンを受けてみてください。
こんな曲が弾きたい。こんなことがしたい。
リクエストをお知らせ下さい。お応えします。

音楽が繋ぐ笑顔の輪

メリーオーケストラは今から14年前2001年1月に発足しました。
当時、教員をしていた私が地域の子供たち、初心者でも音楽を楽しめる環境がなかったので、
自分で立ち上げた小さなオーケストラでした。
毎年2回の定期演奏会を「なにがあっても」欠かさずに杜のホールで実施してきました。
その都度、参加者は変わります。それでも軸をぶらさずに時間をかけてきました。
子供たちと大人、初心者と専門家、地域も様々、そんな音楽の集団が「なかった」のです。
もとより、音楽専門家のものではありません。すべての人が等しく楽しむことが出来るのが
音楽の素晴らしさです。それは、専門家から見ても間違いの無いことです。
一部のマニアや音楽家の自己満足のための音楽はメリーオーケストラにはありません。
初めて音楽を聴く人にでも楽しめるコンサート。
初めて楽器を持った人でも一緒に練習できるオーケストラ。
親子が一緒に練習できて、プロも一緒に弾いていて。
この笑顔のために、また次の演奏会に向けて仲間を集めています。
一緒に音楽を楽しみたいと思う方。気軽にご連絡ください。

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メリーオーケストラ第28回定期演奏会のお知らせ

8月16日(日)午後2時開演。橋本駅北口ミウィ7階、杜のホールはしもと。入場無料。小さなお子様も入場可能です。
5才から大人までの会員が、音大生、プロの演奏家と一緒にステージで演奏します。今回で28回目となる演奏会。曲目はディズニーのメドレーや子供の大好きなトトロなどのアニメの音楽から、ベートーヴェンまで多彩です。開場は午後1時30分。事前のお申込みや整理券は不要です。どなたでもお楽しみいただけます。相模原市教育委員会後援です。

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子どものために

メリーオーケストラで音楽を楽しむ子どもたち。小学生たちが遊びの感覚でバイオリンを弾いています。大人と一緒に朝から夕方まで練習するメリーオーケストラ。地域、年齢、技術の枠に一切とらわれず、子供の健全な育成と音楽文化の普及を目的とするNPO法人メリーオーケストラ。子供を支える大人の役割と、音楽が人を一つにする実感をここでは当たり前に味わえます。
一人でも多くの方にこの活動にご協力頂けたらと願っています。
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プロを目指して

メリーミュージックに通ってくる多くの生徒さんは初心者です。
趣味で音楽を演奏する楽しみを感じてもらっています。
その生徒さんたちの中に、音楽家への夢を持つ生徒さんも出てきます。
ヴァイオリンであれ、ピアノであれプロの音楽家を目指すのは大変なことです。
でも、特別な才能が必要なのではありません。
小さなときから習っていれば誰でも上手になるわけではありません。
楽譜を見ているようで、実は楽譜に書かれている音符や休符ではなく
指の番号だけを見て弾いている子供もたくさんいるのが現実です。
プロの演奏家になるために、必要な練習は趣味で演奏する人が学ぶものと
少し違います。プロに求められる技術はただ単に自分の好きな音楽を
自分流に弾けば良いと言うもではないからです。
まだ、だれも演奏したことのない、出来たばかりの楽譜(音楽)を
楽譜を渡されてすぐに演奏できることもプロの必須条件です。
また、色々な作曲家の音楽を演奏できることももちろんです。
ヴァイオリンの場合、3才の子供が弾ける大きさの楽器があります。
ただ、ピアノと違い「音を出す」ことと「音の高さを決める」技術を
同時に習得する必要があるために、一人で練習してできるようにはなりません。
どうすればきれいな音が出るのか。どこを押さえれば正しいピッチの音がだせるのか。
理屈ではそれほど難しいことではありません。
ただ、どうしてきれいな音が出ないのか?今弾いている音が正しいピッチなのか?
は自分でわかるようになるまでは誰かに教わらないとできません。
自宅で練習するときに、親が教えてあげるのが最善の方法です。
親が演奏できなくても良いのです。レッスンで子供が言われたことを
自宅で子供に教えてあげるだけの事です。ピッチはチューナーを使えば
誰にでも計測できます。
さて、メリーの受験生たちはこれから、自分の進路をどうやって決めるでしょう。
私はどこの音楽学校であれ、本人の意思があれば上達できると思っています。
一番大切なのは自分が尊敬できる師匠(先生)に出会えるかどうかです。
人間同士のことなので相性もあります。限られた先生の中で自分がついていける先生に
出会い、周りからの刺激を受けながら、音楽仲間と一緒に成長するのが音楽学校です。
プロになるための技術を学び、精神を鍛え、さらに高いところへ登るための環境が
音楽学校なのです。メリーはこうした「専門家育成」の場でもあります。
誰でもやる気があればプロになれる。
そう、信じて頑張れる人だけがプロになれる。

