無料点検のお知らせ

季節も移り変わり、梅雨が始まりそうです。
楽器にとって湿気と温度の変化は、私達が感じる以上に辛く、厳しいのです。
特に日本の梅雨時は高温多湿の日が続くため、大きなストレスになります。
弦楽器のほとんどの部分は、良い楽器であればあるほど長い年月、自然乾燥させた
松の木や楓の木を使って作られています。その白木の木材の表面に、楽器を保護し、美しく輝かせ、音色を柔らかくするために「何重にもニスを重ねて塗ってあります。
それらの木やニスは高温で多湿になると、柔らかくなり水分を吸収します。
楽器の木材に水分が増えれば、振動しにくくなり、こもった音になります。
日本で生活する以上、梅雨は避けられません。いかに、この既設を乗り越えるかが、弦楽器奏者の経験と技術を問われる部分でもあります。
多くのアマチュアヴァイオリニストの生徒さんが、楽器を毎日練習することは不可能に近いことを考えると、楽器のメンテナンスに皆さんの貴重なお休みの日をあてていただけることを、みなさんの楽器に代わってお願いします。言葉を話せない楽器だからこそ、みなさんのちょっとした心遣いで元気にもなり、病気にもなるのが「楽器」なのです。大きな手術をしなくてはいけない状態になる前に、ぜひ、私達専門家に健康診断をさせてください。点検は無料。交換や修理の必要なものも、できるだけ安価に済むように相談しながら大切な楽器を健康に保ってあげたいと思います。
お問い合せやお申し込みはお電話042-771-5649または、メールoffice@merry649.comまでお気軽にご連絡ください。2014イングリッシュガーデン1

どんなヴァイオリンが名器?

先日、放送されたテレビ番組でストラディヴァリの楽器についていろいろな研究者や演奏者の考えが述べられていました。
僕は一人の演奏者としての立場と、アマチュアに多くの楽器を斡旋し販売する立場の両面から、楽器についての考えがあります。

楽器は演奏者の技術によって音色が決まる。

過去も現代も「一流」と言われている演奏者の音色は、どれも素晴らしいものです。人間一人ずつ、好きな音色の好みは違います。生まれついての一流演奏者は存在しません。師匠であったり憧れであったりする演奏者の音色を目標にし、その音と自分の出す音を比較しながら理想の音色を模索し日々努力を重ね、努力が実を結んで「運」に恵まれた人が一流と呼ばれる演奏者になるものです。
つまり「一流の演奏者の音色」を常に目標にしてみんなが練習していると言えるのです。その人たちの音色が「基準」となっているとも言えます。
その人たちの多くが使ってきた楽器が「ストラディヴァリ」であり、その音色が「一流の音色」と定義されてきた歴史があるのです。
では、ストラディヴァリの音色だけがヴァイオリンの音色かと言われれば、答えは「No」です。それぞれ、全ての楽器に固有の音色があります。人間、一人ずつの声が違うのと同じ理由です。どんなに優れた製作者の楽器でも、全く同じ音色の楽器はありません。それを演奏する人間が変われば、音色も変わります。ですから、演奏する私だちが常に楽器の音色を受け入れ、その上で自分の理想とする音色を探し求めていくことが不可欠だと思うのです。

良い楽器とは、誰かが演奏した音色を真似できる楽器ではなく、
演奏者が出会った楽器に命を吹き込んだ楽器だと思います。
楽器を作った職人の思いを感じることが大切だと思います。

私の使っているヴァイオリンを作った人にはあったことがありません。
ヴィオラを作った人、陳昌鉉さんとはこのヴィオラについてたくさん会話をし、一緒に音色を楽しみました。

楽器の音色を自分が決めていることを演奏者がもっと自覚することが必要だと思います。技術は速く弾くだけでもなく、大きな音を出すだけでもなく、間違えないだけでもない「演奏者の思い」を表現することです。
高い楽器が良い楽器ではありません。
いつかストラディヴァリというヴァイオリンそのものが、世の中からなくなることは間違いないことなのです。その時に、良いヴァイオリンがなくなるのではないのです。

