9月18日(月・敬老の日)午後1時から、もみじホールで行われる第21回小さな音楽会の
参加申込書が出来ました。提出は8月27日までにお願いします。
ダウンロードは
からどうぞ。
相模原市橋本駅前の音楽教室 042-771-5649
今年も茨城県の総和中学校ストリングオーケストラ部の指導に呼んでいただきました。
毎年恒例になっているこの出張指導は、20年中学校高校でオーケストラ指導をしていたころの経験と、その後のメリーミュージックでの指導経験を自分自身が確認するチャンスでもあります。
子供たちは、毎年入れ替わり、時には部員数が減ることも増えることもあります。
また、顧問教諭も異動することが宿命となります。私が伺い始めてから、3人目の顧問が指導の中心になっています。
そのアンサンブルは月に2度ほどのトレーナー指導と、ほぼ毎日の部活動で演奏会、ディズニーでの演奏など子供たちの発表の機会もきちんと認められています。ある意味で恵まれた環境です。
学校によっては、外部の指導者を招いてはいけない!ディズニー「なんか」で演奏することに教育的な意味はない!と言い切る三流の学校も「ありました」そんな学校は置いておいて‥
総和中学校の生徒たちに毎年違うことを伝えます。
今年は例年に比べ、伺った時期が早かったので、音の出し方、歌い方、それを表現する技術についてレクチャーしてきました。
腕の運動だけで楽器を弾いてしまう子供たちです。たった二つの音だけでも、弓が逆になると弾けないことに、本人たちが驚いていました。また、当たり前になんとなく弾いている旋律を「あたりまえでなく」弾いて見せました。その変化にも食い入るような眼で私を見ていました。
子供たちが何に向かって練習するのかをいつも問いかけます。
上手に弾くということが「間違えずに弾くこと」とは違うことを教えます。
また今年も新しい感動と課題をもらって帰ってきました。
毎日、暑いですね💥お日様かんかん照りで外は溶けちゃいそうです。梅雨☔ってどこかへ行ってしまったのかしら…。
でも、ぷりんは関係なく元気で快適なお家の中で過ごしています。(お外にやんこは大変ですよね💦)
⬇ママ〜❤(ただ甘えているだけ)
⬇階段の上で何やら甘えたくなったようなので、指をすすす…と。
⬆⬇にゃっ!これは!ちょい!
仔猫ちゃんみたいにじゃれます❤でも…
⬇がぶっっっ
💦きゃ〜!痛いよ〜💦(^^;
⬇ぷりん!噛んだらいけない!すごく痛いのよ!いけない!と怒ると…しょぼん…やっちゃった…
遊び心がエキサイトしてしまうのでしょうか。時々急に噛みついてきたり飛びかかって来る事もあるので、そんな時は「いけません!」と言いますが、怒られたらわかるのですよね。しょんぼりしたり、わざと目をそらせます。
⬇ん〜…と。え〜…と。
⬇怒られた…怒られちゃった…
こんな顔をするので、少ししたら「もうやめようね」と撫でて仲直りします。
⬇すると途端に…「くわぁ♡」
反省は…しないみたいね(^^;
でも、良いです(本当か?)だって、ぷりんと居ると本当に幸せなのですもの♡
では最後に「パパとお風呂」写真!珍しいそうですが、ぷりんはお湯の中で気持ち良さそうです♨
私はシャンプー補助&タオルで拭き係です。下僕は精一杯務めさせていただきますわ!