紫陽花ツアー

今年も相模原北公園の紫陽花を楽しんできました。
今年はぷりんも一緒です。スリングと呼ばれる肩からかけるバッグのようなキャリーにおとなしく入って時々眠そうにしていたぷりん。
すれちがう猫好きな人に写真を撮られながら。
この公園、とても広く木々が自然に近く生い茂ったところもあって、観光地に旅行に行った気分です。幼稚園児の遠足とシニアの写真愛好家が楽しんでいました。
毎年、なにか変化があって嬉しいことです。

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心とからだの健康

メリーミュージック生徒さんの中で最高齢、今年85歳になられる女性が
昨日、私たちのCDをお買い上げくださいました。
昭和4年生まれ。私の父親と同い年です。
足の指が少し痛いんですけど、風邪も引かず、買い物も食事のしたくも
ぜーんぶ自分でしてるんですよー。とのお話。
どうして、そんなに気持ちもお体も元気なんですか?
と真剣にお聞きしたところ、お答えは
落ち込まないことでしょうかねー。
と明るく教えてくださいました。
ご主人を大分前になくされ、お一人で暮らしている生徒さん。
毎日、一日中私と浩子先生のCDを流しっぱなしで聴いてくださっているそうです。
野村先生と浩子先生にお会いできたおかげで本当に元気になったんです。
そういわれて「はいそうですか」とも思えず(笑)でも…
人との出会いに本心から感謝することができるからこそ、
明るく落ち込まないで生きていられるのかな?とも思いました。
自分の身に降りかかる「不幸」は人に理解されるものではありません。
それを不幸と考えず、受け入れて明るく生きることを目標にしたいですね。
病気や天災から逃げる方法はありませんから、遭遇してもそれは「偶然のできごと」です。
小さな失敗や、目の前の苦労を「大変だ」と思って落ち込むよりも
他にいいこともあるさと、好きなことを考えていれば、いつか時間はすぎていきます。
時間を大切にするって、自分らしく生きるという意味だと思います。
人それぞれ、幸せに感じること、不幸に感じることは違って当たりまえ。
だから、他人を巻き込まないで自分が好きなことをすることが一番だと思います。
親の世代の生徒さんに教えられることばかりのメリーミュージックです。

アメイジング・グレイス


人それぞれに悲しみや悩みがあります。どんなときにも笑顔でいることって、とっても難しいことですよね。なきたいときには泣くのも大切なことだと思います。
みなさまの心に蓋をしている素直な気持ちに、私たちの演奏が触れられたら演奏する喜びで私たちも嬉しくなります。天使のようなぷりんの画像を見ながら癒されて下さい。

