メリーミュージックブログ

相模原市橋本駅前の音楽教室 042-771-5649

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教室の日記

BMW 116i F20 ヘッドライト修理完了

今回は、愛車「バイエル君」こと、BMWの1シリーズ、116i(後期型F20)のお話。
左ヘッドライトに水が入ることが「普通」とまで言われる車です。
今年(2021年)2月に車検を終えた時にすでに、ヘッドライトユニットの中に水が入っていましたが、車検をしてくれた工場がブロアーで水を出して乾かし、車検を通してくれました。
その後、しばらくしてから「光軸調整エラー」のメッセージが表示されました。
エンジンをかけると、ライトが「0」オフの状態なのに、左のポジションライト(スモール)がずっと付きっ放しになり、エンジンを切ってアクセサリー電源もオフにしてから、約3分間ポジションライトが付いたまま。その後自動的に消えます。

八王子市にある「原田モータース」さんを見つけ、修理を依頼しました。
ヘッドライトユニットを中古のものに交換してくれました。
外したヘッドライトユニットからは、ジャバジャバ水が出てきたとのこと。

交換が終わったものの、相変わらず「光軸調整エラー」が出たままで、ポジションライトも消えず。
改めて、数種類のコンピューターで「コーディング」しよとしてくれましたが、LAN(情報のやり取り)ができず症状変わらず。

そこで相模原のBMWディーラー「ムラウチ」に持ち込みました。
点検だけで1万数千円ぼったくられ「修理するなら改めて」とのたまう。
冗談じゃない!と見積もりを出させると「これで直るかわからない」条件付きで11万円。はぁ?

再び原田モータースさんに相談し、ネットでも調べ上げた結果、
車体からのハーネス(ケーブル)が断線しているのでは?と疑いを持ちました。ディーラーに事情と経緯を話し、原田モータースさんにパーツだけ販売してくれないかとお願いをするも「車体からのすべてのハーネスセットなら売ります」これ、数十万円。ハーネスすべて?どんだけ?
原田モータースさんが知り合いの中古輸入車を扱う仲間に片っ端から聞いてくれて、116の中古パーツを買ってくれました。

そして本日7/15、再び原田モータースさんで、中古のハーネスを取り付けると
なおった!!!!
エラー」表示も消えて、ヘッドライトも正常に!!
前回、今回と本当に長時間の作業でした。
車体フロントをジャッキアップして、左前輪を外し、タイヤカバーを外しての作業です。せめて工賃をお支払いしますというと「パーツ代5千円で」せめて工賃ぐらいもらって!「え…じゃぁ合わせて1万円」
なんて良心的で素晴らしい技術!
何より原田さんのお人柄が、寡黙で優しい。
今日、ハーネスつけ終わってすべての作業が終わった時、両手でガッツポーズ「やったーーーーー!」って本気で喜んでいた姿に職人の意地を感じました。すごいなぁ!

http://harada-ms.com/
で検索できます。行ってみると「えっ?ここ?」なのどかな場所です。
技術も料金も対応も最高です。電話でお話しすると、原田さんがいかに「シャイ」な人かわかります。
ディーラーは「新車を買うところ」であり、「直してくれるところ」ではないことを実感。BMWに限らず、この原田モータースさん。推します!
という事で、今日は「くるまのおはなし」でした。

今年の夏こそ趣味の楽器

皆様。お変わりありませんか?
梅雨入りしてから天候がころころ変わる毎日です
楽器にとって高温多湿は最大の試練です。演奏する人も息苦しいうえに、楽器が結露したり、思うような音が出ないストレスに悩まされます。

楽器の演奏に最適な季節は、日本で言えば秋・冬ですが、生活を考えると、必ずしもそうではないようですね。
インドア派、アウトドア派。それぞれに楽しみ方が違いますが、
少なくとも健康に害のあることは、誰でも避けるべきです。
運動に適した環境もあるはずです。ここ10年ほど、東京の気温は
屋外での運動は命に係わる危険さえあります。実際、熱中症で救急搬送される数、さらに死亡してしまう人が連日報道されます。
喉元過ぎれば熱さを忘れるとは、まさしくこのこと。

