メリーミュージックブログ

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楽器・弓

弦楽器フェアで20年ぶりの再会

九段下にある科学技術館で毎年行われる弦楽器展示会。今年も行ってきました。
そして、私の教員時代初期の教え子くんが41歳になり立派な弦楽器制作職人としてイタリアのクレモナでアトリエを持って活躍し、今回、このフェアに出展していました。20年ぶりの再会です。
彼の素晴らしいヴァイオリンとヴィオラも演奏させてもらい、ほかの多くの楽器も実際に弾いて音色や価格を確かめてきました。生徒さんに楽器を選定する仕事をしている私にとって、世界中の弦楽器製作者の最新作を製作者の説明を聞きながら弾くことができるのはとても貴重な経験であり、同時に価格調査でもあります。手頃な価格で良質な楽器も今後入所できるかも?という出会いもありました。
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展示即売会終了

無事に2013年秋の展示即売会が終わりました。
今回初めて、JIN工房と(株)黒澤楽器店の全面協力を得ての開催となりました。
ゆみの毛替え実演、魂柱の位置調整など、職人さんでなければできないことを、会場内でしていただきました。弓やケースも多くの方にご購入頂き、楽器もお嫁に行きました。
良い楽器は、良い演奏者に巡り会えて初めて命を得るものだと思います。
飾られているがけのヴァイオリンや、投資でお金儲けをするために使われいる楽器はかわいそうです。近々また、小規模のイベントを企画します。是非、またのご来場をお待ちしております。
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楽器選びの楽しさと難しさ

ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロといった弦楽器を選ぶのはとても楽しいことであると同時に、とても難しいことだと長年選定に携わり、自分自身のヴァイオリンとヴィオラにめぐり合うまでのプロセスを考えると痛感します。
アマチュアの方が楽器を選ぶ基準は、まず価格です。もちろん、プロでもそうなのですが、プロの場合優先順位が違ってきます。
では、価格の違いはどこから発生するのか?
単純に考えれば、現在製作者が存命である場合、生活していくに足る楽器の販売価格というものがあります。
楽器の製作にかかる材料…木やニスなどでも原材料費が変わります。
そして、一丁の楽器、一本の弓を完成させるまでにかける時間でもコストは変わってきます。
もちろん、何人かが共同し手分けして分業すれば、楽器の単価は安く出きます。その究極が「プレスによる大量生産」工場で人の手をほとんどかけずに、安い材料で機械を多用してとにかくたくさん作ることで、1セットあたり数千円の原価で作ることが出来る時代になりました。
ひとりの職人さんがすべて、手作りで作った楽器・弓の価格は…
これが様々です。原材料費は表に出てきません。まず、どんな木を使っているのか?素人目には判断できません。伐採してからどれだけの年数が経っているのかを判断できる方法がありますが、一般的に知られていません。なぜなら…それをみんなが知ってしまったら、木が新しいものか?ラベルに書いてある製作年数が本当なのか?うそなのか?…すぐにわかって「しまう」ことを嫌がる「悪徳業者」がいるからです。専門の鑑定士が鑑定すればラベルの真偽は鑑定できます。テレビでもおなじみですよね?街の楽器屋さんで売られているほとんどの「オールド」と呼ばれる楽器には、きちんとした鑑定書が付いていません。鑑定書が付いている楽器・弓は桁違いに高くなります。
言い換えると「鑑定書がない高い楽器・弓はラベルを信じられない」ということです。話を戻して現在も製作されている方の楽器や弓の価格が、何故ちがうのか…ですね。
結論を言えば「基準はない」のです。
イタリア製だから良い。これは間違いです。
見た目がきれいだから良い。これも違います。
コンクールで一位になった人の楽器だから良い。これも違います。
有名な製作者の楽器だから良い。これも違います。
高いから良い。まったく違います。
有名店で売っているから良い。間違いです。

ではアマチュアの方はどうやって楽器を選べば良いのか?
信頼できるヴァイオリニストが、信頼する楽器製作者から直接、紹介された楽器を、弾き比べてもらい、自分の好きな音の出せる楽器と弓を、自分の予算内で選ぶ」

これが究極の楽器選びだと思います。
私は40数年、ヴァイオリンを学び続け、素晴らしい楽器にめぐり合い、たくさんの楽器を選定してきました。そして、数年前に楽器製作者陳昌鉉さんと出会い、その命をかけた楽器製作現場で一緒に立ち会って楽器を育て、陳昌鉉さんが亡くなってからも、御子息の陳昌鼓さん、陳昌龍さんとパートナーとして、友人として付き合って頂ける幸運に出会いました。
みなさまに、少しでも良い楽器と弓を、少しでも安く、安心して使って頂きたいと陳さんたちと考えています。
ぜひ、9月21日に皆様の楽器選びのお手伝いをさせていただきたいと願っています。
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弓製作の陳昌龍さんと

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2012年1月のムジカーザリサイタルにお越しいただいた陳昌鼓さんと、この年5月に急逝された陳昌鉉さん。

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ケースも個性的に!

