新学期も始まり、これから新しくピアノやヴァイオリンを習い始めるご家庭も多いようです。当教室にもお問い合わせが多数届いています。ありがとうございます。
ところで、お子さんが小さい場合の話ですが、「何歳からできますか?」と聞かれることがあります。
結論から言えば、レッスンを受けられる状態、つまり、こちらの話している言葉の意味を子供が理解できることと、なによりも、「習うこと」の意味をご家庭で親御さんが教えられるか?できないか?です。
言葉の壁は、こちらも月齢、年齢に合わせ、また個人の成長に合わせてお子さんの理解を確かめながらレッスン出来ます。
が、お子さんが人から何かを習ったことはないのが普通です。初めての習い事であることが多いのですね。
その場合、お母さんもご自分のお子さんが習うのを体験するのも初めて。ここが問題です。
「私(お母さん)は音楽を習ったことがないのですが…」というお母さんがほとんどです。これは問題ありません。
むしろ問題なのは「習い事の基本」をお母さんも勉強する意欲があるか?です。
習い始めより、継続が難しいのが音楽です。ご家族の理解がなければ、お子さんの能力を高めることはできません。
心に残る風景
教室で珈琲をどうぞ
弓の持ち方矯正
お祖父様からお孫さんへの贈り物
今日のレッスンでの感動秘話です。
生徒さんのお祖父様が今月11日に他界されたのですが、
そのお祖父様が2009年、がんに侵されてから趣味でヴァイオリンを作り始め、
がんの進行で楽器を制作することも厳しくなりながら、259ページに及ぶ「ヴァイオリンを作ってみませんか?」という本を書かれたそうです。その大切な一冊をいただきました。エンジニアだったお祖父様は66歳という若さで天に召されたのですが、お孫さんである生徒さんに、楽器を弾いて欲しくてこの本を書き上げられてちょうど一ヶ月でした。生徒さんはまだ小学3年生ですが、きっといずれこの本の重さがわかるでしょう。およそ趣味の本には思えないものです。表紙の絵は生徒さんが幼稚園の時に、お祖父様が1号機を作られたのを描いたものだそうです。本人は「恥ずかしい」と言いますが、ボクの日記の挿絵と比べると…すみません。落としました。
感動するお話でした。
最年少4歳の楽器は10分の1サイズ
当教室で、現在最年少の生徒さん、4歳のMちゃん。小田原から通ってきています。まだ、緊張が抜け切らないのですが、教室でレンタルできる最小の楽器10分の1サイズのヴァイオリンです。背負っている姿を見ると、大きく見えますが…ちなみに、分数は大人用のヴァイオリンを1(フルサイズ)として、体積で考えられているので、単純に長さが10分の1ではありません。今日は、新しいヴァイオリン教本の1巻を最初から練習してみました。ピアノを習い始めていることもあり、楽譜には抵抗がないようですが、いかんせん、ピアノで最初に練習する音域で弾けるのは、D線の開放弦「レ」だけで、A線になると「?」になるのが、辛いところです。左手の親指と人差指で輪っかを作って「1」の練習を手遊びとして自宅で頑張るようにお母さんにも伝え終了。30分のレッスン時間、子供には集中力の限界です。それでも、よく頑張ってくれています。以前、登場したりさちゃんは、3歳からヴァイオリンをスタートして現在5歳。早ければ良いというものではありません。大人からスタートしても、結局、年齢相応の上達になります。
当たったけど来ないバリスタ
昨年応募して、そのままになっていたこの「アンバサダー」というネスレの企画。
今月10日に営業から「実は当たっていました」電話があって、「発送します」という事だったので待っていました。
が、来ないどころか連絡がないので、昨日電話して確認しましたが、営業部署に伝えておきますとのことでした。でも連絡がない。そこで、再度営業にこちらから今日、電話してみるとまたもや「2点の条件について同意いただければ…」と先日と同じことを言われて、思わず「それ、10日に答えましたけど」と抗議。すると「申し訳ありません。発送に2週間ほどかかります」初めて聞いたお話でした。もちろん、最初からそう言ってくれていれば、こちらも「ふんふん」と納得てきたんですけれどね。せっかくの期待もうれしさも、こういういい加減な対応されると幻滅ですね。ネスレさん。しっかりしてくださいよ。
定休日はメンテナンス
メリーオーケストラ
私、野村謙介には「三つの顔」がありまして、
ひとつは、メリーミュージックという会社のオーナーであり、ヴァイオリンの先生としての顔、
二つ目は、ヴァイオリニスト、ヴィオリストとしての顔、
もうひとつはNPO(特定非営利活動)法人メリーオーケストラの理事長・指揮者としての顔です。
どれも、私にとってライフワークのであり、生きがいであり、楽しみでもあります。
今日は、メリーオーケストラが実施している、月一回の公開練習日でした。
朝9時から夕方5時まで、昼食休みを挟んで杜のホールはしもと、多目的室で練習します。
このオーケストラの定期演奏会はすでに23回という回数を重ね、地域に根ざして「青少年の健全な育成」と「音楽の普及」
という二つの目的の達成のために日々、活動を続けています。
この映像は、昨年夏の定期演奏会を記録したディスクのオープニングです。5歳の子供から、私より年上の方まで
初心者も含めて楽しく合奏しています。今日の練習は、次回8月の演奏会で演奏する曲のうち、アメリカから取り寄せた
楽譜9曲の楽譜を一斉に配布して、初見で合奏するという練習を行いました。中には当然のことながら
楽譜を読むのが苦手というメンバーもいます。でも、みんなで合奏するうちに、楽譜は読めるようになるものです。
レッスンも終わり、やっと一週間が終わりました。
レッスン記録
土曜日はレッスンに来られる生徒さんが多いのですが、今日は駅前教室と原宿南教室の同時進行でした。
合計すると延べ25コマ。1コマが30分なので、12時間30分ということになります。
1枚目の写真は以前、ピアノのレッスン中の写真でご紹介したAちゃん。中学3年生。譜読みも早く何よりもとっても素直で吸収も早い生徒さんです。今日はヴィブラートの改造練習。サインカーブや2次関数のグラフの話も織り交ぜながら説明しました。
二枚目の写真は「ギャルズレッスン」3人でグリーンスリーブスを合奏しています。三人とも、メリーオーケストラのメンバーで明日はオケの練習です。グループレッスンはこうしていすに座ってレッスンします。
最後の笑顔はけんしんくん。小学校2年生。サードポジションの曲を練習中。まだ、4分の1サイズのヴァイオリンですが、しっかり弾きます。彼もメリーオーケストラのメンバーです。
今日もたくさんの生徒さんにレッスン全力投球でした。