メリーミュージックブログ

演奏家夫婦が優しく丁寧に指導

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デュオリサイタルを終えて



今回で10日目となった私(野村謙介)と浩子先生とのリサイタルが1月6日に無事終わりました。
12月24日のもみじホールでのリサイタルと、アンコール以外のプログラムは同じものですが、全く違った音響、雰囲気、ピアノ(ベヒシュタインとベーゼンドルファー)での演奏。両方の演奏会に来ていただいた方に、その違いを堪能していただけたと思います。

私たち、プロの演奏家が演奏する場合、アマチュアの方と違った責任があります。
それは単にお客様から入場料をいただくか否かという問題だけではありません。
アマチュアの演奏家(オーケストラを含め)が演奏をして入場料を取るのも今や当たり前の時代です。
最も大きな違いは、お客様の期待に応える責任です。
もちろんアマチュアの演奏会でもお客様は期待してきます。
ですが、プロの演奏家が開くコンサートには、違った期待があります。
そして、プロである以上、どんな状況であってもお客様を満足させる演奏技術、会場のセッティングなどが求められます。
そんな重荷を練習で克服するのがプロだと思っています。

今回の演奏会で私がつけているサングラスのようなもの、これは実はただのサングラスではありません。

HOYAという光学メーカーが開発した夜盲症(暗いところでものを見ることができない症状)の患者のための特殊な機械なのです。

MW10という商品名になりますが、まもなく国内で発売が始まります。
今回着用しているのは、その試作機です。HOYAの協力を得てステージから暗い客席のお客様の姿を見ることができました。今までには味わえなかった感動です。

演奏とは直接かかわりのないことですが、私のような目の病気(網膜色素変性症
)を持つ人でも、音楽家を目指せる時代になったことを皆様に知っていただくことも大切なことだと思っています。
また、今後街中でこの眼鏡をして白い杖を突いている人を見かけたら、
「半盲」の人なんだなと気づいてあげてください。完全に光を感じられれない人を「全盲」といいます。私は少し見えてはいるものの、白い杖を突く必要のある「視覚障害」なのですが、なかなか街中で理解してもらえません。
白い杖を突きながら、スマホや携帯を捜査している姿を見ると「このひと、偽物の障碍者もどき?」という冷たい視線を感じます。

そして、この機械が私たち夜盲症の患者にとって「補装具」として認定されるまでに皆様のご理解とお力が必要です。厚労省と自治体が障碍者の補装具としてこの機械を認めてくれないと全額を私たちが負担することになります。
貴重な税金を使って一人の患者の生活を少し改善するだけのこと…。
でもその少しのことが私たちの生きがいになるのです。
見えなかった夜の道が見える。
一緒に歩く家族の見ている夜の道、暗いお店の中、映画館、コンサート会場の客席で「同じものが見える」感動。

ぜひ、皆様のご理解をお願いいたします。

最後に、演奏会を応援してくださったすべての方々と、ご来場くださったお客様に心からお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

野村謙介

私の個性的な「眼」

網膜色素変性症という治療法のない眼の病気です。
進行性の病気で原因も不明。多くの場合、失明に至ります。
その進行の速さや内容は人によって大きく違います。
日本だけでも約3万人の患者がいる「難病指定」の病気です。

私の場合、3歳ごろに夜盲の症状があって両親が気付き、この病名だとわかりました。
進行が遅かったので、20代までは夜盲症状以外、日常生活に支障がなかったので車の運転も、教員生活にも困ることはありませんでした。

45歳を過ぎたころから、視野の狭窄(見えない部分がどこかきまっていません)と夜盲の症状が進みました。
10年前は普通の大きさの楽譜を見ながら演奏することもできました。
次第に楽譜が見えずらくなり、A3サイズの紙横向きに数段の楽譜を拡大し、暗譜しながら弾くようになり、今はそれも辛くなり、21インチのタブレットに楽譜をアクロバットファイルにしたものを好きなだけ(笑)大きくして、覚えては弾く、覚えては弾くの繰り返しです。

そんな生活ですから、夜、駅前教室でレッスンが終わって、外に出る時は白い杖を持っています。
白い杖を持っていると「全盲」、つまりまったく光を感じられれない人だと思われるので、電話をしようと携帯を出したりすると「にせもの?」という目で見られてしまいます。「半盲」という言葉があります。私が今そうです。見えるものもあるが、見えないものが多い。
視覚障害1種2級の手帳も持っています。でも人から見て、どのくらい見えないのかはわからないのが現実です。

