メリーミュージックブログ

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演奏の技術

ケースを選ぶポイント

ヴァイオリンケースを選ぶとき、どんなことに重点を置きますか?


私、野村謙介は「ケースマニア」を自称しております。あくまで自称ですので。


そもそも、ケースは何のために、いつ使いますか?


「楽器を持って移動するとき」「保管するとき」


雨の日、楽器をもって出かけるのは気を使います。大きな傘をさしても風が吹くとケースはびしょぬれ(涙)

雨に濡れたケースから、雨水が中に入る(染み込む)と楽器が濡れます。致命的です。

ケースそのものをカバーする「ケースカバー」が市販されています。最近の製品は、ケースを背負ってもカバーできるように作られています。ただ、



「たかい!」


一番安くて、かつ、かっこ悪い(ダメだけど)防水対策は「45リットルポリ袋」です。
もちろん、90リットルサイズでも。使い捨てるもよし。ゴミ袋として再利用するもよし。しかし、白色・黒色は街中でかなり!目立ちます。透明なものをお勧めします。


ケースカバーがない状態で、ケースが雨にぬれるとどのくらい、中に染み込むのか?

自分の楽器とケースで実験したくないですよね!わたしも当然。でも

やった人たちがいます。


実は私、ヴァイオリンケースを開発・製造・販売までしたことがありまして、その時の製造メーカーが各社のケースを新品で買い求め、ホースで水を30分かける!という過酷なテストを行いました。結果‥


どんな高いケースも中に水か染み込みます。


ただ、その量はケースによって大変な違いがありました。

どの製品が?

申し訳ありません。はっきり申せませんが。

「値段が一番高いケースがよいとは限らない」

ケースの主素材がカーボンであっても、FRPであっても、「開口部(咬合部)」「ヒンジ部」から水が入ります。ケース表面主素材が布地の場合、生地が撥水加工してあっても次第に水が染み込んでしまいます。


ファスナー(ジッパー)が防水と、うたわれていても、水が入ります。

結論。雨の日は、カバーをかけましょう。


ケース選びのポイントその2。

「堅牢性(丈夫さ)」です。


満員電車の中で、抱えて持っている楽器ケース。他の方の「じゃまなんだよっ!」という無言の圧力と視線に耐えたとしても、実際、人に押される圧力に耐えられないケースもあります。

昔のケースは木枠に布カバーをつけた構造でした。高いケースはとにかく丈夫でした。長いバス移動の際には足元に置いて足を載せていられたそうです(汚れを気にするとできません)


発泡スチロール素材のケースはあっさり潰れます。楽器を守れなければ「ケースではない」


次のポイントは「重さ」


軽くするためにはどうするか?

素材を軽くする&パーツを軽くする&余分なパーツをつけない


軽い素材は?「炭素繊維(カーボン)」です。が!

実はカーボン繊維は同じ厚さ、同じ面積だと他の樹脂素材(FRPなど)より重いのです!これホントです。


ただ、強いのです。FRPで、ある硬さ(強さ)を得るために必要な厚みを、カーボンではずーーーっと薄くて硬さが出せます。つまり


カーボンケースは本来強いケース


なのです。軽いケースと思い込むより本来丈夫なケースなのです。


重さはカタログ数値より、実際に手にしてみないと実感できません。

カタログにかけない、バランスとハンドルの形状、ケース全体の凹凸計上で重くも軽くも感じます。ケースを楽器店で選ぶとき、ぜひ、楽器・弓・小物を入れてみて、手にもって比べてください。必ず違いがあります。


色・かたち


これは好みなので、あえて触れません(笑)が、ケースを開けたときに、蓋(ふた)が完全に向こう側に開ききるタイプ(日本以外はこちらが主流)と、90度に開いたところでひもがストッパーになるタイプがあります。一長一短です。これもお好みで。

色のバリエーションが多いものと少ないものもありますね。これもお好み。





実は一番、気にしてほしいポイント


留め具の「開き、にくさ」・‥開きにくいほうがいいのです


知らない間に留め具が外れ、背中でケースのふたが開いていた!これ、私の経験です。

鍵がかかる留め具もあります。ダイヤル式なら問題ないですが、「鍵」を使って開けるタイプは、忘れたら壊すしかありません。

簡単に開けられる=あいてしまう!