さて、今年の夏は?涼しくて快適な真夏が来るのでしょうか?
私が子供のころは、夏休みに外で遊ぶのは当たり前でした。

麦わら帽子をかぶらされ、ランニングに半ズボンで虫を取ったり、友達と走り回ったり出来ました。
思えば道路は、舗装されていない砂利道が多く、エアコンのある家も少なかったので、打ち水をすれば涼しくなっていました。夜だって、蚊帳の中で団扇で十分寝られました。時代の違い…ですね。
ヴァイオリンの練習をするのに、扇風機を使わせてもらえましたが、あの独特な音の変化が懐かしく思い出されます。
中学生になってから我が家に「クーラー」が初めて付いたのは、私の部屋でした。1975年頃のことです。かなり贅沢でしたが、当時のクーラーは、とにかくうるさい!ヴァイオリンの練習をしていても、気になってしまうほどでした。

今年、コロナウイルスの感染拡大は止まりそうにありません。
ワクチンは万能ではありません。ニュースを見れば世界中で2度のワクチン接種を終えた人の感染拡大がわかります。もちろん、効果はあるのですが、天然痘のワクチンのように、完全に感染をゼロにはできません。インフルエンザウイルスより、コロナウイルスは変異株がすぐに拡大するのが問題ですね。
マスクの問題も大きな社会問題です。真夏に屋外で、効果の高い不織布マスクを着用すれば、熱中症になるのは当然です。だからこそ、今は外出を控えるしか、自分の身を守る方法がありません。
もちろん「できる範囲で」という事です。お仕事や家事で外出するのは避けられません。マスクをしないで外出できるようになっても、外気温が35度近くになると、屋外に出ることは大きなリスクを伴います。。
体温に近い空気の中で運動すれば、何が起こるかぐらい小学生でも知っています。サウナとは違います。サウナの中で歩き回る人、見たことありません(笑)

インドアで楽しむことを見つけましょう。テレビを見たり、本を読んだり、ゲームをしたり。そんな中に楽器の演奏を!
趣味の楽器を涼しい屋内で楽しむことは、誰にでもできますし、自分の家の中でマスクをする必要もないのですから。気分は最高!
楽器のためにも弾いてあげた方が良いのです。演奏すれば楽器も涼しい部屋で過ごせます。楽器を高温の部屋に放置すると、悲しい大事件が起こります。弦楽器の場合、接合部分の「膠(ニカワ)」が接着力を無くして、接合部分が剥がれます。また、表面のニスが柔かくなって、ケースの内張りに張り付きます。光沢がまったくなくなり、元には戻せません。外出するときなど、エアコンを付けておけないときには?
直射日光の当たらない場所で、楽器用のスタンドに立てておくのがベストです。ウクレレ用のスタンドが最高です。2500円ほどで買えます(アマゾンでも)
もったいない!というののであれば、せめてケースから楽器を出して、できるだけそーっと、駒を下にして(斜めになります)机の上やピアノの上に置いておいてください。表面のニスと接する面を極力小さくすることが楽器にとって「呼吸の出来る」状態なのです。

イベントが中止、延期を余儀なくされている今だからこそ、一人でも多くの方に音楽を楽しむきっかけになる夏になってほしいと願っています。

子供たちに明るく楽しい思い出をと願うのは普通の大人の考えです。
運動会や修学旅行の思い出を無くした子供たちを、学徒動員する政府を許すことはできません。せめて、自宅で音楽を楽しんでもらえればと願っています。どうぞ皆様もご自愛ください。

メリーミュージック代表 野村謙介

初めてのヴァイオリン

メリーミュージックは2021年でオープン17周年です
これまでに約800人を超える方に、会員になって頂きました。
感謝を込めてヴァイオリンセットをお買い上げの方に、
一ヵ月に3回のレッスンを無料!にさせて頂きます。

ヴァイオリンセットは、ルーマニア製の楽器の他に、弓とセミハードケース、肩当、松脂が含まれます。
身長145㎝以上の方なら、フルサイズのヴァイオリンがお勧めです。
消費税と一ヵ月三回分のヴァイオリン、またはピアノの無料レッスンを含めて、7万円!

