メリーミュージックブログ

演奏家夫婦が優しく丁寧に指導

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映像は2004年みなとみらい大ホールで演奏する中・高校生の部活動オーケストラ定期演奏会。
チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」の一部です。私の作った部活オケを指揮した最後の定期演奏会でした。中学校に入学しオーケストラに入部して初めて楽器を手にした子供がほとんどです。中高一貫の私立学校で当時、オーケストラは中1~高2までの5学年の生徒が一緒に演奏していました。総勢150名にもなる大所帯。全校生徒1200名の内の150名が参加する部活オーケストラ。
 今回のテーマは部活も含めた「趣味の音楽」を楽しむ上で上達するための「知識」「技術」と「練習方法」を経験を元に考えるものです。

 まず前提として趣味で楽しむ楽器の演奏と演奏の専門家=プロを目指す人の目的は全く違う事を忘れないことです。目指す技術のレベルではなく「目的」の違いです。趣味で音楽を楽しむ人の集まりが部活オーケストラや部活吹奏楽、さらに市民オーケストラもその一つです。プロを目指す人の場合にはまず個人の演奏技術・知識を身に付けることが必須条件になります。多くの仲間と共に演奏を楽しむ「プロ」になるためにはまず個人のスキルが高くなければなりません。
 趣味だから下手でもいいか?結論は「はい」です。演奏する本人・本人たちが楽しめることが最優先であるべきです。その演奏を聴いてくれた人が「ヘタだねー」と言ったとしても気にする必要もないし、趣味の演奏をヘタだじょうずだと言う人が間違っています。演奏する本人・本人たちが「もっとうまく演奏したい」と言う希望・欲を持つ場合に初めて必要になる基本の知識・技術・練習が生まれます。指導者=部活の場合顧問がいくらレベルアップを望んだとしても、演奏する本人たちが望まないのであれば無駄な労力と時間を浪費するだけです。指導者が演奏をレベルアップしたいと考えるなら、まず本人たちが「純粋に」レベルアップを望むように誘導するべきですが「コンクールで上位を目指そう」と言う安直な餌で生徒を釣ることは絶対にやめて頂きたいと教員時代から願っています。趣味の音楽に序列を付けるのは「無意味」でしかありません。コンクールと言う餌がなければ生徒を惹きつけられないのは指導者の「指導能力」「指導経験」が足りないことを証明するだけです。「純粋に」と強調したのはその意味です。演奏するホ人が何故?何を?上達させたいと思っているのかという根本的な問題をクリアする必要があります。自分の目指す演奏レベルと自分の演奏の「どこが・どう違うのか?」を知らないのが当たり前です。なんとなく…自分よりうまく聴こえる演奏に漠然と憧れている人に「がんばれ!」って言いますか?スポーツで考えればプロ野球の選手が出来ることを中学生・高校生に真似させて「強く」鳴れるはずがありません。そもそも指導者が「上達する道を通った経験」がないとしたら?YouTubeや本から得た情報だけで指導ができると思い込むのは「百害あって一利なし」です。間違った指導は成長の未来のある生徒の夢を破壊します。宝石の原石を叩き割るのが無知な指導者です。

生徒が自発的に上達したいと考えているなら…あるいは自分自身がそう思う演奏者なら「足りない技術・知識」を誰かに教えてもらう事です。少なくとも自分よりうまいと感じる人、できれば専門家を目指す人に必要な技術・知識を学んで身に着けた人に教えてもらべきです。
 動画で演奏している中高生に音楽の授業を通して「楽典」を教えました。当然ですが部活に所属していない生徒たちにも同様に楽典の授業を中学1年から教えました。特に「音名」「音程」について覚えていて損はしません。当然変化記号=シャープ・フラット・ダブルシャープ・ダブルフラット・ナチュラルや調号の仕組みや名前についても教えました。子供たちにとって覚えることは他教科でも鳴れています。覚えさせすれば定期考査で100点を取れます。事実、多くの中学生が楽典のテストで100点満点を取りました。覚える気のない生徒の点数はは一桁でしたが(笑)
 さらに指揮法の図形も授業で教えました。校内の行事で合唱コンクールがあり学級ごとに生徒指揮者、ピアノ演奏者を決め音楽の授業時以外にも担任が立ち会って練習していましたので「指揮法」は生徒たちが求めた技術でもありました。もちろん部活オーケストラで演奏している生徒たちも図形や「点」「叩き」「平均運動」などの意味を覚えました。これも合奏では大いに役に立つ知識です。