ファスナー(チャック)式だったころには考えられない事故です。

カーボンなどの樹脂製ケースの場合、留め具に注目してください。


ちなみに私はヴィオラのケース(BAM)の留め具を改造して、フライトケースに使われるロータリー式に取り替えました。動画もございます。

改造ビオラケース

私の「お気に入りケース・トップ3」


第1位‥自分で開発したケース(すみなせん!生産販売終了していて入手は困難です)

第2位‥BAM社製ハイテックシリーズ


第3位‥フューメビアンカ(白川総業)


そんなところですね。あくまで、好みの問題ですが、

良いケースを持ちましょう!


メリーミュージック

野村謙介

弓を選ぶ

今回はヴァイオリンの弓について。


ヴァイオリンの音を出す仕組みを考えてみて下さい。

弦を弓の毛で「こすって」音が出ます。当たり前!と思いがちですがもう少し深く考えてみます。

弦を指ではじいて音出すピチカートをするとき、弦を横に引っ張って離した瞬間、弦は横に振動して音を出します。

強く引っ張れば大きいピチカート、弱く引っ張って離せば小さなピチカートの音がでます。


当たり前?


それでは弓の毛でこすって音を出すときには、どうでしょうか。



「どうしたら大きな音が出せる?」という問いに

「弓を速く動かす」「弓をたくさん使う」と答える生徒さん、特に中学生・高校生のオーケストラ部員が答えてくれます。


実は「強くこする」ことが正解です。


弓の毛と弦は摩擦で音が出ることは想像できますが、よく考えると少し「ん?」と思うことがありますよ。

弓でダウン(下げ弓)の状態で音を出すとき、弦は演奏者から見て右側に引っ張られ「続ける」ことになりますよね。あれ?ピチカートの話で弦が左右に振動して音が出ることは書きました。あれれれれ?


いつ、弦は左に戻り、また右に(ダウン方向)に引っ張られているのでしょう?


みなさんご承知のように、弓の毛の表面にある凸凹に、粘着質(粘り気)のある松脂の粉がつくことで、馬のしっぽの毛にある小さな凸凹が大きなネバネバした凸凹になって、弦に引っかかって音が出ます。


弓の毛に引っ掛けられて、ダウンなら右に引っ張られた弦は摩擦より大きな力で反対方向(ダウンの場合は左)に滑って戻ってまた引っ掛けられて、引っ張られて‥の繰り返しをしています。


つまり、弦の振動の上で弓の毛は常に細かく滑っていることになります。


大きな音で弾くと弦が大きく振動します。弓の毛も振動します。弓の毛を弓の両端で引っ張っている、弓の木(スティック)も振動しています。


このスティックの振動を弓を持っている右手の指で、感じられます。「え?」と思う方は、すぐに試してみてください。


弓の木は弦や、ヴァイオリン本体と違い、音を出しません。

が、弦を振動させる弓の毛を、支えるという、とても大切な仕事もしています。


ところで「良い弓」とはどんな弓でしょうか?


まれに「弓はとりあえず何でもいい」「楽器ほど重要ではない」と間違っている方がいます。

まさに「おおまちがい」なのです。弓は楽器本体とまったく同じ重要性を持っています。


弓の重さと長さには規定があります。というより、ヴァイオリンが今の形になってからも、しばらくの間、弓は形の変化がありました。現在の弓の「モデル」となったのが「トルテ」という作家の弓と「ペカット」という作家の弓です。現存する二人の作品は非常に少なく1000万円を超える価値があるともいわれます。

ヴァイオリンそのものより、修理できる部分が少なく、折れてしまうと復元は不可能で全損扱いとなります。



弓の重さの重心は、弓の木の真ん中‥ではないこともご存知ですよね?「え?」と思われたら、ご自分の弓でお試しください。真ん中よりはるかに「元」よりに重さの重心があります。


弓を持った時、軽く感じる弓と重く感じる弓があります。実際にはかりで計測すると全く同じ重さの弓でも!