ステージが暗転するときややステージ袖。
私には「真っ暗闇」の世界で、光っている電球「だけ」が見えます。
そんな病気なのです。

その夜盲の私が幼いころから「夢」だったのが「夜見えるメガネ」
魔法のような世界、あったらいいな、ドラえもんに近い夢でした。

とうとう、できました。

メディカルウエラブルというメガネの形をしたカラーで透明な有機LEDディスプレイに高感度カメラの映像を映し出す道具。

12月に発売予定でしたが、さらに改良を加えるため、来年1月に量産のモデルを手にします。その前に、最新のプロトタイプ(試作品)をリサイタルまでにお借りすることになりました。

「0.5ルクスの明るさで歩くことができる」というお話。
この明るさは「月夜で街灯のない道の明るさ」だそうです。
私には街灯がどんなにあっても「街灯」だけしか見えませんが、このウエラブルを付けると真昼のように見えます。

まだ、厚労省が「補装具」として認めてくれないので全額負担です。
開発にかかった費用、高感度カメラの価格などを考えると40万円は高くないのです。むしろ、私たちの「目」がこの値段で買えるのなら。

楽譜はどうやっても見えないのは同じですから、少しでも見える間に、少しでも多くの曲を暗譜したいと思っています。

リサイタルで演奏する16曲。頭に書き込みました。
舞台から客席の皆様の顔が見えませんでした。暗いので。
今度のリサイタルでは皆様の表情が見えます。
気持ちよくお昼寝している方の表情や、喜んで腐っている方の表情が見える。
夢のようです。
リサイタルのステージに、似つかわしくないサングラスをして登場します。
そんなヴァイオリニスト、世界で今は一人です。楽しんで下さい。

野村謙介

レッスンを受けましょう!

レッスンをしている立場の私が書くと営業っぽく感じますが、
私たちプロの演奏家も、元をただせば「一人の生徒」でした。
レッスンで先生に習うことと、自学自習することの違いはなんでしょう?

ネットや書籍、教本を見るだけでも、楽器の音は出せます。曲も弾けます。
ならばレッスンを受ける必要なんてないように感じますね。
動画を見てプロの演奏技術を真似することも「できそう」に思えますね。

レッスンを受けて初めてわかることがあります。

それは、自分の演奏技術の問題点を見つけてもらえることです。
プロの真似をしたくても、どうすれば出来るのかわからないだけではありません。
自分の癖を指摘してもらいながら、自分の演奏を先生に聞いてもらう、
これだけは、独学では解決できません。

生徒さんの演奏技術を見極めて、生徒さんの出したい音、弾きたい曲を確かめながら、自宅での練習方法を伝え、次のレッスンで確認し、新しい課題を生徒さんに提示するのが私たち指導者の役割です。

指導者である私たちに求められるのは、技術とレッスン経験です。

どんなに演奏技術が高い(演奏が上手な)指導者でも、指導(レッスン)の経験が浅いと生徒さんに的確なレッスンはできません。
素晴らしい演奏家が素晴らしい指導者とは限りません。
レッスンを受ける先生を選ぶことは、とても難しいことです。
自分にあった先生であるか?はレッスンを受けてみなければわかりません。
同じ先生からレッスンを受けたからと言って、だれもが同じように上手になるとも限りません。生徒さんひとりひとり、違った環境があり、個性があるからです。
「才能の差」ではありません。どんな上手な演奏家でも違った個性があるのです。生徒さんから見れば、どんなプロもうまく見え、どんな先生も上手に演奏できるように見えます。その一人一人が異なった環境で育っているのです。みんな先生に習ってきたのです。

レッスンで指摘されたことを素直に受け止め、出来る限り自分で練習しましょう。
そしてまたレッスンを受けて、自分の練習内容が良かったのか、あるいは何が不足していたのかをまた、レッスンで教えてもらうのです。

習うだけではうまくなりません。

習ったことをできるように努力し続けることが一番大切です。

レッスンを受けることで、自分の練習の成果を確かめてもらい、これからの練習の課題を教えてもらえるのが、独学とは違う点なのです。

ぜひ、レッスンを受けてみてください。
きっと、自分ができなかったことの「理由」と出来るようになるための「道順」を教えてもらえるはずです。

野村謙介

練習の成果

「頑張って練習したのに‥‥」

以前にも書きましたが、「出来るようになった感覚が少しでもなければ練習したことにならない」と私は思っています。
その続きですが、今日の練習の成果を感じて楽器をしまって、次の日に同じ場所を弾いてみたら、昨日の練習の成果を感じられないという経験はありませんか?
練習の成果を例えるなら「薄い紙の積み重ね」です。

練習のたびに感じられる成果は、間違いなく「上達の成果」なのです。
まず、そのことに自信と確信を持つことが何よりも大切です。
そうでないと、「練習してもうまくならないのは、才能がないからだ」と思い込んでしまうからです。どんな上手に弾ける人でも、自分の演奏技術に不満があるものです。それを「自分だけ下手なんだ」と思ってしまったら、だれも演奏なんてできないですよね?

