いよいよ当日になりました。昨日も夜まで仕上げのレッスンでした。
今日は午後2時30分に子どもたち集合。講師陣の演奏が6時過ぎ、大人の部の演奏開始が夜7時過ぎの予定です。集合は6時30分までにお願いします。
今日は全部で56プログラムの演奏予定です。5歳のお子さんから83歳でヴァイオリンを始められたばかりの生徒さんまでが熱演される予定です。
ヴァイオリン・ピアノ・フルート・ヴィオラ・チェロ、連弾あり、家族での合奏ありと本当に多彩なプログラムです。
講師陣の演奏も、ヴァイオリンの小品独奏が2曲、ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲、フルートの独奏、ピラノの連弾とこれまた見ものです。
音楽の楽しみ方は人、それぞれです。聞いて楽しむのももちろんですが、大きなコンサート会場で自分の好きな曲を演奏する楽しみは格別なものです。
生徒さんはみんな、緊張して不安な朝を迎えているのですが、いざ、ステージに立てば「まな板の鯉」半年近くかけて練習してきた演奏をいかに楽しめるか?
失敗を恐れるのは仕方のない心理です。完璧な演奏を目指して練習することこそ、楽しみなのです。練習こそが音楽の楽しみでもあります。
杜のホールはしもとは、京王線、横浜線の橋本駅北口すぐにある「MEWEミウィ」という商業ビルの7階にある音楽専門のホールです。残響の長さも、響きの暖かさも素晴らしいホールです。
客席数は525席。発表会にはもったいない!という考え方もありますが、先に書いたように日頃の練習とは違った「本来の響き」を楽しめる貴重な機会です。
入場は無料です。何時からでもご入場いただけます。ぜひ一人でも多くの生徒さんの演奏を、一人でも多くの方に聞いていただきたいと思っています。皆様のご来場をお待ちしております。
音楽を学ぶ子供と保護者の方へ
ヴァイオリンやピアノに限らず、楽器を学校外で習う子供とその保護者の方々へのメッセージです。
様々な考え方が「音楽教育」についてもあります。
子供の年齢によって保護者(以後、親と書かせていただきます)の関わりは違います。
子供の成長、特に精神的な成長・発達に多くの親は戸惑います。
もちろん、嬉しいことなのですよね。
親にとって自分の子供とは言え、親自身が育った経験を基準に子育てしていることを忘れがちです。
自分がそうだから、我が子もそうだろうと思っているわけでもないのに、無意識に子供に自分の価値観を植え付けてしまっていることも多いのです。それが悪いとは思いません。それこそが子育てだとも思います。
子供が楽器を弾けるように「なって欲しい」と思う親は多くても、
子供の将来と音楽を結びつけて考えることのできる親は、親自身が音楽家でない限り、とても難しく、悩むところです。
「子供が一生、音楽を趣味として楽しんでくれたらと思います」
とても、素晴らしい考え方です。私たちもそう願います。
でも
その一方で、本当にその子供自身が音楽とどう、接していくのかは、子供自身の決定することなのです。子供が自分で自分の将来を考え始めるのは、一体いつでしょうか?
