昨日7月15日午前中に浩子先生と二人で支援学級に通う1年生から6年生まで19人の児童と音楽を楽しんできました。
10時前に学校について、すぐに子どもたちに紹介され、用意していた子供用の分数バイオリンと、教室にあるアップライトピアノで子どもたちに楽器に触れてもらいました。事前に担当の先生が子どもたちに「ヴァイオリンの演奏があるよ」と話してくれた時には、あまり反応がなかったそうですが、実際に楽器を前にすると大はしゃぎ。その後、少しお休み時間でした。この時間も子どもたちが何人も教室の隣にいた私達のところに遊びに来て会話が弾み、果ては腕相撲・指相撲・あっち向いてホイ。ある男の子はボクを「文房具売ってるおじちゃんに似てる」「独身でしょ?」←さっき自己紹介で説明したってのに(笑)でも、うれしいのは「ありがとうございます」を何度も何度も言ってくれる男の子や、黙って握手を求めてくる女の子。優しくて、人なつっこい。はにかみ屋さんもいれば、ものすごくアクティブな子もいる。一人ひとりに心を配れば、どんな子も素敵な子です。無理やり基準をつくろうと大人がするから、子供が苦しんでいると昨日も感じました。
演奏は、50分間。中国の太鼓・リベルタンゴ・チャルダッシュ・タイスの瞑想曲・君をのせて・千の風になって・はるの子守唄・ふるさと。あとで先生から頂いたメールに、教室で一緒に聴いてくれた4名の保護者の中に、聞きながら涙を流していた方がおられたそうです。ただ、演奏するだけではなく、子どもたちと会話し、音楽ってなんだろう?と問いかけて、子どもたちの好奇心に答え、反応を見ながら曲を変えて音量を変えて話題を変えるコンサート。
自分ができることを考えたら、こんな事をしていたというのが本音です。ボクにできるのだから、誰にでもできることなのです。音楽は特別なものではないこと。誰にでも楽しむことが出ることをみんなが理解すればいいのです。
「またきてね」「また来るよ」「いつ?」
そんな会話を残して学校から帰りました。