どうすれば、薄い紙の積み重ねを実感できるのか?

簡単に言えば、重ねる紙の枚数を増やすこと。そして、一枚の紙の厚みを少しでも増やすことです。

繰り返さなければ身体は自然に動きません。
「勝手に動いてしまう」のとは違います。
自分の思った通りに身体を動かせるようになるまでに必要な時間(紙の枚数)は、皆さんが思っているよりもずっと、ずっと多くの時間、多くの枚数が必要なのです。
どんな技術でも、考えなくても出来るようになるまでに時間がかかることは大人なら経験で知っていますよね?失敗を重ね、それでも繰り返すしかありません。
楽器の練習でも全く同じです。すぐに出来るようになることなど、ないと思えば良いのです。すぐに出来ないから、楽器の練習は面白いのです。

子供にレッスンをするときに「簡単にできちゃうゲームってつまらないよね?」そんな話をします。難しいから面白い。それがわかるまで、時間をかけるのも大切です。難しいから、いつまでもできないから「やめる」のは簡単です。それを乗り越えることこそが「練習」であり、乗り越えて見えてくるものが「練習の成果」なのだと、私は思っています。

野村謙介

ある生徒さんのレッスン記録

教室にはたくさんの生徒さんが通ってくれています。
今年の9月で13期目を終え、14年目に入ったメリーミュージックです。
登録している生徒さんの数、713名。すべての生徒さんの個人カルテが保存されています。
すべての生徒さんが私たちの大切なお弟子さんです。

そんな中のおひとりを。
K君。現在高校1年生男子。1回目のレッスンは2005年11月9日金曜日11時から。当時4才でした。

おとなしく、素直な生徒というのが第一印象でした。毎週、欠かさずレッスンに通ってくるうちに、彼の個性がはっきりしてきました。
コツコツと毎日練習してくる几帳面な子供。ただ、姿勢を維持することが苦手でした。
貸し出していた分数ヴァイオリンはことごとく指板が削れるくらいに練習していました。
手に汗をかく体質で、その汗がとても酸性が強いようで弦がすぐにさびてしまうのも特徴でした。
コツコツコツコツ‥少しずつ上達し、やがて大まかな教本を終えたところで、本格的な基礎教本を使い始めました。
小学校高学年になり、毎日塾に通う日々の中、それでも毎日練習を欠かしませんでした。
受験が間近になり、一時的にレッスンをお休みしたときも、「絶対にやめませんから」というお母さんの言葉が忘れられません。
中学受験で志望校すべてに合格し、国立の中学校へ進学。すぐにレッスンが再開されました。
当時、歌うことが恥ずかしかったのか、表現が平面的でした。
練習曲集が大好き!という男子。次第に自分の考えや感情を言葉にするようになり、レッスンが一段と楽しくなってきました。
そして、とうとう私の身長を越えていまいました。(男子生徒が私より高くなると「破門」というルールがあります)
自分の好きな演奏、自分の弱い面、課題を的確に答えます。几帳面でありながら、はっきり「これは苦手」と線を引く強さもあります。
前回のレッスンで470回目でした。これもすごい数字ですが、私と彼の間に「師弟関係」がいつの間にかできていました。左手に関して言えば、もう教えることはほとんどありません。そのくらい上達してくれました。
将来はもっと数学の勉強をしたいと。音楽を趣味として、もっと上手になりたいという気持ちを持ち続けてくれています。
お母さんが毎回のレッスンに必ずついてこられます。私が師匠に「中学を卒業するまではお母さんもレッスンに来てください」と言われたことを彼とお母さんにお話ししたことも理由の一つのようです。
もちろん、彼一人でもレッスンに何の問題もありません。それでも、毎回教室でお母さんと待ち合わせをして学校からレッスンに来るK君は私の中では4歳の頃のかわいいちびっこのままです。

継続は力なり

まさに言葉通りです。どんな生徒さんにも個性があります。誰が一番‥ではなく、みんなが一番なのです。

これからも多くの生徒さんの成長を見守りたいと願っています。

野村謙介

練習の心得

「自分の好きな音で演奏できるようになりたい」
趣味として演奏を楽しむ方にも、仕事として演奏する私たちにも、共通の願いですね。
自分の好きな音が出せないという気持ちを、少し斜めから考えてみます。
そもそも「好きな音」は記憶に残っている外部から聞こえてきた音です。
自分の楽器を他の人が弾けば、全く違う音に聞こえます。
「先生が弾くと私の楽器もいい音がするんだけどなー」と幾度どなく生徒さんがおっしゃいます。

