ホールとピアノによる違い

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上の二つの動画。
同じ曲「レイナルド・アーン作曲 クロリスに」
同じ演奏者「野村謙介Vla・野村浩子Pf」
ほぼ同じ日時(その差1か月以内)
さらに同じヴィオラ(2010年 陳昌鉉氏製作)
同じマイクセッティング(ピアノ=BLUE ( ブルー ) / Bluebird SL・ヴィオラ=sE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / SE8 pair)
同じ録音機材(TASCAM タスカムDR-701D)
違うのは?
ホールとピアノです。
上の映像は代々木上原にあるMUSICASA(ムジカーザ)という定員100名ほどのサロンホール、
下の映像は相模原市緑区にある定員298名のホール、もみじホール城山。
ピアノは、上のムジカーザがベーゼンドルファーModel 200(サロングランド) 、
下の映像のもみじホール城山がベヒシュタインC.BECHSTEIN M/P192。
聴き比べてみてください。

同一プログラム・2会場でのリサイタル。すでに14年続けています。
開始当初は、地元の525名収容できる大ホールと、ムジカーザで開催していましたが、私たちには収容人数が多すぎて(笑)、このもみじホール城山に代わりました。
ホールが違うことで、音色の違い、残響時間の違い、お客様との距離の違いがあります。
当然、弾き方も変えます。

ピアノの違いは、ピアニストにとって宿命的なことです。
どちらの会場のピアノも、ドイツのメーカーで大きさもほぼ同じです。
演奏会当日に調律をお願いしているのも、同じ条件です。
それでも、まったく違う個性のピアノです。
どちらが良い悪いではなく、好みの問題です。
この演奏を生で聴き比べると、もっと!すごい違いを感じられます。

ぜひ、生の演奏会に足を運んでみてください。

ヴァイオリニスト 野村謙介

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