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あなたの夢は?

あなたの夢は?

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自宅でテレビの取材を受けた際にインタビューでディレクター女史から「今後の夢は?」と質問されました。いつもの事ながら(笑)質問の内容も当然の事で私の答えも考えていませんでしたから、とっさに「夢…」と頭の中に色々な夢が思い浮かびました。
インタビューになんと答えたかあまり定かではないので(笑)放送を見直しますが、以前似たような質問を受けた時に「今日を精一杯生きること」的な(笑)答えをした気がします。
今回の取材は私の生まれつきの病気「網膜色素変性症」の症状の一つである夜盲症を持つ患者が使うために開発された「MW10」と言うメガネ型の特殊器具についてのものでした。
ディレクターの期待している答えを想像しつつ、現実に私たちが日々感じる不安…進行する病気で失明する可能性が高い事を知っているので「見える」事の有難さをテレビを見る人に伝えたいと考えて答えました。
今現在出来ることを楽しみたい。少しでも見える今が一日でも一週間でも長く、今の状態が続いたらいいなぁと言う「夢」もあること。その生活のクオリティを高めてくれる器具の開発に関わり製品化された暗所視支援装置に感激したことなどを話しました。

幼い子供が「大きくなったら」と夢を話す時、純粋に憧れている「将来の夢」を話しています。現実的な将来ではなくまさに「夢」ですね。昔ならテレビや漫画のヒーローに憧れる時期がありました。少し大きくなると職業として憧れる「大人」の姿、バスの運転士とか飛行機のパイロット、総理大臣(今の子供は言いそうにない(笑))だったり。

ヴァイオリンを弾く人になりたい…そんな夢を持つ子供に大人、親、指導者はどう?答えるでしょうか。「頑張ってね」「きっとなれる!」と励ます人と「でも他にももっと言い仕事が見つかるよ」「練習が大変なんだよ」と否定する人に分かれます。もちろん子供の年齢にもよります。家庭の環境にも影響されます。「夢を諦めないで」と言葉で言うのは簡単ですし素敵な事だと思います。すべての子供にそう答えてあげたいと思います。

子供の夢は「コロコロ変わる」場合が殆どです。大人にすればいちいち真剣に考えずに「そうだね~」と軽く受け流すのが現実だと思います。ただ「進学」を考える時期になると大人のいう事が「突然」現実的な立場になってしまいます。「なにを夢みたいなことを言ってるの?」と無残な程、子供の夢を否定するケースがほとんどです。もちろん例外もありますが。

子供…何歳までが子供でしょうか?実際の親子と言う関係では、いつまでも「親と子」ですが、それ以外の場合の「子供」の定義は様々です。電車やバスの運賃では中学生から大人料金。日本で成人と認められるのが18歳なのか20歳なのか事案によって違うのは如何なものでしょうか?お酒とタバコは20歳から。選挙権は18歳から。違和感があります。

時代によって「子供と大人」の境目の年齢が大きく変わりました。昔は15歳になれば立派な大人として扱われていました。江戸時代の「子供」と現代の「子供」に夢があることは変わらないはずです。ただ昔は生まれた環境で大人になった時の生活が決まっていましたから「夢」を見ることも難しかった時代です。現代の日本で「生まれ」は関係ないはずですが家庭環境や経済的な格差は子供が選べるものではありません。

大人になってからでも夢を叶えること忘れずにいたいと思います。
子供と違って現実をネガティブに考えるのが大人の悪い癖かも知れません。
もう年だから…今更…あと何年生きられるかわからないから…
すべて「思い込み」から自分の夢を否定的に考えた言葉です。子供とは違い身体的には出来ないことが増えますが、子供にはない「経験」と「知識」が私たちにはあります。学習能力を単に記憶力と勘違いする大人がいますが新しい事を覚える事が難しくなっても新しいことに挑戦し、初めての感動を体感することは「いくつになっても出来ること」なのです。
自分の力だけで叶えられなくても、技術の進歩や他の人の力も借りて感動を得ることが出来ます。
事実医学の進歩で人間の生きられる時間は飛躍的に長くなりました。身体の不自由さを補助する器具も日々進化しています。また自分が出来なくなった事を誰かに伝えることも、同じ環境に悩む人を助けることにつながるかも知れません。見えない人の不自由さを見える人に伝えることも誰かの夢を叶えることにつながります。
夢を持つことを最後の時まで忘れずに生きていたいと思います。

ヴァイオリニスト・ヴィオリスト 野村謙介

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