クラシックのビデオカメラ

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今回のテーマ。ビデオカメラです。
現在(2021年11月末)、ビデオカメラ購入で大いに迷っております。
凝り性&機械マニアとして、ドツボに落ちています。
思い起こせば、その昔に初めての「S-VHSデッキ」が発売されたとき、予約して世界初のデッキを買いました。当時、β(ベータ)=ソニーとVHS各社の戦いは凄まじかった!
その後、8mmビデオが発売され、VGHS-Cが消え、ハイエイトが主流となり、やがて「DV=デジタルビデオテープ」が主流となりました。
それら、すべての世代の「ハンディカメラ」を使ってきました。
現在は?世の中は「4K」「8K」と騒いでいますが、現実には「2K=フルハイビジョン」がいまだに主流です。そして、記録方法も、昔はテープでしたが現在は「SDカード」の時代。

今、ビデオカメラを使う人は、非常に限られています。
なぜ?
原因の一つは、スマートフォン(i-Phoneなど)で撮影する方法が、綺麗で簡単。
さらに、デジタル一眼レフカメラで動画を撮影出来て、画質も綺麗!
じゃ、ビデオカメラなんていらない?
いーえ!(笑)スマホや一眼が向かない「撮影ジャンル」が「音楽の撮影」なんです。トホホ(涙)
スマホで長時間、例えば2時間のコンサートを録画?できなくはないですが、
電源をつなぎながら、しかも「音声」はスマホのマイク。いい方法とは言えません。
一眼レフカメラは?一部のカメラを除き、30分以上、続けて撮影できません。これは「輸出規制」のため、一眼レフカメラは動画を29分までしか連続撮影できない仕様になっていたためです。さらに、音声は?マイク端子のついている一眼レフもありますが、音声にはこだわりがありません。電源は?バッテリーをいくつも用意しないと連続撮影できません。1曲ごとに一度停止。バッテリーを気にしながら撮影?これまた、音楽撮影には不向きです。
結果!ビデオカメラが音楽撮影には最適なアイテムとなります。

現在、家電メーカーも光学メーカーも「一般家庭用ビデオカメラ」の販売に極めて後ろ向きです。理由は先述の通りです。さらに、新規に発売されるビデオカメラは、ほぼすべて「4K対応」です。何が違うの?
撮影できる「細かさ」が今までのフルハイビジョンの約4倍の細かさです。
当然、記録の「大きさ」も倍以上になります。しかも、使うセンサーが高額なため、フルハイビジョンカメラに比べ、高額になります。
しかも、数少ない「家庭用ビデオカメラ」の中には、撮影時に外部の音声を取り込むための「入口=端子」がないものが多い!私は、撮影時にマイクを4本使用しています。それらのマイクをいったん「音声専用の記録機械=昔で言うテープレコーダー)につなぎ、その機械から撮影する「カメラ」に音声を送ります。
そうすることで、あとから編集する際に、記録された「CD並みの音声」と「カメラに記録された音声」を「同期=ぴったり合わせる=映像と音を合わせる」ことができます。

現在、使っているビデオカメラはソニーのハンディカムと、キャノンの中古家庭用ビデオカメラの2台。どちらもフルハイビジョンで撮影出来ます。が!
実はソニーのカメラには恐ろしい落とし穴があります。
撮影した映像と音声を、カメラで見たり、テレビにつないだり、そのままの映像と音声をディスクにするときには、まったく問題ないのですが…
編集するために、パソコンに取り込み、ソフトで編集しようとすると、
映像と音声が、まっっっっっっったく!合いません!なぜならば!
ハンディカム「だけ」は、映像の「ビットレート=一秒間に撮影するコマ数」を常に自動的に変えて記録しています!これは、どうにもハンディカムで変更することはできないのです。編集するための方法はただ一つ!違う特殊なソフトを使って、「常に一定のビットレートのデータに変換する」しかないのです。
私が今、使用しているパソコンは現代のパソコンの中で、一番早い部類の性能ですが、それでも、この変換作業に恐ろしい時間がかかります。ただひたすら「待つ!」作業の無駄!なのです。

業務用ビデオカメラは、今でも新しいものが販売されています。
業者さんが使う「放送局仕様」のカメラ、一台約500万円。ごひゃくまんえん。
安いものでも数十万円。家庭用ビデオカメラと「桁が違う」とはこのことです。
しかも、プロのカメラマンは、「オート」は使いません。ピント、ズーム、絞りを片手を常にレンズに当てて捜査しています。当然、素人には撮影することさえ無理です。しかも、私たちの場合、演奏を撮影するのは自分ではなく、お手伝いのスタッフ。つまり「ちょう!どしろうと」であり、可能な限り「押すだけで綺麗に撮影できるカメラ」が望ましいのです。なので、業務用カメラは「除外」

家庭用=民生用と言いますが、この中で「ハイエンド機」と呼ばれるカメラがあります。各メーカー、それぞれの時代にあります。ただ、現在民生用ビデオカメラは、パナソニックとキャノン、JVCしか販売していません。キャノンはすでに「やめる気満々」です。そうなると、フルハイビジョン「だけ」をターゲットにしたビデオカメラは「中古」しかなくなります。
実際に、買ってみました。アマゾンで。2世代前のキャノンの民生用ハイエンド機。届きました。充電しようとしたら、2つ入っていいたバッテリーの一つはまったく充電できず。もう一つは、容量の半分まで。まぁ、バッテリーは消耗品ですから、これは普通に良くあることです。新品のバッテリーをアマゾンで購入。さぁ!ビデオカメラに取付!……できない。なんで?どう調べても、同じ型番のバッテリーなのに、カメラに装着できない。は?
というわけで、カメラもバッテリーも「返品=返金」しました。
中古の当たりはずれは、どんな電気製品にもあることです。

今現在、パナソニックの民生用ビデオカメラ、約7万円。もしくは、キャノンの一世代前のハイエンド機、約6万円。どっちがいい?で迷っています。
パナソニックのは4K対応。このカメラを使ってフルハイビジョンに「ダウンコンバージョン=圧縮」したほうが、普通にフルハイビジョンで撮影するより綺麗だという「情報」もあります。新品なので、はずれはない。高い。それでも、このパナソニックの4Kビデオカメラは他社のそれより、だいぶ安いのです。天下の松下電器にしては珍しい(笑)
キャノンの中古、またはずれを引くのも怖いし、嫌だし。でも安い。中古なので高いもの=程度の良いものもありますが、きりがない。
あなたな~ら ど~する~?(笑)
困った困った。

迷えるおじさん 野村謙介

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