4月16日(日)午後2時からもみじホール城山で教室の生徒さんによる発表会「小さな音楽会」を開催します。今回で20回目となるこの発表会、毎回、子供も大人も練習の成果を発表をします。伴奏合わせの日程も確認の上、みなさま奮ってご参加ください。
生徒さんレッスン後のお楽しみタイム
原宿南でのレッスンが終わると、にゃんこ「ぷりん」がトコトコ、2階から降りてきます。この生徒さんもヴァイオリンのレッスンが終わるとすぐに、ぷりんと和やかに遊んでくれます。ぷりんもこの男の子生徒さんが大好きなので、ご甘え放題です。床をモップのように引きずられても、お膝に乗せられても脱力!なのです。このスライドショー、お膝の上で生徒さんの顔に「さわってあげる~」と手を伸ばしているところです。もちろん、生徒さんもわかっていて、触らせてあげます。レッスン後の楽しみがあるのもメリーミュージックならではです。
デュオリサイタル9を終えて
今年も多くの方に支えられて無事にデュオリサイタルが終了しました。
私たちにとって音楽がどんなに大きな存在なのかを改めて知りました。
「良い演奏」があるとしたら、それはそれぞれの人にとって心の琴線に触れる音楽だと思います。
今回、お客様と一緒に音楽が私たちの心に溶けていくことを感じました。
演奏の技術は高いものではないと思います。私たちよりずっとずっと、演奏技術の高い方が日本中、世界中にいらっしゃいます。
精一杯の練習と準備をして一人でも多くの方の心に残る演奏をしたいと、私たちなりに努力しています。
私たちが今日まで音楽にたずさわって来られたのは、私たちの両親のおかげです。
そして、くじけそうになり、折れそうになった時、迷いあぐねたときに、背中を押してくれたのは皆様です。
演奏会に来てくださった方々からのアンケート用紙に書かれた一文字が私たちの演奏へのエネルギー源です。
聴いてくださった方の心に何かが触れたなら、とても光栄なことです。
難しい、長い曲をあえて避けている私たちのリサイタルには、音楽に興味のなかった方が「よかった」と思ってもらえればという願いがあります。
どうぞ、これからも私たちの演奏に勇気と力を与えてください。それがなんになる?のか誰にもわかりません。
でも、きっと誰かが笑顔になれるコンサートを開き続けていきたいと思います。
新年特大号(大げさ(^^;))
思わず鏡餅!と思った方も多いでしょう(笑)我が家の神様ですから。眠いのかちょっと機嫌の悪そうな…
新しい年が明けてあっと言う間に10日経ちました。先日7日に無事第9回デュオリサイタル@ムジカーザを終えて、私たちにとってはこれからが新たな一年なのかな。
ぷりんはなぁんにも変わらず「姫」しています。
パパ、なにしてんの~?
あ!ママに写真撮られた!
私が寝室で片付けをしていれば近くの段ボール箱の中にいたくせに
何か文句ある?
別の部屋に行くと一目散に走って来て、只今、本革!お姫様ソファでおくつろぎあそばしています。
うふ❤日向は最高!