私も含めて多くの大人たちが、子供の頃の「習い事」に感じていたことと、
現代の若い親世代が感じている「習い事」の間にはどうも、大きなギャップがあるようです。
今回は子供の習い事について考えてみます。
昔(今から40年ほど前)には、学校以外で子供が習うことと言えば「塾」「ピアノ」だった記憶があります。
そのほかにも、そろばんや、習字、剣道‥そのくらいしか近所には習えるところがありませんでした。そんな時代でした。
私の場合は、体が弱かったので両親が音楽「でも」と近所にヴァイオリンを教えてくれる先生を探して、親に連れられて通い始めました。当時、学校内でヴァイオリンを習っている子供は学年に一人はいませんでした。それくらい、珍しいことだったのだと思います。
決して裕福な家庭ではなかったのですが、私が習うことに両親は「やり始めたのだからやりなさい」というスタンスでした。練習嫌いな私は、毎日のように母親に「練習しなさい!」と叱られ、反抗すれば「お父さんに言うからね」‥実際、その夜には帰ってきた父親に「練習しないならやめろ!」と怒られる日々でした。それでもやめなかった私と、やめさせなかった両親。両親とも音楽に関してはまったくの未経験者でした。
昭和一桁生まれの両親ですから、時代から考えれば当然です。
子供は色々なことに興味を持ちながら育ちます。時にはスポーツに憧れ、時には友達が習っている「何か」に憧れます。興味を持つことはとても大切なことですし、とりあえずやらせてみたら‥という親の気持ちは理解できます。ただ、当時は「習い事」はそんなに簡単なことではなかったのが現実です。
さて、現代はどうでしょうか?
子供の興味は昔同様、あれもこれも面白そうに感じるのです。
さらに、探せば簡単に習える教室や先生を見つけられるのも昔と違うことです。
ダンス、スイミング、英会話‥習えることも昔とは比べ物にならないくらい多くなり
手軽に始められる時代になりました。
子供のやりたいことを応援する。
親として当然の気持ちです。現実には経済的理由や共働き、住宅環境などで、応援の気持ちだけで終わることもあります。これは昔もそうでした。
始めることは簡単。やめることも簡単な時代
多くの子供たちを教えていて感じるのは、子供本人の意思より、親の意志の弱さを感じることが増えたことです。
子育てはどんな親にとっても「初めて」の経験です。だからこそ、迷い、躊躇し、時には間違うものです。ただ、子供と親である自分が、共に育つ意識と、共に学ぶ気持ちがなければ、少なくとも習い事は実を結びません。
子供より親である自分の気持ちが優先し、無理やり習わせたり、無理やりやめさせたりする親を見ると、なんとも悲しい気持ちになります。
子供が習い事に興味を失うのは、ごく当たり前のことです。それが子供です。
始めたことを続けることの大切さと、やればできることを教えることが、子育てではないでしょうか?
どんなことでも、諦めずに頑張っていればできるようになる体験。
親が子供と一緒に学び、時には一緒に苦しみ、笑うことがどれほど大切なことなのか、親でなければ味わえない喜びだと思うのです。
すぐに出来るようになる習い事もあるかもしれません。
出来るようになった実感を感じにくい習い事もあります。音楽はその代表かもしれません。
まして、親が音楽の習い事をしたことがなければ、子供がうまくなっていることや、何に躓いているのかがわからないのは当たり前です。だからこそ、自分も子供と学び、子供を応援するのが親の務めだと思います。
習い始めて、すぐにやめてしまう親子が増えている現代。珍しいことではないのですが、教えていてとても空しい気持ちになります。
ヴァイオリンを習う、ピアノを習うのが、なにかのステイタスだと勘違いをしている親もいました。「うちの子はヴァイオリンを習っている」「だからヴァイオリンが弾ける」と子供の練習を聴くこともせず、レッスンでも無関心に携帯に没頭する親を見ると、どうして?うちの子は弾けるって言えるんだろう?と不思議に思ったこともあります。
お金を頂いてレッスンをしている私が、こんなことを書くと生徒さんが減っちゃうよ!と気を使ってくださる方もおられるでしょうが(笑)
子供たちの能力を信じて、親と一緒に音楽を楽しめる将来を見据えてレッスンをする以上
親の協力なしに子供の習い事は実を結ばないことを伝えたくて書きました。
メリーミュージック代表
野村謙介
練習であっても、レッスンの時でも、発表会、演奏会でステージの上にいて演奏するときでも、「何を考えているのか?」ということがとても大切なことです。
