演奏家と指導者

回のテーマも私の私見ですのでお許しください

職業として音楽を演奏する人を「演奏家」と定義してお話します。もちろん、趣味で音楽を演奏する人も「アマチュア演奏家」ですから演奏家の仲間ですね。世界中にたくさんの演奏家(職業演奏家)がいますが、その多くの方は指導者によって育てられた経験を持ています。完全に独学だけで演奏家になった人もいらっしゃることは知っていますが。ある人は幼少期からプロになるまで一人の指導者に師事し、ある人は複数の指導者に習いながらプロになります。どちらが良いとは言えません。それぞれに理由があってのことですから。

素晴らしい演奏家が素晴らしい指導者とは限りません。その逆も言えます。また、どちらの面でも素晴らしい方もいらっしゃいます。

問題は多くの方々が「演奏家の方がすごい・かっこいい」とか「音楽家として指導者は当たらない」という誤った発想です。

私は素晴らしい指導者の先生方に恵まれて育ちました。初めてヴァイオリンを手にした時に手取り足取り(足はとられてない)教えてくださった師匠。その後も、通っていた公立中学校で音楽のたのしさを教えてくださった音楽の先生、聴音とソルフェージュ・楽典を短期間で桐朋合格までたたき上げてくださった先生。ヴァイオリンの厳しさと基本の大切さを教えてくださった久保田由美子先生。不出来の弟子を最後まで優しく支えてくださった久保田良作先生。本当に素晴らしい指導者の方々に巡り合えたのは奇跡だと思います。

演奏家になりたいと思う気持ちは音楽を学ぶ者にとって共通の「夢」かも知れません。最初から指導者になろうと思う人は少ないのが普通です。だからというのではありませんが、演奏家>指導者という妙な不等式が「なんとなく」認められてしまっています。大間違いです。大嘘です。指導者が優れているから未来の演奏家が生まれます。演奏家は自分をし立ててくれた師匠は尊敬するのに、自分は指導者は目指しません。教え子にも目指させません。なぜでしょうね。やっぱり指導者は演奏家より「下手な人がなる」と思い込んでいるんでしょうか。はっきりいって「あほ!」と言ってあげたいです。

私の母校である桐朋学園大学に限ったことではないようですが、多くの指導者(先生)が母校ではない学校で教鞭をとられています。その先生を悪く言うのは間違いです。私は、学校経営者がおかしいと思います。音楽の学校は演奏家・音楽家を育てる学校です。その指導者はその学校の宝であり、なによりも学生にとって師匠なのです。その先生を大切に思う経営者なら間違いなく母校出身者を教授陣にするはずです。もちろん、人材がなければ例外もあると思います。

一方で私が勤務した私立の普通科中学・高校では卒業生から教員を採用していましたが、恐ろしい一面があります。採用するのは学校法人であり人事権は理事会にあります。が現場の長である学校長の「好きな卒業生」を採用するのが、当たり前になっていました。能力より「校長に従順である人物」が採用されます。これ、学校として間違っています。

若い演奏家の方、そして今音楽を学んでいる方、なにより、子供たちに音楽を教えている先生方。どうか!指導者に尊敬と誇りを持ってください!演奏家を目指すのも夢なら、一人でも多くの演奏家と指導者を育て上げるのも大きな夢です。演奏家より指導者が重要な世界です。日が当たって目立つのは演奏家ですが、指導者の優劣こそが音楽の世界をはぐくむ大切な「音楽」であることを伝えたくて、生意気な文章を書きました。お許し下さい。

メリーミュージック代表 野村謙介

ヴァイオリンの悩み(笑)シリーズ①

皆様。ご無事でしょうか?野村謙介です。
さて、妙なタイトルでスタートしたブログ(笑)
多くの生徒さんたちと日々レッスンで思うこと、
ヴァイオリンを練習していると感じる「素朴な疑問」
もちろん、練習しなきゃ!っていう気持ちはどこかに(その程度か!ww)
私も生徒さんも持っているのですが、実際に練習していて
「なんでかなぁ」と疑問に感じることって多いですよね。
そこで今回は「肩当」について
これ、以前にも書いた記憶もありますが(調べろ!ww)
肩当に関する疑問はとっtっても多くの生徒さん共通の「悩みの種」。