生徒が自発的に上達したいと考えているなら…あるいは自分自身がそう思う演奏者なら「足りない技術・知識」を誰かに教えてもらう事です。少なくとも自分よりうまいと感じる人、できれば専門家を目指す人に必要な技術・知識を学んで身に着けた人に教えてもらべきです。
 動画で演奏している中高生に音楽の授業を通して「楽典」を教えました。当然ですが部活に所属していない生徒たちにも同様に楽典の授業を中学1年から教えました。特に「音名」「音程」について覚えていて損はしません。当然変化記号=シャープ・フラット・ダブルシャープ・ダブルフラット・ナチュラルや調号の仕組みや名前についても教えました。子供たちにとって覚えることは他教科でも鳴れています。覚えさせすれば定期考査で100点を取れます。事実、多くの中学生が楽典のテストで100点満点を取りました。覚える気のない生徒の点数はは一桁でしたが(笑)
 さらに指揮法の図形も授業で教えました。校内の行事で合唱コンクールがあり学級ごとに生徒指揮者、ピアノ演奏者を決め音楽の授業時以外にも担任が立ち会って練習していましたので「指揮法」は生徒たちが求めた技術でもありました。もちろん部活オーケストラで演奏している生徒たちも図形や「点」「叩き」「平均運動」などの意味を覚えました。これも合奏では大いに役に立つ知識です。

最後に趣味の演奏で有効な練習方法について。
一言で言えば「課題を見つけるための練習」をすることです。
一般には出来るようになるまで繰り返すことを練習だと思いがちですが出来ないこと=気付いていない症状を発見する事が優先です。治療は症状と原因を見つけてからするものです。病気と違って楽器の演奏に「予防」はありません。常に自分の演奏の状況を観察し必要なら録音や録画をし自分の演奏の問題点を見つけ原因を探ることです。この場合も指導者のアドヴァイスは有効です。症状も原因も複数のことが絡み合っている場合が殆どですので「症状を分析する=もつれをほどく」作業が第一です。例えばボウイングだけを意識して開放弦を練習すると出来ることがスケール=音階になるとできなくなる場合や曲の中で苦手な部分になると何故か?音が小さくなったり汚くなる症状です。気付くためには「観察する=聴くこと」以外に方法がありません。人に指摘されて修正するなら自分の音を聴いていなくても出来ることです。自分で自分の音を聴くのは一番疲れることです。演奏しながら聴くのですから指や腕を動かすことに意識が集中すれば「聴く=聴覚」への集中は落ちてしまします。運動する部分を「ひとつ」からスタートし「足し算」つまり運動する部位を一つずつ増やしながら聴く練習をすることが有効です。一気にすべての運動=右手・左手を動かして曲を弾けばどの運動が原因で雑音が出ているのかは判断できません。引き算しんがら練習する方法もありますが、最初はひとつずつ=最初は右手だけ→左手だけでピチカート→両手で演奏のように症状が出始める原因を探すことです。
 練習できる時間は人によって異なります。楽器を使って音を出さなくても上達する練習があります。ひとつは「頭の中で演奏する=イメージトレーニング」これは電車の中でもできます。もう一つは「楽譜と音楽を一致させる」練習です。楽譜を読む技術向上にもつながります。また色々な人の演奏を聴き比べながら楽譜を見ることで発見もあります。お茶を飲みながらできる練習です。
 技術・知識・練習は「意欲」によって内容も結果も変わります。
モチベーションを維持するのは大変に難しいことです。最大のポイントは「継続は力ない」という言葉だと思っています。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

ヴァイオリニスト・ヴィオリスト 野村謙介