小さなお子様には身長に合わせた「分数サイズセット」が6万円(消費税と無料レッスン含む)
ヴァイオリン「だけ」買って、YouTube動画で独学…
弾けるようにはなりません。現実です。
楽器の構え方、弓の持ち方、腕の動かし方、弦の押さえ方など、実際にやってみると難しさがすぐにわかります。
おもちゃやレプリカの「ヴァイオリンみたいな物」では当たり前ですが、ヴァイオリンの音は出ません。
楽器が良ければよい音が出せます。これも当たり前です。
ご用意した楽器セットは、入門用として十分なコストパフォーマンスです。
現在、子供の生徒さんのお母さんたちが、このセットでレッスンを始めています。素敵なことですね!
手頃な価格で、本物の楽器を使って一ヵ月3回のレッスンを無料で受けられるチャンスです。
しかも!ピアノのレッスンを含めても無料です。こんなキャンペーンができるのは、ヴァイオリニスト・ピアニストの夫婦が経営する音楽教室「メリーミュージック」でしか出来ません。
一人でも多くの方に、ヴァイオリンを始めて頂ければと願っています。
楽器セットがなくなり次第、終了とさせていただきます。
皆様からのお問い合わせ、お申し込みをお待ちしております。
メリーミュージック 代表 野村謙介

ドミナントプロレポート

今回は、ヴァイオリンの弦を使用した「本音レポート」です。

普段、ピラストロのオリーブというガット弦を張っています。
昔から一番信頼し、馴染みのある弦です。
たまに、他の弦を使って生徒さんの相談に答えられるようにしています。
今回は、トマステーク社の出している「ドミナント・プロ」のセットを試してみました。
トマステークの「ドミナント」は現在、もっともポピュラーな弦ですね。
ナイロン弦の一種です。どんな弦にも長所と短所があるものです。
ドミナントに限らず、ナイロン弦は一般に「良い音の出る期間が短い」ことが代表的な短所です。一方でガット弦に比べて、張ってから安定するまでの期間が短いのが長所とされています。
実はそうでもありません。

事実、ドミナントのA線は安定するまで、張ってから毎日1~2時間弾いては調弦し、また弾いては調弦しを繰り返し、完全に安定するまで1週間ほどかかります。え?G線じゃないの?
実はA線の方が伸びるのに時間がかかります。
そして、張ってから2週間…どんな環境でもほとんど変わりません…で
突然、音色が変わります。開放弦で、はじいてみるとすぐにわかります。
はじいた瞬間の音量・音色が、すぐに余韻のない「ポ」という音に変わります。余韻が短くなると言っても良いですね。
当然、弓で弾いていても余韻が短くなっています。
「こもった音」になります。この状態を「弦のご臨終」と私は呼んでいます。この「お亡くなりになった音」はこの後、ず~~~~~~~~っと!
おそらく錆びて切れる直前まであまり変わりません。
つまり。
張ってから2週間から切れるまで「音は出る」状態になるわけです。
ガット弦は?
張ってから安定するまでの期間は、G→D→Aでおよそ2週間ぐらい。
そのあとは、本当に少しずつ音色が変わっていき、私の場合3か月ほどでどうしても張り替えたくなります。
つまり、弦の寿命として言えばバット弦が遥かに長い。


さて、今回試してみた「ドミナント・プロ」です。
まず第一の特徴は、
・張った翌日には演奏会で使えるほど、弦の伸びと安定が早い。
・張った直後の音量と明るい音色は、ドミナントとはけた違い。
・張ってから1週間ほどで、ギラついた音から少し柔らかい音に変化。
・張ってから3週間目頃に、明らかに余韻が減り、共振も少なくなる。
・その後はそのまま。ここで「ご臨終」
家格的には、ドミナントの1.5倍ほど。でも、ピラストロのオリーブや、ピラストロのパッシォーネに比べるとだいぶ安い。