今は寝息が、かすかにぷぴ~❤と聞こえる穏やかなお昼です。
本年もよろしくお願いいたします。
医療少年院でのクリスマスコンサート
今年で3年目となる神奈川医療少年院クリスマスコンサート無事終了しました。
今年も少年たちの歌声と笑顔をプレゼントされました。
医療少年院には15歳から20歳までの心に傷を持った少年たちが暮らしています。
私たちの演奏の前に教会の方の講話があります。子供たちは規律正しい背活を365日ここでしています。
お正月も少年院で過ごします。「初めてお正月を楽しみましたという子供の言葉がつらいです」と職員の方のお話をお聞きして私たちも胸が詰まります。
大人の身勝手さと社会のひずみが彼らの幸せな少年期を奪います。決して彼らが悪いのではないのです。大人が悪いのです。
11か月の生活を終えて自宅に帰る子供は全体の7割。そのほかの子供は自宅以外の「家」で保護観察を受けます。
今日のクリスマスコンサートのお話。
子供たちの中でもパニック障害をを起こすために、すぐ近くに体格の良い男性職員二名が立っていたのですが、
コンサート後に職員の方から伺うとその子供が終始、満面の笑顔だったことに驚かれたそうです。
コンサートでは私のトークを交え一時間、12曲を演奏しました。
その中で子供たちも一緒に歌ったのが、翼をください、ビリーヴ、糸。
今、わたしの願い事が叶うならば 白い翼 つけてください
この大空に翼を広げ飛んでいきたいよ
例えば君が傷ついて 倒れそうになったときは
必ず僕が そばにいて 支えてあげるよ その肩を
なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ
夢 追いかけ走って ころんだ跡の ささくれ
逢うべき糸に 出逢えることを 人は仕合せと 呼びます
どの歌も子供たちが歌うと私たちの心に深く突き刺さります。
何気なく平穏に暮らしながら、不満、愚痴を並べる自分が恥ずかしくなります。
私たちが出来ることは、この子供たちと同じ苦しみ、悲しみをほかの子供たちに与えないこと。
そのために本来ならまず、社会を作る政治家や企業のトップの人間ができることをすべきですが、
彼らにはこの少年たちのことなんて「どうでもいいこと」なのです。選挙の票にもつながらない、お金にならないことはしません。
私たち普通の大人が目を向けることが必要です。お金で買えない幸せを彼らに与えたい。そう願っています。
デュオリサイタル9もみじホール終了
12月11日(日)たくさんのお客様にご来場いただきました。
私たちの昔からの友人、生徒さんとそのご家族、メリーオーケストラのメンバー、
さらに私たちの演奏を楽しんでくださるファンの方々に演奏を楽しんで頂きました。
この日、初めて私たちのリサイタルを聴いてくださった方々から、「こんなコンサートに来たかったの!」という光栄な感想を頂きました。
私たちのファンであり、生徒さんでもあった86歳の生徒さんにもご案内を差し上げていたので楽しみにしていました。
終演後、その生徒さんが11月に骨髄性のガンでお亡くなりになったと親族の方に伺って‥
あまりのショックに言葉をなくしました。お聞きすれば9月に病気が分かり、あえて治療はせず、自然に身を委ねて87歳になる直前に他界されたそうです。
私たちの演奏をCDで毎日、一日中聴いていてくださり、「謙介先生と浩子先生に出会えて本当に幸せです!」と
お会いするたび、メールをやり取りするたびに話してくださっていた生徒さん。
私の父と同じ年に生まれ、同じ年に他界されたことも心に刺さりました。
人はいつか自然に帰るものです。私自身、今はそのことを受けれ入れています。でも、
こうして自分の身の回りから知っている人たちと、二度と笑顔を交わせなくなってなってしまうと、人との繋がりが減っていく悲しさを感じます。
音楽に知らなかった人と引き合わせてもらい、その人と永遠の別れがあることも、演奏する人間の宿命なんですね。
一期一会。演奏会で出会う、すべての方々との絆を大切にしたいと思った演奏会でした。
師走もぷりんはまったり
久しぶりの日記です。こんな青空に銀杏の鮮やかさも少し前のこと。12月も10日を過ぎて…という事は今年もあと20日たらず。
ぷりんは日向を求めてソファーの背に乗ってます。しっぽの先がくりん!としていますね。
朝から昼間は日向ぼっこしている事が殆どですが、私たちが晩御飯を食べていると、ウロウロしたあとによくここで見張り&おねむアピールをします。
じ〜…まだ寝ないの?