ゴールデンウイーク中もレッスン

OLYMPUS DIGITAL CAMERA天候に恵まれたゴールデンウイーク前半。レッスン、はいつも通りに実施中です。連休中、無理にお出かけするより、普段出来ない練習に時間をかけるのもリフレッシュ方法ですね!
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かたくりの里で

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2014041401原宿南の自宅から歩ける距離にある「城山カタクリの里」に初めて行ってきました。すいていて、落ち着ける小高い山を散歩しながら自然に近い形で咲いている草花や木々に癒されてきました。

おめでとうございます

DSC_0073三才から教室でバイオリンとピアノを習っているりさちゃんが、今日、小学校に入学しました。いつの間にかすっかりお姉さんです。多くの方々にお祝い申し上げます!

いよいよ新年度です。

2014年4月。多くの生徒さんが新学年になりました。園児だった子どもがランドセルを背負った小学生に。中学生だった生徒がそれぞれの進路を選び高校生に。高校生だった生徒がさらに自分の夢に向かって、より専門的な知識や技術を学ぶために一歩進み。子どもだけではなく、大人もこの節目に一つ学年があがった気持ちで、マンネリした生活にならないように、リフレッシュしたいですね。写真は都立小金井公園の桜です。青空とのコントラストが淡い花びらの色をより一層さわやかに感じさせてくれます。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

タウンニュースに掲載

先日、相模原市緑区版と中央区版に掲載された記事に私の教室の生徒さん「佐藤さん」へのインタビューがありました。84歳というご高齢で初めて手にしたヴァイオリンを本当にうれしそうに練習される佐藤さん。体力を考えてレッスンは不定期です。ご自宅で時々ヴァイオリンを弾くことが「楽しみ」だとおっしゃる佐藤さん。私と浩子先生の演奏したCDを一日中、かけっぱなし聞いておられるそうです。光栄です。年齢に関係なく、音楽を楽しむことが生活の楽しみになることこそ、私たちの教室の願いです。特にお子さんに音楽を…と思われる親御さんにとって、子供の上達や成長に気づかず、「飽きたからやめていい」「かわいそうだからやめていい」と安易に妥協してしまう傾向が悲しいです。上達は本人もましてや親御さんには感じにくい物です。それでも練習していれば必ず成長していくものです。やがて大人になって自分の「趣味」として音楽に向き合える日まで、子供と一緒にがんばることができるかできないか…親の問題だと思います。佐藤さんは戦後間もない頃に食べる事も大変だった日本で音楽に接する機会が欲しくてもできなかった世代の方です。今、飽食の時代で子供への教育まで「有って当たり前」になっています。本当に大切なことは昔も今も変わっていないと思うのです。この佐藤さんから学ぶことがたくさんあります。「うまい・へた」なんて事ではなく、「好き」という素直な感情で音楽を楽しむことが人生を豊かにすることなんですね。佐藤さん。ありがとうございます。satou2

佐藤さん1

発表会写真・映像ディスク販売

生徒の皆さん。お待たせしました。先日の発表会中に撮影したデジタル写真と演奏を録画したブルーレイ(DVDもあります)の販売を開始します。
発表会写真データ販売について
レッスン時に駅前・原宿南各教室に用意してある
写真の一覧より、番号でお申し込み頂き、CDにデータを収録し販売します。
写真の枚数にかかわらず一枚、500円+消費税で販売します。

ブルーレイ
子供の部+先生方の演奏1枚→2,000円+消費税
大人の部+先生方の演奏1枚→2,000円+消費税
DVD
子供の部 1番~16番+先生方の演奏→DISC1
子供の部 9番~23番+先生方の演奏→DISC2
大人の部 27番~38番+先生方の演奏→DISC3
1枚→1,500円+消費税
2枚→2,000円+消費税

小さな音楽会終了

無事に第14回の小さな音楽会が終了しました。
生徒の皆さんと講師の先生方の熱演に感動しました。
会場でもお話しましたが、「続けることの尊さ」こそ、
大人が子供に教えていく最も大切なことだと思います。
子供にとって、音楽と向き合い続けることは面白いことばかりではないのです。