実は私も肩当には大昔から(弥生時代ごろ?)いろいろな肩当を試していました。
ご存知の方も多いと思いますが、肩当ってしなくても演奏できるし、
実際世界のソリストたちにも肩当を使わずに演奏している方、多いです。
「だってあの人たちは特別だし」
はい同感(笑)
いや、肩当ては「弾きやすくするための補助具」なんです。
その補助具に、いつの間にか自分が楽器の構え方を「合わせてしまっている」ことが多いんですね。
昔から多くのヴァイオリニストや指導者の方々が、楽器の構え方について、あるいは肩当の使い方や選び方について、本や動画で発表されています。
肩当に空気を入れて膨らませるタイプや、ウレタン素材のものなどから
各種本当にたくさんの肩当が手に入ります。
自分にあった肩当を探そうと、お店やレッスンで試してみても
どうも「これだっ!」って肩当に巡り合えないでしょ?
私なりの結論。

・肩当て「なし」で楽器を持って「弾こうとしてみる」
無理に弾かなくていいんです。
その時に、どこに空間(隙間)があって、何が不安定で、
左手や左肩、あごで「どうやって楽器を持とうとしているか」を
確かめるための実験です。
・体(左肩)と楽器の裏板との隙間を、鏡で見たり、右手を差し込んでみたり、実際に確かめます。
このとき、着ている服によって、すごく感じが変わります。
夏場でほとんと肌に直接楽器が触れる「薄着」の場合と、
厚手のセーターなど冬場の服装とでは、この「隙間」が大きく変わります。
要するに、肩当て「なし」で楽器と触れる自分の体の間隔を確かめることが大切です。

私は現在、ピラストロ社が出している穴あき肩当(笑)を使っています。
「これが一番」だとは決して思いません。が、今の私の構え方を
一番無理なく補助してくれる肩当だと思っています。
スタンダードな「KUN」の肩当てで、なにか不満や疑問を感じたら、
肩当をしないでもって見てから、もう一度肩当を付けてみると、向きや高さがあっていないことも可能性として大いにあります。
自分で自分の体をチェックするわけですから、他人の意見や参考にならないかも知れません。

迷ったら、原点に戻る!

試してみてください!

ヴァイオリニスト 野村謙介

ぷりん劇場第5幕




皆様。いかがお過ごしですか?
予想通りの感染拡大、そして無策の政府です。安倍内閣は全員辞めてほしいです。
さて、世の中連休なんですね。何の為にこんな真夏に4連休?
汚金ピック…あれ?なんだっけ(笑)

大企業と政治家のための金儲けイベントなんて、1ミリも興味のない私です。
スポーツ=オリンピック?関係ないですよ。

さて、昨日自宅で浩子先生と「ぷりん劇場第5幕」を撮影しました。
自分たちでカメラやマイクや機材をすべて設置。その前に、電子ピアノの移動も。
弾き始めたら途中でやめないのが「ライブ」なので、ビデオがちゃんと録画されているか?わかりません。
今回、ピアノ鍵盤をアップにしたカメラ(一眼レフカメラ)が途中で止まっていました(涙)
「あ~つかれた」とカメラの声が(笑)
今回は、初めて弾いた「悲しみのクラウン」から始まり、グラズノフの瞑想曲、ビオラに持ち替えて
エルガーの「夜の歌」、ビオラで弾いた「夕焼け小焼け」の4曲。約35分の動画です。
お楽しみください!

メリーオーケストラ活動再開

皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
コロナウイルス感染拡大は止まりませんね。
そんな中で「強盗(GoTo)キャンペーン」なる人殺し政策(怒)
私達庶民に今、必要なのは「休業補償」です。違いますか?
感染しているかも知れないのに日本中を旅行したら、日本中に感染が広がるのって、
小学生でもわかることですよ!
旅行業者に責任を押し付ける政府。あり得ない!
自粛「要請」して補償もせず、従わなければ「罰則」って頭おかしいでしょ?

そんな無能な政権に振り回されながら、NPO法人メリーオーケストラは、
8/2の第38回定期演奏会は来年1月31日に延期しました。苦渋の選択でした。
7/11の公開練習から、2月の練習から5か月ぶりの練習を実施しました。
杜のホールと事前に何回も電話で打ち合わせを行い、可能な限りの感染予防策をして
当日約14名の会員と講師で休憩をはさみながら、午前・午後と練習しました。
定員200名ほどの多目的室、3か所の入り口ドアを解放しそれぞれに十分すぎるほどの間隔。

