メリーミュージックブログ

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演奏会を外食に例えると

演奏会を外食に例えると

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 映像はヴィオラとピアノで演奏した「ふるさと」編曲はジャズピアニスト小曽根真さん。
YouTubeで偶然に見かけた動画から耳コピさせて頂きました。
今回のテーマは演奏会を「外食」もちろん様々な食事が出来る現代ですから、気軽に食事ができるお店も格式の高い(料金も高い)お店も外食に変わりありません。
 同様に演奏会と一言で言っても内容も金額も会場・開始時刻なども幅広いので外食と見ている一面があります。
 多くの演奏会、さらに多くの飲食店がある中で「期待」を持ちながら一つを選ぶのも楽しいものです。その期待は時に裏切られることもあり、逆に予想を超える満足感で思わず笑顔になったり「リピーター」になって同じ人の演奏会やお店に足を運ぶこともあります。
ファストフードや吉野家に新しい期待はあまり持たないものですが、普段行かないような懐石料理やフレンチのコース料理などには食べる前から楽しみがあります。
チェーン店で同じ味を同じ価格で「食事」として考えることもありますが、演奏がレトルト食品や冷凍食品のような「どこでも同じ」印象の演奏会には行きたくないですね。

 まず「費用と満足度」について。
食事の場合「料金」は店内の内装や食器と素材、手間が最も大きな要素になります。
演奏会の場合には会場の規模と立地条件で大きく変わる会場費、座席の場所(S席など)と出演者への報酬額で費用が決まります。その費用と満足度は提供される側=客・聴衆のお財布事情(笑)によりますが、少なくとも「相場」が関係することも事実です。
 次に「内容」の違いです。料理の内容や曲目を予め知った上で選ぶことが一般的です。
料理で言えば和食・中華・フレンチ・イタリアンなどの選択があります。クラシック音楽ならオーケストラ・独奏・室内楽などから選びます。
 さらに実際に出てくる料理・演奏曲ごとの「変化」も楽しみの一つです。
前菜やスープ、メインディッシュ、デザートと食べ進めながら味や食感、香り、口触りなどの変化もコース料理の楽しみです。クラシックコンサートでは?オーケストラの演奏会では多くの場合「前プロ・中プロ・メインプロ・アンコール」で構成されます。室内楽の場合にもプログラムの最後に「メイン」があり、アンコールで「締める」事が多いようです。

 演奏のプログラムとコース料理をまったく同じ観点で比較するのは無意味ですが終わった後の「満足感」と言う意味では非常によく似ていると思います。
 高級レストランと「おふくろの味」とを単純に比較するのも的外れですが、お金を払ってまで料理を食べる事とコンサートに足を運ぶ事もよく似ています。自宅や移動中に好きな音楽を選んで聴くことは、コンサートとは違った意味で楽しいものです。
 クラシックコンサートがすべて「高級レストラン」である必要はないと思います。ファストフードにも「大衆居酒屋」にも存在する意味があります。クラシックの演奏会にも「普段着で聴ける」ものがもっと増えることも大切だと思っています。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

ヴァイオリニスト・ヴィオリスト 野村謙介

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