録音技術の進歩

時代が変わり、音楽を聞いて楽しむ方法も変わってきました。
小学生の子供たちは「レコード」を知りません。カセットテープも今や懐かしいものになってしまったようです。
MDが時代の最先端だったのも懐かしい話です。
CDが主流となり、レンタルCD店もあちこちにありました。
ところがそのCDも次第に下火になってきています。
インターネットの普及で音楽も「配信」で楽しむ時代になりました。
便利になったことは間違いないのですが、音楽を聴いて楽しむというのは
必ずしも便利なだけが楽しみではないと思いませんか?
演奏を楽しむために、コンサートへ出かけることは決して便利ではありません。
人間が目の前で演奏する音を、大きな空間で楽しむことは非日常の趣味の時間ではないでしょうか?
CDの音質は素晴らしいといわれています。
空気の振動である「音」をマイクを通して電気信号に変換します。
昔、レコードが出来たばかりの頃、マイクの変わりに「ラッパ管」といわれる
筒のようなものに向かって演奏し、それを直接レコード盤に針で溝を掘って原盤を作りました。
そんな時代のレコードは雑音が多く、回転むらも多いものでした。
どんなに機械が進化しても、人間の感覚は変わっていません。
現代のCDに記録できる情報はすでに私たち人間が「音」として感じられる
空気の振動数を超えています。聞こえない空気の振動は音ではありません。
まして、スピーカーやイヤホンの性能がどんなに上がったとしても、
コンサート会場で聞く音とは全く違うものなのです。
会場には自分も含めたくさんの人がいますよね?みんな息をしていますよね?
その息だって本当は音なのです。演奏者から10メートルも離れたら演奏者の息よりも
隣の席の人の息の方が大きいでしょ?それでも音楽は聞こえてきます。
つまり、生の演奏には「雑音」が元々含まれていると思えばいいのです。
不快に思う雑音も確かにあります。が、すべての雑音を消していくと
実はものすごく気持ちの悪い、不自然極まりない音の空間になるのをご存知でしょうか?
放送局や録音スタジオの一部にある「無響室」という部屋があります。
残響をすべて消し去り、部屋の外からの音を完全に遮蔽し、空気の流れも音にならない
ゆっくりした流れにしてある特殊な部屋です。この部屋に入った瞬間、とても不気味な感覚に包まれます。
CDの録音はこうした部屋で行うこともあります。そこで電気信号に変えられれたデータを
電気で加工してイヤホンやスピーカーで聞いたときに、まるで広い部屋で聞いているような
「錯覚」を作り出すのです。雑音といわれるものは一切ありません。むしろ、演奏者の息が雑音に感じます。

私たちが録音に使っているのは、こうした特殊な部屋ではなく私たちが生活している
自宅のリビングです。厳密に言えば雑音だらけです。エアコンや照明器具の音、
時にはマイクの近くで寝ている愛娘「ぷりん」←にゃんこですの寝息も入っているかもしれません。
録音に使っている機材はデジタル記録用のものですが、その空間だけは普通の空間なのです。
デジタルの録音技術のなかで最もポピュラーなのが「パンチイン」と呼ばれる、言わば「いいとこどり」です。
失敗した音だけを何度でも弾きなおして、その音だけを入れ替える。
実は昔から用いられてきた録音方法なのですが、もはやクラシックの世界でも
当たり前になっています。聴いていてもわからないように処理できるので、いくら聞いてもわかりません(笑)
その方法を使うことで演奏者は失敗を気にせずにのびのび演奏できる…のですが
言い換えると緊張感はなくなります。私たちの録音はこの手法を使わずに「一発取り」といわれる
途中で録音を止めない方法で作っています。何度か録音しなおすことはします。
何度もやればうまくいくと思いがちですが、実は段々疲れてくると集中力が落ちて
どんどん下手になるんですね。これが(爆笑)
そんな録音風景を思い描きながら、今回のCDローズをお聞きいただけると、より一層楽しめるではないでしょうか?

お待たせしました!

FB_IMG_1432382305956てすCD第三弾「Tendernessローズ」完成しました!
サンプルもお聞き頂けるようになりました。
お申し込み、サンプルの試聴はこちらのページからどうぞ!
皆様のお申し込み、心よりお待ちしております。
発売開始は6月6日です。
申し込みページ

CD第三弾

テンダーネス文字小多くの方に優しい気持ちをお届けしている私たちのCDアルバムtenderness
皆様からのご期待にお応えできる第三弾を作ります!
収録予定曲(順不同)
☆タイスの瞑想曲
☆カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲
☆トロイメライ
☆パガニーニの主題によるラプソディ
☆真夏の夜の夢よりノクターン
☆アメイジング・グレイス
☆オンブラ・マイフ
☆夜の歌
今回もバイオリンとヴィオラを取り混ぜた演奏です。
まもなく予約受付開始致します!

