《ガマの油》リヒャルトシュトラウス「モルゲン」

ガマの油(自己分析)

 動画は

動画は

 -動画は代々木上原ムジカーザでの演奏です。
この曲、実は計画当初はヴィオラで演奏する予定でした。
オリジナル=原曲は、声楽とピアノのための曲ですが作曲家自身が「オーケストラと声楽」で演奏する楽譜を作りました。私たちのこの演奏は、そのどちらとも異なります。
もちろん、旋律や和声は変えていませんが旋律を演奏する「楽器」つまり、二人のどちらが演奏するか?を独自にアレンジしたものです。

 1種類の楽譜「だけ」を忠実に演奏することも大切なことです。作曲家自身が楽譜に書き残した「音」「楽器」を変えずに演奏するのであれば、特に考えることもなく楽譜の通りに演奏すれば何も問題はありません。
 一方で作曲家以外の人がアレンジした楽譜の場合、必ずしも楽譜通りの演奏が作曲家の意図した音楽に近いとは限りません。この「モルゲン」の場合、声楽とピアノの楽譜、ヴァイオリンとピアノの楽譜を入手できました。オーケストラと声楽の演奏はYouTube動画で視聴しました。
 それらの情報を整理しながら「リアレンジ」したのがこの演奏になります。
「原曲と違う」と言われればその通りです。元より成句が曲を楽器で演奏すること自体が
「間違い」と感じる人もいるかも知れません。
 私の持論になりますが、旋律と和声を変えない限り「音楽」としてまったく違う音楽にはならにと考えています。極論すれば、演奏する「人」が変われば、唯一無二の「音楽」が生まれるわけで、違う人が演奏する音楽とは別の音楽だとも言えます。
 クラシック音楽の大部分は「楽譜の通りに演奏する」音楽です。作曲家や楽譜を編集した人の「意図」を演奏者が読み解くこともクラシック音楽の特徴です。
 しかし考えればわかることですが、作曲家にしても誰かの音楽から影響を受けて楽譜を書いています。その楽譜を演奏者が「アレンジ」することも許されるのでは奈でしょうか。
 最後に、私たち二人の大好きなジェシー・ノーマンがオーケストラと演奏しているモルゲンをお楽しみください。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ヴァイオリニスト・ヴィオリスト 野村謙介

コメント

タイトルとURLをコピーしました