う〜…おめめ開けていられない…
ぷりんは6時15分に自動的にご飯(カリカリ)が出て来て、その前後に晩御飯時だけ少し缶詰めを食べるので、食べた→眠くなるの方式通り。時間が不規則で遅くなりがちの私たちの晩御飯時には当然こうなり、眠って構わないのに、一緒に寝たいから頑張ってくれるのです。
では、逆さぷりんで今日の日記は終にしましょう。パパさんのお膝であごの下を撫で撫でされて至福♡
あ…そこは気持ちいいにゃ…
❤❤❤💤💤💤
私たちの演奏会は
毎年、年末と年始に開いている私(野村謙介)と妻、野村浩子だけでのコンサート。
普段、生徒の皆さんとレッスンで顔を合わせ、楽器を演奏する楽しさと上達のためのアドバイスをしている私たちが、ステージで「演奏家」として音楽を演奏する姿を、一人でも多くの生徒さんに診て頂ければと思っています。
生徒の皆さんは趣味で演奏を楽しんでおられます。私たちは職業音楽家、つまりプロの演奏家としてステージで演奏し、CDを作っています。皆さんと同じなのは、音楽を楽しんでいること。違うのはおそらく演奏に対するこだわりです。もちろん、私たちが楽器の演奏技術について長い期間、専門的な教育を受けたことも基礎的に誓っていますが、演奏技術は「何を表現できるか」ということにつきると思います。一つの音を出すときにどれだけのこだわりがあるのかを、生徒の皆さんに感じて頂ければと思います。難しい曲を難しそうに弾くのはある意味で簡単です。生徒の皆さんが練習すれば弾けそうな曲をどれだけ美しく、どれだけ華やかに、どれだけ情熱的に演奏できるか。そして、私たちの演奏を越えてください。教える私たちにとって一番うれしいことは、生徒の皆さんが私たちの演奏を越えてくれることなのです。「できない」と思ったらそこで上達は止まります。「できる」と思うことがすべてなのです。12月11日(日)午後2時。1月7日(土)午後5時。同じプログラムで違うホールで演奏します。是氏、どちらかだけでも、私たちの演奏会を見に来てください。皆さんの上達の一助になると信じています。以下にデュオリサイタルについて私の書いたページの文書を添付します。
私たちの演奏は決して特定の方にだけ楽しんでいただくコンサートではありません。
コンサートなんて‥
クラシックはどうも‥
CDやパソコンで聞けるから‥
忙しくて‥
誰もが考える当たり前のことだと思います。そんな方にこそ、私たちの演奏会に足を運んでいただければと願いながら、今年で9年目の二人だけの演奏会「デュオリサイタル」を開きます。
日々の生活は時代とともに変わります。私たちは昭和30年代に生まれた「アナログ世代」です。音楽を身近で聴くのは、30センチLPレコードかFMラジオ、カセットテープでした。
コンサートに行くのは特別なことでした。もとより、ホールが少なく、コンサートも今よりずっと少なかった時代です。クラシックに限らず、洋楽や映画音楽、歌謡曲も生活の中で特別なものでした。
今はパソコンやスマートフォンで好きな時に好きな音楽を映像も一緒に楽しめます。
音質も昔のレコードに比べ、雑音が少なく、人間に聞こえない音(音とは言えませんが)まで録音されています。ですが、私は昔のレコードの音がCDより好きです。オープンリールテープデッキで録音した音が好きです。レコードの針が落ちる音、パチッというノイズも、テープデッキの回転むらも、その音楽の音部として記憶しています。音が人間らしかった気がします。
私たちが演奏会を開く理由は、ひとりでも多くの方に、生活の中に音楽を楽しむゆとりを持っていただきたいという願いがあります。
音楽会に出向くのは時間も体力もお金も使います。「不便」です。
便利ならすべてが楽しいわけではないことを私たちは今こそ、考える時ではないでしょうか。
手間をかけるから楽しい。広い場所で聞くから美しい。日常と違う時間だから楽しい。
人間が作った木の楽器を、電気を使わずにホールに響かせた音を聞く非日常をお楽しみください。
私たちの演奏会では難しく、長く、記憶に残らない音楽は演奏しません。
皆様が初めて耳にする曲でも、それが心に残ってくださることを願いながら曲を選び、すべての音にこだわりを持って、楽器で言葉を奏でます。
小さなお子様でも、今までクラシックのコンサートに縁のなかった大人の方でも、もちろん、音楽が好きな方にも楽しんで頂けて、終演後の帰り道、メロディーを口ずさみながら帰っていただければと思っています
「クラシックの演奏会はもっと格調高く荘厳でなければ」と思われる方には申し訳ありません。