何をもって「プロ」と名付けたのかは大いに疑問ですが、
ドミナントにないパワーと明るさは確かにあります。
好みの分かれるとことですが、今までにパッシォーネが気に入っている方にはお勧めです。ただ、寿命はパッシォーネとは比べようもありません。
演奏会のために張り替えるなら、確かにコストパフォーマンスは悪くありません。
が…これも好みの分かれるところ。ガット弦の温かさと柔らかい音色が好きならお勧めできません。
また、ペーターインフェルドのように、指がいたくなる硬さでもありません。
数あるナイロン弦の中で、コストパフォーマンスから考えても、トップクラスかな?とも感じました。
と、いうお話でした。お粗末。
メリーミュージック 代表
能村謙介

ケーブルテレビの取材

久しぶりの投稿です。皆様、お元気でしょうか?
今日、2021年3月22日に神奈川県の緊急事態宣言は解除になりました。
が!感染者は増える一方。ワクチンは未だに届かず。
いずれまた感染爆発で私たちの生活は委縮することになるんでしょう。
そもそもが、緊急事態宣言の期間中、政治は私たちに何もしてくれていないのですから、解除になったからと喜ぶ気にもなりません。

この映像は、今年一月に代々木上原のムジカーザで開催した、私(野村謙介)と妻の浩子によるデュオリサイタル13の時のものです。
むさしのみたか市民テレビという、ケーブルテレビ局が当日取材に来られ、インタビューも含めた番組になっています。
テレビ局のカメラ、「そこまで寄る?」と思わず突っ込みたくなります。

インタビューでは、私たち二人の「楽器との出会い」「お互いに尊敬している点」「将来の希望」本当は、もう一つありまして、カットされていますが、「今まで苦しかったこと」。私たちは二人とも、「不幸自慢」が何よりも嫌いな夫婦(笑)なんです。自分の境遇を人と比べることや、持病をまるで「勲章」のように話すことが大っ嫌いなのです。
「自分は他人より不幸だ」と思うことに嫌悪感を持っています。
それが普通の方は、それで構いません。私たちの価値観なのです。
そんなお答えをインタビューでしたので、編集者がカットしたのかと思います。ありがたい(笑)

話は変わって、発表会。4月29日に実施します。
いつもの会場「もみじホール」です。入場制限は行わない予定です。
一人でも多くの生徒さんに日ごろの練習成果を発表しあって、これからの目標を見つける機会にしてもらいたいと思っています。
私たちも、生徒さんに負けじと(笑)新しいレパートリーに挑戦します。
ぜひ!会場でお楽しみください。
皆様のご健康をお祈りしています。
メリーミュージック 野村謙介

音楽を練る

皆様。お元気ですか?すっかり秋ですね。
今回のテーマはすべての演奏家に共通の話題かな?
音楽を演奏する時に、誰しもが突き当たる壁でもあります。
楽譜という台本が与えられ、それを演ずる役者が演奏家です。
多くの楽譜は既に誰かが演奏し、さらにその多くはCDや映像として、聞いたり見たりすることができる時代です。
録音技術が無かった頃は、簡単に演奏を聴くことも出来ませんでした。
時代の変化とともに、演奏家の練習も変わって来たんですね。


一つの楽譜でも、演奏家によってみんな演奏は違います。当たり前です。
役者が変われば演技が変わるのと同じです。
好きな演奏は10人いれば10人とも違って不思議ではありません。
素材である楽譜が同じでも演奏家によって好き嫌いが分かれます。
同じ素材でラーメンを作っても料理人が違えば違う味になるのと同じこと。
好みは演奏家自身にもあります。自分がこれから練習しようとする曲の演奏を、色々聞いていくことはとても大切な「準備」になります。
またラーメンの話でいえば(最近、地元橋本
近くのラーメン屋さんにはまっているので…)、店主が自分の好きな味を探して日本中のラーメン屋さんを食べ歩く話は良く聞きます。数ある有名無名のラーメン屋の中で、自分が好きな味や食感を探し、自分で作って試してはやり直す。
映画「タンポポ」でもそんなテーマがありました。