今日はその「考え事」を考えます。
趣味で演奏している方に試してもらいたいのが「目を閉じて音を出す」体験です。
暗譜をして弾くという意味ではなく、むしろ無意識に見ている風景を消すことに目的があります。
楽譜を見なくても音は出せますよね。もちろん、楽器を構えて音を出す準備をするまでは目を開けてしっかり準備して良いのです。さぁ、音を出してみると、何かが違うはずです。
何気なく見ているもの
が、わかるはずです。楽譜や指、弓を見ないことで私たちの五感は鋭くなります。
聴覚、指先の感覚、あごや肩に伝わる振動‥いつもは見過ごしている感覚に気づくでしょうか。
音が出始めてから出終わるまで、常に集中していること。この連続が「音楽」になります。
何も考えないで、音楽に没頭し、まるで自己陶酔しているかのように見えるプロの演奏ですが、何も考えていないわけではなく、自分の出す音にすべての神経を集中しているのです。
ただ、集中するといっても、何に集中するのかが問題です。
楽譜を思い出すことに集中していては音は聞けません。
指使いやボーイングだけに気を取られ続けていても音は聞こえません。
「音を聞きながら、次にすべきことを考え、出した音に集中する」
その繰り返しです。音の中に、技術のすべてが含まれています。そんなに難しいことではありません。かすれていたり、つぶれていたり、ピッチが外れていたり、硬すぎたりといくらでも聞き取ることができます。
もう一つ大切なことは、考えるという感覚は、同時にに一つのことしか考えられないという現実です。一度に二つのことを同時に考えうることはできません。考えずに体を動かすことはできます。例えれば‥
車の運転(自転車の運転でも)を考えてみてください。
無意識にいろいろな操作を同時にしているはずですが、一つ一つを考えてはいません。
考えなくても体が動いているのです。
楽器を演奏するときも、同じように「できます」が「しない」のです。
少しでも短い時間、一瞬にあることに注意を払い、すぐに違うことに注意をむけます。
右手、左手
右手でも手、手首、肘、肩
左手は指、掌、手首、肘、肩
たくさんの「部分」がありますが、短い単語で注意する部分(体の部位)に注意が向けられます。
練習するとき、陥りやすい落とし穴。
一つのことに、こだわり過ぎることです。
例えば、左手首に注意を集中した「まま」でずっと弾き続けると、他のことは考えられないままで音を出し続けてしまうことになります。気が付いた時には、音も聞かず、左手首のことしか頭になくなっています。
音楽を感じることは、技術ではありません。感情です。
感情のない音楽は「音楽」ではない「音の羅列」にすぎません。
どんな音楽であれ、演奏する人の感情を、技術で音にするのです。
「こんな音を出したい」「こんな音色で弾きたい」「こんな音楽にしたい」
それを具体的に、どうすればできるのかが、技術ですから音を出すこと自体が「技術」なのです。
音は出せても音楽にならないのは、まず自分がどんな音を出したいのかというイメージがないからです。いくら音をつなげても、音楽にはなりません。
いくら練習しても、きれいな音が出ない‥思ったように指が動かない‥
時間をかけて、体が無意識に自分の出したい音を出せるようになるまで繰り返すしかありません。
目を閉じて、自分の音に集中できれば
きっと「目をつぶってもできる」ことの意味が分かるはずです。
お試しあれ。
メリーミュージック代表
野村謙介
ヴァイオリンケースを選ぶとき、どんなことに重点を置きますか?
私、野村謙介は「ケースマニア」を自称しております。あくまで自称ですので。
そもそも、ケースは何のために、いつ使いますか?
「楽器を持って移動するとき」「保管するとき」
雨の日、楽器をもって出かけるのは気を使います。大きな傘をさしても風が吹くとケースはびしょぬれ(涙)
雨に濡れたケースから、雨水が中に入る(染み込む)と楽器が濡れます。致命的です。
ケースそのものをカバーする「ケースカバー」が市販されています。最近の製品は、ケースを背負ってもカバーできるように作られています。ただ、
「たかい!」
一番安くて、かつ、かっこ悪い(ダメだけど)防水対策は「45リットルポリ袋」です。
もちろん、90リットルサイズでも。使い捨てるもよし。ゴミ袋として再利用するもよし。しかし、白色・黒色は街中でかなり!目立ちます。透明なものをお勧めします。
ケースカバーがない状態で、ケースが雨にぬれるとどのくらい、中に染み込むのか?
