映像はバッハ/グノーの「アヴェ・マリ」を演奏したときのものです。今回のテーマは主にクラシック音楽の演奏会に行きなれていない人にも良く聞きに行く人にも考えてもらえたら嬉しいな…と言う内容です。もちろん私個人の「私見」ですのでご理解ください。
結論を先に述べるなら「思いやり」と「感謝・敬意」さえ忘れなければ難しい事ではない!という事です。
演奏会の聴き方に厳格なルールや罰則は「ほとんど」ありません。一部「肖像権」「演奏著作権」に関する法律が適用される一面がありこれは「守らなければいけない」規則です。もちろんホール=建物の中であれば管理する組織や団体が決めた「規則」もあります。客席での飲食の禁止や喫煙、危険物の持ち込みなどは条例などにしたがって責任者が来場者に伝えなければ責任者が罰せられることもあるため来場者として守るべき規則です。
多くのクラシック演奏会で開演前にアナウンスがあります。
アラームや電子音が出ないようにと言うお願いは来場者同士、演奏する人への配慮です。撮影や録音のお断りは主催する人と演奏者の判断で「許可」されるケースも稀にありますが周囲の聴衆への配慮は当然必要です。
ここからが「暗黙の」部分です(笑)
・演奏中に客席から移動する
・演奏中に客席ドアを開けて出入りする
・くしゃみや咳を遠慮なく=音を抑えずにする
・大きな物音をたてる
・演奏真や演奏後に拍手をする
・演奏者がステージがら袖に出た後もアンコールを求めて拍手する
・演奏中に居眠りをする
・演奏が気に入らなかったので敢えて拍手をしない
・演奏が気に入ら鳴ったので「ブーイング」する
・演奏が素晴らしいと感じたので「ブラボー!」と叫ぶ
・演奏後に立って拍手する
さぁ、皆さんは上の中で「これはあり」「なし!」と言う項目Gあありますか?程度問題は前提としてありますが。
実際のところ、これらはすべて厳格な決まりはありません。当然、罰則もありません。さらに言えば時代や演奏する国や地域による文化の違いで「当たり前」だったりすることもあります。
一つの例で言えば生理現象である「咳・くしゃみ」が我慢できない時は誰にでもあり得ます。体調が良くでも我慢できない場合だってあります。一生懸命に我慢して我慢して「無理!」と思ったら?ハンケチか洋服ででも鼻と口を覆って出来るだけ小さな音で咳を舌とします。それを「マナーが悪い!」と片づけるのは簡単ですが…人それぞれ感覚が違います。小さな物音でもうるさいと感じるも演奏者や聴衆もいます。
現実にあった事ですが演奏中に携帯電話の呼び出し音がなってしまったり、客席で咳をした人がいて演奏を中断したコンサートがあります。人間誰でも失敗することはありますよね?電源を切った「つもり」だったのに鳴ってしまったり咳がどうしても我慢できなかったり。
「ブラボー!」も演奏の「余韻」を楽しみたい人、他のsんでもらいたい演奏者にとっては「うささい!」としか感じられません。「私はこの曲の終わりを知っているんだ。えっへん!」(笑)そんなに自己主張したければ自分で演奏するか自宅のCDで存分にやって欲しいと思うのは私だけでしょうか?
海外のクラシックコンサートで演奏に不満だった聴衆が演奏後に簿ブーイングし、足を踏み鳴らしたという事が何度もありました。
会場の聴衆「全員」が本当に不満だったのか?疑問です。少なくとも不満の意思表示を他の聴衆に押し付けるような行為は社会人として大人としてどうなの?とも思います。
演奏後に拍手しないことで不満を表したり、演奏後すぐに席を立ち客席から出ていく行為。部妙ですが拍手は「良かった!」「満足した!」「演奏を聴かせてくれてありがとう!」と言う気持ちの表現だとすれば「拍手しない」ことも表現する自由があると思います。
演奏する側から考えれば演奏後に拍手が「まばら」な状態で聞こえれば自分の演奏が気に入られなかった…と感じるものです。拍手の仕方にルールはありません。ましてや「拍手の速さ・大きさ」は人によって違って当たり前です。ひとつ言えるのは客席から演奏者への「感謝」を伝える方法は拍手しかないことです。良かったと思えば精一杯の拍手をするのは良いことだと思います。
アンコール。これも価値観の違いがあります。ポピュラーのライブでもクラシックコンサートでも「慣例」として行われる事が多い=ない場合も当然あります…だけの事です。特に初めてライブやコンサートに行って「プログラムが全部終わった」から拍手して席を立って帰ろう「と」思ったのにみんなずーっと拍手している状態は?むしろ気の毒だと思いませんか?慣例だから…と言えばそうかも知れません。
これも「程度」問題だと思います。私が指揮をしたり演奏するコンサートではプログラム最後の曲を演奏し終わったら、礼のお辞儀ををしてすぐに客席に向かって「もう1曲だけアンコールで演奏してもよろしいですか?」とお声を掛けます。この一言で「帰りたい」方は堂々と退席できますし、聴きたいと感じた方はその場に残ることが出来ます。演奏する側の「思いやりと感謝」だと私は思っています。これが「正しい」と言うつもりはありません。
主催する側と演奏を聴く側がお互いに共通した「理解」があれば良いことです。どちらかが高圧的だったり「上から目線」になるのは双方にとって不幸な事だと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ヴァイオリニスト・ヴィオリスト 野村謙介
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