それは弓の重さのバランスによるものです。先が重ければ重く感じます。先の重い弓は大きな音を出すのが楽です。弓先で大きな音を出すためには、右腕が伸びている状態で親指と人差し指で重さを加える(薬指を上に引き上げる力も少しは使えますが)ことが必要ですので、先が重たいとその点で有利です。


ただし、先が重いと素早い移弦が難しくなります。慣性の法則です。先が軽いほど、振り回されないことになります。
が、軽ければよいわけでもないのです。


そして、弓の弾力の強さがあります。「縦と横」の強さがあります。


弓を持って、左手に弓先を乗せ、弓の毛の方向に曲げようとするのが「たて」の力、

その90度方向(弦に乗せたときには前後方向)が「よこ」の力です。


一般に強い弓と言われるのは、縦方向、横方向に曲がりにくい、硬い木の弓を言います。


強い弓ほど良いでしょうか?


答えは「いいえ」なのです。


硬すぎると弓の毛の弾力と弦の弾力を、弓の木が感じられず、結果として演奏者の指への振動の伝達がなく、
「毛と弦の音」しかしなくなります。


柔らかすぎると、フォルテを出したいときに、弓中央で腰が砕けた状態になり、また横方向に弱いと音色の変化を出すことができなくなります。




「バランス」「強さ」のどちらともに演奏者の好みが大きく分かれます。

弾きやすさにも大きな違いがあります。弾く曲にもよります。


「音量が出せて、音色の変化量が大きく、扱いやすい弓」


はっきり言えばともて希少です。楽器を選ぶより難しい時代です。なぜならば


弓に使われるフェルナンブッコという種類の木が原生しているブラジルから、ワシントン条約によって、原木の形での輸出が禁止されたからです。弓の形をしていれば輸出も、日本からの輸入もできます。ブラジルで作られた弓‥ってあまり見ないですね。ありますけれど、数は少ないです。現在の弓は昔、手に入れた原木を大切に使って作られているか


代用の木


で作られています。そして「カーボンファイバー」が代用として使われる時代になりました。


残念ながら、木の振動の伝わり方までは現在のカーボン弓には求められません。


強さ、バランスは最高の弓と同じレベルのものを大量に、当たり外れなく作ることができるので

木の弓の「セカンドボウ」としてなら、大いに活用できます。また、代用の木でできた弓と同じ値段なら私はカーボンの弓をお勧めします。なぜなら、将来、自分の気に入った弓を手に出来たとき、代用の木で作られた弓は腰が抜けて使い物にならなくなっている可能性が「極めて高い」のです。カーボンは長く使えます。




いかがでしたでしょうか?

弓の重要性、少しは伝わったでしょうか?


ご質問などありましたら、お気軽にメールでお問い合わせください。


office@merry649.com


代表野村まで、どうぞ!みなさまのご感想などもお待ちしております。



メリーミュージック代表


野村謙介


趣味の楽器とプロの楽器

特にヴァイオリンは「高い」と思いますね。
もちろん、ピアノだって高いのですが、一番安いヴァイオリンと一番高いヴァイオリンの「差」が桁違いですね。

一番安いヴァイオリン、ケースまでセットで新品1万円以下で手に入ります。でも!これを「ヴァイオリン」と言えるのか?と真剣に問われれば「いいえ」と答えます。

ヴァイオリンがヴァイオリンとして認められる条件で一番大切なのは、使われている材料です。木材もニスも含め、本物のヴァイオリンというために「これを使って、こう作る」というセオリーがあります。それを無視して形と色だけ、マネをしたものは「レプリカ」と言えます。

そうはいっても、趣味で使う道具にどれだけお金を使えるでしょうか?人によって違いますが、少なくともその道具「楽器」でお金が得られるのでなければ、まさに「贅沢」かもしれません。中には、安く買って高く売って利益を得る「コレクター」と呼ばれる方もいますが、趣味で演奏する方とは楽器購入の目的が違います。

演奏して楽しみたい。でも自分が自由に使えるお金は、ここまで!でまず予算が決まります。その金額によって、手に出来る楽器を選ぶ際の選択肢が増えると考えてください。

先ほど述べたヴァイオリンとしての条件を満たしている楽器の中で、「音色」「音量」「造作の美しさ」が選ぶポイントになります。演奏技術によって出せる音色、音量は変わります。プロが演奏すると音色、音量をコントロールできます。趣味で初めて楽器を手にする方にはその技術はなくて当たり前です。ですが!

