メリーミュージックブログ

演奏家夫婦が優しく丁寧に指導

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演奏の技術

楽典(音楽理論)て?

趣味で楽器を演奏する方に「楽典」「音楽理論」というとまるでアレルギーのように敬遠されたり、あまり必要に感じてもらえなかったりします。
昨日の中学生男の子のレッスンは、ヴァイオリン30分と楽典30分を希望されたので実施しました。
その生徒さんの言う「楽典」ってなに?と確かめたところ「知らない曲の楽譜をみて、楽器で弾けるようになりたいんです」と素直な答え。
なるほど!そうだよね!
その生徒さん、学校でギターを弾いているので、フレットの話を交えて彼の知っている曲を教えると、ちゃんとビブラートもかけてポジションも移動しています。でも…実は楽譜が苦手!
この前の週末のレッスンで小学5年生の女の子にヴァイオリンレッスンをしたときにも
「四分音符」と「二分音符」がわからない…知らない事が判明しました。それでも、ちゃんと弾いていることを考えると、その子にとって音符の種類は「何となく長い」とか「速い」だったのですね。
音楽を楽譜に表す時の約束
知っているようで知らないことがたくさんあると思います。
やれ「アレグロ」だの「コン ブリオ」だのというイタリア語の用語を覚えているだけで
「私は楽典を知っている」と勘違いしている方も多いのです。
たとえば「音の三要素」って答えられるでしょうか?
・音の高さ
・音の強さ
・音色
これだけです。音の長さは音の強さの領域ですので要素になりません。
また「半音と全音」について、きちんと説明できるでしょうか?
「半音二つ分で全音」だけではないのです。
空気の振動が2倍になると「1オクターブ」高い音になる。
その二つの音の「間」を12等分した一つ分が「半音」で
6等分した一つ分が「全音」
こんな事から音を「理科」のように考えていくと、色々なおもしろ発見があります。
ただ、おもしろいだけでなく、楽譜の約束に「なるほど!}と思えることばかりです。
「パソコンが有れば楽典の知識なんていらない!」
なんてあり得ません。むしろ反対です。パソコンに音符を入力するときに意味がわからなけれパソコンは素直に「めちゃくちゃ」な楽譜を作成しめちゃくちゃなな音楽を奏でます。

話はかわりますが、楽譜を読むって大変です。
ボクは視力がとても弱いので、楽譜を大きくコピーして譜読みをします。
それでも弾きながら楽譜を読むことが難しくなったので、楽器を弾かず、楽譜をじーっとみて、覚えてから楽器で弾くことを繰り返しています。視力の良かった若い頃は、ほとんどの曲を「初見」である程度弾けました。プロならできて当たり前のことですが。
それができなくなった今、とても大きなストレスと不安を超えるのはなかなか大変です。それでも、全盲の演奏家がたくさんおられることを考えれば、まだまだありがたいことですね。
さて、今日もがんばって譜読みです。

弓も試奏できます

9月21日の展示即売会では、陳さんの作った弓に加えドイツの「Paesold(ペゾルト)」
スイスの「FINKEL(フィンケル)」
アメリカのカーボン弓「CodaBow(コーダボウ)」の弓、2万円台から20万円台まで、10本以上展示
プロも愛用の各メーカーの弓の違いをお試し下さい。bow

弓製作職人陳さんと

IMG_20130827_231830久しぶりのブログです。今日の夕食は、親しくお付き合い頂いている陳さんと調布のアイリッシュレストランで楽しみました。楽器作りの職人さんとの交流は本当に楽しい会話がはずみます。

弓の持ち方矯正

昨日レッスンした中学生の生徒さん。部活オケでコンサートミストレスを仰せつかったとのことで、自己流を矯正するために当教室に通われ始めました。二枚の写真の違い。ほんの少し違うだけに見えますが、全く違う音がします。弓の持ち方を見ればその人の技術レベルがわかります。少なくとも自分の師匠の門下、もしくは同系統の師匠の持ち方であるかは、すぐにわかります。この生徒さんにもこれから、時間をかけて矯正していきたいと思います!20130417_010340

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受験生のレッスン

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当教室から過去に多くの音楽高校、音楽大学への進学者も輩出しています。
通ってくる生徒さんの多くは趣味で演奏を楽しみたいという方です。
中には、こうした専門家への道を志す生徒さんもいらっしゃいます。
この写真の生徒さんは、当教室のある神奈川県相模原市まで、なんと!
埼玉県深谷市から!毎週通ってこられています。一回のレッスンで、
ヴァイオリンの実技と、聴音・ソルフェージュ・楽典・ピアノのレッスンを
合計3時間、ぶっ通しで受けていかれます。体力も必要です。
音楽の学校を受験するというと、ただ楽器が上手なら良いかと勘違いされますが、
実技以外に、副科のピアノ、聴音(書き取りです)の和声と旋律、ソルフェージュ(楽譜を見てドレミで視唱すること)、楽典(楽譜の知識)などと、一般科目の試験があります。入試自体が数日間続きます。準備が大変であるだけでなく、日本中からレベルの高い学校を目指して受験してきます。倍率より、合格のレベルで難易度が決まります。
この写真の生徒さんは、私たちが学んだ桐朋を目指しています。入試は水物でもあります。どんなに、それまで上手に弾けて、大丈夫だろうと思っていても、試験当日に失敗することも珍しいことではありません。特に、桐朋は実技、聴音・ソルフェージュの難易度がとても高いので、教える側も気を抜けません。この生徒さんは、パガニーニのカプリース、ローでのカプリース、ラロのスペイン交響曲を現在練習していますが、、これから来年の受験までに、さらに多くの曲を弾きこなし、試験直前に指定される課題曲をクリアできなければ、今の努力も合格には結びつきません。
当然のことながら、子供だけでなく、保護者の方の理解と協力がなければ、どんなに技術や本人の意思があっても、音楽学校に進学することはできません。その意味ではとても恵まれていますが、とても厳しい世界です。頑張ってほしいと願っています。