自分の楽器とケースで実験したくないですよね!わたしも当然。でも
やった人たちがいます。
実は私、ヴァイオリンケースを開発・製造・販売までしたことがありまして、その時の製造メーカーが各社のケースを新品で買い求め、ホースで水を30分かける!という過酷なテストを行いました。結果‥
どんな高いケースも中に水か染み込みます。
ただ、その量はケースによって大変な違いがありました。
どの製品が?
申し訳ありません。はっきり申せませんが。
「値段が一番高いケースがよいとは限らない」
ケースの主素材がカーボンであっても、FRPであっても、「開口部(咬合部)」「ヒンジ部」から水が入ります。ケース表面主素材が布地の場合、生地が撥水加工してあっても次第に水が染み込んでしまいます。
ファスナー(ジッパー)が防水と、うたわれていても、水が入ります。
結論。雨の日は、カバーをかけましょう。
ケース選びのポイントその2。
「堅牢性(丈夫さ)」です。
満員電車の中で、抱えて持っている楽器ケース。他の方の「じゃまなんだよっ!」という無言の圧力と視線に耐えたとしても、実際、人に押される圧力に耐えられないケースもあります。
昔のケースは木枠に布カバーをつけた構造でした。高いケースはとにかく丈夫でした。長いバス移動の際には足元に置いて足を載せていられたそうです(汚れを気にするとできません)
発泡スチロール素材のケースはあっさり潰れます。楽器を守れなければ「ケースではない」
次のポイントは「重さ」
軽くするためにはどうするか?
素材を軽くする&パーツを軽くする&余分なパーツをつけない
軽い素材は?「炭素繊維(カーボン)」です。が!
実はカーボン繊維は同じ厚さ、同じ面積だと他の樹脂素材(FRPなど)より重いのです!これホントです。
ただ、強いのです。FRPで、ある硬さ(強さ)を得るために必要な厚みを、カーボンではずーーーっと薄くて硬さが出せます。つまり
カーボンケースは本来強いケース
なのです。軽いケースと思い込むより本来丈夫なケースなのです。
重さはカタログ数値より、実際に手にしてみないと実感できません。
カタログにかけない、バランスとハンドルの形状、ケース全体の凹凸計上で重くも軽くも感じます。ケースを楽器店で選ぶとき、ぜひ、楽器・弓・小物を入れてみて、手にもって比べてください。必ず違いがあります。
色・かたち
これは好みなので、あえて触れません(笑)が、ケースを開けたときに、蓋(ふた)が完全に向こう側に開ききるタイプ(日本以外はこちらが主流)と、90度に開いたところでひもがストッパーになるタイプがあります。一長一短です。これもお好みで。
色のバリエーションが多いものと少ないものもありますね。これもお好み。
実は一番、気にしてほしいポイント
留め具の「開き、にくさ」・‥開きにくいほうがいいのです
知らない間に留め具が外れ、背中でケースのふたが開いていた!これ、私の経験です。
鍵がかかる留め具もあります。ダイヤル式なら問題ないですが、「鍵」を使って開けるタイプは、忘れたら壊すしかありません。
簡単に開けられる=あいてしまう!
ファスナー(チャック)式だったころには考えられない事故です。
カーボンなどの樹脂製ケースの場合、留め具に注目してください。
ちなみに私はヴィオラのケース(BAM)の留め具を改造して、フライトケースに使われるロータリー式に取り替えました。動画もございます。
改造ビオラケース
私の「お気に入りケース・トップ3」
第1位‥自分で開発したケース(すみなせん!生産販売終了していて入手は困難です)
第2位‥BAM社製ハイテックシリーズ
第3位‥フューメビアンカ(白川総業)
そんなところですね。あくまで、好みの問題ですが、
良いケースを持ちましょう!
