ご入会

DSC_02434歳のななちゃん。今週からレッスン開始になりました。写真は体験レッスンで10分の1レンタルバイオリンを背負ってご機嫌のななちゃん。続くか?は家庭での練習にかかってます!

チケット発売開始

メリーミュージック主催の野村謙介&野村浩子デュオリサイタルも、今年で六回目となりました。毎回、新しいプログラムを加え、バイオリンの話や曲のエピソード、さらには私たちの日常的な話までお客様と共に音楽を楽しんでいます。本日から
チケットを発売いたします。
クラシックに限らない聞きやすく親しみやすい小曲ばかりのコンサートです。チケットはメリーミュージック駅前教室、原宿南教室て販売。メール、電話でもご注文できます。割引もありますのでぜひ
お問い合わせ下さい。
12月27日金曜日6時30分 杜のホールはしもと
1月5日日曜日5時ムジカーザ

日本の風情と音楽と

momiji

箱根に紅葉を楽しみに行ってきました
少し色づいた紅葉や、風の音。
美術館でモネの絵画を楽しみ、ガラスの森美術館で光の織りなす幻想的な世界を感じ、
イタリア料理とワインを楽しみ…生きることと音楽と自然。つながりを感じる一日でした。

良いヴァイオリンとは?

kensuke01s先日、NHKでストラディヴァリの謎に迫る特集番組が放映され興味深くみました。多くのヴァイオリニストが憧れ、一度は自分の愛器として持ちたいと願うストラド。ヴァイオリン制作者にとってもこの楽器の「音」を自分の楽器で再現できないかと研究を重ね続けています。現代、CTや最新のデジタル技術で過去には「謎」であった多くのことが解明されています。天体、人体、地質学…そんな中にヴァイオリンの謎も研究対象になっています。
番組の結論として「ニスは特別な物ではなかった」「材料の木材は当時の森に生えていたスプルースであり、ストラディヴァリ<以外の精制作者も使っていたはず」「楽器を弾いた時の指向性がが斜め上方向にに強くでていること」 なにより興味深いのは、スクリーンで楽器が見えない状態で演奏した音を専門家たちでさえ、2割から5割しか「ストラディヴァリだ」と当てられないことです。 一方で、世界的ヴァイオリニストで自身もストラドを愛用しているイツァーク・パールマンを始め、多くのヴァイオリニストが「ストラディヴァリウスは特別な楽器だ」と賞賛していることです。そうなると… 良いヴァイオリン=ストラwディヴァリウスに近いヴァイオリンなのか? という疑問に突き当たります。 私の結論を言えば、演奏者が色々な楽器を弾いていく中で、もっとも弾きやすいと感じ、自分の好きな音色を出せる楽器が良い楽器だと思うのです。 自分以外の人がその音を「すばらしい」と言うか「普通のヴァイオリン」と感じるかは聞く人の主観です。好みもあります。 ましてや録音されたヴァイオリンの音は電気的にいくらでも音色、音量を加工できます。たとえばストラドの音とそっくりに音質を変えることも現代のデジタル技術なら何でもないことです。 楽器の美しさにしても、3次元のコピーとVTスキャンを使い、デジタルコピーと印刷技術(吹きつけ塗装技術)を駆使すれば、見た目も傷も重さも何もかもそっくり「ストラディヴァリウス」な楽器も作れるでしょう。職人の技術より、コンピューターで完全に制御された精密技術でヴァイオリンは作れる時代になっています。 でも! ヴァイオリンを人間が作るからおもしろい! 一つ一つの楽器に個性があるからおもしろい! 自分の楽器は世界にこの一丁しかないと思えるからうれしい! 楽器は値段で善し悪しが決まる物ではありません。 また、制作者や年代でも決まりません。 材料だけでも善し悪しは決まりません。 何よりも、演奏する人が自分の好きな音を出せる技術を研究し続け、練習して楽器と対話することが大切です。 私のヴァイオリンは私にとって世界で一番美しく、世界で一番良い音の楽器だと思っています。 /a>

楽典(音楽理論)て?

