原宿南教室でのピアノレッスンから、今日はMちゃんをご紹介します。
大きなピンクのリボンを付けて来たのは、中学3年生になったMちゃん。
Mちゃんはフルートとヴァイオリンのレッスンも受けていて
学校の部活ではチューバを吹いているというスーパーガールです。
発表会ではフルートとピアノを演奏。
モーツアルトの「きらきら星変奏曲」は、ここ数回の発表会でも大人気の曲です。お楽しみに!
お祖父様からお孫さんへの贈り物
今日のレッスンでの感動秘話です。
生徒さんのお祖父様が今月11日に他界されたのですが、
そのお祖父様が2009年、がんに侵されてから趣味でヴァイオリンを作り始め、
がんの進行で楽器を制作することも厳しくなりながら、259ページに及ぶ「ヴァイオリンを作ってみませんか?」という本を書かれたそうです。その大切な一冊をいただきました。エンジニアだったお祖父様は66歳という若さで天に召されたのですが、お孫さんである生徒さんに、楽器を弾いて欲しくてこの本を書き上げられてちょうど一ヶ月でした。生徒さんはまだ小学3年生ですが、きっといずれこの本の重さがわかるでしょう。およそ趣味の本には思えないものです。表紙の絵は生徒さんが幼稚園の時に、お祖父様が1号機を作られたのを描いたものだそうです。本人は「恥ずかしい」と言いますが、ボクの日記の挿絵と比べると…すみません。落としました。
感動するお話でした。
最年少4歳の楽器は10分の1サイズ
当教室で、現在最年少の生徒さん、4歳のMちゃん。小田原から通ってきています。まだ、緊張が抜け切らないのですが、教室でレンタルできる最小の楽器10分の1サイズのヴァイオリンです。背負っている姿を見ると、大きく見えますが…ちなみに、分数は大人用のヴァイオリンを1(フルサイズ)として、体積で考えられているので、単純に長さが10分の1ではありません。今日は、新しいヴァイオリン教本の1巻を最初から練習してみました。ピアノを習い始めていることもあり、楽譜には抵抗がないようですが、いかんせん、ピアノで最初に練習する音域で弾けるのは、D線の開放弦「レ」だけで、A線になると「?」になるのが、辛いところです。左手の親指と人差指で輪っかを作って「1」の練習を手遊びとして自宅で頑張るようにお母さんにも伝え終了。30分のレッスン時間、子供には集中力の限界です。それでも、よく頑張ってくれています。以前、登場したりさちゃんは、3歳からヴァイオリンをスタートして現在5歳。早ければ良いというものではありません。大人からスタートしても、結局、年齢相応の上達になります。
当たったけど来ないバリスタ
昨年応募して、そのままになっていたこの「アンバサダー」というネスレの企画。
今月10日に営業から「実は当たっていました」電話があって、「発送します」という事だったので待っていました。
が、来ないどころか連絡がないので、昨日電話して確認しましたが、営業部署に伝えておきますとのことでした。でも連絡がない。そこで、再度営業にこちらから今日、電話してみるとまたもや「2点の条件について同意いただければ…」と先日と同じことを言われて、思わず「それ、10日に答えましたけど」と抗議。すると「申し訳ありません。発送に2週間ほどかかります」初めて聞いたお話でした。もちろん、最初からそう言ってくれていれば、こちらも「ふんふん」と納得てきたんですけれどね。せっかくの期待もうれしさも、こういういい加減な対応されると幻滅ですね。ネスレさん。しっかりしてくださいよ。
定休日はメンテナンス
メリーオーケストラ
私、野村謙介には「三つの顔」がありまして、
ひとつは、メリーミュージックという会社のオーナーであり、ヴァイオリンの先生としての顔、
二つ目は、ヴァイオリニスト、ヴィオリストとしての顔、
もうひとつはNPO(特定非営利活動)法人メリーオーケストラの理事長・指揮者としての顔です。
どれも、私にとってライフワークのであり、生きがいであり、楽しみでもあります。
今日は、メリーオーケストラが実施している、月一回の公開練習日でした。
朝9時から夕方5時まで、昼食休みを挟んで杜のホールはしもと、多目的室で練習します。