展示即売会では普段このあたりのお店では手にとって見ることのできないヴァイオリンケースも展示販売いたします。単に「入れ物」としてのケースではないのがヴァイオリンケースです。大切な楽器を持って移動するときに、丈夫で軽く、できることなら「おしゃれ」でありたいですよね?今回はこだわりのケースたちをそろえてみました。
ドイツ GEWA社製、IDEAケース
IDEA 1.8
カーボン色
1.8キロ
定価 115,500円

IDEA 2.0
シルバー色
2.0キロ
定価 105,000円

IDEA 2.3
白、赤、赤紫、紫
2.3キロ
定価 68,250円
昔はケースといえば「ゲバ」でした。木製の重たいケースでした。現代のケースの主流派FRP、グラスファイバー、そしてカーボンです。アコードというメーカーのカーボンケースが一時期、ソリストの間で人気になりましたが、割れやすいという致命的な欠陥があり私はお勧めしません。お持ちのケースからこの機会に個性的なケースにしてみませんか?

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展示即売会の知らせ

ヴァイオリン製作職人「陳昌鼓」氏と弓製作職人「陳昌龍」氏による
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ 弓毛張替え・楽器調整
2013年9月21日(土) 午後1時より午後4時まで
橋本駅南口すぐ「メリーミュージック」
お二人の最新の作品を試奏し、その場でご購入いただける
またとないチャンスです。
お二人の楽器・弓のほかに、入門用に最適な10万円からのヴァイオリンなども多数展示します。
弓の毛張替えは予約制となります。所要時間は約1時間です。
お手持ちの楽器の駒・魂柱位置の調整も、予約制となります。
お問い合わせとお申し込みは、お電話で
042-771-5649(メリーミュージック)

午後1時より、昨年5月に亡くなった世界的なヴァイオリン製作者、陳昌鉉氏の遺作ヴァイオリンと、同氏2010年製作のヴィオラ、陳昌鼓氏製作の最新ヴァイオリンを陳昌龍氏製作の弓で演奏するトークコンサートも実施します。
製作者のお二人のお話も伺いながら、楽器ごとの音色の違いをお楽しみください。

GEWAをはじめとするヴァイオリンケースも特価にて販売いたします。
なお、すべての楽器・弓・ケースはこの日だけの特別価格販売となりますので、ご了承ください。
写真は、当日演奏する2010年陳昌鉉氏製作のヴィオラです。
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最年少4歳の楽器は10分の1サイズ

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当教室で、現在最年少の生徒さん、4歳のMちゃん。小田原から通ってきています。まだ、緊張が抜け切らないのですが、教室でレンタルできる最小の楽器10分の1サイズのヴァイオリンです。背負っている姿を見ると、大きく見えますが…ちなみに、分数は大人用のヴァイオリンを1(フルサイズ)として、体積で考えられているので、単純に長さが10分の1ではありません。今日は、新しいヴァイオリン教本の1巻を最初から練習してみました。ピアノを習い始めていることもあり、楽譜には抵抗がないようですが、いかんせん、ピアノで最初に練習する音域で弾けるのは、D線の開放弦「レ」だけで、A線になると「?」になるのが、辛いところです。左手の親指と人差指で輪っかを作って「1」の練習を手遊びとして自宅で頑張るようにお母さんにも伝え終了。30分のレッスン時間、子供には集中力の限界です。それでも、よく頑張ってくれています。以前、登場したりさちゃんは、3歳からヴァイオリンをスタートして現在5歳。早ければ良いというものではありません。大人からスタートしても、結局、年齢相応の上達になります。

週末最終レッスン

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当教室は月曜日が定休日ですので、週末の土曜日、日曜日のレッスンがピークです。
駅前教室でも同時進行でレッスンが行われていますが、本日最終の原宿南教室でのレッスンは、
お兄ちゃんI君のピアノと、妹Mちゃんのヴァイオリンレッスンでした。上の写真は、4月に中学生になったお兄ちゃんI君の手と浩子先生の手を比べた楽しい写真。大きいほうがI君です。後ろに小さく、妹のMちゃんのレッスン風景が写っています。成長って楽しいです。そして…

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こちらの写真は妹のMちゃんが持っているヴァイオリンケースです。後ろに小さくI君のレッスン風景が写っています。このヴァイオリンケースを開発して実際に販売に至ったのですが、残念ながらすでに製造が終わり、まさに「幻のケース」となってしまいました。もちろん、開発者である私自身もこのケースの製造シリアル番号1号機を使用していますが、とても良くできたカーボンのケースです。現在、日本のヴァイオリニスト数名がこのケースを愛用してくれています。Mちゃんが使っているヴァイオリンは陳昌鼓さんが昨年末に製作したすばらしい楽器です。こうして、兄弟のレッスンをしていると、子供に音楽を習わせる親の心配や経済的な苦労と同時に、親の愛情、そして子供への期待を強く感じるので、教えるのも親の気持ちで愛情を持って教えることになります。明日はお休みです。ゆっくり寝て、鋭気を養い、体のメンテナンスにも時間を割きたいと思います。