趣味で楽器を演奏する方に「楽典」「音楽理論」というとまるでアレルギーのように敬遠されたり、あまり必要に感じてもらえなかったりします。
昨日の中学生男の子のレッスンは、ヴァイオリン30分と楽典30分を希望されたので実施しました。
その生徒さんの言う「楽典」ってなに?と確かめたところ「知らない曲の楽譜をみて、楽器で弾けるようになりたいんです」と素直な答え。
なるほど!そうだよね!
その生徒さん、学校でギターを弾いているので、フレットの話を交えて彼の知っている曲を教えると、ちゃんとビブラートもかけてポジションも移動しています。でも…実は楽譜が苦手!
この前の週末のレッスンで小学5年生の女の子にヴァイオリンレッスンをしたときにも
「四分音符」と「二分音符」がわからない…知らない事が判明しました。それでも、ちゃんと弾いていることを考えると、その子にとって音符の種類は「何となく長い」とか「速い」だったのですね。
音楽を楽譜に表す時の約束
知っているようで知らないことがたくさんあると思います。
やれ「アレグロ」だの「コン ブリオ」だのというイタリア語の用語を覚えているだけで
「私は楽典を知っている」と勘違いしている方も多いのです。
たとえば「音の三要素」って答えられるでしょうか?
・音の高さ
・音の強さ
・音色
これだけです。音の長さは音の強さの領域ですので要素になりません。
また「半音と全音」について、きちんと説明できるでしょうか?
「半音二つ分で全音」だけではないのです。
空気の振動が2倍になると「1オクターブ」高い音になる。
その二つの音の「間」を12等分した一つ分が「半音」で
6等分した一つ分が「全音」
こんな事から音を「理科」のように考えていくと、色々なおもしろ発見があります。
ただ、おもしろいだけでなく、楽譜の約束に「なるほど!}と思えることばかりです。
「パソコンが有れば楽典の知識なんていらない!」
なんてあり得ません。むしろ反対です。パソコンに音符を入力するときに意味がわからなけれパソコンは素直に「めちゃくちゃ」な楽譜を作成しめちゃくちゃなな音楽を奏でます。

話はかわりますが、楽譜を読むって大変です。
ボクは視力がとても弱いので、楽譜を大きくコピーして譜読みをします。
それでも弾きながら楽譜を読むことが難しくなったので、楽器を弾かず、楽譜をじーっとみて、覚えてから楽器で弾くことを繰り返しています。視力の良かった若い頃は、ほとんどの曲を「初見」である程度弾けました。プロならできて当たり前のことですが。
それができなくなった今、とても大きなストレスと不安を超えるのはなかなか大変です。それでも、全盲の演奏家がたくさんおられることを考えれば、まだまだありがたいことですね。
さて、今日もがんばって譜読みです。

ジャズハーピストと即興ライブ

アメリカのロサンゼルス在住の日本人ジャズハーピスト小佐古さんと私たちのお知り合いのお宅でホームコンサートをさせていただいてきました。初めてお会いする小佐古さんは東大医学部を卒業され、看護師になる直前に、渡米しハープの勉強を28歳から始められプロになったという経歴の持ち主。とても気さくな方で人柄に惹かれました。浩子先生は好奇心旺盛!小佐古さんに基本を教わっていました。既存の演奏方法にとらわれず、可能性を模索し、自ら作曲し続ける小佐古さんにたくさんの刺激をいただきました。harp02

harp01

弦楽器フェアで20年ぶりの再会

九段下にある科学技術館で毎年行われる弦楽器展示会。今年も行ってきました。
そして、私の教員時代初期の教え子くんが41歳になり立派な弦楽器制作職人としてイタリアのクレモナでアトリエを持って活躍し、今回、このフェアに出展していました。20年ぶりの再会です。
彼の素晴らしいヴァイオリンとヴィオラも演奏させてもらい、ほかの多くの楽器も実際に弾いて音色や価格を確かめてきました。生徒さんに楽器を選定する仕事をしている私にとって、世界中の弦楽器製作者の最新作を製作者の説明を聞きながら弾くことができるのはとても貴重な経験であり、同時に価格調査でもあります。手頃な価格で良質な楽器も今後入所できるかも?という出会いもありました。
takahasi03s