演奏家によって、練習方法は千差万別です。音楽の組み立て方、考え方、取り組み方、練習の仕方など、すべてが「オリジナル」なのです。
出来上がる音楽も当然「オリジナル」になります。それを個性とか音楽性とか言う言葉で表されます。極端に奇をてらい、単純に人と違うことをしようとするのは個性とは言いません。単に奇抜なだけです。逆に、奇抜に聞こえても演奏家が考え抜いて、試行錯誤を重ねたどり着いた「オリジナル」との区別は聴く側には判断しがたいものです。本当に演奏家がその解釈(曲づくり)に自信があるなら、誰の指摘も当たらないかも知れませんんが、嫌いな人が多すぎれば仕事にはなりません。ラーメンにうどんとお蕎麦を一緒に混ぜて「これが私の究極のラーメンだ」と言われてもねぇ。

何回でも試してはやり直し、また新しい方法を探して、時には前の方法を試し。時々、他人の演奏を聴いて、なるほどと膝を叩きたくなることもあります。以前は好きではなかった演奏が、急に好きになったりもします。
自分の味を探し、たどり着くラーメン(しつこい)
他人の評価を気にする前に、自分が納得できる音楽であることが必要です。それがなければ、ただの「音の羅列」でしかありません。
作曲家の意図を思い、聴衆の立場に立ち、可能な限りの方法を試す。
それ以外に自分の音楽を作る方法はないと思います。

リサイタルに向けて、自分の筋力を少なめに設定したうえで、無理のない弾き方を模索し、人の演奏に耳を傾け、自分の感性と照らし合わせ、できる範囲で挑戦する。
こんな楽しい実験はありません。
自分が楽しめる演奏になるまで、頑張りましょう!
って誰に言ってるんだろう(笑)失礼しました!
メリーミュージック 野村謙介

緊張の中の演奏は…

皆様。いかがお過ごしでしょうか?
秋の気配が深まるこの頃です。
先日、出演者とご家族、スタッフだけで発表会を実施しました。
14組の演奏に私と浩子先生も1曲演奏。微笑ましく、感動的な時間でした。
発表会を「不特定多数の人に演奏を聴かせる場」だから「しょばだいはらえ」と言ってくる、やくざまがいの組織がありますね。ひどい話です。
発表会は自分の演奏を発表する場ですが、それは不特定多数の人に聞いてもらう音楽会とは全く意味が違います。そんなことさえわからないのは、知能が低い組織なんでしょうね(笑)

そもそもアマチュアに限らず、音楽を演奏することは人間の自由な行為です。例えば家の中で一人、好きな楽器で好きな曲を弾いていたら、誰にも気兼ねなく、遠慮することもなく、当然誰からも「ちょさくけんがぁ!」と吠えられることもないですよね。それでも「外に音が漏れているかもしれなから「ちょさくけんがぁ!」爆笑です。そもそもこの「しょばだい」が著作権所有者に支払われていない事実。「一部払っている!}とか吠えてます。あほ!(笑)一部に払うなら、一部から取れ!!詐欺集団

さてさて、話を戻します。
緊張感の中で演奏することは、演奏を上達させるだけではありません。様々な場面、音楽とは無関係な生活にも影響すると思います。
緊張すれば思うように弾けないのが普通のことです。身体の筋肉が無意識に硬直し縮こまります。頭の中では冷静に感じていても、身体が思う通りに動かない!それこそが緊張です。