科学的な感染リスクを常に最新の情報で集めることが必要です。
必要以上に神経質になると精神的に問題が起こりますよね。
イギリスの研究者が発表した「抗体減少」のデータも今後どうなるのか?気になります。
ワクチンの開発はアメリカ・ドイツがしのぎを削っています。
PCR検査を「夜の街」を標的に行う東京都ですが、間違っています。
満員電車や満員バスに朝晩乗らざるを得ない私たちは?調べようとしません。
何故?JRへの「温情」ですかね。
劇場での感染はワイドショーの「ネタ」ですが、あまりニュースに流れない
「在日米兵感染」の事実は?彼らは日本の検査規制にさえ引っ掛かりません。

私達は「自衛」するしかないようです。政府も自治体も信用できません。
自分で情報を集めて判断するしかありません。

みなさまがこれからもご無事に暮らせることをお祈りしています。
メリーミュージック代表
野村謙介

ぷりん劇場(動画)のお知らせ

皆様、ご無事でお過ごしですか?

緊急事態宣言は解除されましたが、相変わらず自粛は続いています。

一体何のための「宣言」だったんですかね(笑)

さて、そんな中で私たちの命を守るために日夜、働いてくださっている

医療従事者の皆様、介護施設、福祉施設で働く皆様、物流を支える皆様、

コンビニやスーパーで働く皆様への感謝を込めて、私(謙介)と妻(浩子)で

「ぷりん劇場」つまりはふたりだけの自宅ライブを撮影し公開しています。

第一幕が



そのおまけ(笑)に演奏したピアソラの「グラン・タンゴ」が



ぷりん劇場第二幕は



です。どうぞお時間のある時にお楽しみください!

この後も「第三幕」を撮影する予定です。

皆様のご無事と、一日も早く治療薬とワクチンが広まることを願っています。



メリーミュージック代表

野村謙介

オンラインレッスン開始

コロナウイルスの蔓延でレッスンに通えない方が増えました。
併せて、教室(神奈川県相模原市)から遠い生徒さんへも、オンラインレッスンをスタートしました。
ヴァイオリン、ピアノ、作曲のレッスンが対象となります。
当面、LINEでのビデオ通話レッスンとなります。
ヴァイオリンレッスンをご希望の方は、ホームページ上にある私のQRコードを
タブレット、またはスマホなどのLINEアプリを立ち上げ「友達追加」「QRコード」から
追加してください。レッスンの予約はホームページ上のカレンダーをご確認の上、
メールかフォームでご希望の日時をお伝えください。
なお、発表会は生徒さんの演奏をレッスン時、またはご自宅でビデオ撮影したものを
編集でつなぎ合わせ、限定公開予定です。締め切りは4月末とします。

ご不便をおかけしますが、皆様のご健康をお祈りしております。

メリーミュージック代表
野村謙介

小さな音楽会日程について

新型コロナタウイルス感染症が蔓延しています。
日本中の多くの公的ホールが閉館しています。
メリーミュージックの生徒さんによる「小さな音楽会」は当初4/12(日)にもみじホールで開催予定でしたが、ホール閉鎖が延期されたため
5/5(火曜祝日)にもみじホールで実施することにしました。
G.W.最中ですでに予定のある方も多いかと思いますが一人でも多くの方に、ご理解いただきご参加いただける事を願っています。

政府は「自粛」を要請しますが、働く人たちへの補償はありません。
世界の多くの国が感染拡大防止の意味も含め「行動の自粛と経済的な補償」をセットにして打ち出しています。
特に音楽業界にとってホールが閉鎖されることは、収入を絶たれれることになります。
また私のような音楽教室経営者にも何も補償はありません。
働く先生方も同じです。
なぜ?イギリス、ドイツ、ロシアで行われている生活支援のための給付が未だに行われないのか!
「検討している」というだけです。
いったん閉鎖した教室を再開することはほとんど不可能です。
感染拡大の「悪者」扱いされるライブハウスで働く人の気持ちになってください。
誰が生活をさせてくれるのでしょう。
「税金で補填は難しい」と首相は言いますが、世界の国々でできています。
税金は私たちの生命を守るために使われるために「預けて」いるものです。
それを国民の緊急事態に使わないで一体何に使うのでしょう?
一日も早く、国と自治体が私たち国民全員に必要な現金給付を行い、
同時に治療薬の開発とワクチンの開発、なによりも医療体制の拡充を行ってもらわないと、日本はイタリアやスペイン、アメリカにずっと遅れて、感染爆発が起こります。その時になって「あのとき」と後悔しても命は帰ってきません。
いろいろ書きましたが、教室はいつも通りレッスンを行っています。
疫学的な感染検査を行わい限り、感染は抑えられません。
私たちは政府のモルモットでも奴隷でもありません。
生きるために必要なことは、し続けなれば死んでしまいます。