fair02s

fair01s

山形県でコンサート

yamagata10

yamagata09

yamagata08

yamagata07

yamagata06

yamagata05

yamagata04

yamagata03この前の日曜日、山形県大石田町にある蔵座敷で私と浩子先生のコンサートを開きました。
大正時代に建てられ、筑後100年以上経っている「蔵」が演奏会場。
お客様はこのご近所の方だけではなく、かなり遠くから来てくださった方も含め、
30名ほどの音楽ファンばかり。
私たちもいろいろな場所で演奏させていただいていますが、日本の伝統文化でもある
「蔵」での演奏はとても貴重な初体験でした。
当日は、朝6時に八王子を出発し、東京駅から山形新幹線に乗り込み、10時半頃に大石田の駅に到着。初めて乗った山形新幹線です。福島までは東北新幹線として走り、福島で分離!そこからは奥羽本線の線路を走るんですね。だから踏切もある!途中の山あいを抜ける時には紅葉も楽しめました。並んで走る高速道路の車に抜かれたときは笑いましたけど。
朝ごはんは、東京駅で買い込んだ駅弁。最近の駅弁っておいしいんですねー。
東京は晴れていたのに、大石田は雨!やっぱり僕は「アメオ」です。
肌寒い会場でしたが、浩子先生はドレス。お客様から「見ていて気の毒だから、お願いですから何か羽織って!」と途中の休憩で声をかけられるほどの寒さでした。
途中、この蔵のあるお宅に住んでおられるバリトン歌手の佐藤登さんと共演。素晴らしい歌声を楽しませていただきまいsた。千の風になってと私を泣かせてくださいの2曲。なによりも、この蔵で歌いなれている佐藤さんの歌声の響きがとても参考になりました。
演奏会前に、佐藤さんのお母様が作ってくださった郷土料理のお蕎麦をいただき、演奏後には名物のお団子も堪能。帰りは夜7時の新幹線。つまり「日帰り」しました。
帰りの新幹線で「牛肉どまんなか」という米沢牛を使った駅弁を買って夕食。これまた美味でした。ついでに買った「峠の力餅」というお餅もとっても美味しくいただきました。
食べてばっかりのブログですが、たくさん弾きました!
昨日は乗り物疲れが出て温泉とマッサージで体をリフレッシュして、今日からいつもどおりの生活です!
yamagata02

137yamagata01

小さな音楽会ブルーレイ・DVD完成

出演者の方の記念と今後の練習の参考資料として、演奏を記録したブルーレイとDVDが完成しました。ブルーレイは1枚にすべての演奏が収録されています。DVDは細かく分かれています。
プログラム1番から11番の子供のさんのヴァイオリン前半
プログラム12番から25番の子供さんのピアノ
プログラム26番から35番の子供さんのヴァイオリン後半
講師陣の演奏
プログラム36番から51番の大人の部
ご注文は教室までご連絡ください。
なお、一般には販売しておりません。個人の参考資料としての配布となります。

第13回小さな音楽会を終えて

2013年10月14日(月・祝日)杜のホールはしもとで全56プログラムの演奏が披露されました。5歳の女の子の演奏から始まり、ヴァイオリン、ピアノ、フルート、チェロ、オーボエ、ヴィオラ。更に家族3人でのアンサンブル。子供の演奏に続き、講師陣も独奏とアンサンブルの演奏を披露。
「楽器を演奏すること自体が音楽の楽しみ」という私の音楽持論をみなさんが具現化してくれました。
技術の競いあいなど、まったく無意味であること。
年齢や経験年数、環境…すべてが違う人が演奏するすべての演奏に個性があること。
コンサートホールに響く自分の演奏が本来の音であること。
それら、すべてを演奏者と聴衆が共感しあうことがこの発表会の目的です。
日頃の練習こそが音楽なのです。レッスンとは、「確認」の場であり、「習う」場なのです。
レッスンを練習、あるいは「お稽古」と呼ぶ方がいます。
明らかな勘違いです。レッスンが練習なら、その方は家で練習はしないのでしょうか?
ステージで振り広げられた音楽の世界。プロの演奏の感動とは全く違う感動がありました。
教えている私達から見ていると、涙ぐましい演奏ばかりでした。
この演奏会を通して、一人でも多くの方が音楽を楽しむことに興味を持ってくだされば
とても幸せです。
1301

1302

1303

1304

1305

1306

1307

1308

1309