人間に限らず、わんこやにゃんこも緊張しますよね。知らない場所に初めて行ったとき、知らない人に近寄られたとき。
我が家の姫、ぷりん(女の子にゃんこ=トンキニーズ5歳)の例でいえば、
生徒さんが毎日のように自宅に来られるので、人が来ても緊張しないようになりました。自分に危害を加えない生き物なんだと学習したんですね。
そんなぷりんですが、いまだに地面(家の外の)を踏んだことがありません(笑)
今まで万度も、スリング(袋のような抱っこできるケージ)でお散歩に出かけましたが、そのたびに緊張しまくりです(爆笑)怖いんでしょうね。一緒に私たち夫婦がいることはわかっていても。

緊張しないようになるための唯一の方法は「学ぶこと」です。
ぷりんが学んだように、経験から学ぶしかありません。いくら暗示をかけても多少は緊張はします。
学び始めのころは、緊張したあとに「挫折感」「後悔」しか感じないものです。「二度とやらない」と思うこともあります。
それでもその緊張感の中で自分が演奏した録音や映像を何度も何度も見ることが絶対に必要です。それ自体が「学び」なのです。

音楽に限ったことでいえば、プロの中でも「ソリスト」と称される方々の演奏と、それ以外の演奏者の演奏は何か違います。一番の違いは「一人で演奏する場数の違い」とも言えます。もちろん、ソリストの練習や努力が人一番、人10倍であることは間違いありませんが。
緊張感の中で自分の思った通りの演奏ができるように、少しずつ成長していくものだと思います。生まれつきの天才演奏家なんて、過去にもこれから先も現れないと思っています。学習の成果の違いです。
緊張してうまく演奏できなかったから、二度と緊張したくないと思うのなら、それはそれで趣味の世界であり!です。
でも!上手くなりたいのなら緊張しながら演奏することに慣れるべきです。緊張するのは当たり前。緊張したら失敗するのも当たり前。その失敗を思い起こし研究し、繰り返し練習してリベンジすることの繰り返しこそが、上達の秘訣だと信じでいます。

な~んて偉そうなことを、ソリストでもない私が書いて説得力が1ミリもないのは承知の上ですが、自分がうまくなりたい気持ちだけは持っているので、皆さんと共有できればと思い、書きました。お許しください。

メリーミュージック 野村謙介

自己暗示のススメ

皆様、お元気でしょうか。野村謙介です。
教室では発表会の追い込みレッスンが続いています。
多くの生徒さんが自分の出来なかった新しいことに挑戦しています。素晴らしいことです。子供も大人もみんな立派な演奏家です。

さて、話は「自己暗示」という、ちょっと難しそうなタイトルですが(笑)
要するに「どうすれば弾けるようになるのか?」という壁にぶつかったり、もうすぐ舞台!あぁぁぁ!(笑)そんな時に役立つ方法です

「弾けない」「うまくならない」「やってもどうせ失敗する」
そんな気持ちになった経験は誰にも思い当たるはずです。私はありました。いわゆる「コンプレックス」も加わって頭の中がグルグル回る。
一体、誰と自分を比べているのかさえ考えられなくなります。比べる必要のないのに無意識に優劣を考えたり、自分自身の中でも成長していないと思いつめたり。ありませんか?

私が高校生の頃に初めて覚えた「自己暗示」という言葉ですが、アスリートたちがインタビューに答えている言葉の中にも、同じ意味のことを話していました。会場中の目が自分に向いている。失敗したら…。プレッシャーに押しつぶされそうになり、練習してきたことすら自信に思えない。
私が最初に覚えた自己暗示訓練法は「手のひらが温かい」「手のひらが温かい」「腕が重たい」「腕が重たい」「額が涼しい」「額が涼しい」これを実際に口に出して実際に手のひらが温かくなるイメージをできるだけ強く何度も何度もイメージします。何日か繰り返すうちに、本当に温かくなった「気がした」と思っていたら実際に温かった!
この実験は科学的にも実証されています。サーモグラフィで調べたら温度が高くなっています。

たただ手のひらが温かくなるだけ?それだけ?
このトレーニングをするうちに、自分の体を自分の意志でコントロールできることを「確信」します。これも自己暗示の一つです。
練習で落ち込みそうになった時、自分は下手じゃない。うまくなってきた。必ず弾けるようになる。それを自分に言い聞かせます。イメージを持つことが現実に繋がることを「手のひら」で体験していますから。

ぽジティブな考え方を出来る人とネガティブな考ええの人がいます。
おそらくどちらの人も、無意識に自己暗示にかかっています。
前者(ぽジティブ)の人は、「なんとかなる」「きっとうまくいく」という暗示を自分にかけています。後者(ネガティブ)はその真逆の自己暗示「できない」「きっと失敗する」と無意識に暗示にかかっています。
あなたはどちらですか?

