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「美しい音」と音の三要素

「美しい音」と音の三要素

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動画はヴァイオリンとピアノで演奏した「ふるさと」
どんな音楽でも「音」が使われます。当たり前ですが…。
「音の三要素」は一般的に以下の三つを言います。
1.音の大きさ
2.音の高さ
3.音色
これを見て「あれ?音の長さは?」と感じますが、音の長さは「聴こえる音の高さと大きさ」の組み合わせによって決まる者なのです。
さらに「音色」とは?
おんしょく・ねいろ。どちちの読み方も間違っていません。
一見すると非常に抽象的で「色」と言う文字から音を何かに比喩した言葉に見えます。しかし音色は間違いなく三要素の一つなのです。むしろ他の二つより複雑で表現の難しい要素でもあります。

音を分析する時「1.音の大きさ」は「音圧」で表します。大木の場合は「デシベル」と言う単位で表されます。
次に「2.音の高さ」は「空気の振動の速さ」を数値で表す場合と、「ドレミ」などの音に付けた名前=音名で表す場合があります。
一秒間に空気が振動する数を「ヘルツ」と言う単位で数値として表すこともあります。
ちなみに現代のA=ラの音は442ヘルツが一般的です。昔は今よりもずっと低い音の高さ=少ない空気の
動数のA(ラ)で演奏されていました。
最後に「3.音色」の表現に「単位」があるでしょうか?
実はありません。例えば2丁(2台)のヴァイオリンで、それぞれが「442ヘルツのA」を同じ音量で演奏した場合、音色は異なったものになります。高さも強さも同じなのに「音色」だけが異なる…。
そもそも音色ってなんでしょう?
音色を分析する時「周波数特性=音に含まれる異なった高さの小さな音の含まれ具合」を計測するする測定装置「スペクトル・アナライザー」を使用します。簡単に言えば「音色」は「周波数特性」だとも言えます。
442ヘルツの音として聴こえる=周波数が表される場合でも、442ヘルツの音より高い音や低い音が含まれていても「A=442ヘルツの音」といえるのです。
442ヘルツの音だけの「音色」は、音叉を叩いた時の音です。
人間の声は「声帯」が振動して作られた音が、身体の色々な部分を振動させ、共鳴して「声」となります。声を出す原理は皆が同じなのに、同じ声=音色の人は非常に少ないのです。同じ性の家族、例えば父と息子や男兄弟の声はよく似ています。声帯や骨格が似ている事が理由の一つです。

最後になりましたが「美しい」と感じる音…。同じ音を聴いた全員が「美しい」と感じることは確率的には非常に低いものです。
人間は「美しい!」と感じることのできる生物です。
さらにそのことを言語化する知能を持っています。
もし、他の生物が同じように美しいと感じる感覚があっても
下の動画は私のヴィオラとと浩子さんのピアノで演奏しTあドボルザーク作曲の「私に構わないで」の映像です。元の音声と「周波数特性」=音色を機械的に変化させたものを聴き比べられるように作りました。
生の演奏では、こんなに違う事はありませんがホールの響きや、楽器のコンディションによって、同じ人間が同じ曲を演奏しても音色は変わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ヴァイオリニスト・ヴィオリスト 野村謙介

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