メリーミュージックブログ

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音楽はすべての人に平等な楽しみ

音楽はすべての人に平等な楽しみ

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動画Hシューベルト作曲の「アヴェ・マリア」を私(ヴィオラ)と妻のピアノで演奏したものです。今回のテーマは「音楽」を広い意味で考えた時に、特殊な教育を受けた人や「マニア」と言われる人に限定された楽しみではない!ことを結論とします。

楽器を演奏する楽しみ方。好きな音楽を聴く楽しさ。
「学校で習う音楽=音楽の授業」では、両者を体験します。
残念ながら現代日本の義務教育課程で、音楽を「楽しむ」事は大きな目的ではありません。むしろ「成績」を付けるための授業になっていると言えます。無理もないことです。週に1時間=40分程度の授業で「楽器を演奏する楽しさ」を感じられる技術を教えることは不可能です。30人以上の児童・生徒に一人の教師がが演奏技術をどうやって伝えろと?鑑賞まで「成績のため」の手段になります。
音楽を聴いた感想を言語化する技術や能力は、音楽の能力ではありません。国語の能力です。正直に「つまらなかった」と書けば、鑑賞の能力が低いと評価されるのが授業です。

話を「演奏する楽しさ」に絞ってみます。
楽譜を音に出来るか?という技術・能力は楽器演奏に「不可欠」ではありません。とは言え「記号」である楽譜を音にすることは、文字を読むことと非常に近いもので、日本語で言うならひらがなとカタカナが読めるレベルの学習で、楽譜の意味は理解できます。
それが「面倒だ」と言う人が、楽器を楽しく演奏したい気持ち・夢を実現できるか?と言われれば、正直「怪しい」と言えます。
楽器の演奏に必要な知識、技術の量と、楽譜を読み解くのに必要な技術を比較すれば、圧倒的に「楽譜は簡単」なのです。

楽譜を音にできれば、楽器の演奏は「即」楽しいか?
答えは残念ながら「いいえ」です。それは演奏する本人が「思ったように演奏できないストレス」を感じるからです。このストレスは、いつか、なくなるのか?の答えも「いいえ」なのです。
つまり、楽器を思ったように=理想の演奏ができるようになるまでの時間・期間は「無限に必要」だという事です。
音楽大学に行けば誰でも思ったように弾けるか?無理です。
プロになった人は思ったように弾けるか?いいえ。
アマチュアはどうすれば良いのでしょうか?一生、演奏を楽しむ夢は叶えられないなら、最初から楽器なんて弾かない方がまし!(笑)
事実、多くの人が思ったように演奏できずに、演奏することから離れていきます。「自分に向かない」「才能がない」
本当にそうでしょうか?

私自身、60年近くヴァイオリンを練習して未だに思ったように演奏できません。「レベルが違う」「理想が違う」と生徒さんから言われますが、実は生徒さんの「悩み・ストレス」を私もずっと感じています。私「だけ」が才能がなく、努力が足りない…そうなのかも知れません。ただ、これまでに多くの人に楽器の演奏を指導し、生徒さんと一緒に「弾けない理由」を考えてきた経験から「実はみんな同じだった!」ことを知りました。
自分からみて、自分より上手な人がいますよね?
上手な人は自分より「優れている」と思ってしまいます。
そこが間違っています。何も自分は劣っていないのです。
自分にしか演奏できない音楽に「自信」が必要です。
「へた」で良いのです。自分より上手な人のように演奏する必然性は?全くないのです。音楽は自由なのです。「こう!演奏しなければいけない」と言う規則も決まりもないのです。
奏でられる音は、言葉のように特定の意味を持たないのです。
音楽は人を傷つけないのです。それが音楽なのです。
楽譜に書いていない「音楽」を作る楽しさは、すべての人に与えられた権利かも知れません。
ぜひ、好きな曲を好きなように「演奏している」気持ちで楽しんでください。出来ないことにイライラするより、音楽を作っていることに素直に感動すれば良いだけです。

ヴァイオリニスト・ヴィオリスト 野村謙介

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