BMW 116i F20 ヘッドライト修理完了

今回は、愛車「バイエル君」こと、BMWの1シリーズ、116i(後期型F20)のお話。
左ヘッドライトに水が入ることが「普通」とまで言われる車です。
今年(2021年)2月に車検を終えた時にすでに、ヘッドライトユニットの中に水が入っていましたが、車検をしてくれた工場がブロアーで水を出して乾かし、車検を通してくれました。
その後、しばらくしてから「光軸調整エラー」のメッセージが表示されました。
エンジンをかけると、ライトが「0」オフの状態なのに、左のポジションライト(スモール)がずっと付きっ放しになり、エンジンを切ってアクセサリー電源もオフにしてから、約3分間ポジションライトが付いたまま。その後自動的に消えます。

八王子市にある「原田モータース」さんを見つけ、修理を依頼しました。
ヘッドライトユニットを中古のものに交換してくれました。
外したヘッドライトユニットからは、ジャバジャバ水が出てきたとのこと。

交換が終わったものの、相変わらず「光軸調整エラー」が出たままで、ポジションライトも消えず。
改めて、数種類のコンピューターで「コーディング」しよとしてくれましたが、LAN(情報のやり取り)ができず症状変わらず。

そこで相模原のBMWディーラー「ムラウチ」に持ち込みました。
点検だけで1万数千円ぼったくられ「修理するなら改めて」とのたまう。
冗談じゃない!と見積もりを出させると「これで直るかわからない」条件付きで11万円。はぁ?

再び原田モータースさんに相談し、ネットでも調べ上げた結果、
車体からのハーネス(ケーブル)が断線しているのでは?と疑いを持ちました。ディーラーに事情と経緯を話し、原田モータースさんにパーツだけ販売してくれないかとお願いをするも「車体からのすべてのハーネスセットなら売ります」これ、数十万円。ハーネスすべて?どんだけ?
原田モータースさんが知り合いの中古輸入車を扱う仲間に片っ端から聞いてくれて、116の中古パーツを買ってくれました。

そして本日7/15、再び原田モータースさんで、中古のハーネスを取り付けると
なおった!!!!
エラー」表示も消えて、ヘッドライトも正常に!!
前回、今回と本当に長時間の作業でした。
車体フロントをジャッキアップして、左前輪を外し、タイヤカバーを外しての作業です。せめて工賃をお支払いしますというと「パーツ代5千円で」せめて工賃ぐらいもらって!「え…じゃぁ合わせて1万円」
なんて良心的で素晴らしい技術!
何より原田さんのお人柄が、寡黙で優しい。
今日、ハーネスつけ終わってすべての作業が終わった時、両手でガッツポーズ「やったーーーーー!」って本気で喜んでいた姿に職人の意地を感じました。すごいなぁ!

http://harada-ms.com/
で検索できます。行ってみると「えっ?ここ?」なのどかな場所です。
技術も料金も対応も最高です。電話でお話しすると、原田さんがいかに「シャイ」な人かわかります。
ディーラーは「新車を買うところ」であり、「直してくれるところ」ではないことを実感。BMWに限らず、この原田モータースさん。推します!
という事で、今日は「くるまのおはなし」でした。