メリーミュージック 野村謙介

新型肺炎対応


世界的な感染拡大をしているコロナウイルスによる感染拡大。
なによりも感染された方の回復をお祈りします。

総理大臣の「思い付き発言」は科学的な裏付けなどは何もありませんでした。
専門家の意見は真逆でした。さらにWH0の発表で、子供の感染リスクは極めて低く、
高齢者への対応が何よりも優先されなければなりません。
イベント中止の要請も同様です。本来、具体的な状況を示して注意喚起を行うべきです。
東京マラソンはなぜ?人が集まってしまったと喜ぶ知事が許されるのでしょう。
コンサートをキャンセルするアーティストは「自己破産覚悟」です。
その裏で政府の総理大臣、大臣、補佐官は平然とパーティーや宴会を開いたり参加しています。

PCR検査は民間の検査機関を使わせたくない感染研救助の利益を守るために今日まで制限されています。
間違いなく、これから検査が増えるにつれ、感染者が増えます。
増えるからこそ集団感染を抑えられます。その「感染者数」を低く抑えたい政権の意図は明らかです。

メリーミュージックは民間の音楽教室・楽器店です。本日の国会予算委員会で
「塾について学校同様に休業を求めている」と場当たりに答弁されました。
「倒産したら責任は政府がどう?とるのか」という質問に対し
「そうなる前に対応していただく」はぁ???
要するに「責任」とは言葉だけです。
私たちは自分の生活と健康を自営するしかない国になりました。
すべては「科学的な裏付け」と「国民の生命を守る政府」があってこそです。
両者がない現在、教室の閉鎖は行えません。ご理解をお願いいたします。
メリーミュージック代表
野村謙介

演奏会を終えて


久ぶりのの更新です。
心臓はその後、元気に鼓動してくれています。ご心配下さり、ありがとうございました。
昨年12月20日、今年1月5日の二回、私(野村謙介)と妻浩子のデュオリサイタルを行いました。
12回目のリサイタルでした。反省も新しい発見もたくさん。
そして、1月19日にはメリーオーケストラの第37回定期演奏会が行われ、304名のお客様と73名の演奏者が音楽を楽しみました。

演奏会を開くことは、簡単なこと?
会場となるホールを予約することから始まり、使用が許可されればその時点で、ホールの使用料金を支払います。
準備のための時間、後片付けのための時間にも当然、料金がかかります。
入場料を取る場合はさらに金額が高くなります。
そうした前払いの料金は、当然主催者が支払うわけですから、ある意味で「賭け」とも言えます。
演奏会当日に大雪や台風などでも日程を変更することはできません。
演奏会当日までに、演奏の練習をするのは当たり前ですが、実はそれ以外の準備が労力と時間を使います。
演奏会ポスターの作成。
当日配るプログラム印刷のための準備。
ホールとの舞台や機材の打ち合わせ。
スタッフの確保等々、考えればきりがないほどです。
それらを専門に扱う人がいる場合、例えばプロオーケストラならば事務局、
大きな音楽事務所なら演奏者以外の専門の人が担当します。
私たちの演奏会は、そんな人はいません。欲しくてもそんなお金はありません(笑)

集客力。つまりは何人のお客様が演奏会に来てくださるか。
このご時世、財布のひもは過去最高に固く締められています(涙)
演奏会に「行こうかな?」でも、日々の出費、お子さんの教育費を優先するのも当然です。
演奏会の演奏曲、独奏者はとても大切な要素です。

演奏会に足を運ぶ方は必ずしもクラシック音楽の愛好者ではありません。
一人でも多くの方に私たちの演奏をお楽しみいただくために、曲目と入場料を考えています、
NPO法人(特定非営利活動法人)が演奏会で入場料収入をを得ることは、認められています。
ただ、入場料が500円になっただけで、来場者数は半減しました。実際にあったことです。
その経験から、メリーオーケストラでは演奏会にかかるすべての費用を、会員が月々に支払う「会費」と
趣旨に同意して下さる「賛助会員」からの「賛助会費」、それだけでは足りなの為、会員が演奏会ごとに
「演奏会参加費」を支払って行っています。
広告をプログラムに載せ、広告収入を演奏会費に充てることは、NPO法人では「その他の事業」と扱われ制約があります。