教育と音楽

教育という職業に関わって30年ほどの年月が経ちました。
桐朋学園大学という言わば「職業音楽家育成学校」で学んだ私が
卒業後、すぐに普通科中学・高校で音楽の教員として働くことになったのは
偶然が重なってのことでした。卒業するまで多くの学友と同じく
自分「も」演奏家になるのかな?と漠然と思っていました。
そんな私が20年間という長い時間を一つの私立学校で音楽の授業だけでなく
担任をしたり、教務の仕事で成績管理をしたり、生徒指導をしたり、保護者と面談をしたり、
修学旅行の引率をしたりと、本当に音楽とは無縁に近い生活をしていました。
勤めだしたのがその学校の新設のときだったので、ただ一人の音楽教諭として
なにもない(音楽室の設計から備品の選定まで)ところから始まりました。
当然の事ながら、教諭として何の知識もない状態でスタートしながら、唯一つ
自分にしか出来ない指導があるだろうと音楽顧問としてオーケストラを編成する夢を
追い続けました。当初、10人の男子生徒(男子校だったので)を集めて始まりました。
3年間で60名の男子だけのオーケストラに育てました。今考えても信じられないような
神業です(笑)
その音楽部を150人編成のオーケストラに育てました。全校生徒1200名の学校で
150名が音楽部。石を投げれば音楽部員に当たるとまで言われました。
なぜか?本当になぜだったのか理解できませんが、ほとんどの教員、特に管理職教員から
猛烈な「野村たたき」を受け続けました。出る釘は打たれる…そう言い聞かせながら
ひたすら無視して自分の夢だけを追いました。退職する2004年までに私自身が学んだこと。
組織の恐ろしさ>教育
教える側も教わる側も、結局は周囲の人間の流れる方向に逆らえないのが学校という組織だという
悲しい事実でした。桐朋に学んだ頃、学生だった自分はそんなことを考えたこともありませんでした。
学校組織の見えない圧力が教育を阻んでいます。
事なかれ教育。付和雷同が一番。人と違うことをすればいじめられる。
教員間でのいじめは生徒同士のいじめの比較になりません。なにせ大人のすることです。
隠蔽する知識も渡世術もあります。決して表に出ないこのいじめが、こどもに伝わらないわけがありません。
音楽は自分を表現することであり、同時に他人を受け入れることでもあります。
誰かが作った音楽を演奏する時点でその作曲家の思いを受け入れることになります。
お客様の前で演奏することも同じです。一緒に演奏する仲間との信頼。友情。
教えてくれる師匠への尊敬の念。自分を慕う後輩への優しさ。ライバルでもあり
かけがえの無い友との出会い。
そんな音楽を愛する人たちの純粋な学び舎でる学校にいた時代と、学校教育の現場のギャップ。
私は今の学校教育に多くの疑問を持っています。
部活動が当たり前のように日曜日も夏休みもお盆も年末年始もなく行われる異常さ。
それを黙認する教育委員会と文科省。部活指導をしなければ怠慢だとクレームを言う保護者。
塾に通わなければ学校の勉強ができないと当たり前に思っている保護者。
先生を尊敬しようともしない子供たち。子供を管理しなければならなくなってしまった教員。
生徒を叱るだけで「体罰」と騒ぐマスコミ。こどもの学ぶ自由を奪う教科書への国家の干渉。
音楽の授業を「その他の教科だから」とどんどん減らしていく文科省。
音楽の授業で「ドレミ」さえ教えられない教員。
そんな不満をストレスに感じながら働くことに疲れ果てて、自分で音楽を教える道を選びました。
自分の責任で教え、自分の力で演奏会を開くこと。生活は貧しくても心は豊かです。
長文、最後までお読みいただきありがとうございました

楽器とお料理(2)

前回に引き続きこのテーマ。
プロの料理人が作るものと、そうでない人の作る料理の違いは
ただ単に「どちらが美味しい」という価値判断はできません。
食べる人にとって美味しいと感じる食べ物は、数値で表せるものではありません。
同じ料理を同じ人が食べたとしても、美味しいと感じるときもあれば「あれ?」と感じることもありますよね?
記憶に懐かしい味や香りは他人に表現できません。
よく言われることですが、母の作ってくれた普通の家庭料理が一番懐かしく、美味しく感じることもあります。母から子供に伝えられる味も多くは「だいたいこのくらい」の味付けだったりします。
プロの作る料理にないものは「妥協」だと思います。逆に「こだわり」があります。
その料理につけられる値段は様々です。評価も様々です。
音楽だってそうですよね。
懐かしく感じる曲があったり、思い出のある演奏があったりします。
新しい出会いを積極的に求める人もいれば、全然興味のない人もいます。
知らなかった音楽に出会う楽しさは、新しい料理に出会う楽しさと似ています。
ぜひ、一曲でも多くの音楽を「つまみぐい」「味見」してみてください。
病み付きになる音楽に出会えるかもしれません。

