今日は発表会のための伴奏あわせでした。朝一番のレッスンだったYちゃんも、発表会に参加することになりました。
写真は夜の伴奏あわせの様子。ボクがレッスンを受けているみたいで面白い!ヴァイオリン13人分のレッスンと伴奏あわせをしました。
明日は定休日。ゆっくりします!
チャルダッシュ弾いてます
中学3年のHくん。今回の発表会には彼と同じ学年の生徒さんが4名演奏します。男子は彼一人ですが。
毎回1時間のレッスンを受けてくれています。レッスンに通ってき始めた当初は、無口でまじめ…という印象でした。
もちろん、至って真面目で勉強でも「5科目98点以上取りたいのでレッスンお休みします」と…なんだか人間が違うんです(笑)でも
本当にその点数が取れるHくんはすごい!
その彼が弾いて見たかったというチャルダッシュ。実はそんな難しくない面もあります。コツさえつかんでしまえば。
で、以前一度、完成してサラサーテのツィゴイネルワイゼンに悪戦苦闘(爆笑)していたのですが、
今回、初めて発表会に出ることになって「何を弾く?」と聞いたら「チャルダッシュにします!」
とってもユーモアセンスがあって、笑いのネタも通じるし、笑顔の素敵な男の子だったんです。
で、今日のレッスンで一日早い伴奏合わせ。まだ、構え方に昔の癖がでますが、これも時間をかけて矯正していきます。
土曜日フル稼働
現在、駅前教室でピアノレッスン中です。毎週土曜日はレッスンがびっしり、立て込んでいます。
今日も朝10時のレッスン開始から駅前、原宿南で連続レッスンです。
写真の二人は姉妹です。妹のNちゃんとお姉ちゃんのSちゃん。二人とも29日の発表会に向けて追い込みです。
明日は伴奏あわせ。Nちゃんはザイツのコンチェルト3番第1・第3楽章、Sちゃんはクライスラーの序奏とアレグロ。この姉妹に限ったことではありませんが、私たちは「お決まりレッスン」は決してしません。
教える先生の経験が浅かったり、技術がないと「マニュアルどおり」のレッスンか、自分が習ったことのある教本だけを何とかの一つ覚えのように教えたりします。実際にはよく見かけます。ネットでもそういったレッスンを自慢げに公開している先生に遭遇して驚いたりします。
姿勢や、持ち方について、私は自分の師匠である久保田良作先生の教えを守っています。
その技術を習得する道はとても大変なものです。趣味で習う人にとってはさらに厳しいものです。
ですから、生徒さんの自宅での練習状況を見極め、各生徒さんの癖や特性を見抜き、その都度必要な指導を繰り返します。写真を見てもわかるように、姿勢も持ち方も、まだ二人とも未完成です。今二人が最優先で取り組む課題が他にあるからです。レッスンは教本があれば出来るものではありません。ヴァイオリンやピアノが弾ければれ教えられるものではありません。教室選びは生徒さんの一番大変な作業のひとつでもあり、上達するかしないかの分かれ道でもあります。
初レッスン
本日、中学三年生の男の子、Tくんの初レッスンでした。ギターは弾いたことがあるという真面目な少年。ギターのフレットの話や、ギターとバイオリンのチューニングの違いなど、彼のわかりやすい事からアプローチしました。一時間レッスンで、月に二回のペースになりそうです。弾けるようになりたい曲もあって、上達も早そうです。
明日は朝から夜まで駅前教室と原宿南教室は、、ほとんどフル稼働です。生徒の皆さんのやる気に応えるのがボクたちのお仕事でもあり、楽しみでもあります。
習い始めの年齢について
新学期も始まり、これから新しくピアノやヴァイオリンを習い始めるご家庭も多いようです。当教室にもお問い合わせが多数届いています。ありがとうございます。
ところで、お子さんが小さい場合の話ですが、「何歳からできますか?」と聞かれることがあります。
結論から言えば、レッスンを受けられる状態、つまり、こちらの話している言葉の意味を子供が理解できることと、なによりも、「習うこと」の意味をご家庭で親御さんが教えられるか?できないか?です。
言葉の壁は、こちらも月齢、年齢に合わせ、また個人の成長に合わせてお子さんの理解を確かめながらレッスン出来ます。
が、お子さんが人から何かを習ったことはないのが普通です。初めての習い事であることが多いのですね。
その場合、お母さんもご自分のお子さんが習うのを体験するのも初めて。ここが問題です。
「私(お母さん)は音楽を習ったことがないのですが…」というお母さんがほとんどです。これは問題ありません。
むしろ問題なのは「習い事の基本」をお母さんも勉強する意欲があるか?です。
習い始めより、継続が難しいのが音楽です。ご家族の理解がなければ、お子さんの能力を高めることはできません。
心に残る風景
教室で珈琲をどうぞ
弓の持ち方矯正
きらきら星変奏曲
お祖父様からお孫さんへの贈り物
今日のレッスンでの感動秘話です。
生徒さんのお祖父様が今月11日に他界されたのですが、
そのお祖父様が2009年、がんに侵されてから趣味でヴァイオリンを作り始め、
がんの進行で楽器を制作することも厳しくなりながら、259ページに及ぶ「ヴァイオリンを作ってみませんか?」という本を書かれたそうです。その大切な一冊をいただきました。エンジニアだったお祖父様は66歳という若さで天に召されたのですが、お孫さんである生徒さんに、楽器を弾いて欲しくてこの本を書き上げられてちょうど一ヶ月でした。生徒さんはまだ小学3年生ですが、きっといずれこの本の重さがわかるでしょう。およそ趣味の本には思えないものです。表紙の絵は生徒さんが幼稚園の時に、お祖父様が1号機を作られたのを描いたものだそうです。本人は「恥ずかしい」と言いますが、ボクの日記の挿絵と比べると…すみません。落としました。
感動するお話でした。