自分が楽器を構えて演奏しているときの音を冷静に聴くことが何よりも大切です。
どんな音が出ているのかを常に楽器に問いかけます。
少しだけ弾き方を変えて、また楽器の音に耳を澄まします。
楽器が「こんな音になるよ~」とあなたに答えてくれるはずです。

楽器を自分の技術でねじ伏せようとする人がたくさんいます。ちょっと楽器が可愛そうです。
力や技術で楽器より演奏する自分が「上」に立ってしまうと楽器はただの道具になってしまいます。

私たち演奏者自身の「筋肉」「関節」を自分自身がコントロールすることが一番難しいのです。

楽器を自分の身体の一部に感じるために、楽器と接する身体のどの部分もが、繊細な感覚を持っていなければ、楽器の響き、動きを感じ取ることができず、感じられなければコントロールすることもできないという、連鎖に陥ります。

楽器を構える前に、そして、音を出す前に、自分の身体の足先から頭のてっぺんまでのすべての部位を自分がコントロールできているか確かめてみましょう。

私の恩師、久保田良作先生の教えは「腰を安定させる」ことに大変厳しく、太ももに力を入れ、お尻の筋肉を内側に向かって力を入れ、つま先が少し浮くくらいのくるぶしに重心が来るように立ち、肩を下げ、あごを引き、頭を上に引っ張り上げる¨という「立ち方」にこだわったものでした。これはメニューインの指導書にも書かれていることです。

こうして立ちながら、楽器を構え、音を出すのはとても難しいことです。

音を出すことに神経が集中してしまいます。音に反応して体が硬くなります。

そうならないように、常に太ももと腹筋に力を集中することで、上半身の不要な力が抜けることが、やがて実感できるようになります。

姿勢は単にカッコよく見せるためにあるのではありません。自分の身体をコントロールするために大きな筋肉である太もも、足、おなかに力を集中し、首、上腕、手首、指の力を「必要最低限」に使うことが大切なのだと、この年になって感じるようになりました

話を戻し、自分の好きな音を感じられるようなるまでの道は、とても長いものです。言い換えれば、どんなに練習してもたどり着けない「見えない頂上」です。でも、だからと言って、諦めたらそこで終わりです。

かといってストレスだけを感じながら練習するのは意味がありません。

少しでも自分の好きな音を出すために、時間をかけて楽器と対話し続けること。

それこそが、楽器と仲良くなることの意味だと思います。

生徒の皆さんと同じように、私も日々自分の音を探し続けています。

頑張りましょう!

メリーミュージック

野村謙介

保育園コンサートの宝物


今年も保育園でのコンサートを実施しています。
先日のコンサートは60名程ほちびっこと近隣の方々に聞いて頂きました。
愛の挨拶、アニーローリー、リベルタンゴ、歌の翼に、ガブリエルのオーボエ、どんぐりコロコロ、大きな古時計、シネマパラダイス、チャルダッシュ、スペイン舞曲。1時間のコンサートを、子供たちはノリノリで楽しんでくれました。

演奏後、子供たちから写真の「手作り金メダル」を浩子先生と二人、授与されました!

何よりもうれしいプレゼントです。11月にはあと1回、12月には今年も「神奈川医療少年院」でのクリスマスコンサートが予定されています。

音楽の持つ不思議なやさしさで子供たちが安らいだひと時を過ごしてくれることがとても光栄です。

そして、12月24日のリサイタル、1月6日のリサイタルに向け、いよいよ準備の追い込みです。

野村謙介

リサイタルチケット

12月24日(日)午後2時開演、もみじホール城山のリサイタルが近づいてきました。
クリスマスイブの午後、柔らかな音色でゆったりとしたひと時をお過ごしください。
小学生から高校生までは1000円。幼児は無料。大学生以上の方は1500円です。
難しい曲?長い曲?
いいえ。どんなお客様にも楽しんで頂けるプログラムを用意しています。
お申し込みは以下のフォームをご利用ください。

レッスンカレンダー表示について

教室のホームページに表示しています「レッスン予約状況カレンダー」の表示を少し変更しています。
「レッスン場所」「お名前の一部」「楽器名」です。
ご自分のレッスン日時や場所について、ご確認対抱けるようになりました。ぜひご活用ください。

教室ホームページ

冬毛もこもこ

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ワタシね〜、冬毛になったからもこもこ&もふもふなのよ〜。

そうよね♡ふかふかで抱っこしていても気持ちいい(^^)

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ママのおひざでなでなで♡ワタシも気持ちいいの〜

それでね、あたらしいワタシのベッドもいいけれど、寒くなったらパパとママのベッドが良いのよね〜♡だから、先にとっちゃうの(^^)/パパが後ろでニコニコしているけど、ワタシ見ないの。ここ、ワタシのだもん!

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じゃ、ねちゃうね。おやすみなさ〜い!

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