お楽しみ映像

たまにはお気楽な映像で癒されて下さい。
浩子先生の電子ピアノ鍵盤を歩くぷりん。そして、ぷりんの得意技「ぷりんちゃんがころんんだ」の瞬間です。


練習量を増やすこと

多くの生徒さんが通う教室ならではの指導者の悩み。
自宅での練習が上達の必須であることを生徒さんになかなか理解してもらえないことです。練習そのものが「楽器を弾くこと」だと思い込まれることも困るのですが、何よりも練習の量を増やすことでしか得られない感覚があります。
学校の部活動で毎日のように、何時間も練習することが当たり前だった記憶は多くの方にあると思います。お金を払ってまで習う音楽ですが練習しなければ上達しないのは部活と同じですね。
毎日の練習時間を確保することは大人に取ってとても難しいことです。好きだから出来るのだと思います。練習すればもっと楽しくなることを生徒さんに実感してもらえるために、どうすればいいのか?日々考えています。
練習して初めて知る世界がある
自分にも言い聞かせています。

弦の張替

ゴールデンウイーク最中、バイオリンとビオラの弦を張り替えました。ピラストロのパッシォーネというガット弦です。値段は一般的なナイロン弦であるトマステークのドミナントの2~3倍しますがそれだけの違いを感じるので愛用しています。理想的には1ヶ月から2ヶ月に一度、張り替えしたいのですがそこは我慢。張り替えた直後より弦が伸びてなじんだ頃が最高のコンディションです。皆さんも梅雨入り前に張り替えをお勧めします。OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

受験生指導

メリーミュージックは音楽大学や音楽高校への進学希望者「だけ」を指導する教室ではありません。ほとんどの生徒さんは趣味として楽器を習ってくれています。
趣味の音楽と職業音楽家の音楽は基本的に同じ「音楽」です。
ただ、音楽の学校を受験するためには出来なければいけないことがたくさんあります。その多くは一般に趣味で楽器を演奏している方にとって未知の世界です。仮にわかったとしても簡単に身につけられる技術ではありません。
受験生といえど普通の中学生・高校生です。音楽が好きで小さい頃から楽器を習っていたり、学校で部活動の音楽を楽しんでいたりします。その楽しさこそ音楽の魅力でもあります。
でも…音楽学校の受験という勝ち残りゲームに勝つために、趣味の音楽を「我慢」しなければいけない現実もあります。
その選択を子供に迫るのはかわいそうだという考え方もあります。
だから大人がレールを強敷いて子供を導くべきだという人もいらっしゃいます。
私は子供に子ども自身の能力を信じさせることと、目標を達成させるために子供が出来ることを子ども自身に考えさせることを大切にしています。
選択することはとても大変なことです。でも、その選択の後の努力、目標を達成するために何かを我慢することのほうが大変なのです。
それをフォローすることが親や教師の役割だと思っています。
子ども自身が一分一秒を大切にしながら上達しようとすること。それこそが「受験勉強」なのです。
メリーの受験生たち。頑張れ!