性格だからと思い込んだり、どうせ気休めだからと思うより、まずは自分の無意識な思考を意識することから始めませんか?
無意識を意識するって無理?いいえ!できます!少なくても「無理だ」と思い込んでいる自分に「なんで無理って決めるの?」と問いかけてみてください。あきらめずに考えていると、ただ何となく無理なような気がするだけで、それ自体が無意識に決めていたことに気付くはずです。

大人の趣味「楽器の演奏」には、そもそも「無理」なんてありません。
比較する必要もありません。自分が好きなように弾けばいいだけです。
そして何より自分自身の演奏に耳を傾けて、いい音が出ていることを楽しみ、上手に弾いている気分になることです。なりきりましょう。
あなたにしかできない演奏です。失敗することより、上手くいくことをイメージしましょう。自己暗示は誰にでもできる最高の上達方法です。

メリーミュージック
野村謙介

演奏家と指導者

回のテーマも私の私見ですのでお許しください

職業として音楽を演奏する人を「演奏家」と定義してお話します。もちろん、趣味で音楽を演奏する人も「アマチュア演奏家」ですから演奏家の仲間ですね。世界中にたくさんの演奏家(職業演奏家)がいますが、その多くの方は指導者によって育てられた経験を持ています。完全に独学だけで演奏家になった人もいらっしゃることは知っていますが。ある人は幼少期からプロになるまで一人の指導者に師事し、ある人は複数の指導者に習いながらプロになります。どちらが良いとは言えません。それぞれに理由があってのことですから。

素晴らしい演奏家が素晴らしい指導者とは限りません。その逆も言えます。また、どちらの面でも素晴らしい方もいらっしゃいます。

問題は多くの方々が「演奏家の方がすごい・かっこいい」とか「音楽家として指導者は当たらない」という誤った発想です。

私は素晴らしい指導者の先生方に恵まれて育ちました。初めてヴァイオリンを手にした時に手取り足取り(足はとられてない)教えてくださった師匠。その後も、通っていた公立中学校で音楽のたのしさを教えてくださった音楽の先生、聴音とソルフェージュ・楽典を短期間で桐朋合格までたたき上げてくださった先生。ヴァイオリンの厳しさと基本の大切さを教えてくださった久保田由美子先生。不出来の弟子を最後まで優しく支えてくださった久保田良作先生。本当に素晴らしい指導者の方々に巡り合えたのは奇跡だと思います。

演奏家になりたいと思う気持ちは音楽を学ぶ者にとって共通の「夢」かも知れません。最初から指導者になろうと思う人は少ないのが普通です。だからというのではありませんが、演奏家>指導者という妙な不等式が「なんとなく」認められてしまっています。大間違いです。大嘘です。指導者が優れているから未来の演奏家が生まれます。演奏家は自分をし立ててくれた師匠は尊敬するのに、自分は指導者は目指しません。教え子にも目指させません。なぜでしょうね。やっぱり指導者は演奏家より「下手な人がなる」と思い込んでいるんでしょうか。はっきりいって「あほ!」と言ってあげたいです。

私の母校である桐朋学園大学に限ったことではないようですが、多くの指導者(先生)が母校ではない学校で教鞭をとられています。その先生を悪く言うのは間違いです。私は、学校経営者がおかしいと思います。音楽の学校は演奏家・音楽家を育てる学校です。その指導者はその学校の宝であり、なによりも学生にとって師匠なのです。その先生を大切に思う経営者なら間違いなく母校出身者を教授陣にするはずです。もちろん、人材がなければ例外もあると思います。