初心者だからこそ、楽器の持っている音色、音量が重要なのです。

「私にはもったいない」という言葉と「技術がないから差が出ない」という言葉。
一番良く耳にする言葉です。気持ちは理解できますが、間違っています。

趣味の方の「今の技術」を見極めて、その技術がこれから伸びていくことを計算に入れて、楽器を選定できるのは「プロ」です。つまり、純粋に楽器の良しあしだけでなく、その生徒さんの予算と技術、すべてを考えて少しでも趣味で楽しめる楽器を選ぶことが私たちプロの演奏家の仕事でもあります。

プロが使う楽器は同じヴァイオリンであっても、用途が違うと言えるでしょう。演奏するホール、地域、曲の編成など、様々な必要条件をクリアできる楽器でなければ、お客様に満足してもらえる演奏はできません。無理をしても楽器を買うのは、そうした必要に迫られてのことです。その結果として10億円を超える値段が楽器につきます。ありえないような金額ですが、これは「ビジネス」の世界の結果なので土地の値段が場所によって違うのと同じです。金額の根拠はないのです。10億円のヴァイオリンが10万円のヴァイオリンの‥えーっと1万倍?(間違っていたらごめんさない)いい音がするのか?大きい音がするのか?といえばそんなはずがありません。手間が1万倍違うわけでもありません。
「ほしいから買う」「買うために今の楽器を売る」の繰り返しも値段が上がる理由の一つです。古ければよい音が出る¨とは限りません。古ければ高い¨とも限りません。間違えてはいけません。古くてもダメなもの、さらに言えば「ヴァイオリンのレプリカ」だってあるのです。

趣味で楽器を選ぶなら、信頼できるプロの演奏家で楽器を選ぶ経験の豊富な人に選んでもらうのが最善策です。間違っても、お店で「あれ、ください」だけはやめましょう。

次回は「弓の選び方」について。

メリーミュージック代表
ヴァイオリニスト 野村謙介

弓の持ち方、弓の動かし方

連続の投稿になりますが、ヴァイオリンを弾いて自分の音に疑問や不満がある方は多いですよね。
難しい曲をパラパラといとも簡単に弾いているプロの演奏をまねたい気持ちはアマチュアに限らず、プロでも持つものです。
良い音を出したいといつも考え続けること。これは簡単なことではありませんが、一番大切なことです。
それでは、どうすればよい音が出せるのか?という疑問に突き当たります。
私の師匠は数多くの演奏家を育てた教育者であったと同時に素晴らしい演奏家でもいらっしゃいました。
その久保田良作先生が私たちに常におっしゃっていたことの一つが「弓の持ち方」と「右腕の動かし方」でした。
子供だった私自身、そのレッスンの中で「どうして?」という気持ちになっていたのも事実です。ただ先生のおっしゃることをできるようになるまで、ひたすら自宅で練習し、レッスンに伺い先生の判断をお聞きすることの繰り返しでした。
弓の持ち方について、少し書いてみます。
1力を余分に入れずに、形を崩さない。
2親指を掌に近づけた状態で弓に親指の指先を当てることで、小指と薬指の第1・第2関節を曲げることができ、掌に一番近い指の関節は、右手の甲と平らな状態にできる。
3可能な限り、弓先でも小指を伸ばさず、手の形を変えないことで素早く元の形に戻すことができる。
4弓の先半分は右ひじの曲げ伸ばし、元半分は右腕の上下運動を加えることで、手の方の変化を抑えることができる。
ほんの一部ですが、この4つのことを考えながら音を出すことはとても難しいことです。
常に一定の圧力と一定の速度で弓を動かし続けることが出来なければ、自分の思った音は出せません。
さらに、気が付かないうちに弓を強く持ってしまっています。特に親指は自分から見えない位置にあるため、無意識に強く持ってしまいます。そうすると、すべての指に反発する力が加わるため、弓を柔らかく持つことができません。
弓を持つ手が、車で言うならサスペンション、またはショックアブソーバーの役目を果たします。
弦と直接摩擦で擦れあう弓の毛も1本ずつはとても弱く細いのですが、演奏時に使う弓の毛の量を考えると大きな弾力性を持っています。
また、弓の木についても同じことが言えます。
アマチュアの方が「柔らかい」と評される弓の場合、弓中央部の剛性が足りない場合もあります。
また逆に「強くて多き音が出る」と言われる弓は、弾力が少なく重たい場合があります。
私の師匠は弓の張り方にも注意をされました。弱い張力、つまり張りすぎず弓の中央部の木と毛の距離を見極め、弓の木の弾力と弓の毛の弾力を感じられる、ちょうど良い張り具合を見極めることが大切なのです。
指も人差し指以外のすべての指がクッションの役目を果たすために、曲げられる状態を維持する形が大切です。
弓の持ち方を見れば、自分の同門を見つけられる¨と私は思っています。そのくらい、久保田良作先生の指導は徹底していました。私もできる限り、先生の教えを生徒さんに伝えたいと思い、日々レッスンをしています。
天国から厳しく優しい目で、「ちゃんとレッスンしなさい」と言われているようです。