楽器とお料理

私はレッスンや楽器の選定をするときに良く「お料理」に例えます。
人間は食べなければ生きていけないので、その意味では音楽とは違うのですが、
好き嫌いだったり、対価として支払うお金だったりを考えるとき、何気なく考えているお料理がとてもわかりやすいのです。
丁度今、教室に45万円前後の楽器が10数丁展示されています。
その楽器の中から自分の好みの楽器を選び、大切なお金を使うお客様の立場に立って考えてみます。
楽器にもお料理にも「素材」があります。そのよしあしを見分けることだけでも、経験と知識がいります。一時期問題になったスーパーのお肉やお魚などの表示偽装問題。プロが見れば見分けられる「嘘」も私たちには見分けが付かないのが現実です。同じことは楽器の素材である「木材」にも言えます。まして、楽器は木材の上にニスが塗られ色もつけられています。元の木材が本来楽器に使うべき種類の木だったのか?さえわかりません。まして、その木材がどのくらいの期間、自然乾燥され水分が抜けてよく響く状態になっているものなのか?見た目ではわかりません。
素材のよしあしを見分けられるプロが料理人であり、バイオリン製作職人です。
その素材を使うために「お金」が支払われます。そして、そこから料理や楽器製作が始まるのです。その次の段階で料理人と職人の「経験と技術」が再び発揮されます。
人の好みは千差万別ですから、すべての人が「最高」というものはありません。職人一人ひとりの好みが出ます。一人でも多くの人に「おいしい」「美しい」といわれる料理や楽器を作ろうとする人もいれば、個性を尊重する人もいます。それも好みです。
そうやって出来上がったお料理や楽器。その価格が「誰にとって妥当なのか?」なのです。
いくら素材が高級であっても、その価値は一般の人にはすぐにはわからないことは先ほど書きました。だとすると、お料理であればそれを食べる人、楽器であれば弾く人が「他のものと比較して納得できる価格」でなければ世の中で受け入れられません。
いくら職人が「この楽器を100万円で売りたい!」といってもその楽器が10万円の楽器と同じ見た目で同じ音しか出なければ誰も100万円の楽器を買いません。お料理でも同じです。
つまりは「相対価格」なのです。本来それが市場原理のはずです。
ところが今の日本は「クチコミ」「肩書き」が、それより先にあります。
確かに食べてみようと思うか思わないかは、お店の店構えや、雑誌やテレビで紹介されていた情報が気になります。「高いから美味しいんだろう」という先入観もあります。
最後は食べてみた自分の味覚、音を聞いた自分の聴覚が評価の基準なのです。
職人さんが生活していくために良い木材を購入し、長い時間をかけ、さらにこだわりのニスや部品を取り付けることで「原材料費」がかかった楽器を安く買い叩かれるのは一番つらいことでしょう。その楽器が弾く人にとって他の楽器よりも好みの音が出るものであれば同じ値段の楽器よりも売れるのです。買う側、食べる側の「純粋に好きなものを感じる心」が美味しい料理を作ってくれる料理人を増やし、素晴らしい楽器を作ってくれる職人を増やすことになるのです。kensuke01s10_top

母校(桐朋学園大学)に行ってきました

久しぶりの晴天に恵まれた昨日、仙川にある私と浩子先生が高校大学で音楽を学んだ桐朋学園に行ってきました。7月から旧館の建て直しのため取り壊し作業が始まるため、内部を見学できる残り少ない期間をさびしく思い出かけました。。世界の桐朋といわれる音楽大学。実は本当に小さな校舎が二つだけの学校に高校生と大学生が日夜音楽を学んでいます。今は調布に新しい校舎が出来、そちらも使っての授業らしいですが、私たちの時代はこの鉄筋コンクリート4階建ての二つの校舎がキャンバスのすべてでした。小澤先生が一期生ですが、その当時からこの校舎があったそうです。現在64期生が高校1年生かな?私は25期生。歴史を感じる校舎に別れを告げてきました。入試、試験、オーケストラ、桐朋祭などなど、青春の全てが詰まった校舎。耐震問題で建て直しなのですが、まだまだ使える校舎。地震国日本の宿命ですね。10408002_819369491489547_93503992719815632_n

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新聞折り込み広告を入れました。

今週の土曜日、相模原市橋本周辺の朝日新聞に折り込みチラシが入ります。メリーミュージックオープン10周年のチラシ。すべて手作り。印刷も公民館で。10年前に比べて新聞購読者が激減しているのは時代の流れ。でも考え方を変えれば、今でも新聞を取っている家庭に取り込みチラシは貴重な情報源です。アナログな生活をしている方にこそ、ヴァイオリンやピアノのアコースティックな魅力への憧れもあるのではないでしょうか。さて効果のほどは!
新聞ちらし2015041404

新色入荷

C360_2015-04-15-15-58-53-866春にぴったりのかわいいピンクとメタリックで大人のファッションにマッチするグリーンが新たに入荷しました。大好評のケース、お求めやすい金額です

新年度スタート!

