映像は私たちの演奏「G線上のアリア」と「アニーローリー」と自然界の音を合成した映像…というより「音」です。ちなみにG線上のアリアはオリジナルの音声を85%の速度にしました。
今、私たちが生きる社会は常に何かに追われている気がしませんか?
ゆっくりと時間を気にせずに過ごす一日…時間を節約し能率を追い求め「コストパフォーマンス」がすべてに優先する生活に疲れているのは私たちだけではないようです。
企業で働く人も、本来なら遊ぶことが一番大切な子供さえも「無駄」を避けて結果だけを優先します。より速く簡単に多くの「成功」を手にすることを企業も学校も求めています。
インターネット、電子マネー、デジタル楽譜…何から何まで「機械」のお世話になって初めて生活できている事に慣れてしまった現代人。私は違和感を感じています。
もちろん「便利」だったり「らくちん」なのは良いことです。
お財布がなくても買い物ができて旅行ができて「便利」ですが「お金の有難さ」「貨幣の重さ」を忘れた人間になりたくありません。
カード決済が当たり前になって「現金」や「振り込み」は嫌がられるのは何故でしょう?
時代の変化だと片づけるのは簡単です。現金のやり取りよりカード支払いが「スマート」かも知れませんが直接、相手にお金を渡す・受け取るという行為が人間同士のコミュニケーションではないでしょか?
現行のATMで「硬貨」を扱えない場所が増えました。絶対に間違っています。
今も「1円」という単位までの金銭がある以上「硬貨」も立派なお金です。お札だけがお金ではありません。不景気な今、スーパーで1円でも安い商品を探す庶民で溢れているのに、銀行は「貨幣?困ります」って意味不明すぎませんか?
話がそれました(笑)が現代人の脳が疲れているテーマに戻ります。
音楽は人間の創り出す芸術です。一方で自然界の美しさは人間の英知の及ばないものです。
風が木々を通り抜ける音。鳥のさえずり。小川の流れる音。波の音などの「音」は人間を癒します。音だけはありません。空に浮かぶ雲。朝日の上る風景。夕焼け空の色。どれも人間と言う存在が地球、宇宙の中で生かされている事を感じさせてくれます。
現代では音楽と言えば静かな建物の中で聴くことが当たり前ですが、本来、人間が創り出す音楽は野外でもどこでも奏でることができて聴くこともできる芸術です。コンサート会場の「音」だけが音楽ではありません。人間の聴覚で聴くことのできる音は「音楽」になり得る存在です。音楽を聴くことで精神が穏やかになることがあります。人によって、その音楽は違います。自分の好きな「音」を聴くことで脳が穏やかな状態になる場合もあります。人によっては風の音を聴くと落ち着かない人もいます。波の音が怖い人もいます。鳥の鳴き声が嫌いな人もいるでしょう。自分の好きな音、音楽を探す時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ヴァイオリニスト・ヴィオリスト 野村謙介
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