リサイタルは「有限会社メリーミュージック」が行っている事業です。
こちらは音楽事務所でもあるメリーミュージックがすべての運営を行います。
入場料を頂いています。実際には、開催に必要な経費より少ない収益です。簡単に言えば「赤字」です。
それでも開く価値が私たちにはあります。自分たちの演奏技術を常に高める気持ち。
そして、そのことを生徒さんに伝えるために。
これからも、苦しい中で私たちが自主運営するこの演奏会は続けていきます。
一人でも多くの方に、私たちの演奏を楽しんでいただくために、長々と書かせていただきました。
最後までお読みいただき。ありがとうございました。

メリーオーケストラ理事長
メリーミュージック代表
野村謙介

心不全で入院~退院

2019年6月7日(金)~2019年6月22日(土)
東京医大八王子医療センターに緊急入院しました。
最終的な病名「拡張型心筋症」でした。
緊急入院当初、心不全の状態でした。
生まれて初めて、命に関わる病気にかかりました。

16日間の入院生活で多くのことを学びました。
人の優しい気持ちが、他人の命を救うこと。
生きることへのエネルギーは他人の優しさが源。
病気に気づくことは、自分の無理な生活に気づくこと。
収入のためだけに生活すれば、生きることさえ、できなくなる。
入院生活で知る、高齢者の言動に見るエゴイズム。
患者に接する、看護師や医師のスキルとチームコミュニケーション能力。

今でも心臓は通常の30~50パーセント程度の働きしかしていません。
でも、心不全の状態から完全に脱しました。
さらに言えば、ここ数年来の体調の中で、
最高に良い状態です。
つまり、数年前から私の心臓は日々、弱り身体に警告を出してたんです。
拡張型心筋症は治療法のない難病指定の病気です。
血圧を下げ、尿を出し、心臓の動きを助ける薬を飲み続け、
一日の塩分(6~8ミリグラムまで)、
一日水分摂取量を800~1000ミリリットルに抑えることで
体液の増加を抑え、心臓の負荷を減らしますt。
さらに週に3~5日、有酸素運動をすることで、
血圧維持(心臓のポンプ機能の促進)を心がけます。

「生活に気を付けること」が「生きるための必須」になりました。
今までの自分の「真逆」です。

浩子先生の介護がなければ、入院生活はできませんでした。
「夫婦だから」なんて薄っぺらいことではありません。
人間の他人への優しさが、その他人の命を救うことになります。
それは多くの友人、先輩、後輩、生徒さんからのメッセージや、
お見舞いに来てくださった人との会話からも感じました。
言葉やお見舞いでなくても、レッスンを待っていてくれる生徒さんの
優しさにも、感動して涙が出ました。

ありがとうございました。

病室のほとんどは高齢者、75~90歳の方でした。
人間のエゴイズムは高齢になり、他人の手を借りて生きるようになると
一気に表に出ます。同室にいて、何度となく怒鳴りたくなりました。
耐えましたが(笑)
家族には弱弱しく「助けてオーラ」を出しながら
掃除のスタッフには「今やるなよ!」「あっちにいけよ!」と大きな声で同じくらいのお掃除スタッフを怒鳴ります。。いや怒鳴れます。
担当医が来るとまた「私だけ助けてくださいオーラ」全開。
何人もいました。自分はかわいそうだ。他人にそう思ってほしい。
自分より下だと思う人間には、同情されたくない。関わりなくない。
人間の一番、醜い部部です。

医療センターは若い看護士や研修医が患者に接します。
それを先輩が指導とフォローをし、さら士長や教授が部下を統括します。
入院中の山場、心臓にカテーテル(細い管)を入れる検査の当日、
私の「検査予定時刻」が看護師と医師の間で混乱しました。
医師チームは前日に「明日は午後一番で行います」と私に直接伝えてくれました。
その情報が、看護士たちに伝わりませんでした。
私が新人の看護師に厳しくい言ったのは…
「連絡ミスは仕方ない。あなたたちは午前中の予定で動いている。
先生たちは午後の予定で動いている。どちらかが正しい。
あなたたちの間違った準備が、結果的に命に係わるミスになるかもしれない。
すぐに調べなおせ!」
士長が医師団に確認し、私に誠心誠意謝ってくれました。
医師と看護士のコミュニケーション不足が招いたミスでした。
これは自分の仕事に置き換えて反省しきりです。

数年間より元気に感じる今、
数年間悪くなり続けていた心臓からのメッセージに耳をふさぎ
逃げるように仕事に没頭した「天罰」でした。

出所(退院)し建物から2週間ぶりに娑婆(外の世界)に出て
帰宅し、ぷりんを抱っこし、珈琲を入れて数口、飲んで…
今日からの生き方を考える野村でした。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

メリーミュージック代表 野村謙介