駅前教室の窓から見える景色は四季折々、遠くの山にも目の前の相原高校にも変化を感じます。
この窓から見る景色も10年目です。橋本駅周辺はその間、あまり大きな変化はありません。
レッスンに来てくださる生徒さんは、現在の会員数が660名を越ええています。
体験レッスンだけの方も含めれば1000人以上の方にヴァイオリンやピアノ、フルート、チェロ、トランペット、オーボエなどなどたくさんの楽器のレッスンをしてきました。
転勤で橋本を離れていった方もいらっしゃれば、途中で飽きてしまった方ももちろん、おられます。一方で、10年間ずっと習い続けている方もいらっしゃいます。
学習塾と違うのは「ゴールがないこと」です。
スイミングやテニススクールと違うのは「自宅で練習できること」です。
楽器の演奏は高齢者でも問題ありません。現実に、多くのプロ演奏家が80歳を超えても現役で演奏活動を行っています。「ああいう人は小さいときからやっているから特別なんだ」と勘違いされますが、人間の能力にそんな大きな違いはありません。高齢になれば誰でも肉体は老化します。自然のことです。その衰えを「経験と感覚」が補うように出来ているのです。
小さいときから音楽を習う生徒さんがたくさん教室にいらっしゃいます。
学校以外で楽器を習い、自宅で練習し続けることは、子供の個性を引き出し、音楽以外のすべての日常活動…すべてのジャンルの学習(勉強)や集中力、観察力、持続力の発達に大きな効果があります。
私自身の経験で、20年間の中学校・高等学校の教員生活と10年間メリーミュージックで
子供の発育と音楽のかかわりを肌で感じてきました。
音楽に興味を持ち続けられない集中力を持続できない子供の多くは
学校での生活にも問題が見えます。
そして、なにより「親」の問題がこどもに影響していることを強く感じます。
問題というのは「考え方」だけではなく「行動」も含んでいます。
わが子に音楽の楽しさを感じて欲しいと思うなら、
まず親が音楽の楽しさを知らなければムリです。
それは勉強でも生活でもそうですね。
新年度、これから新しく楽器を弾けるように始めよう!
はじめるなら「絶対にやめないで一生続けよう!」
飽きたらやめるなら、やらせないほうが子供のためになります。
ぜひ、人生の楽しみとして楽器を弾く楽しさを家族みんなで
楽器を演奏してみましょう!

可愛い&軽いヴァイオリンケース入荷

チェロのケースを縮小した形のヴァイオリンケースが発売されました。
重さは1.9キロと今までのケースとは比較にならないくらいの軽さです。
そして、ケースの中に肩当てをちゃんとしまえる小物入れヶあって、弓も2本入れられます。
背負ったときに背中側に取り外し可能な楽譜ケースも付いています。
価格は驚きの3万3戦円(税別)。色は今亜紀入会した紺色、赤、白のほか、ピンクと緑があります。とにかくまだ誰も持っていないのと軽くて可愛い!雨にも強い。安い。言うことなしのケースです。
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春を迎えて

日ごとに肌寒い日と汗ばむほどの暖かい日が、春の訪れを感じさせてくれます。原宿南の自宅教室玄関には沈丁花の素敵な香りが生徒の皆さんを、おで迎えしています。その下を見るとクリスマスローズがかわいい花を咲かせています。
2月に我が家の家族入りをした「ぷりん」もすくすく育ち、毎日やんちゃで甘えん坊の性格を発揮しています。
新しいことをはじめるのにぴったりのこの季節。新しい生徒さんたちも意気揚々とレッスンに通ってきてくれています。
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緑区原宿南2丁目でピアノとバイオリンレッスン


新しい料金システムになってから、本当に多くの生徒さんに喜ばれています。
「ここまでやります?」
「本当に先生、大丈夫?」
「いいんですか?こんなに安くて」
「よく考え付きましたねー」
「助かります!」
音楽教室の多くは音楽を専門に学び、演奏経験もあり、レッスンの経験も豊富な先生がレッスンをしていると思います。
ただ、その一方でアマチュア(音楽の専門教育を受けていない)人が「おこづかいかせぎ」のために、こっそりと(収入の申告も個人事業の届けもしないという意味のこっそり)近所の子供たちにワンレッスン500円(これ、現実の話です)で教えているのも現実です。
習う側からすればレッスン代金が安いに越したことはありません。それに、近所ならなおの事です。これが「悪」だとは言いません。
その先生がきちんとしたレッスンを生徒にしていれば。の話です。
もちろん、私自身、その「きちんとしたレッスン」が出来るように日々、謙虚な気持ちで自分の練習とレッスンのたびに研究と研さんを重ねているつもりです。
子供がはじめて習う楽器ならば特にその責任は重たいと思います。
学校で中学1年生の授業をしていた頃、多くの生徒がピアノやエレクトーン、ヴァイオリンを「習っていたことがある」と答えます。ところが、そのほとんどが途中でやめています。受験のためというのは理由として頷けます。でも、習っていたという生徒のなかで、楽譜の読み方も、楽器の扱い方も習っていない子供が非常に多いのです。いったい、何を教わっていたんだろう?と不思議に思うことが毎年のことでした。
音楽を愛好する子供や大人を一人でも増やすこと。
そして、音楽を学ぶことより教えることがどれほど難しいかを理解して「本当に教えられるのか?」と考えて生徒を集めること。
お小遣い稼ぎなら自分で演奏してお金を集めて欲しい。
純真な子供にいい加減なことを教え、その子供が音楽なんて面白くないと思ってしまうことへの責任を感じて欲しいと感じています。