ホームページ更新

教室のホームページを更新しました。
お子さんの能力を開発する
楽器の演奏は子供の学習能力を向上させます。事実、偏差値の高い学校ほど、音楽を習っている生徒が多く、音楽活動も盛んです。マスコミでも、よく取り上げられています。
先生や両親以外の大人から「教わる」ことは、自己抑制、コミュニケーション確立など
音楽以外にも多くのことを学べます。親にとって、かけがえのない大切な子供だからこそ、子供がいま、何を習うべきなのかを考えます。スイミング、英語、塾、ダンスなど、
我が子を思えばこそ、習わせたいことが次々に目に入り気になります。私どもの教室でも、多くのお子さんが習い事でパンクしてしまい、中途半端な結果になってしまうケースを目にします。
私、野村謙介は20年間、私立中学・高校の教諭としての経験と、その後10年以上のメリーミュージックでの音楽教育で700名に及ぶ生徒指導の経験を踏まえ、皆さんのお子様の能力開発に関して自信を持っています。障がいを持つお子さんも多く指導してきました。子供の能力は無限です。親の経験はお子さんの能力とは無関係です。どんなお子さんにも、それぞれ違った性格があります。個性を見抜くことが指導者の能力です。
少子化の現代、本当に必要な学習能力が問われています。多様化する社会の価値観の中で、優しくたくましく生きてほしいと願う親の一人として、お子さんの未来を共に考えて、教育活動を行っています。単に演奏技術を身につけさせる商業ベースの教室とは、コンセプトが違います。また、私自身の経験から音楽を学ぶことで得られた、数限りない財産を皆さんのお子さんと御家族にも、体感していただきたいと思います。
大人の趣味として
大人になってから楽器を演奏したいと思っても、実際に習ってまで弾けるようになりたいと思う方は少ないのが現実です。一方で、大人のための音楽教室に通う方が増え続けているのも社会現象です。
幼いころ、弾きたくても弾けなかった楽器がありませんか?
受験や引っ越しなどで、習っていた音楽をやめてしまったことはありませんか?
中学や高校の頃に、部活動で吹奏楽に打ち込んだ経験をお持ちではありませんか?
近頃、何かに没頭する楽しみが少なくなっていませんか?
ご自分だけの時間ができても以前のような運動が難しくなっていませんか?
クラシックは縁がない、敷居が高い、難しそうだとお考えではありませんか?
ヴァイオリンは特別高級で自分には無理だと思っていませんか?
私の両親は昭和一桁の生まれです。私自身、幼いころから両親が、仕事に追われ、家事に追われる姿を見てきました。また、長いボランティア経験で高齢者の方が音楽を心から楽しまれている姿を見続けています。もちろん、高齢者でなくても、音楽の楽しみ方は人それぞれです。そして、皆さんの人生と音楽との関わり方もみんな違います。それらを知っている私たちだから、大人の方に今こそ、楽器を弾く楽しさを味わっていただきたいのです。難しいと思われていることを簡単に、わかりやすくレッスンします。皆さんが弾いてみたいと思う音楽だけを教材にします。毎日練習しなくても、毎週レッスンに行かなくても構わないのです。もう後が短いからと、口にされる生徒さんがいらっしゃいます。今日を楽しむために楽器を弾いていただきたいのです。
自分の楽しみを自分で得られるのが大人の特権だと思いませんか?
思えば叶うのが夢です。夢をいつまでも見ていたいと私自身も思うから、ぜひ、皆さんの夢を叶えるお手伝いをさせてください。
受験を考える皆さんへ