このオーケストラの定期演奏会はすでに23回という回数を重ね、地域に根ざして「青少年の健全な育成」と「音楽の普及」
という二つの目的の達成のために日々、活動を続けています。
この映像は、昨年夏の定期演奏会を記録したディスクのオープニングです。5歳の子供から、私より年上の方まで
初心者も含めて楽しく合奏しています。今日の練習は、次回8月の演奏会で演奏する曲のうち、アメリカから取り寄せた
楽譜9曲の楽譜を一斉に配布して、初見で合奏するという練習を行いました。中には当然のことながら
楽譜を読むのが苦手というメンバーもいます。でも、みんなで合奏するうちに、楽譜は読めるようになるものです。
レッスンも終わり、やっと一週間が終わりました。
レッスン記録
土曜日はレッスンに来られる生徒さんが多いのですが、今日は駅前教室と原宿南教室の同時進行でした。
合計すると延べ25コマ。1コマが30分なので、12時間30分ということになります。
1枚目の写真は以前、ピアノのレッスン中の写真でご紹介したAちゃん。中学3年生。譜読みも早く何よりもとっても素直で吸収も早い生徒さんです。今日はヴィブラートの改造練習。サインカーブや2次関数のグラフの話も織り交ぜながら説明しました。
二枚目の写真は「ギャルズレッスン」3人でグリーンスリーブスを合奏しています。三人とも、メリーオーケストラのメンバーで明日はオケの練習です。グループレッスンはこうしていすに座ってレッスンします。
最後の笑顔はけんしんくん。小学校2年生。サードポジションの曲を練習中。まだ、4分の1サイズのヴァイオリンですが、しっかり弾きます。彼もメリーオーケストラのメンバーです。
今日もたくさんの生徒さんにレッスン全力投球でした。
嵐の前の静けさ
教室のレッスンは日によってレッスンの時間に幅があります。
明日は駅前教室、原宿南教室とも、ほぼフルタイムレッスンのハードスケジュールです。
兄弟や姉妹でのレッスンも多い上に、発表会前で皆さん気合が入っています。
今日は新学期が始まっていることもあって、静かな金曜日でした。
ブログのトップ画面を加工したりする余裕もありました。が…
レッスンの合間に発表会の伴奏あわせ予定を考えたり、
事務作業も私たちの大切なお仕事です。明日に備えて今日は早めに休みます。
受験生のレッスン
当教室から過去に多くの音楽高校、音楽大学への進学者も輩出しています。
通ってくる生徒さんの多くは趣味で演奏を楽しみたいという方です。
中には、こうした専門家への道を志す生徒さんもいらっしゃいます。
この写真の生徒さんは、当教室のある神奈川県相模原市まで、なんと!
埼玉県深谷市から!毎週通ってこられています。一回のレッスンで、
ヴァイオリンの実技と、聴音・ソルフェージュ・楽典・ピアノのレッスンを
合計3時間、ぶっ通しで受けていかれます。体力も必要です。
音楽の学校を受験するというと、ただ楽器が上手なら良いかと勘違いされますが、
実技以外に、副科のピアノ、聴音(書き取りです)の和声と旋律、ソルフェージュ(楽譜を見てドレミで視唱すること)、楽典(楽譜の知識)などと、一般科目の試験があります。入試自体が数日間続きます。準備が大変であるだけでなく、日本中からレベルの高い学校を目指して受験してきます。倍率より、合格のレベルで難易度が決まります。
この写真の生徒さんは、私たちが学んだ桐朋を目指しています。入試は水物でもあります。どんなに、それまで上手に弾けて、大丈夫だろうと思っていても、試験当日に失敗することも珍しいことではありません。特に、桐朋は実技、聴音・ソルフェージュの難易度がとても高いので、教える側も気を抜けません。この生徒さんは、パガニーニのカプリース、ローでのカプリース、ラロのスペイン交響曲を現在練習していますが、、これから来年の受験までに、さらに多くの曲を弾きこなし、試験直前に指定される課題曲をクリアできなければ、今の努力も合格には結びつきません。
当然のことながら、子供だけでなく、保護者の方の理解と協力がなければ、どんなに技術や本人の意思があっても、音楽学校に進学することはできません。その意味ではとても恵まれていますが、とても厳しい世界です。頑張ってほしいと願っています。