今回の料金システムがメリーミュージックのオリジナルシステムとして、今後も新しい生徒さんに音楽の楽しさと深さを感じてもらえるように、頑張ります。

215年3月原宿南POP
年々、新しい住宅が増え続けている相模原市緑区原宿南2丁目。
静かで明るく空の広い住宅街に、赤い外壁と大屋根のスウェーデンハウスがあります。
メリーミュージックの看板が敷地内に立っています。
天井の高い1階全てがレッスン空間。グランドピアノでレッスンが受けられ生ます。
私たちのCDもこのスペースで収録しています。やわらかな音の響きは、木のぬくもりを感じます。時には(生徒さんがお望みなら)我が家の家族、仔猫の「ぷりん」がお出迎えします。
車の駐車場所も家の目の前です。初めて自家用車でお越しの方は、住所(〒252-0103 神奈川県相模原市 緑区 原宿南 2-26-1)でナビ。もしも、住所が出ない場合(ここ数年、住居表示が何回か変わっていますので)、「原宿南クリニック」で検索してみて下さい。そのクリニックの道路1本南側に見えています。御予約は駅前教室で承っています。もちろん、御希望があれば可能な限り駅前教室と、こちらの原宿南教室のどちらでもレッスンを受けていただけます。042-771-5649が駅前教室の電話番号です。
ぷりん(トンキニーズ 女の子 2014年11月生まれ)の写真です。

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2015年4月からのメリーミュージック新コース・料金システム

考えるということが何かを生み出すことになるものです。
10年間教室を運営してきた経験を謙虚に考えて、
さらに新しいことへのチャレンジをしていきます。
「レッスンを受けるほど料金が安くなる」
決して安売りではありません。生徒が一回でも多く、レッスンに通ってくれることを願って、考え抜いた結果みつけたシステムです。
今現在、通ってきて下さる生徒さんにとっては
値上げでも値下げでもない不思議なシステム。
今まで、月に3回しか来られないかなぁ?と思って
3回分のチケットを買っていた生徒さんも、4回分のチケットを
買ってみたものの使い切れなくなる不安を持っていた生徒さんも
60分レッスンを受けている生徒さんも、1回だけのレッスンを受けていた生徒さんにも、私たちにも「利益になる」新しいシステム。
「逆スライド式代金不均等払い」を可能にしました。
もちろん、自分の予定で先に予約を取ることも、その回数分代金を支払えば出来るシステム。
「今、お財布が寂しいから」ならとりあえず1回分の支払いも出来るシステム。
通うことが楽しくなるシステムを考えてたどり着いたメリーのレッスンシステムです。習えば習っただけ楽しみが増して、通った回数分、単価が下がる。そして、予約カードがいっぱいになったら、レッスン1回無料。
これは「ポイントカード」からの発想です。
チケットも新しく作りました。いよいよ、10年目のメリー始動です!
詳しくは料金ページをご覧ください

料金コース20150304

新規スタートが月謝7,000円(本体価格)!

10周年7000円コース2015年3月より、新規ご入会でピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラを習う生徒さんに大ニュース!
なんと、3回分の個人レッスンが7,000円(本体価格)でスタートできます。
もちろん、楽器のレンタルも入会金も無料です。
30分×3回分の使い方も自由です。30分+60分でも、一回分はほかの楽器(ピアノかヴァイオリン)に変更してもこの金額です。
4回目以降のレッスンについては新たに特別価格のレッスンチケットをご購入頂くことができます。
詳細はお気軽にお電話でお問い合わせください。
042-771-5649
また、3月よりピアノ以外のレッスンを毎月チケットで受けておられる生徒さんに
月一度の「ピアノ伴奏つきレッスン」を実施致します。追加料金は不要です。
伴奏付きレッスンの日程については、個別に相談させて頂きます。

「これから習ってみようかな?」という皆さん。
オープン10周年のメリーミュージックが自信を持って始める
新コース。是非、思い切ってお電話を!お待ちしています。
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