メリーミュージック
野村謙介
今回はヴァイオリンの弓について。
ヴァイオリンの音を出す仕組みを考えてみて下さい。
弦を弓の毛で「こすって」音が出ます。当たり前!と思いがちですがもう少し深く考えてみます。
弦を指ではじいて音出すピチカートをするとき、弦を横に引っ張って離した瞬間、弦は横に振動して音を出します。
強く引っ張れば大きいピチカート、弱く引っ張って離せば小さなピチカートの音がでます。
当たり前?
それでは弓の毛でこすって音を出すときには、どうでしょうか。
「どうしたら大きな音が出せる?」という問いに
「弓を速く動かす」「弓をたくさん使う」と答える生徒さん、特に中学生・高校生のオーケストラ部員が答えてくれます。
実は「強くこする」ことが正解です。
弓の毛と弦は摩擦で音が出ることは想像できますが、よく考えると少し「ん?」と思うことがありますよ。
弓でダウン(下げ弓)の状態で音を出すとき、弦は演奏者から見て右側に引っ張られ「続ける」ことになりますよね。あれ?ピチカートの話で弦が左右に振動して音が出ることは書きました。あれれれれ?
いつ、弦は左に戻り、また右に(ダウン方向)に引っ張られているのでしょう?
みなさんご承知のように、弓の毛の表面にある凸凹に、粘着質(粘り気)のある松脂の粉がつくことで、馬のしっぽの毛にある小さな凸凹が大きなネバネバした凸凹になって、弦に引っかかって音が出ます。
弓の毛に引っ掛けられて、ダウンなら右に引っ張られた弦は摩擦より大きな力で反対方向(ダウンの場合は左)に滑って戻ってまた引っ掛けられて、引っ張られて‥の繰り返しをしています。
つまり、弦の振動の上で弓の毛は常に細かく滑っていることになります。
大きな音で弾くと弦が大きく振動します。弓の毛も振動します。弓の毛を弓の両端で引っ張っている、弓の木(スティック)も振動しています。
このスティックの振動を弓を持っている右手の指で、感じられます。「え?」と思う方は、すぐに試してみてください。
弓の木は弦や、ヴァイオリン本体と違い、音を出しません。
が、弦を振動させる弓の毛を、支えるという、とても大切な仕事もしています。
ところで「良い弓」とはどんな弓でしょうか?
まれに「弓はとりあえず何でもいい」「楽器ほど重要ではない」と間違っている方がいます。
まさに「おおまちがい」なのです。弓は楽器本体とまったく同じ重要性を持っています。
弓の重さと長さには規定があります。というより、ヴァイオリンが今の形になってからも、しばらくの間、弓は形の変化がありました。現在の弓の「モデル」となったのが「トルテ」という作家の弓と「ペカット」という作家の弓です。現存する二人の作品は非常に少なく1000万円を超える価値があるともいわれます。
ヴァイオリンそのものより、修理できる部分が少なく、折れてしまうと復元は不可能で全損扱いとなります。
弓の重さの重心は、弓の木の真ん中‥ではないこともご存知ですよね?「え?」と思われたら、ご自分の弓でお試しください。真ん中よりはるかに「元」よりに重さの重心があります。
弓を持った時、軽く感じる弓と重く感じる弓があります。実際にはかりで計測すると全く同じ重さの弓でも!
それは弓の重さのバランスによるものです。先が重ければ重く感じます。先の重い弓は大きな音を出すのが楽です。弓先で大きな音を出すためには、右腕が伸びている状態で親指と人差し指で重さを加える(薬指を上に引き上げる力も少しは使えますが)ことが必要ですので、先が重たいとその点で有利です。
ただし、先が重いと素早い移弦が難しくなります。慣性の法則です。先が軽いほど、振り回されないことになります。
が、軽ければよいわけでもないのです。
そして、弓の弾力の強さがあります。「縦と横」の強さがあります。
弓を持って、左手に弓先を乗せ、弓の毛の方向に曲げようとするのが「たて」の力、
その90度方向(弦に乗せたときには前後方向)が「よこ」の力です。
一般に強い弓と言われるのは、縦方向、横方向に曲がりにくい、硬い木の弓を言います。
強い弓ほど良いでしょうか?