音楽高校や音楽大学への進学を考えている皆さん。
その夢を叶えるられるのは、言うまでもなく皆さんの努力だけです。
もちろん、日々の練習を確認し的確なアドヴァイスをしてくれる指導者が必要です。
現在の皆さんの技術レベルを、他の受験生と比較できる技術と能力が指導者に求められます。根拠もなく「大丈夫でしょう」「上手」と言われても困りますよね。かといって、いつもいつもレッスンで怒られてばかりで、何をどうすれば、注意されたことや自分の癖を直せるのかが、わからないこともこともありますよね。私自身、中学3年で音楽高校受験を先生に勧められた一言でやる気になって、無我夢中でレッスンに通い、練習し、勉強して合格できた一人です。やる気にさせてくれる先生に出会わなければ、今の自分はありません。受験に必要なすべての技術と能力を、まとめて考えてくれる先生に出会えていますか?学校の勉強や楽しみを先生は理解してくれていますか?実技とそれ以外の聴音や楽典のレッスンで、貴重なあなたの時間を無駄にしていませんか?
私たちの受験指導は、皆さんが夢見る、将来の音楽家像をより、現実的なものに絞りながら、スタート地点である音楽の学校への受験を支援します。
受験までに残された時間と環境で、合格できる可能性は変わります。
今、皆さんのできることを確かめ、できないことを確かめることから始まります。
そのためには、一番難しい音楽の学校のレベルを知らなければ指導はできません。
受かりやすい音楽学校だから受けるのではなく、自分の夢を実現するための学校選びでなければ、受かっても意味はありません。音楽学校とは普通科の学校と違い、学ぶことを絞り込んだ学校なのです。そこで学ぶものは、音楽家になったときに、必要になる技術と知識であり、音楽学校の友達は、みんな自分と同じ夢を持つ、ライバルでもあるのです。同じ夢を持つ友人だから、共感できることが多いのです。その環境で学ぶために、まずは今日から努力することです。私たちは、皆さんの音楽人生を応援するために、持っているすべての知識と指導技術を使います。

生徒を教える先生方へ

個人や教室で音楽を教えておられる先生方へ。
大切な生徒さんの音楽高校、音楽大学合格のために必要な、技術向上をお手伝いさせてください。私の教室は京王線・横浜線・相模線の通る、相模原市「橋本駅」の駅前にあります。桐朋学園、昭和音大、国立音大、洗足音大、東京音大などへの合格者を輩出しています。それぞれの学校で合格に必要な技術と知識を生徒に学んでもらい、生徒の夢を叶えたいという気持ちは、先生方と共有できるものだと思っております。
少子化の進む現代、音楽家を夢見て、音楽の学校に進路を絞る生徒の絶対数は減少しています。また、学校も生徒、学生の確保と授業の質の向上のため、昔と違う受験方法が一般化しています。。新たな学部、学科、コースも増えています。生徒たちとそのご家族の喜びのために、一緒に指導しませんか?私たちのサポートで、生徒さんの合格実績を上げることが、先生方の指導実績にも直結すると考えています。
聴音・ソルフェージュ・楽典・副科実技など、様々な受験科目を支援できます。
土日・祝日も夜9時までレッスンしていますし、駅ビルの隣で、楽器店も兼ねておりますので、特に弦楽器の受験生にとっては重宝される存在かと思っております。
レッスン内容、代金も一人一人の生徒さんに対応して決めてまいります。もちろん、実技担当の先生との連携が第一ですので、その点もどうぞご安心ください。特定の学校の付属教室ではなく、どこの音楽学校受験にも対応しています。いつからでも構いませんので、お気軽に日本では例のない、音楽学校受験生指導協力についてお問い合わせください。

2代目の生徒さんたち

つきほくん

教室オープンから10年という年を寝て、習っている生徒さんのお子さんたちが
教室で新たにレッスンを受けてくれています。私たちにとって一番嬉しいことです。
音楽を学ぶのは一生の楽しみです。自分が親となったとき、自分の子供に
少しでも自分の知識や技術を伝えることができれば、子供にとっても幸せなことです。
技術的なことに止まらず、毛族が共通の楽しみとして音楽を愛好することは
コミュニケーション手段としても大切なことです。
写真の生徒さんは中学生で教室でフルサイズ(大人のサイズ)のヴァイオリンを
購入し嬉しそうに背負っているものです。
人と人の出会い、人と音楽との出会い、楽器との出会い。
出会いの場としてメリーミュージックは活動しています。