一方で私が勤務した私立の普通科中学・高校では卒業生から教員を採用していましたが、恐ろしい一面があります。採用するのは学校法人であり人事権は理事会にあります。が現場の長である学校長の「好きな卒業生」を採用するのが、当たり前になっていました。能力より「校長に従順である人物」が採用されます。これ、学校として間違っています。

若い演奏家の方、そして今音楽を学んでいる方、なにより、子供たちに音楽を教えている先生方。どうか!指導者に尊敬と誇りを持ってください!演奏家を目指すのも夢なら、一人でも多くの演奏家と指導者を育て上げるのも大きな夢です。演奏家より指導者が重要な世界です。日が当たって目立つのは演奏家ですが、指導者の優劣こそが音楽の世界をはぐくむ大切な「音楽」であることを伝えたくて、生意気な文章を書きました。お許し下さい。

メリーミュージック代表 野村謙介

ヴァイオリンの悩み(笑)シリーズ①

皆様。ご無事でしょうか?野村謙介です。
さて、妙なタイトルでスタートしたブログ(笑)
多くの生徒さんたちと日々レッスンで思うこと、
ヴァイオリンを練習していると感じる「素朴な疑問」
もちろん、練習しなきゃ!っていう気持ちはどこかに(その程度か!ww)
私も生徒さんも持っているのですが、実際に練習していて
「なんでかなぁ」と疑問に感じることって多いですよね。
そこで今回は「肩当」について
これ、以前にも書いた記憶もありますが(調べろ!ww)
肩当に関する疑問はとっtっても多くの生徒さん共通の「悩みの種」。

実は私も肩当には大昔から(弥生時代ごろ?)いろいろな肩当を試していました。
ご存知の方も多いと思いますが、肩当ってしなくても演奏できるし、
実際世界のソリストたちにも肩当を使わずに演奏している方、多いです。
「だってあの人たちは特別だし」
はい同感(笑)
いや、肩当ては「弾きやすくするための補助具」なんです。
その補助具に、いつの間にか自分が楽器の構え方を「合わせてしまっている」ことが多いんですね。
昔から多くのヴァイオリニストや指導者の方々が、楽器の構え方について、あるいは肩当の使い方や選び方について、本や動画で発表されています。
肩当に空気を入れて膨らませるタイプや、ウレタン素材のものなどから
各種本当にたくさんの肩当が手に入ります。
自分にあった肩当を探そうと、お店やレッスンで試してみても
どうも「これだっ!」って肩当に巡り合えないでしょ?
私なりの結論。

・肩当て「なし」で楽器を持って「弾こうとしてみる」
無理に弾かなくていいんです。
その時に、どこに空間(隙間)があって、何が不安定で、
左手や左肩、あごで「どうやって楽器を持とうとしているか」を
確かめるための実験です。
・体(左肩)と楽器の裏板との隙間を、鏡で見たり、右手を差し込んでみたり、実際に確かめます。
このとき、着ている服によって、すごく感じが変わります。
夏場でほとんと肌に直接楽器が触れる「薄着」の場合と、
厚手のセーターなど冬場の服装とでは、この「隙間」が大きく変わります。
要するに、肩当て「なし」で楽器と触れる自分の体の間隔を確かめることが大切です。

私は現在、ピラストロ社が出している穴あき肩当(笑)を使っています。
「これが一番」だとは決して思いません。が、今の私の構え方を
一番無理なく補助してくれる肩当だと思っています。
スタンダードな「KUN」の肩当てで、なにか不満や疑問を感じたら、
肩当をしないでもって見てから、もう一度肩当を付けてみると、向きや高さがあっていないことも可能性として大いにあります。
自分で自分の体をチェックするわけですから、他人の意見や参考にならないかも知れません。

迷ったら、原点に戻る!

試してみてください!

ヴァイオリニスト 野村謙介