答えは「いいえ」なのです。
硬すぎると弓の毛の弾力と弦の弾力を、弓の木が感じられず、結果として演奏者の指への振動の伝達がなく、
「毛と弦の音」しかしなくなります。
柔らかすぎると、フォルテを出したいときに、弓中央で腰が砕けた状態になり、また横方向に弱いと音色の変化を出すことができなくなります。
「バランス」「強さ」のどちらともに演奏者の好みが大きく分かれます。
弾きやすさにも大きな違いがあります。弾く曲にもよります。
「音量が出せて、音色の変化量が大きく、扱いやすい弓」
はっきり言えばともて希少です。楽器を選ぶより難しい時代です。なぜならば
弓に使われるフェルナンブッコという種類の木が原生しているブラジルから、ワシントン条約によって、原木の形での輸出が禁止されたからです。弓の形をしていれば輸出も、日本からの輸入もできます。ブラジルで作られた弓‥ってあまり見ないですね。ありますけれど、数は少ないです。現在の弓は昔、手に入れた原木を大切に使って作られているか
代用の木
で作られています。そして「カーボンファイバー」が代用として使われる時代になりました。
残念ながら、木の振動の伝わり方までは現在のカーボン弓には求められません。
強さ、バランスは最高の弓と同じレベルのものを大量に、当たり外れなく作ることができるので
木の弓の「セカンドボウ」としてなら、大いに活用できます。また、代用の木でできた弓と同じ値段なら私はカーボンの弓をお勧めします。なぜなら、将来、自分の気に入った弓を手に出来たとき、代用の木で作られた弓は腰が抜けて使い物にならなくなっている可能性が「極めて高い」のです。カーボンは長く使えます。
いかがでしたでしょうか?
弓の重要性、少しは伝わったでしょうか?
ご質問などありましたら、お気軽にメールでお問い合わせください。
office@merry649.com
代表野村まで、どうぞ!みなさまのご感想などもお待ちしております。
メリーミュージック代表
野村謙介
特にヴァイオリンは「高い」と思いますね。
もちろん、ピアノだって高いのですが、一番安いヴァイオリンと一番高いヴァイオリンの「差」が桁違いですね。
一番安いヴァイオリン、ケースまでセットで新品1万円以下で手に入ります。でも!これを「ヴァイオリン」と言えるのか?と真剣に問われれば「いいえ」と答えます。
ヴァイオリンがヴァイオリンとして認められる条件で一番大切なのは、使われている材料です。木材もニスも含め、本物のヴァイオリンというために「これを使って、こう作る」というセオリーがあります。それを無視して形と色だけ、マネをしたものは「レプリカ」と言えます。
そうはいっても、趣味で使う道具にどれだけお金を使えるでしょうか?人によって違いますが、少なくともその道具「楽器」でお金が得られるのでなければ、まさに「贅沢」かもしれません。中には、安く買って高く売って利益を得る「コレクター」と呼ばれる方もいますが、趣味で演奏する方とは楽器購入の目的が違います。
演奏して楽しみたい。でも自分が自由に使えるお金は、ここまで!でまず予算が決まります。その金額によって、手に出来る楽器を選ぶ際の選択肢が増えると考えてください。
先ほど述べたヴァイオリンとしての条件を満たしている楽器の中で、「音色」「音量」「造作の美しさ」が選ぶポイントになります。演奏技術によって出せる音色、音量は変わります。プロが演奏すると音色、音量をコントロールできます。趣味で初めて楽器を手にする方にはその技術はなくて当たり前です。ですが!
