はい。明日が本番のヴァイオリニスト・ヴィオリストです(笑)
右手の人差し指を弓に当てる位置を変えます。
本番、明日だけど。
ヴァイオリンを久保田良作先生に師事して以来、約50年間変えて来なかったことを本番前に替えます。
リスクがゼロではないのは承知の上です。それでも!弾きながら気になったことなので、思い切って。
細かく言うと?今まで右手人差し指の「第2関節」に弓を当てていました。
指には明らかにその部分に出っ張り=弓だこがありますが、それを約5ミリから1センチ指先よりに弓を当てる変更です。
今までの位置は右手人差し指の中で、固く強い場所です。移動した場所は。そこよりも少し柔らかい場所になります。
大きな変化は「弓と掌の角度」が変わることと「人差し指=弓の毛への圧力のかけ方が弱くなる」こと。さらに右手親指の曲がり方が少し減ることになります。
弓先では力=弓への圧力をかけにくくなりますが、弓元では圧力のコントロールが容易になります。先日のブログで書いた「弓元での癖」を矯正する中で試行錯誤した結果にたどり着いた変更です。
たった1センチの差ですが、掌から弓が遠くなった感覚です。そのことで悪影響が出るのかな?と心配しながら試していますが今のところ、良い影響だけを感じています。写真はデュオリサイタル15もみじホール城山での私の写真と、恐れ多くもミシェル・オークレール女史の写真。どちらも映像から切り抜いたためブレブレですが(笑)自分にしか感じない「大きな変化」です。
吉と出ようが凶と出ようが、これも修行です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ヴァイオリニスト・ヴィオリスト 野村謙介