メリーミュージックの考え方

久しぶりの更新です。すみません。
教室の生徒さんによる発表会の準備に追われている毎日です。
9月23日(祝日)午後2時からサンエールさがみはらで
子供の部、大人の部の発表会「小さな音楽会」を開催します。
一口に音楽教室といっても様々です。
グループレッスンで楽しさを優先したレッスンをする教室もあれば
演奏家になるための教育を優先する教室もあります。
メリーミュージックは、どんな生徒さんの希望にもこたえることが出来る
「珍しい音楽教室」だと感じています。

演奏するために必要な知識や技術を生徒さんに教えるためには
教える側が音楽家になるための教育を受け、多くの生徒さんの個性を知り、
経験を積み重ねることが絶対条件です。
どんなにステキな雰囲気のおしゃれな教室でも、先生が未熟で意味がありません。
また、厳しいだけでは生徒さんの「やる気」を無くさせてしまうこともあります。
何よりも生徒さん一人ひとりの個性を見極めて、良いところを伸ばし、直すべきところを指摘し
根気強く指導することが出来なければ良い教室だとはいえません。
先生と生徒との人間関係が壊れてしまったらレッスンになりません。
お互いが尊重し合える師弟関係を作ることは簡単なことではありません。
まして、価値観の多様化している現代で「習う」ということの意味が
昔と変わってきているのも事実です。学校や日常生活でも同じ事を感じます。
音楽が人生を豊かにする実感を得られるのは音楽と接しているからなのです。
音楽の喜びを一人でも多くの人に体感してもらうためにメリーは頑張っています。
ぜひ一度、私たちのレッスンを受けてみてください。
こんな曲が弾きたい。こんなことがしたい。
リクエストをお知らせ下さい。お応えします。

教育と音楽

教育という職業に関わって30年ほどの年月が経ちました。
桐朋学園大学という言わば「職業音楽家育成学校」で学んだ私が
卒業後、すぐに普通科中学・高校で音楽の教員として働くことになったのは
偶然が重なってのことでした。卒業するまで多くの学友と同じく
自分「も」演奏家になるのかな?と漠然と思っていました。
そんな私が20年間という長い時間を一つの私立学校で音楽の授業だけでなく
担任をしたり、教務の仕事で成績管理をしたり、生徒指導をしたり、保護者と面談をしたり、
修学旅行の引率をしたりと、本当に音楽とは無縁に近い生活をしていました。
勤めだしたのがその学校の新設のときだったので、ただ一人の音楽教諭として
なにもない(音楽室の設計から備品の選定まで)ところから始まりました。
当然の事ながら、教諭として何の知識もない状態でスタートしながら、唯一つ
自分にしか出来ない指導があるだろうと音楽顧問としてオーケストラを編成する夢を
追い続けました。当初、10人の男子生徒(男子校だったので)を集めて始まりました。
3年間で60名の男子だけのオーケストラに育てました。今考えても信じられないような
神業です(笑)
その音楽部を150人編成のオーケストラに育てました。全校生徒1200名の学校で
150名が音楽部。石を投げれば音楽部員に当たるとまで言われました。
なぜか?本当になぜだったのか理解できませんが、ほとんどの教員、特に管理職教員から
猛烈な「野村たたき」を受け続けました。出る釘は打たれる…そう言い聞かせながら
ひたすら無視して自分の夢だけを追いました。退職する2004年までに私自身が学んだこと。
組織の恐ろしさ>教育
教える側も教わる側も、結局は周囲の人間の流れる方向に逆らえないのが学校という組織だという
悲しい事実でした。桐朋に学んだ頃、学生だった自分はそんなことを考えたこともありませんでした。
学校組織の見えない圧力が教育を阻んでいます。
事なかれ教育。付和雷同が一番。人と違うことをすればいじめられる。
教員間でのいじめは生徒同士のいじめの比較になりません。なにせ大人のすることです。
隠蔽する知識も渡世術もあります。決して表に出ないこのいじめが、こどもに伝わらないわけがありません。
音楽は自分を表現することであり、同時に他人を受け入れることでもあります。
誰かが作った音楽を演奏する時点でその作曲家の思いを受け入れることになります。
お客様の前で演奏することも同じです。一緒に演奏する仲間との信頼。友情。
教えてくれる師匠への尊敬の念。自分を慕う後輩への優しさ。ライバルでもあり
かけがえの無い友との出会い。
そんな音楽を愛する人たちの純粋な学び舎でる学校にいた時代と、学校教育の現場のギャップ。
私は今の学校教育に多くの疑問を持っています。
部活動が当たり前のように日曜日も夏休みもお盆も年末年始もなく行われる異常さ。
それを黙認する教育委員会と文科省。部活指導をしなければ怠慢だとクレームを言う保護者。
塾に通わなければ学校の勉強ができないと当たり前に思っている保護者。
先生を尊敬しようともしない子供たち。子供を管理しなければならなくなってしまった教員。
生徒を叱るだけで「体罰」と騒ぐマスコミ。こどもの学ぶ自由を奪う教科書への国家の干渉。
音楽の授業を「その他の教科だから」とどんどん減らしていく文科省。
音楽の授業で「ドレミ」さえ教えられない教員。
そんな不満をストレスに感じながら働くことに疲れ果てて、自分で音楽を教える道を選びました。
自分の責任で教え、自分の力で演奏会を開くこと。生活は貧しくても心は豊かです。
長文、最後までお読みいただきありがとうございました