「ほかの人が知らない曲を聴きたい」というマニアの方にも申し訳ありません。
「子供や障がい者が客席にいる演奏会はいやだ」という方にも申し訳ありません。
そういう普通のクラシックコンサートもたくさんあります。私たちの演奏会は違います。
会場で皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
お申し込みは下のフォームをご利用ください。
12月11日(日)午後2時「もみじホール城山」のチケット代金は、大学生以上、おひとり1500円、小学生から高校生がおひとり1000円。幼児は無料です。
1月7日(土)午後5時「代々木上原ムジカーザ」のチケットをお求めになると、上記12月のもみじホールでの演奏会にもご入場いただけます。こちらはおひとり2500円、幼児は無料です。
チケットのお申し込みはチケット申し込みフォームからどうぞ!皆様のご来場を心からお待ちしております。
保育園コンサート2回終了
11月11日と今日17日の2回。町田市にある保育園2か所で園児それぞれ130人に音楽をお届けしてきました。
0歳児から5歳児までの子供たちは、本当に純粋に「音」を聴いて反応し、私たちの「動き」に反応します。
音楽だけ聞いてもらおうなんて都合のいい理屈は通用しません。
それぞれ10曲ほど、45分間のコンサートです。事前に曲を決める時から、子供の反応を予想します。
実際に子供たちの前に立って、紹介されこどもたちにご挨拶をするところから、子供の反応を観察します。
子供も私たちを観察しています。そのお互いの距離感が自然に近づくようにするのは、私たちの側です
どんぐりころころ、しあわせなら手をたたこう、やまのおんがくか
子供たちが歌える歌を一緒に演奏し、さらに距離感をなくします。
ハンガリー舞曲や中国の太鼓、チャールダッシュ。動きのある音楽に、子供たちが体で反応します。
白鳥、子守唄の静かな音楽で子供たちの気持ちを穏やかにします。
ただ演奏するだけならむしろ簡単です。自分が聞く側になって考えること。
言葉で言えば簡単ですが、実際に演奏しながらこちらが反応しなければ距離は開いたままです。
高齢者の施設、そして保育園とまさに人間の「生まれてから最期まで」に私と浩子先生の音楽がかかわった瞬間です。
そして来月は、リサイタル。気負わず、いつもと同じ気持ちで皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
介護施設でのボランティアコンサート
日曜日(11月6日)に国分寺の高齢者介護施設に伺ってコンサートを開かせていただきました。
いつものことですが、ピアノや電子ピアノのない施設での演奏時には、私たちが電子ピアノを持ち込みます。
今回はこの施設で生活している方の娘さんが私たちの旧友でしたので、そのご夫婦の車(普通の大きさのセダン)で私たちも一緒に乗せていただき、現地に行きました。
50人以上の方々が嬉しそうに音楽を聴いたり、一緒に歌ったりしてあっという間の一時間でした。
今回演奏したのは15曲。音楽を演奏し続けることはしません。「ひと」として当然のことですが、挨拶に始まり、聞いてくださる方と同じ目線で会話をします。
どんなに小さなリアクションでもそれに対応し、会話にしていくことが大切な技術です。
今回一番楽しかったリアクション
「あー、なんてすばらしい日なんでしょ!ただで!こんな演奏会がきけるなんて!」
一人の方が感動して嬉しそうな大きな声で言ってくださいました。その方のすぐ近くにいた施設長の女性がおどおどしながら笑っておられました。
「そう!ただなんですよ!」って私も大きな声で返します。このキャッチボールが他の方にも伝わって会場がだんだん一つになります。
演奏を楽しむゆとりを取り戻すことも、大切なリハビリだと思います。ひとりでも多くの方に私たちが音楽で出来る恩返しをすることが、私たちの使命だと感じています。もちろん、このことに報酬があれば、もっと多くの演奏家たちが
この活動に関れるのですが、現実には国も自治体もほとんど無関心なのが実情です。まして、介護施設に予算がないのもわかります。誰かが身を切ってやらなければ、音楽の持つ不思議な力を知ってもらうことはできません。
私たちの活動を快く思わない演奏家もいます。無償で音楽を演奏することが、プロとしての生活を脅かすというのが理由です。
必要な活動に必要な予算を立ててもらえる日が来るまで、私たちは誰になんと言われても、この活動を続けます。
みなさんのお近くで演奏のリクエストがあれば、遠慮なくご連絡ください。お待ちしています。