初心者だからこそ、楽器の持っている音色、音量が重要なのです。
「私にはもったいない」という言葉と「技術がないから差が出ない」という言葉。
一番良く耳にする言葉です。気持ちは理解できますが、間違っています。
趣味の方の「今の技術」を見極めて、その技術がこれから伸びていくことを計算に入れて、楽器を選定できるのは「プロ」です。つまり、純粋に楽器の良しあしだけでなく、その生徒さんの予算と技術、すべてを考えて少しでも趣味で楽しめる楽器を選ぶことが私たちプロの演奏家の仕事でもあります。
プロが使う楽器は同じヴァイオリンであっても、用途が違うと言えるでしょう。演奏するホール、地域、曲の編成など、様々な必要条件をクリアできる楽器でなければ、お客様に満足してもらえる演奏はできません。無理をしても楽器を買うのは、そうした必要に迫られてのことです。その結果として10億円を超える値段が楽器につきます。ありえないような金額ですが、これは「ビジネス」の世界の結果なので土地の値段が場所によって違うのと同じです。金額の根拠はないのです。10億円のヴァイオリンが10万円のヴァイオリンの‥えーっと1万倍?(間違っていたらごめんさない)いい音がするのか?大きい音がするのか?といえばそんなはずがありません。手間が1万倍違うわけでもありません。
「ほしいから買う」「買うために今の楽器を売る」の繰り返しも値段が上がる理由の一つです。古ければよい音が出る¨とは限りません。古ければ高い¨とも限りません。間違えてはいけません。古くてもダメなもの、さらに言えば「ヴァイオリンのレプリカ」だってあるのです。
趣味で楽器を選ぶなら、信頼できるプロの演奏家で楽器を選ぶ経験の豊富な人に選んでもらうのが最善策です。間違っても、お店で「あれ、ください」だけはやめましょう。
次回は「弓の選び方」について。
メリーミュージック代表
ヴァイオリニスト 野村謙介
⬇ろくがつのはじめにね、ママが夏用のベッドを買って来たの❤
⬇だって、何が何でもむぎゅむぎゅになって段ボールの箱で寝ているんだもの
😺あれはあれでいいのよ、みっちり!感がワタシ向きなのよ。
(^^;そ、そうね。今でも時々入っているものね。でも、サラサラメッシュも夏には良いかなと思って、あえて大きくないベッドを購入。初日から気に入ってくれて何よりです。
⬇ここ、好き❤くぅ…くぅ…💤
⬇(•ө•)♡ちゅってしちゃうよ
⬇時にははみ出る(笑)
😺ワタシの脚が長いのよ
ぷりんはお姫様ですからね、このベッドで寝たり、ハンモックで寝たり、パパ&ママのベッドだって、ぷりんのものです。
⬇こちらは高級本革ソファー(我が家ではお姫様ソファーと命名)
😺はぁ〜♡よきかな、よきかな♡
こんなに幸せそうに、安心しきって眠ってくれたら、何も言う事はありません。見ているこちらも幸せ〜♡つんつんしたくなるのを堪えてます💦
ところで
⬇ねぇ、パパまだぁ?
こんなお顔しているのよ〜と、写真を送ると、すぐにでもお仕事から帰りたくなるそうですよ!
我が家東側にある紫陽花です。東側は遊歩道なのですが、ピアノの横の窓から紫陽花を眺める事が出来ます♡そして、昨年も今年も近所の方々が写真を撮って行かれます(^^)道行く方々にも「きれい」と思っていただけて、お花たちも幸せですね。
⬇ワタシも紫陽花のお花見に行ったのよ〜。
この日は麻溝公園と北公園に行きました。今年は梅雨に入っても雨が少なかったせいか満開には少し早かったですが。
⬇お日様のある日は、朝ごはん食べてから日向ぼっこするの。2階にあるママのピアノの上って気持ちいいのよ☀
⬇譜面台のうしろにいるので、こんなことにも(^^;(お腹と脚です!)
⬇それでね、暑くなったら下に降りてゴロン!てするの。ひんやり気持ちいいのよ〜。ワタシって「かしこい」のよ。
⬇とおい目をしたり…
⬇このまま眠りたくなっちゃう
ぷりん、涼しい場所も暖かい場所も、ちゃ〜んと全部知っているのよね。賢い、賢い♡…と親ばかは思っておりますのよ。