私が中学・高校で20年働いていた経験から考えると、18歳の高校3年生でさえ、自分の将来についてまだはっきりとした目標や計画を持っている子供はごく稀です。人によって個人差はまりますが、多くの子供は親や先生、そして周りの友人の話を聞きながら「とりあえず大学」だったりします。
さて、音楽を習っている子供の親の話です。
教室に子供を連れてきてもなんの興味も持たず、コーヒーをレッスン室で飲んでいるありえない親もいます。
子供のレッスンを見ようともしない親の多くは「自分ができないから」という理由のようです。
間違っていると思います。自分ができないなら、尚更レッスンを見て、先生が話していることを自宅でも子供に言えるようにしようと思わない親。
私たちの教室では子供の音楽への関わりについて、いつも真剣に考えているつもりです。
子供自身と親が「もっと音楽を楽しみたい」と思ってくれれば、それに応える準備があります。
楽しむために努力すること、趣味としてでも音楽を一生の楽しみにしたいなら、その努力は一生続くものだと思います。一時的に習ったから一生の趣味になるものではないと思います。
音楽学校に進むことで、普通科の学校に通うよりも音楽に接する時間長いのは当たり前です。
ただ、音楽学校というところが、個人を育てるために相対評価をするのも事実です。序列の中で自分が得意なことと不得意なことを受け入れながら、さらに上達しようとする強さも必要だからです。その意味で自分が一番下手だと言われても、頑張れる強さを学んでいかなければ趣味にさえなりません。それは、音楽学校へ行かなくても同じことです。もっと上手くなりたい。もっと音楽を知りたい。そんな気持ちがあってこそ「音楽を楽しめる」ということだと思います。
子供が揺れるのは当たり前です。親も悩みます。一緒に悩めば良いのです。子供もいつか、親になった時に自分の子供のことで悩むのです。そして、親の一生より長いこれからの子供の一生に、音楽を残してあげたいなら、親の決断も必要だと思います。甘やかしてばかりが愛情ではない。そう思います。ダメなものはダメ。親の価値観で決断するのですから、はっきり子供に伝える責任があると私は思います。子供に恨まれるのも親の特権です。
長い文章をお読みいただき、ありがとうございました。
リハーサル
タウンニュースにも掲載
来る10月14日(月・祝日)午後3時より橋本駅北口すぐのミウィ7階にある杜のホールはしもとで
当教室主催の発表会「第13回 小さな音楽会」が催されます。明日発行のタウンニュースにも写真入りの記事が掲載されています。今日、ホールとの事前打ち合わせに行き、進行などを打ち合わせてきました。
このホールが出来た年から毎年、メリーオーケストラの定期演奏会で年に2回利用しているホームグランド。
私(野村謙介)と浩子先生のデュオ・リサイタルでも過去に5回使っているお気に入りのホールです。
今回はホールにある2台のピアノの内、スタインウェイのピアノを使用することにしました。
リサイタルではここ4回、このピアノを使っているのですが、生徒さんの演奏する発表会の多くが、ヤマハのピアノを使います。
確かに料金は全く違ってスタインウェイが高いのですが、それだけの違いを知っている私達だけに、贅沢?とも思える選択をしました。
生徒さんにしてみれば、一生のうちで何度も演奏できる会場ではないですし、その演奏に最高のピアノを使うことで、思い出に残る発表会になると信じています。もちろん、当日の調律もします。あとは生徒さんの努力の成果を楽しむだけです。
とは言いながら、講師の先生(私も出ます)の演奏もお聞きいただけます。演奏家の先生たちだからできるメリーならではの企画です。
入場は無料です。整理券も事前の申し込みもいりません。何時からでもご入場いただけます。大人の部は夜の演奏になります。
アットホームなコンサートを楽しみたい方、これから何か楽器を始めてみようかな?と思っておられる方、ぜひ14日月曜日午後は杜のホールへお越しください!
デュオリサイタル6ちらしの訂正
発表会「小さな音楽会13」
来る10月14日(祝日)午後3時より、橋本駅北口ミウィ7階「杜のホールはしもと」を会場に、メリーミュージック生徒さんによる発表会「小さな音楽会」を開催します。今回で13回目となる発表会。525名収容の大ホールで日ごろの成果を発表し、お互いの演奏を聴きあうことを目的としています。一般の方にも公開しております。入場は無料です。約40組の演奏が、ピアノ、ヴァイオリン、フルート、チェロと繰り広げられます。大人の部(夜8時の予定)の前には講師の先生方によるミニコンサートも予定しています。普段レッスンで習っている先生が「演奏家」であることを再認識して頂く場でもあります。最年少5歳、最年長83歳。趣味の音楽が生活の一部になる楽しさを是非多くの方に実感して頂きたいと思っています。技術を競う発表会ではないので、とてもアットホームな「コンサート」です。
展示即売会終了
無事に2013年秋の展示即売会が終わりました。
今回初めて、JIN工房と(株)黒澤楽器店の全面協力を得ての開催となりました。
ゆみの毛替え実演、魂柱の位置調整など、職人さんでなければできないことを、会場内でしていただきました。弓やケースも多くの方にご購入頂き、楽器もお嫁に行きました。
良い楽器は、良い演奏者に巡り会えて初めて命を得るものだと思います。
飾られているがけのヴァイオリンや、投資でお金儲けをするために使われいる楽器はかわいそうです。近々また、小規模のイベントを企画します。是非、またのご来場をお待ちしております。l=”attachment wp-att-856″>