ヴァイオリンケース&カーボン弓

ヴァイオリンのケース4色が入荷しました。オブロング(角形)で一般に出回っている「スーパーライトケース」のOEM商品です。スーパーライトより金具が丈夫で、表面の布地をケース本体に止める鋲もしっかりついています。それでいて、スーパーライトより定価設定が安くなっています。今回の4色、写真ではよくわかりませんが、どの色も実際に見て頂くのが一番です。
そして、ここには写真がありませんが、ヴァイオリン用のアメリカ製カーボン弓もグレード別に3種類入荷しています。実際に弾き比べができるお店は少ないので、是非この機会にお気軽におためし下さい。

201407232

弓の毛替えについて、

ヴァイオリンやヴィオラ、チェロなどの弓の毛は馬の尻尾の毛です。
モンゴルの白い馬の尻尾の毛を漂白せずに使うのが理想的と聞いています。
職人さんが45分ほどで張り替えてくれるのですが、張替える「タイミング」って案外わからないものです。使おうと思えば何年でも音は出ます。が、毛には寿命があります。
そもそも、馬の尻尾の毛を張っただけではいくら上手な人が弾いても音は出ません。
毛の表面に松脂…松の木の樹液を固めた「ロジン」です…を無って初めて音が出ます。
つまり、毛の表面の目には見えない「凸凹」に松脂が毛で削られて粉末状になって
より大きな凸凹になるとともに、松脂の粘着性が弦をこすった時の摩擦を増やして
弦を振動させる仕組みなのです。
弓の毛はただ「凸凹」しているだけではなく、とても多くの細い毛を
同じ張りの強さで(時には意図的に片側を強く張ることもあります)弓の毛箱と
弓先の楔(くさび)で止めて、弓の根本にあるスクリュー(金属製のネジ)で毛箱全体を
動かすことで張りの強さを変える仕組みです。
この毛の弾力性や毛の表面の凸凹が時間の経過とともに劣化していきます。
そして、弾けば弾くほどその劣化は進みます。弾かなくても「生き物の毛」ですから
水分がなくなり、一本ずつが細く硬くなり、本来の柔らかさと強さが失われます。
ボクの場合、練習時、レッスン時など普段使っている弓の毛は、4ヶ月で「我慢できない」状態になります。理想で言えば1ヶ月に一度は張替えたいのですが…張替えで7~8
千円ほどかかりますので、贅沢は言えません。
そして、写真に写っている「ケース」です。弓専用のケースで、これは1本だけ入れて移動できるものです。職人さんや業者用にもっとたくさんの弓が入るケースも有りますが、張替えのために弓を職人さんのところに持って行く時など(今日がそうでした)楽器のケースごと持っていく必要がないのでとても重宝します。数千円で購入できるので、お勧めです。
弓ケース